PCメーカーが7ダウングレード対応で越冬の準備を開始

2013年8月30日

先日も少しネタにしたダウングレードの話。

今回のダウングレードとは、Windows 8 Proに7 Professionalへバージョンを落としインストールする権利が付き販売する形態で、要するに売れない8を抱き合わせて7で売るという、マイクロソフトの汚い売り方。過去のVista->XPのような。

メーカー各社が、冬というより氷河期クラスの8被害を回避へ。

PCメーカー各社の法人向けPCの7再開状況

前回の一覧を丸ごと流用。

  1. 国内量産系BTO(マウス、PC工房など)・・Windows 7/8並行販売
  2. 組立代行系BTO(サイコムなど)・・Windows 7/8並行販売
  3. 外資量産系BTO(DELL、日本HP)・・法人用は7、個人向けは8
  4. 島根富士通・・主に7移行需要で増産中(ノート)
  5. 富士通アイソテック・・OS不明、増産中(デスクトップ)
  6. NECパーソナルコンピュータ・・OS不明、増産へ
  7. パナソニック・・個人、7ダウングレード入り8 Pro ※8/29まで
  8. 東芝・・個人、8
  9. ソニー・・個人、8
  10. 台湾・中国系(ASUS、Acer、Lenovo)・・8

OS不明は7と推測出来るので6番のNECまでは7で販売を再開済。

10番を除く国内の7~8番、パナや東芝、ソニーも話が変わって来ております。

パナソニックがダウングレード期間を更に延長

8月29日までとなっていた、レッツノートの7へダウングレード無料が29日当日に更新されており、12月24日まで延長へアップデート。

letsnote-dg-2013-08-29.gif

source:Windows 7ダウングレードサービスのご案内 | パナソニック

当初は確か6月頃までとなっており、それが6月に更新され8月まで延長。そして今回12月までの延長へ。

やると思ったけれど、私の予想では8発売から1年にあたる10月頃までだろうと予想していたものの、豪快に延ばしたご様子。

ダウングレード用のWindows 7 Pro~は無料なものの製品本体には付属しておらず、パナソニック様へお願いしなければ貰えず、対象機種も限定されているのでご注意有れ。

機種限定とは言え、8入りほぼ全部ですな。

東芝も本気出す、法人は7多め、個人用も7有り

東芝もいつの間にか法人と個人で7仕様のPCを販売中。メールにてタレコミ有難う御座います。言われなければ気付かなかった。

法人向け全機種のスクリーンショット。

toshibadirect-biz-2013-08.jpg

source:東芝ダイレクト:東芝デジタル商品のオンラインショッピングサイト

6機種がダウングレード、8のみは1機種、7のみも販売しており2機種。

NECや富士通PC発売直後クラスのぼったくり価格なので、ここから素で買う人は少ないと思うけれど、とりあえず販売は確認。

NEWマークが付いているモデルはWindows 7単体でインストールされており、リンク先を見るとWindows 7 Professionalの32bitと64bitが並列で表記。インストール時に選択出来る、リカバリで32bitになるならOEM版でしょうな。

個人でも2機種なものの7入りで販売中。左上の縦2つ。

toshibadirect-pc-2013-08.jpg

個人向けはダウングレードでは無く7単体のみ。

R542はHome Premiumなものの在庫処分品のようで既に在庫無し。R353は7のProfessionalになっており、はやり32/64bitがセットになっている模様。

過去の状況を知らないので、これらは以前から有ったのかも知れないけれど、今後増えて行く可能性は充分ございます。特に法人向けはNECや富士通ばかりに取られているわけには行かないはず。  

ソニーも法人向けは7へのダウングレード対応

ソニーもかと行ってみると、やはりダウングレード販売開始。

vaio-biz-2013-08.jpg

source:パーソナルコンピューター[法人向け]“VAIO”- ソニーストア

但し、現在はまだVAIO Fit Eシリーズのみ。

vaio-biz-2013-08-7.jpg

左上のZは2012年夏モデル、ダウングレードでは無い7単体のOEM版なので売れ残りでしょうな。  

マウスも法人向けは7へのダウングレード開始

BTOではマウスコンピュータが何故かダウングレード販売を始めております。

マウス、法人向けPC全モデルでダウングレード版7を提供 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/20130829_613194.html

