予算10万円以下で狙うハイスペックノートPCとは?

2018年8月23日

Web版日刊の方のSPAにて面白記事発見。

予算10万円でノートPCを名指しで選ばれている以外、同じくメーカーと型番名指しで買ってはいけない機種も指摘されており、後者はプロのライターとして大丈夫なのか?と他人事ながら不安になった。

元ネタから参りましょう。

10万円以下で狙うハイスペックノートPC

こちら。

安くても「買ってはいけないノートPC」。後悔しない必要最低限なスペックは? | 日刊SPA!
https://nikkan-spa.jp/1501881

タイトルの段階で既に釣りの香りしかしない、さすがSPAともいえる煽り文章な印象。1ページ目より引用。

「メモリーは最低8GBでSSDは250GBクラス。モニターはフルHD液晶」と条件を挙げる。

お前がそう思うんなら~状態であり、1ページ目のしょっぱなから構成が崩壊しているので後は何を書かれてもよくわからない。

そしておすすめの機種が5つ挙げられており引用。

  • 1位 Ideapad 530S
    実勢価格:9万4660円
  • 2位 Dell New Inspiron 15 3000
    実勢価格:9万1242円
  • 3位 ASUS UX430UA-8250
    実勢価格:9万7980円
  • 4位 HP Pavilion x360 14
    実勢価格:9万9800円
  • 5位 mouse m-Book F556SN-M2SH2
    実勢価格:8万9800円

なぜか1位だけメーカー名が抜けております。Ideapadはレノボ。

確かにいずれも文句なしの性能であり10万円以内に収まってはいるものの、5位のマウス以外は修理代がクソ高いことまでは考えなくて良いのだろうか。

国内のBTOメーカーの場合、部品代+工賃で工賃の部分が比較的安いものの、私の知る限りDELL、HP、LenovoはNECや富士通並に高い。ASUSは知らない。

例としてタイムリーに先日レノボの13万円もするノートが1年少々で故障した友人が居り、電源入らないのでおそらくマザーボード交換、概算見積もりは6万円以上とのことだった。マウスならベアボーンがCLEVOだろうから多分4万円前後。ASUSは知らない。

買ってはいけないとされる方は3位まで。

  • 1位 Dell New Inspiron 11 3000 2-in-1
    実勢価格:5万8913円
  • 2位 Lenovo Ideapad 330-プラチナグレー
    実勢価格:5万9508円
  • 3位 Lenovo Yoga Book with Windows
    実勢価格:7万589円

今時のノートで6~7万円はやめておけ、に加えて形状が特殊な2in1などあるので使い勝手にも言及。こちらは私もやや納得。

 

私も同じ条件で構成と機種を提案してみる

はっきり申し上げると、CPUにCore i7やi5はオーバースペックとなり金のムダになる可能性が高い。

私が富士通にもらった当時17万円相当のノートがこれ。

th90p-system-info 

CPUはCore i5-4200U(1.6-2.3GHz、2コア/HT、TDP15W)、メモリ8GBでSHDDが440GBくらい。※半端な原因はおそらくリカバリイメージ分だと思われ、元はSHDD 500GBだと思う。

おそらく私の使い方なら、似たクロック周波数のCore i3とこっそり交換されても体感で気付かないだろうし、こっそりメモリ4GBにされても気が付かないと思う。なぜならモニタ1画面しかないので処理を同時進行しないからが主な理由。

というわけで1こずつ3種類。

CPUはCore i3の定格2GHz以上

ノートPCのPentiumやCeleronはAtom系のクソ性能が多いのでCore iシリーズを選ぶが実用的なCPU性能の基準。

中でもCore i3くらいあればだいたいのことはできると思われ、重要なのはコア数ではなくクロック。

上で書いた1.6-2.3GHzならば左の方が定格、右はブースト時。正直、1.6-2.3GHzでもノートPCでできること程度なら私には性能不足を感じない。

Core i5やi7とランクを上げて行けば性能も上がるけれど発熱も価格も上がり、優秀なヒートシンクやヒートパイプがあったとしても基板への熱ダメージは冷却金属は関係ない。

また、いくらインテルが省電力をがんばっているとはいえ、性能を上げると消費電力も上がるのだからバッテリ駆動時間が比較的短くなってしまう。

グラボ非搭載なノートPCにCore i5以上は意味ないと思う。逆に聞きたい、なぜi5やi7が必要になるのか。

メモリは最低4GBが目安

私の環境を例にすると、メインPCのデスクトップとモバイル用ノートPCがいずれも8GB。ちなみにメインは過去12~16GB搭載したけれど、8GBとの違いがわからないので外した。

そしてサブPCのデスクトップが4GB。オフィスソフトと会計ソフトを動かす程度であり、8GBにしても体感差はないはず。2スロット中1スロット故障しているので試してはいないけれど同じ作業をメインPCでやれども同じ。

