東芝PCの秋冬モデルは全機種Windows8で発売予定

2012年10月23日

Windows8発売まで後3日。

先週の金曜、10月19日にはメーカー各社からOEM版Windows8仕様のPCが同時に発表されており、発売2週間前にDSP版、1週間前にOEM版の流れだったのかと気付いた次第。別件でITライフハックのデタラメ記事を叩いてまとめへ。

東芝を例に、どう出て来るか適当に見て参りましょう。

東芝PCの秋冬モデルは全機種Windows8で発売予定

全私が震撼した東芝の新製品発表記事。

2012年PC秋冬モデル:もちろん全機種Windows 8に (1/2) - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1210/19/news005.html

どこに震撼かは「もちろん全機種Windows8に」の部分で、何故Windows7仕様の機種を少しでも出さないのかと不安に。

私の不安とは3種類の意味が有り、内2つが以下。3つ目は後ほど。

  • なぜWindows8でそこまで強気になれるのか
  • Windows7も出さなくて東芝は大丈夫なのか

個人的にデスクトップPCがメイン、かつ比較的古くからのWindowsユーザの為か私はWindows8はおかしい(こける、失敗、売れない)と思っており、以前やったWindows8に関する調査では、Windows8が良いと思う人は6%満たず、7と8なら9割以上が7を選択。

また、8に限らずWindowsは早い時期は未完成、1年くらい経つとかSP(サービスパック)1が出てからが本番という定石も有り、メーカー側も解っていると思っていたけれど東芝は強気過ぎ。

万一、Windows8 PCが本当に売れなかった場合、来年初頭までPC事業の収益は悪化すると思うけれど大丈夫なのか。私が心配しても意味が無いけれど。

Windows8の成否は単純、Windows7が100%近い現状のPC出荷台数を、8仕様にする事で超える、せめて同じでなければ成功とは言えない。

せめて半数程度の機種はWindows7で出した方が良かったのでは、マイクロソフトからOEMライセンス料の圧力でも有ったのか、などと妄想出来る程の暴挙。

ITmediaで掲載されている機種を抜き出し、特徴を一行にすると

  1. dynabook R822・・12.5型ノート、モニタを開きスライドで板PCへ変形
  2. dynabook T642・・14型ノート、タッチパネル搭載
  3. dynabook Qosmio・・15.6型ノート、テレビやBlu-rayドライブ付
  4. dynabook T552・・15.6型ノート、QosmioのAV機能無し版
  5. dynabook R732・・13.3型ウルトラブック、高性能、長時間バッテリ
  6. dynabook REGZA・・21.5~23型一体型、QosmioのボードPC版

タッチ操作出来る機種は1と2だけで他は普通の液晶モニタ。

Windows8はタッチ操作が有ればこそ、あのわけの判らないタイル画面(モダンUI)が生きるのだろうと思っていたけれど意味が解らない。

更に良く解らないのはここ。

Windows 7までの操作に慣れていたユーザーに向け、従来のスタートボタンに変わる独自のアプリ一覧メニュー「デスクトップアプリメニュー」もプリインストールする。

マイクロソフトが利便性を無視してまで強引に無くしたかったスタートボタンの代用をPCメーカーがやるとは如何に。

しかし、東芝のデスクトップアプリメニューがスタートボタンと同じ機能とは言えず、NECや富士通などがやっているデスクトップへ無駄に貼られるガジェットのような感覚でしょうか。

関係無いけれど、あれが常駐するお陰でNECや富士通、ソニーなどのパソコンはWindowsの起動が遅くなっているので、使わないなら解除するか消しましょう。

話を戻し、ITmedia2ページ目に掲載の価格で更に驚いた。

toshiba-pc-price-list-2012-10-itmedia.gif

店頭モデル(家電量販店などで販売される機種)なのでNECや富士通価格に合わせ、値下げ前提の高額設定と思うけれど、それにしても高い。

最低でも10万円くらい、ウルトラブックと一体型PCの上位機種は約20万円からスタート。3ヶ月くらいで半値近くまで落ちると思うけれど、東芝にしては強気過ぎる。

私は見た目にこだわらないので、有名メーカーのノートなら比較的安いdynabookで良いと思っておりましたが高く、このデザインで富士通やソニーなどと勝負出来ると思っているのか。

dynabook-t642.jpg

dynabookとTOSHIBAロゴが無ければAcerかと思ってしまうレベル。

そして3つ目の不安とは

  • もしかしてマイクロソフトは7を終わらせるつもりか?

WindowsはOEMに限らず、マイクロソフトがこの日で出荷終わりと指示出来る仕組。OEM版はPC組込前提なのでメーカーのPC本体の出荷期限まで操作可能。

とか考えていた所へ、ITライフハックのデタラメ記事を受信し混乱。

 

ITライフハック掲載「Win7 PCを買う最後のチャンス」?