タイトルの省略した部分に「~将来的なWindows 8への移行を見据えた導入に向く」と有るけれど、マイクロソフトへの体裁的な言い訳に見えるのは私だけか。

新たにWindows 8 Proからのダウングレード版Windows 7 Professionalをメニューに追加。これにより、まずはWindows 7を導入し、業務システムの対応に合わせてWindows 8へ移行するなどの選択を採れるようになる。

どこの誰が業務システムを8へ移行するのか全然解らないけれど、新しい勘定奉行のような勘違いソフトを阿呆な会社が現場の事を考えずに導入する用なのか。

bugyo-i.jpg

source:情報型ワークスタイル機能紹介-タッチ操作|勘定奉行のOBC

タッチスクリーンモニタで7は無駄。8でタッチ無しは意味無しレベルなので、それなら7で良いでしょう。

 

JEITAのPC出荷統計が8発売後初の前年比プラス

先月の出荷台数が久々に100%から浮上しております。過去の前年比を見ると、104%という数値は中々のもの。

jeita-pc-shipment-2013-07.gif

source:JEITA / 統計データ

何がどう良かったのか、カテゴリ別にするとこうなる。

jeita-pc-shipment-2013-07-cat.gif

オールインワン(一体型PC)はオワコンなのでスルーし、モバイルもふらふらして良く解らないのでスルー。

A4形・その他ノートが100%行かないまでも切れる辺りまで復活し、そして5~6月に上がり過ぎていたものの7月でも 大きく100%を超える単体(分離型)デスクトップ。

何が原因かJEITAの7月概況より引用。

法人向けリプレース需要が好調で、昨年10月以来、9ヶ月ぶりに前年同月実績を上回った。

いつもは「タブレットの影響とみられる」のように予想(勘や妄想とも言う)で書かれており、私が良く突っ込むけれど、今回は言い切っており何らかの根拠に基づくのでしょう。

既に富士通がノートとデスクトップ単体の増産に入っており、NECも増産。その他、PCメーカー各社がダウングレードで7を出せば、今後は前年割れは避けられるかも知れない。

個人的に楽しみな事は、BCNが時々調査しているような店頭販売台数。

JEITA統計の出荷台数が多い割に店頭では売れないとなると、ニッケーなどがタブレットの影響祭りで印象や情報操作を始めるはず。

法人で7が売れても、個人は「タブレット需要で」とか、「法人はXPのリプレース需要が」とか、言い訳ばかりで何も変わらない日本の一部大手メディアは本当に馬鹿だと思う。

PC Watchのコラムなどで、はっきりと「法人向けPCを7(のダウングレード)にしたら爆売れ」とか書いて欲しい。

 

組立代行系のBTOパソコン屋が危険?(まとめ)

サイコムなどでPCを購入するとやばいという意味では無く、単体のWindows 7が終了するなら彼らの経営が危なくなるという意味。

この時期になり雨後の筍のように大手PCメーカー各社がダウングレード販売を始めており、7の単品入りで個人向けにも販売しているマウスまで法人はダウングレード対応。

不自然なメーカーがマウスで、7の単品も現在販売しているにも関わらず、4千円程度高額になるダウングレードにする意味が解らない。

7で利用した後に8へのアップグレードという需要を狙っているのかも知れないけれど、それをやる企業なら最初から8にするでしょう。

mouse-pro-8-7-dg-2013-08.jpg

左から2機種の価格差は、約3千円7ダウングレードの方が高額。

違いはOSと価格以外、モニタの仕様程度。マルチタッチが10点と2点になっており、高性能モデルの方が高額という。ダウングレード差額の影響でしょう。7単体なら8より安く出来るはず。

マイクロソフトが予定しているWindowsのライフサイクルは、最新版Windows発売から2年後で前バージョンが販売終了。要するに来年10月には7は終了する予定という意味。

Vistaなどの前例を見ると本当に2年で終わっているものの、その1年前にはOEMやDSPのいずれかが終了しており、今回も一部の種類が今年10月に終わるのでは?と予想しております。

