パソコン工房がHTC Vive付属VR用PCを発売した件

2017年3月18日

以前からあるVRセットPCの新モデル。

今回はパソコン工房より、AMDのインテル超えと言われる最新CPUなRyzenを搭載した3D映像用のデスクトップPCを発売。問題はHTC Viveと組んでいるという点が足かせにならないかが本日の話。

適当に見て参りましょう。

パソコン工房がHTC Vive付属VR用PCを発売

プレスリリースはこちら。

ユニットコム、Ryzen搭載PCとHTC Viveをセットで発売 - GAME Watch
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1049726.html

LEVEL-R0X3-R8X-RNR-HVR

主な仕様は見やすいのでそのまんま引用。

  • CPU:AMD Ryzen 7 1800X
  • GPU:GeForce GTX 1060 6GB
  • チップセット:AMD X370 チップセット
  • メインメモリ:8GB DDR4
  • ストレージ:240GB SSD/1TB HDD
  • 光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
  • 電源:500W 80PLUS SILVER認証
  • OS:Windows 10 Home 64ビット[DSP版]
  • VRシステム:HTC Vive付属
  • 価格:263,780円(税別)

まずCPUが6.5万円くらい、グラボのGTX 1060が3万切るくらい、X370は上位機種でありASRockを参考にすると安くても2万円弱、この時点で10万円を突破しており、付属のHTC Viveが10万円くらいなので税込30万円近く行くのでしょう。

気になる箇所は画像の下に書かれている国内正規販売店の文字。

HTCが日本上陸した当時からパソコン工房以外にツクモやドスパラもViveの販売店として展開。競合するOculus Riftの方が先に出たと記憶しているものの、日本国内の勢力は弱め。

ところが話が変わりそうな件を次で。

 

価格の点で不利になっているHTC Vive問題

VR興味ある人には今月のビッグニュースはこれかと。

Oculus Rift大幅値下げ 本体6万3800円、Touchは1万2800円に | VR Inside
http://vrinside.jp/news/oculus-rift_yasui/

Oculus-Rift値下げ

セットで購入しても76,600円、以前の12万円クラスが大幅値下げ。

元が本体のみで約10万円という高級おもちゃだったので安くなろうとも依然として高く感じるものの、これに対して競合しているHTCはVive値下げしない宣言。

「私たちは、Viveの価格を改定する必要性を感じていません。Viveは市場で大きな成功を収めており、現在もその勢いは継続しているからです」

また、今後の方針を変更することもないという。

source:HTCのスポークスパーソンがコメントを発表 | VR Inside

Viveは日本国内含め手広くやっているので余裕を見せているのか、さすがに10万と7.6万でほぼ同じ機能や性能ならば値下げせざるを得ないのでは。

プレステのVRが現在プレミア価格で約7万、元値は約5万円、そしてPC用なら中国製が出るとヤバそう。

値下げが発表されたOculus Rift & Touchの価格である$598(約68,000)のさらに半額を目指していることを示唆している、と解釈できる。

source:Oculus Riftより低価格を目指すVRヘッドセット「Pano」 | VR Inside

さすがに3~4万円まで下げられると10万円もするViveが売れるとは思えず、よりハイエンドを目指しつつ価格を維持するか、今の状態ならばせめて5万円程度まで値下げしなければ見向きされなくなりそう。

また、中国以外にも台湾ではAcerやMSIもVR機器を製造する技術を持っており、これからは間違いなく低価格化が進むかと。

HTC Vive、どこまで意地を張れるか見もの。

 

個人向けVRシェアは一体何%を見込むのか?

予想屋IDCの発表によると2020年には2016年の20倍以上とか。

IDC Japanは9日、ARとVR、および関連サービスの市場予測を発表した。ARはAugmented Reality(拡張現実)、VRはVirtual Reality(仮想現実)の略。IDCの分析では、AR/VR関連市場が2020年に、2016年の20倍以上の規模に拡大すると予測している。

source:AR/VRの市場規模は2020年で20倍に - IDC調査 | マイナビニュース

VR InsideのVive値下げしない記事より引用。

SuperDataが発表した2016年のVRヘッドセット販売台数を見ると、Viveは42万台、Riftは24万台

という事は、2020年にはVive800万台以上、Rift500万台くらい、1300万台は余裕で行くのかと言えばそうでは無く、IDCは金額ベースで語っているので、ViveとRift以外を含め台数はもっと上になるはず。

これら2機種以外に中国、台湾製の低価格商品も出るだろうし、安く同等の機能を有する機種が出るならば、Viveなどが淘汰されるかその前に値下げするしか無くなり、ヘッドマウント本体の単価が安くなる=20倍以上の金額ならば単純に台数は20倍どころでは無し。

疑問な事は、彼らVRがどこまで需要あるのか調べて言っているのか。

私もVRは来ると思う派なので今より普及はすると感じているものの、それはタブレットのようなものと考えており、万人には必要では無く需要も限られるであろうと。

パソコンやスマホは万人向けで生活必需品と化している人が多いとしても、VRは例としてあなたの母親や祖父母が欲しがるだろうか。また、映像に酔う人も何割かいるわけで、おまけにゲームPC並の性能を持つPC必要となれば、10人中5人、いや3人行けば良い方では?と予想。

PC性能が低くとも楽しめるようになるとしても、やはり酔うとか興味を示さない人の方が多いはずで、点だけれども私は来る来る言いつつほしいとはあまり思わない。ゲーマーな友人が持っていたら少し遊んでみたい程度。

タブレットの普及率が5割行かず失速しているように、VRやARも3割行くかどうかと憶測や妄想しております。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

個人的には、HTC ViveよりもMicrosoft「HoloLens」が気になりますね。
Hololensは、GPU不要で動作しますし、他社が競合してより安く提供できると思います。

出始めるまで、時間がかかりそうですが。

>HTC Vive
推奨環境は

CPU
Core i5 4590(4コア 3.30~3.70GHz)
FX 8350(8コア 4.00~4.20GHz

GPU
GeForce GTX 1060(3DMark Fire Strikeのスコア 11,000程度)
Radeon RX 480(3DMark Fire Strikeのスコア 11,000程度)

だそう。「推奨環境」=「描画設定が中くらいなら快適に遊べる」というのがゲーマー的な視点ですから、そこからするとグラボにGTX 1060は少し弱いやも。GTX 1060と1070の価格差は2万円くらいですから、税込30万以下に抑えるため、1060に抑えたのでしょうかね。

>Viveの価格を改定する必要性を感じていません
低価格なVRが出回ると、今まで「VR機器=高い」と考えていた層が、次第に「HTCのVive=高い」と考えるようになりますから、そこからが勝負ですね。日本のPCで言うNECや富士通の如く、高級志向で生き残れるか。HTCというブランドに高級品のイメージはありませんから、値段の違いは中身、機能の違いだとアピールしなければ、ただのボッタクリ製品として見られるのが痛いところ。

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BTOパソコンメーカー比較

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令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

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初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

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コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

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昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

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10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

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コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

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※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。