マウスの激安WindowsタブレットWN891オフィス込

2015年7月13日

マウスが激安でWindowsタブレットを拡販中。

価格は税込の送料込で約3万円。それだけなら驚かないけれど、MSオフィスが入っておりキーボードまで付いているのだから訳が解らない。マウス以外でも販売している辺りもいつもと違う。

適当に見て参りましょう。

マウスの激安WindowsタブレットWN891が約3万円

物はこちら。

WN891

販売は何故か楽天市場からとなっており、マウス公式からの直販では無し。おそらく楽天で1位を狙えるなど、直販より宣伝が容易なのだろうと見ております。

今回のマウスがいつもと違う点は、直営的な場所以外でも販売しており、価格コムを見ると様々な店舗で販売中。価格からして転売では無く、マウスから仕入れて売っているのでしょう。

WN891価格コム

source:価格.com - マウスコンピューター WN891

Amazonを見るとマウスが在庫をAmazonへ置いており、それ以外は各ショップが在庫している状態。29,800円を切るショップも有るならば、一体マウスはいくらで卸しているのか気味の悪い安さ。

主な仕様を一覧。

  • OS:Windows 8.1 with Bing 32ビット
  • CPU:Atom Z3735F(1.33-1.83GHz、4コア、2MB、SDP2.2W)
  • グラフィック:インテルHDグラフィックス ※CPUに内蔵
  • メモリ:2GB(PC3-10600 DDR3L)※オンボード
  • ストレージ:32GB eMMC
  • 有線:USB2.0x1、電源用micro USBx1、micro HDMIx1
  • 無線:IEEE802.11b/g/n、 Bluetooth 4.0 + LE
  • モニタ:8.9型 WXGA光沢液晶(解像度:1,280×800
  • バッテリ駆動:約6.0時間
  • 重量:本体 約481g/キーボード・カバー含め 約776g
  • その他:64日本語キーボード・タッチパッド ※USB接続
  • オフィス:Microsoft Office Home and Business 2013

いかにもなタブレット構成。

Windows 8.1はもちろんwithっており、メモリ2GBとストレージ容量が少ない事も有り32bit版なのでしょう。メモリ4GB以上、ストレージ2TB超えとか出来ないので問題無いかと。

省電力重視でCPUはAtom Zを搭載。SDP2.2WはTDPとは違い、タブレットのような端末の場合はフルパワーになる事が少ないとして、普通に使えばこのくらいのような意味。

パソコンとして見た時に貧弱な点はUSBは2.0が1本のみ。タブレットとして使う事を前提とし、キーボードがUSB接続な時点でUSBは無いと思った方が良さそうですな。

記載しなかったけれどカードリーダは当然搭載しているので、ストレージ容量として追加可能。メモリがオンボードだとか、ストレージをSSDなどと書かず素直にeMMCと表記している辺りは好感が持てるところ。

約9型のタブレットとしては重量がやや軽いか普通か。キーボード装着時に800gを切れる点は優秀かと。バッテリ6時間は短い気がするけれど、価格を考慮し3時間で充電出来るならばこんなものでしょう。

しかしオフィス付が意味不明。付けるなという意味では無く価格が変。

 

なぜ3万円という価格設定がおかしいのか解説

タブレットの本体以外の部分。

  • OS:Windows 8.1 with Bing 32ビット
  • オフィス:Microsoft Office Home and Business 2013
  • その他:64日本語キーボード・タッチパッド

withっている8.1はマイクロソフトが安い低性能PC向けにタダまたは叩き売りしているライセンスなので、ここは無料と見るが妥当。但し、販売している8.1のDSP版は約1万円。

Windows 8.1 DSP版の価格

source:価格.com - マイクロソフト Windows 8.1 32bit DSP版

そして今回最大の意味不明は、丸ごとの29,800円でオフィスは無理な点。パッケージならば最安2.8万円相当。

MSオフィス2013H&Bの価格

source:価格.com - マイクロソフト Office Home and Business 2013

BTOのカスタマイズでも、Home and Businessクラスは2.5万円くらい。WordとExcel、Outlook以外にPowerPointまで入っているやつ。おまけでOne Noteも。

強引にProfessionalのアカデミック版にしても2.3万円なので、これらMSファミリーのみで普通は3万円を切れない。オフィスが付くと一般的には2万円は盛られるので、Windowsがタダだとしてもオフィスは旧来のライセンス料では無理が有る。

というわけで、おそらくMSは安物低性能PC用にオフィス2013までタダに近いライセンス料で垂れ流し始めたと予想出来るところ。

他にも税込で送料込なので、29,800円が税別表記ならば27,600円くらい。いつものマウスならノートPCでさえ送料3千円も取るので約24,600円。タッチパッド付キーボードは無線では無いけれど純正品カバーの価値有りとし4,600円程度とするなら2万円。

