ドスパラがASUSの小型PCベアボーンVivoMiniを発売

2015年4月24日

ベアボーンとは半完成品PC。

CPUやマザーボードなどは組立済、OSとかメモリやストレージはセルフサービスにて好きにしろ状態で販売される未完成パソコン。ドスパラがASUSの小型PCベアを2種類売り始めたので紹介。

半自作PCと表現しても良いでしょうな。

ドスパラがVivoMini UN42とVivoPC VM62Nを発売

先に安い方から。

ASUS、ミニPCベアボーン「VivoMini UN42」を発売 | ものテク
http://mono-tech.com/news/14839/

VivoMini-UN42

価格はドスパラの直販で税込2.7万円くらい。

CPUのCeleron 2957UはPassMarkのベンチスコア1,522。最近のスティックPCに搭載のAtom Z3735Fは888なので2倍とまでは行かないけれど、動画見るとか検索する、SNSやる程度なら余裕なはず。

無線はIEEE 802.11b/g/n対応、Bluetoothも対応。ベアボーンなのだから付けなくて良いので安くしろと思ったけれど、これらは後付したからと性能が大きく変わる物でも無く、交換したいならすれば良いので標準搭載は有り難い。

面白い所は、ASUS純正の無線キーボードとマウスがセットになっており、ASUSブランド好きならばこれらは利点と言えましょう。

冒頭文を繰り返すと、OS、メモリ、ストレージは別売りなので、これだけ購入しても動かない、BIOSさえ起動しない半完成品。

もう一つは、性能も価格もやや高め。

ASUS、小型ベアボーン「VivoPC VM62N」新モデル発売 | ものテク
http://mono-tech.com/news/14792/

VivoPC-VM62N

ドスパラ価格は税込で約7.5万円。

こちらは小型というより、小さいけれどフルスペックに近付けたようなベアボーンとなっており、USB3.0端子が4本とか、HDMI以外にDP端子、有線LANも装備。

マウンタを外せば3.5インチHDDも搭載可能なようで、無駄にスピーカーまで内蔵されているという、ライトユーザならメインPCとしても使えそうな割に小さいという特徴。

CPUはCore i5-4210U、PassMarkスコア3,424。ちなみにコスパも考える人用の高性能CPU、i7-4790Kはスコア11,243。私のメインPC、Core i5相当のXeonは7,431なので、CPU性能を求めるならばU付Core i5はやや低め。

何故かビデオカードのGeForce 820Mまで搭載されており、ASUSの公式ページを見ると3Dゲームも出来るとアピール。どこまでの3Dゲームが出来そうかは、ものテクがドラクエとFF14ベンチをしているのでそちらで。

1点気になるのは、ものテクではSanDiskの128GB、2.5インチSSDが標準搭載と書かれているけれど、ASUSの公式や価格コム、ドスパラの販売ページでは別売りになっているので、おそらくものテク側が誤りと推測。

ベアボーンはどうやって組立てるのか?(VivoMini UN42の場合)

ここからは安い方の機種で。分解写真をものテクより。

VivoMini-UN42の中身

緑色の小さな基板は無線LANカード。その左、黒いスロットがストレージ用のmSATA。下の2つのスロットがメモリ。

ネジ4本でフタが開き、この状態になるので、ノートPCのメモリを交換出来る人なら5分も有れば作業完了するでしょう。

無駄に裏側のCPU方面まで分解されております。

VivoMini-UN42のCPU側

ファンはノートPCで使われる事の多いシロッコファンが1つ。基板中央でチラ見えしている緑色の物体がCPUで、銅のヒートパイプが張り巡らされております。

ノートPCのモニタを無くし、キーボードやタッチパッドも取り払い、正方形の厚みを増したケースへ収納した感じ。CPUやメモリ、ストレージなど全部ノート用と言って良いパーツで構成。

では次に、動くまでパーツを盛ってみましょうか。

 

VivoMiniをWindows PCとして完成すると総額は?

Celeron搭載の安い方をWindows 7パソコンとして完成させるといくらになるか。足りないパーツは最低限、OS、ストレージ、メモリの3種類。

最安の参考を価格コムより。面倒なのでパソコンカテゴリへリンク。

価格.com - パソコン
http://kakaku.com/pc/

OS:Windows 7 Home Premium 64bit DSP版・・・約1万円

kakaku-win7-dsp-64

DSP版のHome~、結構安くなっております。Pro~は1.6万円くらい。

DSP版で注意する事は、価格コム内やBTOパソコンの直販など、まともな店から購入した方が安全。Amazonはやや怪しい、楽天はやり放題なので非推奨、ヤフオクは論外。

DSP版と称してOEM版、ヤフオクは海賊版を販売している事が有り、ページの説明のみでは分かり難い事が多め。

安さ優先だけれども32bit版も同じ価格、せっかく仕様を自分で決められるのだから64bit版、8系では無く実用的なWindows 7で。

メモリ:2GBx2(DDR3 S.O.DIMM)・・・約5千円

kakaku-sodimmx2

DDR3、S.O.DIMM、2枚組で検索した安い順の上位5件。

やはり、せっかく2スロット有るのだから、気分的な問題に近いけれどデュアルチャネルで。1GBx2はコスパが悪く種類も少なく、2GBx2の方が良しとして。ちなみに8GBx2は1.4万円と4GBの3倍近い価格。

