新VAIO A12は法人向け仕様&価格注意(2018年11月)

2018年11月16日

VAIOの新製品が発売。

ネタにする気はなかったけれど、代理店から一発やってくれとお願いされたので1記事。私は製品を少し違う見方をするようで参考になるらしく、提灯(宣伝)記事書くつもりはございません。

キーワードはスタビライザーフラップ。

VAIO A12とPAの販売価格と仕様の違い

CNETの記事に記載の価格を表にした。

VAIO P12とPAの価格

source:2 in 1ノートPC「VAIO A12」「VAIO Pro PA」 - CNET

但し、これらはMicrosoftのSurfaceと同じく、タブレット部分のみでありキーボードは別売りという見せ方となっており、中央のブラック以外はキーボード付けると+1.1万円、ワイヤレスなら更に+0.8万円。ペンなどあらゆるオプションが別売り点もSurface風な売り方。

店頭モデルはキーボード付価格のようながら、ヨドバシを見るとオープンプライス。現在の実売は税込263,840円、ポイント1%還元なので、一覧の価格は最小構成が税別207,800円くらいという意味なのだと思う。

ブラックがなぜクソ高いかはキーボードが付属しており、最初からCPUが最上位のCore i7、SSDがPCIe接続の高速版なためで、カスタマイズ良くわからないならこれを選べという提案なのでしょう。

しかしCeleron搭載のWindowsタブレットが12万とか狂気の沙汰すぎる価格になってしまうため、普通はキーボードも買うかと。

ところで、なぜVAIO直販とソニーで法人向け以外は2.9万円の差があるのか、調べつつ最安構成の主な仕様。

  • Windows 10 Home 64ビット
  • CPU Celeron-3965Y(1.50GHz)
  • メモリ4GB(オンボード)
  • SSD(SATA) 128GB
  • 12.5型ワイド フルHD(1920×1080ドット)
  • LTEあり + 「データプラン」対応SIM同梱
  • 保証VAIO ストア パソコン3年あんしんサポート
  • VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM

赤い文字がVAIOとソニーのP12ノーマルの違いで、ソニーではLTEを付けると+1.5万円(税別)でSIMはもちろん付かず、VAIO側は+15,336円(おそらく税込)のSIM代とすると税別29,200円差となり帳尻が合う。

しかしVAIOの売り方が汚い。

最初からLTEとSIMを付けて2.9万円盛っておきながらこの表記。

sim1_cpn_bnr

更にはVAIOでP12を買おうとすると、最初の表記は161,800円(税別)~、カスタマイズへ入ると190,080(税込)となり税込15,336円盛られる

その表記の上には赤い文字で「キャンペーン値引き後の金額はカート投入後、ご確認ください」とあり、カート内へ行くと15,336円値引きされ161,800円の税込である174,744円へ。

今、あれ?と思ったなら算数強い。161,800円はキーボードで+1.1された価格、キーボードなしの150,800円はソニーより2.9万円高い。なのでソニーを基準にすると本当は161,800円からSIM代14,200円(税込15,336円)を引いた147,600(税別)にならねばおかしいが174,744円(税込)。

簡単にいうと、0円と言いつつ0円になっておらず税込15,336円が盛られて引かれた消費者庁案件なのでは、というわけでVAIO計算を間違えておりましょう。

更にページトップには「新規会員登録で 10,000円クーポン進呈中!」とか書かれており、一体本当はいくらなのか全然わからないレノボ状態。

よって、LTE(SIMスロット)が必要ならソニーでカスタマイズを推奨。1万円値引きされてもソニーの方が5千円安い。

また年間14,200円で32GBのデータSIMは、事務手数料3千円、SIM代400円とすると月額換算900円税別の2.67GBとなり、タダなら良いとしても月900円なら他の格安SIMでもよろしいかと。