という逆算にすると訳が分からなくなって来たので話を戻すと、性能からしてタブレットが1.5万、キーボード付カバー5千、Windows1万、オフィス2.5万の価値とするなら4.5万円+送料でマウスなら49,800円で売っていそうなレベル。

それは言い過ぎか。しかし29,800円込込は有り得ないコスパ。

パソコン工房でも似たタブレットを発射準備中

マウスと同じ物かと思えばやや違う御様子。

iiyamaタブレット

仕様を見ると、重量、サイズ、バッテリ駆動時間が違う程度で性能は同じ。1インチ小さいので別物。

送料無料だけれども税別。込にすると22,464円となり、マウスの方はキーボードが付くので要らないなら7千円以上安いこちらか。オフィスも付いている、と思いきやそれは別機種で税込27,864円。

8P1150T

キーボードとオフィスが要らないならオフィス無しの方がマウスより9千円安いけれど、オフィス要るなら2千円差でキーボードの付くマウスが良いでしょうな。

こちらもオフィス入りは激安だけれども、マウス側の安さで霞んでしまった感。

 

最近の激安パソコンはCPU性能に注意(まとめ)

最近の低価格PCで「またお前か」と都度思う、Atom Z3735Fの搭載。

私の2万円棒PCもZ3735Fが搭載されており、体感での性能はCeleron並か以下。いくら4コア有ろうとも4コア言いたかっただけちゃうんかと問い詰めたくなるほど低性能。

ストレージの32GBや、メモリ2GBがどのくらい低容量かは何となく分かる人が多いかも知れないけれど、CPUは見方を知っていても体感までは私も使ってみなければ判らなかった。ちなみに不満が有るわけではございません。

これらを購入して満足している人は、Atom、32GB、2GBがどの程度か遊んでみたく、想像より快適で何とかなりそうな人が高評価しており、ノートパソコンとしても使えるタブレットを期待した人が低評価。

タブレットでブラウザをフルスクリーンにしたシングルタスクならば充分。しかし、デスクトップ画面で色々何かやりたいならお勧め出来ない、そういう意味では中~上級者向けがAtom搭載低価格タブレットPC。

一時期流行ったネットトップやネットブックのようなものでしょうな。当時との違いは、CPUやストレージがそれなりに進化し、Windowsやオフィスがタダ同然のようなので手を出してしまい易い。

しかしマイクロソフト、Windowsだけでは無く、オフィスのパワポ入りまで投げ始めるとは、相当Googleなどの競合に焦っているのでしょう。潰れない程度に適当に頑張って欲しい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(5)

仕事でシーケンサ用ローダーとして、割り切って使えるならいけると思います。
ただ、いかんせん今使ってるソフトが8に対応していないし、対応版買うと10万ぐらいするので、実質無理ですね。
業務用ソフトは高いですから、ソフトを更新するタイミングと合えば良いんですけど。
ただし、モニターが小さいんであくまで現場でのオペレーション用です。
ラダーを書く時は、画面が大きくないと使いづらいですから。

なにこの裏で糸ひいてる存在どころか

糸が丸見えマリオネッツメン祭り。(ネッツメンのほうが優勢

レビューを参考にすると、キーボード付きのケースは、タブレット受け部の角度調節ができない模様。膝の上に乗せてタイピングするのは難しいでしょうね。


>オフィス:Microsoft Office Home and Business 2013
課金制のOffice 365でないのは嬉しい所。ただし、8.9型という小さな画面で仕事をする訳でもなし。PowerPointが付属のHome&Businessを載せる利点は不明。

>Atom Z3735F
>体感での性能はCeleron並か以下
私の体感だと、明らかにCeleron未満ですね。Celeronの2コア1.7GHz辺りを100とすれば、Z3735Fは60~80くらい。特にタブレットは負荷が掛かると熱くなり、同時にCPUパワーがダウンするため、パワーが必要な高負荷時にパワーダウンする、というやきもきする環境に直面します。


別方面からの見方とすれば、ユニットコムやMCJが桁違いの誤発注でタブレットを大量に余らせてしまったため、MSに協力を仰いで叩き売りしている、と万が一にも無さそうな予想ができないことも無いです。

>タブレットでブラウザをフルスクリーンにしたシングルタスクならば充分。
あくまでもタブレットだと思えってことでしょうねw メインPC代わりのモバイルノートPCとして使うには不十分w

>相当Googleなどの競合に焦っているのでしょう
その割にはChromebookが売れているようには見えませんがw

マイクロソフト、MSNブランドの一部アプリを廃止へ - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/service/35067266/
>「MSN Health & Fitness」「MSN Travel」「MSN Food & Drink」
Windows 8.1にもこれらのアプリは入っていたけど、10では消えていましたしw

【Infostand海外ITトピックス】Nokia買収の減損処理と人員削減 「Windows 10」にかけるMicrosoft - クラウド Watch
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/infostand/20150713_711348.html
結局携帯事業はうまくいっていないようでw

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

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コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

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昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

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※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。