Windows8シェアの伸び率はVista以下で7の1/3程度

2013年2月 7日

コンピューターワールドで興味深い数値を発見。

タイトルにした通り、Windows8のシェアはVista以下らしく、更に当サイト内のみになるけれど計算した所、発売後から3ヶ月の伸び率は7と比較すると1/3くらい。想像よりひどいのでグラフ化。盛り下がって参りましょう。

Windows 8のメッキが剥がれて行く様子をご覧有れ。

Windows8のシェアの伸びはVista以下らしい

元記事はこちら。

苦戦するWindows 8、使用シェアの伸びはVistaを下回るスローペース | Computerworld
http://www.computerworld.jp/topics/619/206330

Vista発売当初は、XPの次という事で期待している人が多かったかも知れないけれど、動作要件を見た普通の人は避けたでしょう。

私は当時、現役でBTOパソコンメーカーの修理現場に居り、要求スペックの異様な高さから「これは自分には無理だ」と感じておりました。

具体的には快適に使うにはメモリ1GB以上必須、2GB以上推奨とか。当時1GBは512MBx2でも万円単位。金持ち用Windowsと解釈。

しかしそれを知らない一般ユーザは新Windowsを待っていた、飛び付いた人も多いと予想。XPが出てあまりにも長く、更に改良されていると期待して。

Vistaはこのような状況であったと考えられ、8の発売時より盛り上がり、警戒もされていなかった、と考えると後から失敗と判ったVistaと8を今となって比較するのは酷かも知れない。

本文を上から引かせてもらいます。

マイクロソフトは「ライセンス販売はWindows 7同様に好調」と言うが…

Windows8やPCの出荷、販売数では無く、ライセンス販売。マイクロソフトは金額とは言っておらず数量なわけですな。

ライセンスはすぐに使わなくて良い物なので、前売りしてしまえば7同様に好調と言えたのでしょう。PCユーザへはアップグレードの叩き売り、PCメーカーには先行のまとめ買わせ。

7はVistaに似ており警戒する人も居た為、前売りしてなお7同様という表現では、8は大した事が無いとマイクロソフト自らが言っているようなもの。

今回の発表データがどこを指しているか。

米国Net Applicationsが公開した1月のデータによると、この1カ月間におけるWindows 8の「使用シェア」の伸びは、Windows Vistaのそれを下回っている。

1月の1ヶ月間なので10~12月は入っていないご様子。1ヶ月だけでどうやってVistaより下と結論付ける事が出来たかは次。

同社顧客である数万のWebサイトに対するユーザーのアクセスをモニターしており、そこからOSやブラウザの使用シェアを割り出している。同社の数字は販売数ではなく、実際に使われているOSのシェアを示している

規模が違うだけで私が当ブログで月に一度やっている、当サイトのWindowsシェアのデータ公開と同じと思われる取り方。

Windows 8を使用しているPCはWindows PC全体の2.5%で、(中略) Windows 8/RTタブレットのわずかな数字を加えても、1月の使用シェアは2.6%

さすがにRT(ハードウェアがタブレットPC仕様)をWindowsシェアに入れると厳しいと思われ、しかしそれを除いても発売3ヶ月目で2.5%はひどい。

今、当サイト1月のアクセス解析を見ると8の割合は4.87%と高め。何が違うか本文を読み進めると、Net ApplicationsはOS全体の内で8の率を算出している可能性大。私のデータはWindows内のみ。

Googleのアクセス解析の仕様なので、Net Applicationsと合わせる為に手動で計算し直したものが以下。酔っており計算を間違えるかも知れないのでソースも。

  • OS全体のWindows率・・76.99%
    • 7・・55.26%
    • XP・・29.92%
    • Vista・・9.49%
    • 8・・4.87%

Windows4種類のバージョンそれぞれに0.7699を乗算し、1-0.7699をその他(etc)としてグラフ化。

os-share-windows-8-7-vista-xp-2013-01.gif

8は約3.8%、という事で若干下がりNet Applicationsの数値に近付いたけれど、日本では多いのかも知れない程度としか言えませんな。

だいたいXPと7の割合が海外とは全然違う。日本よりLinuxユーザが多い事も原因かも知れない。

ここが要点ですな。

Windows 8の2.6%という数字は、一般発売から3カ月経過した時点で3.3%の使用シェアを獲得していたWindows Vistaに後れを取っていることになる。

さらに、両者の獲得シェアの差である0.7ポイントは、その1カ月前の0.3ポイント差よりも拡大している。

発売2ヶ月目より3ヶ月目の方がVistaとの差が開いたと。

しかしVistaの発売時期は1月末なので3ヶ月後は4月。年末商戦をまたいだ8より、時期的にVistaの方が状況は不利なはずなので、公開データより8は更に下とも考えられましょう。

