不具合多いらしい最近のWindows 10事情(2016年11月)

2016年11月11日

早いもので10リリースから1年3ヶ月経過。

8月のAnniversary Updateに続き、来年の早い時期に次の大型アップデートとなるCreators Updateが提供される予定。先月、10月前後に10で何が起こっていたかまとめてみる次第。

適当に見て参りましょう。

不具合多いらしい最近のWindows 10事情

それを象徴するかのような動きが英国にて発動。

アップグレードトラブル続出、消費者団体がMicrosoftに補償を求める - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160927-windows-10-upgrader-unhappy/

興味深い箇所を引用してみると、

2016年6月にもWindows 10に関する調査を行っており、Windows 10にアップグレードした人のうち12%がダウングレードしたことを報告

無償アップ終了の1ヶ月少々前の段階で12%、という事は、終了間際の7月に駆け込みアップした人の方がダウングレードする率は高そうとするならば12%どころでは無さそう。

96歳の祖父のPCが自動的にWindows 10にアップグレードされ、USB無線LANアダプタが無効化されてネットに接続できなくなり、Windows 10対応の無線アダプタを購入してダウングレードすることになった

こういう人、日本でも多そうですな。

私の友人のシニアな親も、「何もしていないのに10になった」らしく、自動とか何もしていないわけでは無いはずだけれども、あの目眩ましのような半強制&半自動は自動とか何もしていないと言われても仕方無し。

個人的には、あれを回避出来ない程度の知識や判断力ならば、かえって無償の内に10へアップグレードしておいた方が良いと感じており、周辺機器やソフトが問題無く使えているなら無理にダウングレードしなくてよろしいかと。

しかし、こういう事は世界共通の10あるあるのようで。

  • 周辺機器が使えなくなった
  • 電子メールなどのアカウントが同期できなくなった
  • ファイルやデータを喪失した
  • PCの動作が低速化、またはサードパーティ製修復ソフトの使用が必要な不具合が発生した
  • Windows 7ユーザーでプリンターや無線LANカード・スピーカーなどの内蔵機器との互換性を失った
  • 互換性のないノートンなどのソフトが強制的にアンインストールされた
  • Office 2010が強制的にアンインストールされた

マイクロソフトはユーザのPCを一体何だと思っているのだろうか。

使えない、出来なくなった系は今後の対応に期待するしか無いとしても、データの喪失やアンインストールは明らかにおかしい。

OSごときがなぜそのような勝手な判断や動作をするのか、もはやウィルス状態、悪意あるプログラムとどう違うのか。

Windows 10、4億台突破するも無料アップグレード終了で減速 | TechCrunch
http://jp.techcrunch.com/2016/09/27/20160926windows-10-milestone/

過去の数値は5月3億、7月3.5億、そして9月下旬の発表は以下。

Microosoft Igniteの冒頭で新たな節目の数字を発表した。Windows 10のアクティブ端末数は4億台を超えた。

アクティブ端末数となっているので、10にして放置されている端末はカウントされず、実際に使われている10仕様のPCやタブレットなどの合計が4億台超え。但しマイクロソフトの自称。

去る7月、MicrosoftはWindows 10の将来展望を少し和らげ、2018年中頃までにアクティブデバイス10億台という当初予測は少々野心的すぎたと語った。

勝手にユーザのWindows 7/8.1で10の広告を表示し、しつこくアップグレードを迫り、挙げ句の果てにはキャンセル出来たものと見せかけて半自動的なアップグレード開始。

これら強引な手法で来年には10億台行けるだろうと本気でそう思っていたのだろうか。せめて月に1度程度ポップアップするだけ、二度と表示しないボタンを付けたなら、まだ印象は良かったはず。

当サイト調べ、2016年10月までのWindowsバージョン別シェア推移。

推移

source:Windows利用率、遂に7シェア5割を切る(2016年10月) - BTOパソコン.jp

確かに減速。

Windows 10 Anniversary Updateで旧式アプリがよみがえる? - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1609/28/news022.html

何の事を指しているのか、冒頭より。

Microsoftは、膨大な資産があるWindows旧バージョン向けのデスクトップアプリケーション群をWindows 10のネイティブ実行基盤である「UWP(Universal Windows Platform)」対応のモダンなアプリケーションに変換し、Windowsストア経由で配信可能にするための開発を続けている。

翻訳すると、今までインストールして使っていたプログラムファイルをUWPという形式へ(作者が)変換し、Windowsストアからダウンロードし使えるようにするという方針。

利点はPC版のプログラムでもモバイル端末で使える用になるかもしれないとか、パソコン買い替えた後に同じアカウントでログインすれば改めてプログラムをインストールする手間が省けるそうな。

意地でもストアを使わせようとするので個人的には意地でも使わないであげようと思っているのだけれども、Windowsが10になったなら自然とアプリになるのでしょうな。