さすがに今時ならば2GBと4GBの差はわかるとしても、4と8は本当に微妙。8GBでChromeブラウザがドカ食いしているなら4GBにしてみればわかる。Chromeはメモリ空き容量あればあるだけ使うようなので逆に盛りすぎの可能性。

ちなみに4GBで良いという私が2種類の8GB環境がある理由は、ノートPCはメモリをわざわざ外す必要性を感じない。メインPCはフルHDの3画面で作業するので、さすがに4GBでは少々もたつくため。

ストレージはSSDで容量120GBクラスより上

こんなものは人によるでしょう。なぜ250GB決め打ちご指名なのか意味がわからない。

120GBとした理由はこの下となると一気に32GBのeMMCまで落ちる仕様が多いためで、私が所有のスティックPCが32GBだけれども、Windowsが20GBくらい使うので空き容量にムリがある。Windowsアップデートのデカいやつ来たら31GBくらいWindowsが使うことも。

 

BTOパソコン.jp版<買いたいノートPC>

言い換えると、「私のノートはこのくらいのモノでも充分。」な感じ。

1位 mouse m-Book-F536BN-S2(税込:80,784円)

m-Book-F536BN-S2

CPUは第7世代Core i3で定格2.4GHz、メモリ8GB、SSD 240GB、なので容量はやや大きめであり価格もそれなりに少々高め。

2位 パソコン工房 STYLE-15FH038-i3-UHES(税込:74,498円)

STYLE-15FH038-i3-UHES

第8世代Core i3は定格2.2Hzにて条件クリアしており、メモリ4GB、SSD 120GBで足りる人向けであり、マウスより容量の面で低いので価格も下がる。

他、5位までやろうと思ったものの、SPAの記事は実は何の意味もないので面倒になりやめた。どう意味がないかで締めて終わりましょうか。

 

予算10万円以下のハイスペックノートPC?

転載先のエキサイトのコメントは、私がこの記事の冒頭一行目「予算10万円以下で狙うハイスペックノートPC」を読み真っ先に思ったことと同じ。

使用目的で必要仕様が異なるのに、一方的な判断は?、使用目的別なら理解できるが。

source:エキサイトニュース(1/3)

全くもってその通り。

パソコンを選ぶ際の一般的な順序としては、用途性能予算になるはずなので用途の設定なくいきなり10万円以下とか言われても意味がわからない。

筆者殿はリモコン改造したり電子工作ができたりなガジェットマニア。

宮里圭介 (Keisuke Miyasato) の記事一覧 - Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/about/editors/keisuke-miyasato/

なのでパソコンのことにも詳しいと思うのだけれども違うのか。またはSPAが聞いたことだけに適当に答えたものが記事になったのだろうか。

いずれにせよ、いきなり予算、設定10万円は意味不明にて、この釣り記事は何の役にも誰のためにもなっておりません。さすがSPAともいえる。

また、優先順位は人により変わるけれど予算は後。

  • 一般的:用途>性能>予算
  • マニア:性能>用途>予算

自動車選びと同じようなもので、まずその車は何に使うことが多いのかが用途、次に理想の排気量とか大きさなどを選び、最終的にいくらになるのでどうするか迷う感じ。

良い悪い例が私の衝動買いで、11.6型ノートが使い物になるとは思っていないのに、「1~2万円だったから」という予算から入り、どちらもほとんど使っていない。

プロゲーマーなのに予算を10万円に抑えたがため後悔するとか、事務用途にも関わらず予算10万ギリまで性能や容量を上げても使い切らずムダなだけ。

「出せて10万、ムリなら一旦あきらめる」という考え方なら予算からでも良いけれど、10万円などの予算にこだわり価格を中心にしてパソコン選びはマズいという話。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>メーカーと型番名指しで買ってはいけない機種も指摘
晋遊舎から出ている家電批評なんぞも、けっこう名指しでコレは買うなと指摘していましたよ。心から納得とは言えない判定ながら、ベストバイ&ワーストバイ、お勧めするモデルを分かりやすく表していて印象は良かったです。

>おすすめの機種が5つ挙げられており
ノートPCは大きいとか重いとかを気にしない私は、この中ならDELLのNew Inspiron 15 3000が好みです。テンキー有りは助かる。

>なぜi5やi7が必要になるのか。
ノートPCのCPUは基本的に交換できませんから、少しくらい高くなろうとも高性能な方を選びたくなるのでしょうかね。

>用途の設定なくいきなり10万円以下とか言われても意味がわからない。
10万円以下でなるべくハイスペックかつ使いやすい機種はどれか、というコンセプトの記事ですから、用途はあえて追求しないのでは。ハイスペックが欲しいユーザに対して「それオーバースペックだから無駄だよ」は無粋でしょう。

10万でハイスペックと呼ばれるモデルは無いんじゃなかろうか、と思いはしますが。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。