私の勘違いとか、訂正されてウソ書いたと思われるとアレなので証拠。

vaio-p12-1

161,800円がカスタマイズへ行くと15,336円盛られる。

vaio-p12-2

そしてカートへ入れると15,336円引かれる。

vaio-p12-3

一応こちらからも代理店へは伝えるけれど、信者の皆様は直接VAIOへ電話してあげてどうぞ。

決済してしまったなら指摘して金返してもらうか、SIMの契約を無効にしてもらいましょう。データのみ月3GBは他社もそのくらい。

 

VAIO A12の特徴はスタビライザーフラップ

VAIO P12とPAはキーボード付けなければ意味がない。

img_area1_article2_section1_1

画面を開くとフラップが開き、キーボード部分が持ち上がり本体が後方へ倒れず安定する設計らしく、CNETより現物の拡大画像を拝借。

181113vaioimg_1308

好きか否かが分かれそうなギミックですな。個人的には見た目こだわらないので、こういう機能性重視は好き。

各メーカーが薄く、軽く、よりシンプルな見た目を目指しているところ、逆転の発想と言えそうなパーツのおかわり。

私が所有する2in1は画面が外れないタイプ、画面が回転するのでピンと来なかった。回転するやつは画面とキーボードがつながっているのでパーツをキーボード側へ内蔵できるけれど、このVAIOは外れるのでモニタ側が本体。

となるとモニタ側が重くなるに対し、軽量化するならキーボードは軽くなければならないけれど安定性が失われ後方へ倒れてしまう。それを軽さ維持しつつ安定させる設計がスタビライザーフラップ。

sony-p12-vaio

これでタブレット側が604~677gに対し、キーボード装着時でも約1.2kgに抑えることができたという。

スタビライザーフラップは実用性を考えたか疑問

私の感想も入れておくと、スタビライザーフラップで安定するのはわかる。しかしVAIOは説明にタイピングもしやすくなると書かれていたけれど、本当に使いやすいのだろうか。

というのが、私が所有の2in1はアイソレーションキーボードで、開いても角度は付かずほぼ水平、実際0度だと思う。 

左と右サイド

これに対しVAIOはフラップ付。 

img_area1_article2_section1_1

フリーソフトの分度器をあててみたところ、キーボード表面の角度は多分10度。底面は7~8度だった。

どこまでモニタが開くのか不明ながら、上の状態より更に開くならば10度以上となり、個人的にはタイピングできない、またはミスりまくるレベルになってしまう。

何がマズいかは指先で打つことになり指が痛い、爪が少しでも伸びるともっと痛い、ただでさえ打ちづらいアイソレーションに傾斜を付けられても困る。

私が富士通の2in1を職場で使用していた頃は、蛍光灯が反射しないよう特定のデスクとイスのある場所で、イスの高さを10cmくらい下げてタイピングしておりました。一時期、2in1本体手前にiPhoneを敷いて逆の傾斜を作っていたりも。

店頭販売もあるようなので、現物をタイピングしてみることをおすすめ。私は画像見ただけで自分には無理だと思った。

 

新VAIOはA12でさえ法人向けとしか思えない

まず2in1という形がビジネス向けだと最近特に感じており、保険のセールスが営業に使うとか、ショッピングモールの案内係用、レジでの会員登録用、回る寿司や居酒屋での発注用。

プラスしてキーボードが必要になるならば、上記ならば保険のセールスくらいと思われ法人向けとしても2in1は限定的。ちなみに私は職場で2in1利用していたと書いたけれど、事務仕事なのでタッチ操作やタブレットモードにしたことは一度もございません。

加えてVAIOはここが法人向け。

  1. 意図的と思われるD-Sub 15pin端子装備
  2. 高額化の原因となるLTEに対応
  3. フラップで軽さにこだわり

1は多くの企業でプロジェクタがまだまだアナログ入力なので古いながらも必要な端子。なぜアナログかは、映画見るわけではないので多少ボケていようと安い方が良いため、または故障しないからでしょうな。

2は営業の友人いわく、ポケットWi-Fiは充電忘れる・無くす・持ち物増えるのでノートにはSIMスロット必須と言っていたことを思い出した。レッツノートもマウスのビジネス向けもそう、少し高くなろうとLTE対応。

