Windows 10お節介機能はアップデートビジネス準備

2018年12月15日

お節介が治まる気配ないWindows 10。

沈静化するどころかメールに広告をぶち込むテストやEdge以外のブラウザを入れると警告してみるテスト、挙句の果てには最近のアップデートでLINEを勝手に入れて来るマルウェア並の侵入までして来る始末。

ITmediaの良記事を参考に1記事。

アプリを入れて利益を得る新ビジネスモデル

その前に予備知識として、こちらの画像をご覧いただきたい。

bs-2018-12

Windows上で動くエミュレータというソフトのスクリーンショットで、この場合はAndroidのエミュレータであり、私のWindows 7上で動いているAndroid、エミュレータソフトの名はBlueStacksという開発元は中国のモノ。

画像内のアプリ12種類の中で私が入れたくて入れたアプリは1つもなく、月に2~5個くらい「これ入れろ」と言われて仕方なく指示通りにインストールしたもの。

入れないなら2ドルだったと記憶している月額を支払えばアプリのインストールは免除されるという仕組。

なお、このBlueStacksなるエミュレータはやたらと不安定で評判も悪いため、試してみるなら覚悟の上と自己責任にて。私はGoogleの捨てアカ当たり前として最初はサンドボックス化して使用しておりました。

もう1つ似たモノが同じくAndroidエミュレータのNox Player。

nox-2018-12

こちらもBlueStacksに似た仕組ながら月額制は無く、純粋に勝手にアプリを入れてくれるので楽。画像内で私が入れたアプリは右端のCrush of Clanだけであり、他のアプリは時々勝手に入ったり消えたり入れ替わる。

ちなみにNoxの安定性は抜群、BlueStacks使っているならこちらも試すべきかも知れない。複数起動まで標準機能として備えているものの、高めなCPU性能を要する。私の場合はClash of Clanを3アカ起動していた用で2つ同時が限界だった。

どちらのエミュレータにしても一応タダで使えており、なぜ無料なのかはおそらくユーザがアプリを入れると開発側へカネが入る仕組であろうと思われる上手いビジネス。

私はアプリ開発者ではないので詳しく知らないけれど、Crowdworksというソーシャルワークの仕事提供で、アプリを10個入れるだけで100円の報酬、但し1週間以上消すなとかあったのでそういうことなのだと思う。

関係ないけれど、アプリ10個入れて星5個付けて簡単な感想文を書けば報酬1,000円とかも見たことがあり、特に占いアプリはご注意あれ。評価欄が全部金目当てなサクラかも知れないという意味。

一旦まとめ。

  1. アプリを入れるか月額制で使えるエミュレータ
  2. 開発側が勝手にアプリを入れ替えて無料で提供
  3. アプリを入れるとカネくれる仕組が実際にある

ポイントは3番で、アプリ10個入れて100円くれるなら1個あたり10円の報酬。ということは、クラウドワークスで仕事を依頼している側がアプリ開発側から1個10円で受けているわけがなく、それは50円かも知れないし100円かも知れない、こういうビジネスは新しいものの、実は昔から存在しております。

ここではこのような収益化をインストールビジネスとしましょう。

 

10のおせっかい機能はマネタイズのため?

良記事とはこちら。

Windows 10の“おせっかい機能”はマネタイズのため? - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1812/12/news017.html

私が当サイトで個人ブログとしてこの手の話題は時々出すけれど、大手メディアが的を射るような記事を出すのは珍しい。

マネタイズとは。

無収益のサービスを、収益を生み出すサービスにすること。無料ネットサービスの収益化、無償コンテンツの有料化や広告収入モデルの確立など。

source:monetize(マネタイズ)の意味 - goo国語辞書

ゲームのアプリが無料。但し広告が出るとか、アイテムや時短やガチャは有料がマネタイズの代表的な例。他にもBlueStacksやNoxがそう、広義ならばCrowdworksのアプリ入れる仕事依頼もマネタイズにあたるかと。

ところで先日話題になったWindows 10お節介事件。

「LINE」が勝手にインストールされたという報告が相次ぎ、「Windows 10が勝手に意図しないアプリをインストールする」機能が大きく取り上げられることになった。

ここからは憶測ながら、LINEはLINE社でありWindows出しているマイクロソフトとの関係はない、にも関わらずなぜマイクロソフト(以下、MS)は、日本MSはLINEを勝手にぶち込んで来たのか。

答えはインストールビジネスにあると思われ、日本MSがLINEへ「Windows 10へ勝手にLINEインストールできるけれどいくら払う?」のような商談が成立したのかも知れない。

仮にLINEが「では1インストール100円で」と言えば、日本MSがLINEをPC100万台へインストールすれば1億円。10社から似た契約を取れたなら10億円、のような錬金術。

しかし今回の勝手にLINEインストール騒動はインストールビジネスではないと推測しており、単に日本MSが「Windows 10でもLINE使えることを知らしめてやろう」という戦略の可能性が高い。要するにLINE社とは無関係。