というわけで、今回のダウングレード販売始めまくりはOEM版Windows 7が2013年10月に終了する前触れの可能性が高まったわけですな。いや、知らないけれど。

話を戻すと、やばいのは組立代行系のBTOパソコン販売。

7のDSP版が今年、または来年10月に終わってしまうと、OEM版のみと思われるダウングレード販売は出来ず、8だけになってしまう。苦し紛れにLinuxを入れてもWindows天国の日本では駄目でしょう。

組立代行系は自社ノートを売っておらず主にデスクトップのみ。デスクトップと8は操作面での相性が悪く、自作寄りのPCユーザに8が求められるとは思えない。

DSP版の7が終わると、それは自作PC用のWindows 7も終わる事になるので、本当に7が必要なユーザは有名メーカーなどのダウングレードで買えという矛盾。

実際に10月下旬にならなければ判らず、ここで私が妄想しても何の意味も無いけれど、来年PCを買い換える予定で7が良いなら今が買い時かも知れない。自作PCで7が良いなら今の内に買っておきましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

>マイクロソフトの汚い売り方。過去のVista->XPのような
Vistaはハードのスペックが上がればいいOSだったけどさ、8はさ
あ…(察し)

>10月頃までだろうと予想していたものの、豪快に延ばしたご様子
そういえば春頃社内貸出モバイル用端末のリプレースで、レッツノートのタブレットにトランスフォームするやつ大量に買ってましたな・・・
全部ダウングレード7なんですがw タッチなのにw タブレット化するのにw

>タッチスクリーンモニタで7は無駄。8でタッチ無しは意味無しレベル
マウスはガチで法人にタッチ売る気なんかw

>言い訳ばかりで何も変わらない日本の一部大手メディアは
そんな事言われてもウチ、広告で食ってるしw

>PC Watchのコラムなどで
GTX200/400系ですら持ち上げてたところにいったい何を期待しているのかw

>自作PCで7が良いなら今の内に買っておきましょう
私の未開封windows7リテールパッケが高騰するのはいつですかw
7万円くらいにはなってほしいな 7だけに ってやかましいわw

Microsoftの迷走っぷりに呆れて、メイン環境をWindowsからMacに移したのですが、先日試しにVM Wareでうちで余っていたWindowsXP Proを入れてみたところ、Mac上でWindowsが動くのがすごく使い勝手が良かったので、今後はMacとWinを同時に使っていこうと思っています。

でもXPは余命約半年なので、そろそろDSP版の7を買っておかないとあとで公開するかもしれませんね。

どうせ、一部の使い慣れたWindowsのツール類を動かすだけなので、3200円の8を買っておいたらよかった(笑)

どうやらMSがついに一番儲かる方法思いついた模様w
http://gigazine.net/news/20130829-windows-xp-patches-continue/
そこに気づくとはw まじかw

Linux系だとUbuntuをたまに使いますね。
仕事で「Cドライブの空き容量が1GBを切った」という様な相談を受けた際、OSやソフトがひた隠しにするファイルを暴露させるために使います。
「ゆうざああかうんと?なにそれおいしいの?」という程度のPC管理しかしていない弊社としては、前の前の前のユーザが残したデスクトップのファイルを削除する、などというしょうもない目的で役に立つことがあります。
私は経験ありませんが、マルウェアに感染した時なんぞも、ファイル退避や削除に(拡散する恐れがないため)有用かもしれませんから、CDブートできるLinux系のOSをひとつくらい持っておくと便利な気がします。


>不自然なメーカーがマウスで、
>7の単品も現在販売しているにも関わらず、4千円程度高額になる
いま確認してみたら、ディスプレイは全て21型10点マルチタッチに変更されていました。8モデルのOSは無印、7モデルのOSはProですから、差額を5,000円とすると、7モデルの方がお得ですね。

>OEM版Windows 7が2013年10月に終了する
いま買うと、2020年までPCが故障しないことか、次期Windowsが素晴らしい出来なことを願うしかないわけですかね。というか2020年になってもWindowsがこの路線だったら、非常に困るのですが。そうなったら、少なくとも自宅のセカンドPCはLinux系に乗り換えます。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。