当ブログでもVistaと比較してみたいけれど、当時はまだBTOパソコン.jpは無かったので不可能。しかし、7なら可能。

Windows 7の場合、発売後3カ月たった時点での使用シェアはWindows全体の8.2%だった。現在のWindows 8と比べると、同じ期間で3倍ものシェアを獲得できていたことになる。

これをやってみましょう。

Windows7と8の伸び率を当サイト内データで比較

BTOパソコン.jp、携帯サイトを除くブログ部分より、2012年11月から3ヶ月間のデータ、と行きたいけれど、複雑になっているので先に3年分のグラフをどうぞ。

Windows7-vs-8-36m.gif

x軸の数値の単位は「ヶ月」。左端が1ヶ月目、右端は36ヶ月(3年後)。Windows7はそのまんまで発売から3年分の推移となっており、8は3ヶ月分。

では12ヶ月へ変更しデータを追加。

Windows7-vs-8-12m.gif

水色の棒は、単純にWindows7率-Windows8率を出した比較。

3ヶ月目(2013年1月)を例にすると、(数値は見えていないけれど)、7の13.01%から8の4.87%を引き算し、-8.14%という事。

グラフの開き具合を見ると8が離されて行くようなそうでも無いような。3ヶ月ではまだ予想は出来ませんな。

では最後に3ヶ月分とし、更にデータを追加。

Windows7-vs-8-3m.gif

オレンジは水色で出した7と8の差を、更に前月から引き算しております。要するにオレンジがプラスになれば、その月は8の伸び率が7より良く、逆なら悪かったというもの。

水色のマイナスが伸び続けたり、オレンジのマイナスが多くなるほど8は7よりダメなWindowsと言えるかも知れない。

気になる箇所が有ったのでついでもこれも。

たしかにMicrosoftはWindows 7と同等のWindows 8ライセンスを販売しているものの、そのライセンスの大半はOEMメーカーや小売店の倉庫に眠っていて、Net Applicationsが実測する使用シェアとしてはカウントされていないのではないかと推測

日曜のまとめ記事で書いたけれど、マイクロソフトの四半期決算は3%の売上増で3%の減益、但しWindows部門は24%売上増なので全体の売上と矛盾しており、Net Applicationsの実測と矛盾するなら前売りしたはずと言えましょう。

ラスト、予想屋IDCの中の人いわく。

「タブレットはユーザーがPCで過ごす時間を浸食している。同時に、デスクトップPCやノートPCの売上も奪っている」と指摘

本当にそうなのか、まとめへ。

 

シェア伸び悩みの本当にWindows8が原因か?(まとめ)

Windows8の販売数やシェアという点で見ると、8が原因でPC出荷台数などが落ちていると見えるけれど、世界的に騒いでいるポストPC(パソコンに取って代わる)も影響していないとは言えないでしょう。

要するにタブレットPCやスマホなどの携帯端末がパソコンの代用とされ、パソコンの出荷台数が減少しているというもの。

これもPC出荷台数という点で見ると直結出来なくもないけれど、個人的に8が原因としている理由は以下。

  1. PC出荷台数は2013年11月から減少(8は同年10/26発売)
  2. 2012年10-12月は過去4年間で初のPC出荷台数前年割れ※ソース忘却
  3. タッチパネル不足、搭載すると高額化が原因で製造数そのものが少ない

2はどこで見たか忘れたので噂程度としスルーを。

1はiPad miniが発売された時期とかぶっている、というお便りをもらったけれど、それだけでPC出荷台数が減少するなら、過去に出たiPadの時も同じ事が起きていたでしょう。

3が現状の日本のPCメーカーが抱える問題で、単純に出荷台数が落ちた=求められ難くなったとは言えず、分母となる製造数が少ないのかも知れない。

また、新製品が出てもタッチ機能無し。タッチ操作有りでも機種が少なく価格は万単位で高くなり、作る側も買う側もビビってしまう状態。

本当にポストPCが関連しているならPC出荷数減少は過去にも起こっているはず。というわけで8のせいと見ております。

もう少し言えば、もし本当に携帯端末のポストPCなる影響で8が伸びていないなら、8は見た目の数値以上に最悪なWindowsという事に。

理由は簡単、発売間もない購入したばかりの8から携帯端末へ乗り換える人は少なく、古いOSほど乗り換え率は高いと容易に想像出来る為。ポストPCが影響しているなら、8の伸び率は高めに出ているという事になり、Vistaより下どころの話では無し。

しかし、8は春過ぎてタッチスクリーン液晶の供給が安定した後からが勝負なので、3ヶ月程度で8の伸び率が悪いと決めつけるのは早いと思う。

半年後にやっても今と変わらない気がするけれど。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

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初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

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パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

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デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

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部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

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部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

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自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。