なぜかはLINE社はPC版アプリやソフトには注力しておらずモバイル重視なことは両方でLINE使ってみればわかる。

そして先程からMSではなく日本MSが、と表現している理由がLINEだからであり、LINEが主流で普及しているのは日本くらいなので米MSの意思ではなく日本MSの判断と考えられましょう。

Windows 10のスタートメニューにある「Suggested」カテゴリに、大型アップデートの度に2~3個のアプリが加わるというものので、特に「Candy Crush Soda Saga」といったゲームアプリが追加されることが多かった。

私のノートPCにも入っております。

win10-ccss

どのタイミングかはハッキリ記憶しており、Windows 8.1から10へ無償アップグレードした時で、私がその時どう思ったかは「無償なのだから仕方ないか」であり、この感覚は後で重要になるためご記憶を。

Candy Clash(CC)はMSとは関係ない会社が開発しているため、MSがなぜこれを入れたのかはやや不明。憶測すると、当時Facebookで大規模に流行っていたため「Windows 10でもCCできるぞ」アピールだったのだと思う。

ちなみに私はCCには一度も手を触れておらず。なぜかはFacebook版CCやっている友達から自動と思われる「いっしょにやろうぜ」的お誘いがクソうざかったため、迷惑ソフトの一つとカウントしていたため。

当時、そのお誘いメッセ送信は本人気付いていない仕様だったはず。それはマズいとしてFacebookが後から制限をかけた覚えがございます。

提供されるリージョンごとにアプリの種類は異なり、今回のOctober 2018 Updateにおいて、日本ではLINEと「3D Viewer」が選択されたようだ。

出ましたな。リージョン(国)で分かれるため、日本ではLINEを入れると良さそうと日本MSが本家へ提案したのかも知れない。

もう少しITmediaの記事より引用。

問題は、Windows 10 Homeと同Proを利用する一般ユーザーがこの機能を「無効化できない」点にあり、特定の管理下にあるWindows 10 Proが実行されたPC、またはWindows 10 Enterprise/Educationのいずれかのエディションでのみインストールを防止できる。

要するにMS的な解釈としては、Home使っているようなパソコンは文字通りHomeだろうから仕事用ではない。Proや大企業向け、教育向けのエディションでは邪魔になるだろうから防止可能としているわけですな。

逆に言えば、仕事とかで使うならWindows 10 Homeで文句言うな。商用利用はProなどもっと高いカネを払え、ということなのでしょう。

Microsoftがユーザーに嫌がらせをするために行っている訳ではないと思うが、その理由をZDNet(略)は「マネタイズにある」と説明する。

そう、一般PCユーザから見れば嫌がらせにしか見えないこの手法は、小者ながら私にさえ「いつからこの錬金術スタートかな?」と以前からビビっていたのは過去記事にて書いた通り。

話はやや代わり広告についても言及。

Outlook.comの他、NewsやFinanceなどのWindows 10アプリにおいて広告が挿入されるケースが散見され、MailやCalendarのようなアプリで表示されるのも不思議ではないとしている。

広告などマネタイズ含む件は先日の記事の10個中9番以降をどうぞ。

windows10がイヤな原因とダメな理由10個(2018年版)
https://btopc.jp/select/windows-10-2018.html

引用ラスト。

かつてのPCでよく見られたプリインストールアプリのような形で、何らかのキックバックに近い機構が存在していると考えられ、

「かつてのPCでよく見られた」については次で。見られたと言われてもユーザから見えていたわけではございません。関係者のみが知るインストールビジネスは軽く10年以上前からWindows上に存在。

インストールビジネスは昔からある

私がとあるBTOメーカーの修理工場から大本営へ異動になった件は常連の皆さんならご存知の通りで、詳しくは言えないので一部伏せる。

例として、私の富士通ノートに最初から入っていたこういうやつ。

win10-fuji

宿探のプロパティを見るとこれだった。(株)バリューコマースと表示されていたので間違いない。

yadotan

source:宿探(やどたん) | アプリのご紹介

元々このノートのWindowsは8だったため、サービス終了していようと関係なく10にしても引き継がれたのでしょう。

こちらはショートカットインストールビジネスとでも言いましょうか。アフィリエイトタグを入れたリンクをショートカットにして自社PCへプリインストールする手法。レノボがAmazonでやっていたPCも過去に見たことがある。

その下の楽天Gatewaysを押してみるとWindowsアプリで起動。

rakugate

楽天市場をクリックした後のURLがこれ。

https://www.rakuten.co.jp/?scid=wi_gwa_winphone_shortcut

クエリ文字にwinphoneと入っているのでWindowsスマホからのアクセスとしているのか、ここには宿探のようなアフィリエイトらしき何かが見当たらない。

ならば楽天が富士通へこの楽天ゲートウェイを1インストールあたりいくらのインストールビジネスで金を払っている可能性が考えられる。

「かつてのPCで見られた」具体的な例

単価出さねば面白くないのでソフトウェア名の方を伏せましょう。

パソコンへ最初から入っていた、ある年払い制のソフトAがあり年額は12,600円のサブスクリプション。その体験版ショートカットをユーザが起動して年払いを決済するとPCメーカーへ1ライセンスあたり1,500円が入る契約。