3の軽さ重視はモバイルなら重要。

というわけで、12.5型という微妙な小ささな高額ノートPCを自宅で使うには合わないと思われ、絵を描いたり家族へパワポでプレゼンとかする人でもなければ2in1は要らないとするなら、今回のVAIOは個人向けでも法人向けだと思う。PCリサクルありなので自営業やSOHO向け。

パナソニック(レッツノート)の立ち位置を狙っているのだろうか。

VAIOの業績が好調に推移

vaio-2018-pl

source:VAIO株式会社の決算公告

ソニーのブランドから外れて独立した時点で終わったと思ったけれど中々のもの、売上200億円突破はパソコン工房よりやや少ないくらいにまで復活。

2016年には北米と南米、そして本年度は香港を拠点としたアジア5カ国にも展開する予定らしい。

img_map

source:VAIO | Overseas Business Development

ソニーから見捨てられ、NEC、富士通、東芝が次々と撤退するPC市場でこの状態はお見事。さらVAIOとかいう記事書いた記憶ある、あった。

さらVAIOグッVAIO、ソニータイマーでPC事業を自爆
https://btopc.jp/select/the-end-of-good-vaio.html

謎なのが信者はソニーではなくVAIO信者だったのか?な点。

iPhoneを株式会社iPhoneが作っても売れないだろうけれど、なぜかVAIOは売れる不思議。法人事業が好調とかどこかで見たので、企業に売れているのだろうか。またはソニーでもVAIO売っているので以前と同じと思われているか。

複数回答にすると「ない」率が狂うため、複数存在しているならば、会社と学校>自宅の優先順で。

1.身近にVAIO PCない率は約7割

投票後に経過表示、投票せず経過のみ見るなら View Results をどうぞ。※2018.12.03 締めて画像へ差し替え

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

尼と淀の2大勢力が税込み表示している現在
いまだに(税抜)とかやってる時点でだいぶ信用落ちるんですが
さらに上にちゃんと税込み表示あるのに税抜き表示ババーンな太郎とかなにがしたいんやと(カテゴリ縛りクーポンメールやめーや
財務省さん
※ ただし、総額表示を要しないこととされている場合(税込価格を表示しない場合)であっても、総額表示に対応することが可能である事業者には、消費者の利便性に配慮する観点から、自らの事務負担等も考慮しつつ、できるだけ速やかに、総額表示に対応するよう努めていただくこととなります。

あとLTEとかSIMのイメージがわざと誤認&よく読むと安いの最初だけ&キャッシュバックするけど直前に期間限定で申請いるぞとかとにかくよろしくない
戦犯3大キャリアのビジネスモデル(とにかくわかりづらくすりゃええ)とかいう悪習がね

すべて個人の感想です(これで安心

製品以前に買う気でいったサイトでもこれやられるともうええわになる

>スタビライザーフラップ

これは便利ですね。膝上でも使えるので外出先でも使いやすそう。

キーボードの角度は写真見る限りだとこれ以上開いてもはほぼ変わらないか、むしろ下がるのでは?
個人的には角度有りのほうが打ちやすいです。
あとはパームレストが下がってくれるのもありがたい。


>身近にVAIO

大学の研究室の共用ノートPCはVAIO、Dynabookがほとんどでした。

>スタビライザーフラップ。
業績の予想が下方修正だとか記事が目新しかったため、一瞬ライザップと見間違えました。

>A12
今時分、A12といえばiPhone XS~XSに搭載されているSoCも思い浮かびますね。なるほど。有名な製品と似たような型番を用いると、たとえ偶然でも検索からの集客率が上がる良い手法。

>VAIOは説明にタイピングもしやすくなると書かれていた
ノートで底面に傾斜用の足が付いている機種は聞いたことがありませんでした。単体キーボードは必ず足を立てて使う方なら、奥側が高くなり自動で手前側に傾斜が付く機種は嬉しいのやも。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

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部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

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サイコム

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