マイクロソフトの課題としては、パソコン以外の端末でWindows 10シリーズを普及させなければアプリも活性化しないだろうと思われる点。

私のような古い人間は、「MSむかつくのでアプリ嫌、今まで通りVectorとか窓の杜で結構」になってしまい、アプリを必要とするのはPC利用者でも若い年代や新しいもの好き、そしてPC以外の端末なので現状を一旦崩さねば発展しない。

公開直後にトラブル発生のAnniversary Update(1/2) - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1609/27/news052.html

10にしなくて良かったと思った大型アップデート。

その他にも、Anniversary Updateの導入で何らかの不具合が生じたというユーザーの声は少なくない。

この手のニュースや2chまとめを見ていると、大型アップデート->不具合->修正とほぼ同時に新たな不具合->修正・・・のように輪廻転生状態になっているご様子。

Windows 7までで言う大型アップデートはサービスパック、10がこれではジャマスルパックになっておりましょう。10はオペレーティングシステムというよりアップデーティングシステムと言えそう。

ユーザはアップデートする為にWindowsを使っているのでは無いと言いたくなるけれど、このような考え方では本当にアップデーティングシステム。

アップデーティングシステム

私ら個人ユーザは左端の「最新化モデル」に該当。真ん中は企業、右端はATMのような専用端末など用のWindows。

私達が求めているOSというものは、CBの「常に最新の機能をいち早く提供」してくれるものでは無く、右端の「セキュリティ更新とバグフィックスのみ提供」「機能アップデートはなし」では無かろうか。私はそう、そしてWindows 7までもそうだったはず。

引用すると長くなるのでアップデートのタイミングの違いを簡単に書くと、まずCB(個人ユーザ)は問答無用でアップデートされ、その4ヶ月後にCBB(企業向け)として配信されるという勝手に個人ユーザ人柱システム。

CBBの注意点。

例えばNovember Updateを適用していない状態のWindows 10でCBBを運用している企業ユーザーは、2016年12月のAnniversary Update配信時までにアップデートしない限り、サポート対象外となってしまう。

2016年12月のAUが何の事か解らないけれど、2つ前の大型アップデートまで適用しているPCは次の大型アップデートが来るまでに1つ前の大型~まで適用していなければサポート対象外になるそうな。

これ、結構罠かも知れないという説明を後でオマケ的に紹介するので、CBBに該当しているならぜひもう少しお付き合いを。

Anniversary Updateの累積的アップデートでトラブル発生 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1610/03/news044.html

8月に続き9月下旬にトラブル再び。

  • ダウンロードが途中(○○%などユーザーによってまちまち)で止まる
  • アップデートが完了せず自動的に従来バージョン(November Updateなど)に戻る
  • 再起動のループに入る
  • マウスやキーボードが無効化される

問題となる更新ファイルを削除すれば復旧出来ると書かれていたけれど、マウスとキーボード無しでどうやって操作すれば良いのだろうか。

もしかしてタッチ操作対応のモニタへ買い換えろとか?タッチ操作出来ないパソコンで10を使うなという意味なのだろうか。

また、10のHomeは強制アップデートなのでテロ防止は無理だろうと思いきや、延長すると良いそうな。

Windows 10 Homeの場合は基本的にアップデートそのものを防げないため、再起動のタイミングを先延ばしする設定で時間を稼ぐくらいしかできない。

変更は設定の更新とセキュリティ、Windows Updateの下の方。

更新延期

タイマー、使った事がないので解らないのだけれども、上の状態で日付が変わると「日:」が「今日」になるので再び明日にして繰り返せという意味なのだろうか。または1日だけなら延ばせるという意味か。

【10ユーザーズ・ワークベンチ】Creators Update見参 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/win10uw/1028929.html

通常のWindows 10ではまだ見参しておらず、開発者向け版での話。国の設定を日本では無く米国にするとPaint 3D Previewが早くもダウンロード出来るそうな。

pc-watch-Paint-3D-Preview

私も遊んでみようとプレビュー版を仮想環境で起動すると、期限切れで使えなくなっていたという話を次で。

 

古いInsider Previewは期限切れらしい(おまけ)

私は月に2回はアップデートしていたので古くはないはずだけれども、10月下旬に古いバージョンは使用出来なくなっております。

起動すると、このような画面になるはず。画像その1。

その1

Enterを押すとこうなる。画像その2。

その2

Windows 10が選ばれているのでEnterを押すと、なぜかその1の画面へ戻り、F8キーを押してもその1に戻る仕様。

一時しのぎで何とかするなら、仮想環境を動かしているWindowsの日時を2016年9月頃に設定して騙す。仮想環境ではないガチなPCはBIOS設定で日時をずらせば一時的に使えるようになる。