ITを名乗る割に宣伝や低レベルな記事が紛れ込むライブドア運営のブログ形式ニュースサイト。タイトル省略せず全文。

ITライフハック:Windows 8登場間近! Windows 7搭載PCを買う最後のチャンス【デジ通】
http://itlifehack.jp/archives/7519651.html

このタイトルでは、Windows8の発売が近い為、7仕様のパソコンを買うなら今しか無い、と捉えられてしまうでしょう。

後でソースを書くけれど実際にはそんなわけは無く、7仕様のPCは今後も販売を継続。しなければBTOメーカーや自作PC代行ショップが盛大に潰れてしまう。

タイトルの最後に「デジ通」と付いているのは寄稿と思われ、ITライフハック直接の記事では無いとしてもひどい釣り方。

タイトルだけならまだしも、最後はこう締められております。

特にWindows 8発売直前の最後の週末となる10月20、21日はWindows 7搭載パソコンを選ぶ最後のチャンスとなるだろう。

「(選択出来る機種が少なくなるので、多いほうが良いなら)最後のチャンス」という表現なら正しい。しかし、これではまるで21日で7が終わってしまう予想のような煽り。

デジ通なる執筆者のプロフィールのような箇所を引用。

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。 皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

「皆さん」をなめているのか、自称PC上級者に見られる勉強不足か。

記事の内容もおかしいので適当に引かせて貰うと

最近のパソコンは出荷数を調整しているため売れ残って型落ちになるようなことが少なくなっている。

店頭在庫しか見ていないのでしょうか。先日も夏に続き今が買い時と称した記事で、半値近くまで値下がりしているNECや富士通ノートがごろごろしておりました。

10月26日までは、Windows 7が現行機種のため、在庫を極端にしぼっていなければ問題なく購入することができるが、それ以降は、店頭に展示している製品を探すのも苦労するようになる

8が確実にシェアを伸ばす前提で語っておられるけれど、その前では8が市場を急拡大するとは考えにくいと書いており矛盾。

Windows 8発売の1週間前となる10月19日には、日本の大手メーカーのWindows 8対応機種が出そろったが、すべての機種がWindows 8に切り替わっていることを確認済みだ。

筆者殿の脳内は、新製品=全機種という考えなのか。置き換えると、BTOメーカー複数社が同時に高性能グラボを搭載PCを発売すると、全て高性能グラボへ切り替え済みという感じ。

ということはWindows 7時代のすべての製品がモデル末期となるため安く購入できるモデルが、いまなら豊富にあるわけだ

どういう事か全然分からなかったけれど、ここでもまたモデル末期という勘違い、または煽りや釣り。ここでも矛盾しており、在庫が少なくなっているけれど今なら豊富という意味の分からなさ。

筆者殿は書いていて自分でも意味が分からなくなっていると思われ、デジ通を名乗るにはまだ早いのでは。

ちなみに私はこの筆者殿個人を叩いているのでは無く、嘘おおげさデタラメを流すITライフハックとその記事を叩いており、筆者殿本人への悪意は持っておりません。企業の情報発信サイトとして信頼性に難が有るから突っ込んでいるのみ。

上のデタラメ記事はひどいけれど、この情報は有益。真実なら。

ITライフハック:ライセンス付与の条件が変わった? Windows 8 DSP版の予約始まる【デジ通】
http://itlifehack.jp/archives/7515468.html

箇条書きにすると。

  • Windows8はパッケージ版が無い
  • Windows8のDSP版は単品購入可(パーツの抱合せ無し
  • よってDSP版の無料サポートも無し(有償化)
  • OEM版は過去のWindowsと同じくPCメーカーが無償サポート

この記事を読むまで私はパッケージ消滅やDSP版のパーツセットや無償サポート無しを知らず、役立つ情報。本当なら。

 

Windows7の販売予定をパソコン工房へ問合せ(まとめ)

東芝の新製品が全機種Windows8と発表、タイミング悪く直後にITライフハックに釣られて騙されるという流れ。

これは1記事書ける、と嬉々としたわけですが、では本当に7は継続販売されるのか、パソコン工房の通販へイタズラ電話してみると。

  • 私「来年1月にWindows7のPCを購入検討しているが、Windows8が出ても7パソコンは売っていますか?」
  • パ「1月でしたらまだ販売しています」
  • 私「8が出て7パソコンが無くなる事は無いですか?」
  • パ「しばらくはありません」
  • 私「いつまでかは・・判らないですよね?」
  • パ「はい」

但し、BTOメーカーのはWindowsはDSP版が多め。

OEMは話が違うやも知れず、以前書いたXP終了の経過を7へ強引に置き換えた予想(妄想)も暇ならどうぞ。

Windows7はいつまでの販売でどのように消えて行くか
https://btopc.jp/select/windows7-eol.html

ちなみに私が電話で問合せる際、毎回パソコン工房をからかって 利用しているかは通販用の電話が繋がり易く即答してくれる為。

  • ドスパラ・・繋がらなかった
  • マウス・・たらい回しにされた
  • フロンティア・・答えが曖昧で自信無さそう

番号非通知で漠然と「購入を検討」とか言われたなら私かも知れないので、PCメーカーやコールセンターの中の人はご注意有れ。

当ブログで良い意味でも悪い意味でも宣伝になる為。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。