消去法で行くと、2GBx2は2種類。取り扱い1店舗のノーブランドは怪しすぎて怖いので、ここはシリコンパワーに決定。

ストレージ:SSD 128GB(SATA3、mSATA)・・・約1.2万円

kakaku-msata-ssd

mSATAのSSDも安くなりましたな。

100GB以下は長期間使うパソコンとしては不足感。2.5インチドライブは搭載出来ないので自動的にmSATAへ。

上3つは128GBクラス、下2つは256GBクラス。コスパで言うならどう考えても256GBになるものの、安さ重視としてインテル入ってる、と言いたいけれどcrucialで。

以上、追加パーツとOSは小計約2.7万円。VivoMini UN42本体も約2.7万円なので、合計5.4万円でWindows 7仕様の高速色なオーバードライブPCが完成。

多分この構成で動くと思うけれど、そこは半自作PC。丸パクリして相性とか出て動かないとか言われても私は知らないので自己責任。

カスタマイズしてみましょうか。価格は最安おおよそ。

  • CPU:Win 7 Pro・・・1.6万円
  • メモリ:8GBx2・・・1.4万円
  • SSD:256GB・・・1.4万円

小計4.4万、本体との総額は7.1万円。

Core i5の方なら、7 Home~構成にすると計10万円強、7 Pro~仕様にするなら12万円くらい。大人しくノートPC買えレベル。

 

ベアボーンでの半自作PCも趣味の世界(まとめ)

小型PCと言えば、最近はスティック型の棒PCが話題になっており、2万円前後、しかもWindows入り、但し8.1仕様のパソコンが存在。

性能はゴミ、しかし気軽に購入出来る価格で手軽にテレビがWindowsパソコンになる為、コスパやリビングPCとして遊びで買う人が結構居られるご様子。

棒PCが何故安いかは、性能や容量が使えないレベルの手前まで落とされており、ベアとの大きな違いは、Windowsがメーカーへタダでばら撒かれている、8.1 with Bing仕様になる為。

ベアの難点は上で合計したようにコスパが良いとは到底言えず、5万円超えるなら適当なノートの完成品が買えてしまう。10万以上ならゲーム用ノートも射程範囲に入るかと。

ベアの利点は、やはり上で後付したように自由に構成を決められる点。自分で取り付けたなら、自分でパーツの換装も出来る点。ここはフル自作と同じですな。

もう1つ、個人的に利点と感じている所はCPU性能と消費電力。

アイドル時10W切りならば発熱は結構抑えられているはずで、その上ファンもしっかり搭載されているなら小型と言えども耐久性は低くは無さそう。

そして、最近のCPUは昔ほど性能不足になるまで短くは無く、Celeronで有ろうと用途さえ間違えなければ、結構長く付き合えるのでは無かろうかと。

ベア購入はコスパでは無く、半自作PCなので遊ぶ物。スティックでは性能や容量に不足が有り、Windows 7が良いならば、「自作した(キリッ」と自慢する用として良いかも知れませんな。

自作PCが自慢になるかは別として。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

ベアなら私のイメージではCPUも未装着。
今の常識ではNUCやBRIX等がベアと言う事になるんでしょうか。

OSが64でスロットが2個ならmemは4GB×2がお勧めでしょう。
増設したくなった時、入れ替えになっちゃいますから。

>無線はIEEE 802.11b/g/n対応
UNシリーズでb/g/nまで対応は、CPUにCeleronを採用した「VivoMini UN42」のみですね。UN62の方はa/b/g/n/ac対応。

>ASUS純正の無線キーボードとマウスがセット
という事はコレがあれば、PC本体、ディスプレイ、キーボード、マウスをASUS製で揃えることが可能。ASUSファンには嬉しい。私はどうでも良いですが。

>小型ベアボーン「VivoPC VM62N」
私のデスクトップCPUであるCore i3-2100Tのスコアは2,800程度。Core i5-4210Uのスコアは3,424。スコア差はそれ程でもありませんが、2100TのTDPが35Wに対し、4210UのTDPは15Wと半分以下。ワットパフォーマンスは4210Uが格段に上。

>ものテクではSanDiskの128GB、2.5インチSSDが標準搭載と書かれている
ものテクが紹介しているのは「VM62N-G091M」で、こちらは128GBのSSD搭載で間違いありません。

価格.com - ASUS、コンパクトな「Vivoベアボーン」シリーズ5機種
http://kakaku.com/item/K0000769862/spec/#newprd
「VM62N-G091M」は、GPUに「GeForce 820M」を、ストレージに128GB SSDを搭載

ASUS「ASUS Vivoベアボーン」シリーズスペック表(PDF)
http://www.asus-event.com/pdf/asus_spec_bb_VivoPC_Series_201504.pdf
左端のモデル


>楽天はやり放題なので非推奨、ヤフオクは論外
ヤフオクでOEM版が届く、という事例はよく耳にしますね。インストールの際はオンラインではなく電話認証しろという注意書きがあるとか、メディアなしでCOAシール(プロダクトキーが書いてある正規品の保証シール)だけの出品とか。長く使うものですし、安心して使用するためにも正規の店舗から購入した方が気は楽。8.1で良いならMSから直に購入するのもアリ。

Windows - Microsoft Store 日本
http://www.microsoftstore.com/store/msjp/ja_JP/cat/Windows/categoryID.66241100

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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