ここまでは単なるアフィリエイトなのだけれども、なぜPCメーカーがこぞって要らないソフトをぶち込んでいるかは、1インストール500円という別途従量制での契約もあったため。

広告ビジネスに置き換え、当サイトと大手メディアの比較でいうと、当サイトの広告はクリックされなければ、または何かモノを買われなければ収益につながらないところ、大手は広告を表示するだけで1表示あたり0.01円などの設定が可能。

小さなPCショップが自社アフィリエイトのAmazonや楽天のショートカットを勝手に置いても買われなければ収益が発生しないけれど、大手PCメーカーはソフトをプリインストールするだけで小銭稼ぎが可能な感じ。

このインストールビジネスをMSが狙っているという話が今回の本題。

 

アップデートビジネスが未知の脅威すぎる

インストールビジネスに加え、MSのデカい武器がアップデートビジネス。私らのWindows 10パソコンをいつでもインストールビジネスに使えるし、何をぶち込むかはMS側の自由。

1インストール100円100万台1億円の皮算用が実現すれば、MS側は私らのWindows 10をアップデートするだけで収益化可能になるわけで、こんな上手い儲け話は無いでしょう。

ここで思い出すべきが、「なぜWindows 10へのアップグレードは無償だったのだろう?」&「どうしてあんなにゴリ押しして来たのだろう?」であり、アップデート&インストールビジネスに使える駒は多い方が良くパイはデカい方が良い、と言えばご納得かと。

MS「タダで最新しかもHomeエディション使っておいて文句言うな」

これが成り立たないと思っているのは主に自作PCユーザという超少数派な私らくらいで、DSPやパッケージ版Windows買う人間には納得行かない。

しかし逆の自作しないユーザはタダでアップグレードした記憶はあり、新規で完成品でPC購入した人はWindowsの値段を知らないしライセンス料がいくらかの意識さえしていないはず。

MS「文句言うのは自作しているPC変態くらいだろ」

が簡単に成り立ちそうなわけですな。以下、エアツッコミと反論。

  1. 少しくらい不要アプリくらい入るくらい我慢しろよ
    仕事で使うWin10PCがHomeエディションなので困る
  2. 数千円足してProにしておけば良かったものを
    Win8.1までこんなクソ仕様ではなかったので手遅れ
  3. 広告ごときで一々神経質になるな
    仕事中にゲームアプリの広告出されても困る 

といった感じで、3番が未知の脅威すぎであり、近い将来もしかするとプロジェクタを使いPowerPointでのプレゼン中にエロゲーもどきなアプリの広告が表示されないとも限らない。

というわけで、Windows 10はHomeがヤバそうなので、特に企業はPC置き換え時はHome以外のエディションの選択を激しく推奨。

但し、それで不安要素が取り去れたわけではございません。MSがアップデートビジネスを始めてしまうとHomeに嫌気がさしたユーザがProへ乗り換えるかも知れない。

そうなると駒数が減り分母が小さくなりアップデートビジネス収入が減りMSとしては面白くないわけで、セカンドインパクトはProも対象になる可能性はあり得る。

以上のことから、私は現在も7終了後も10移行をためらい続けそう。効率厨なので仕方ない。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

>Windows 10お節介機能
・MS標準ソフト以外へ関連付けを変更できなくする(ランダムで発生)
・セキュリティセンターが問題を検出するが勝手に解決する
・定期的に無線LANの自動接続を解除する(パスを入れ再接続が必要)

最近で起こったことだと以上が目立ちました。

>LINEを勝手に入れて来る
Twitterのクライアントソフトも勝手に入りましたね。

>Crowdworks
あれ仕事内容を眺めているだけでけっこう面白いですね。15分くらい掛かるアンケートに答えて5円10円とか時間の無駄だろと思いつつ、そこそこ多くの方が請けているようで驚き。

>Candy Crush Soda Saga
Win7からWin10へアップグレードした際に見た記憶が。ディスクでWin10をインストールした状況だと、その手のソフトは無かったはず。

>広告ビジネス
一時期アフィリエイトブログが流行りましたね。嫉妬からか、一部の方は毛嫌いしていました。

>仕事中にゲームアプリの広告出されても困る
そういう困った状況を上手く切り抜けられたら、私はその人を高く評価します。焦って誤魔化そうとしたら低評価。

電車社内の案内板やまちなかのデジタルサイネージにwin10のアップグレードのお知らせが表示されてるのを思い出させる内容ですね。

街中のデジタルサイネージにエロゲーの広告が表示される日も近いのかもしれませんw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

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部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

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部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

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DELL

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

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サイコム

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※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。