但し、ネット接続しているなら自動で時刻が合わせられるので、自動を切っておくかネット切断すると大丈夫。重要なデータがあるならこれで退避可能。

入れ直すなら、こちらのページから最新版をダウンロード。

Windows 10 Insider Preview ISO Advanced
https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewadvanced

Insider Preview

上のような画面になったならブラウザのキャッシュをクリアするか、IEなど普段使っていないブラウザで行けば解決するはず。

ISOダウンロード

プロダクトキーは勝手に生成される仕様なのでインストール時は無しでOK。但し、仮想環境の場合は新規作成でPCが変わったとみなされるようなので、例の新機能を使う事に。

トラブルシューティング

設定->ライセンス認証->トラブルシューティング。新窓が出るのでチェックを入れてアクティブ化ボタンを押せば通る。要、以前と同じMSアカウント。

記事の途中で書いた、CBB向けの10でライセンスが切れてしまった場合、上で貼った画像その1と2のようにバグったような無茶振りをされないとも限らないので念のためビビっておきましょう。震えて眠ってもOK。意味不明失礼。

以上。久々に10を操作してみたけれど、何が嫌かはもっさりしすぎ。ボタンを押してフェードイン/アウトする0.数秒が効率厨の私にはストレス。ボタン押して無反応なのか処理中なのか判らず、二度押してしまう辺りもクソだと思う。

快適な操作環境を提供するのがOSの役割であり、視覚効果に凝って格好をつけている場合では無かろうと。

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リンク用ソース

コメント(2)

>私の友人のシニアな親も、「何もしていないのに10になった」らしく、自動とか何もしていないわけでは無いはずだけれども

職場のおじさん方がまさに「何もしてないのに10になった」と言ってますw
アップグレードをしたPCはけっこうな割合でなにがしかの不具合が起きてますね。
もちろん10が直接の原因だと断定できるわけではないんですが。


>10にしなくて良かったと思った大型アップデート。

自宅にはデスクトップPCが3台、ノートPCが2台ありますが、3台はWin10です。
そしてそのうち1台ではAnniversary Updateが完了せずフリーズする不具合が起きてます。もっともアップデートしなくても何も問題がないので放置してますけどね。

>不具合
私の環境ですと、再起動する度にOSの設定が初期化される現象が繰り返されて、OSの再インストールを強いられたくらいですね。PCの大掃除をする良いきっかけを与えてくれた、と感謝したくらい。仕事用のPCなら大事でしょうが、ヒツジ先輩の訓示もあり、3日くらい前まで遡ってOSまるごと環境を戻せるため、問題はなし。

>Windows 10にアップグレードした人のうち12%がダウングレードした
むしろソレはWindows10からのアップグレードと呼ぶべき。

>96歳の祖父のPC
元の投稿を読むと、96歳のおじいさん、Windows7ユーザのようですね。ただ、使っているUSBアダプタが古すぎるのが問題だったような。LINKSYSのルータなんぞ見たことありませんし。

「祖父は環境が変わる事を嫌うため、アップグレードを回避していました」
「LINKSYSのルータはWindows10はもとより、Windows8や8.1もサポート外です」
「Windows10はルータのドライバを見つけられませんでした」
※元記事の英語を適当に一部意訳。

ルータの型番が少し知りたいところ。2006年製なんぞだったら「仕方ないだろ」の一言で終わりますし。

ただ投稿ユーザの仰る「私はWindows10が好きだし、よく出来ていると思っている。でも使う気のないユーザへそれを押し付けるのは止めろ。もし押し付けるなら、彼らが満足いくよう責任をもってサポートしろ(※適当に意訳)」という主張はもっとだと思いますが。

ちなみに以下が元の投稿。私の意訳はマジで意訳のため、本文を読んで投稿主の主張を理解した方が良いと思います。あまり長くないですから、BTOパソコン.jpのユーザなら苦しくは無いはず。

Windows 10 Upgrade Rant
https://www.facebook.com/notes/bruce-dawson/windows-10-upgrade-rant/10153563770967143/

>ファイルやデータを喪失した
アップグレード如きで、コレが本当に起こるのですかね。仮に起こるなら、アップグレード後に手動で削除して「アップグレードによる重要データの喪失があった。賠償を」で裁判を起こせますね。

>Windowsが10になったなら自然とアプリになるのでしょうな
Windows10ユーザの私、MSのアプリストアから入れたアプリの数、未だ2つ。1つ目は数独ゲーム、2つ目はPDFの閲覧アプリ。PDF閲覧アプリは「見開き表示ができる」が便利そうだったため導入。月に3回くらいしか使わず。

>私ら個人ユーザは左端の「最新化モデル」
私は最新化より最適化が良いです。

>Paint 3D Preview
そういえばWindows10、標準アプリの「フォト」が機能豊富だったり、デフォルトでAdobeの「Photoshop Express」が入っていたり、画像関係にはやたら尽力するきらいがありますね。

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