真の王Pascal版Titan Xは要水冷?ベンチマーク各種

2016年10月11日

2016年10月、国内でもTitan Xが発売。

海外では8月2日に出ていたようで、すでにベンチマークは結構出回っております。国内販売は現在Amazonで単品が品切れ状態、完成品PCはドスパラが10月6日より販売中で納期は7日の表記。

今回はSLIに興味があるゲーマーに最後まで読んで欲しい。

ドスパラよりTITAN X搭載ゲーミングデスクトップPC

プレスリリースをPC Watchより。

ドスパラ、Pascal世代「TITAN X」搭載ゲーミングデスクトップ-PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1023798.html

GALLERIA-ZK-titan-x

価格が税別なので込にすると35万円突破。

主な仕様は、Core i7-6700K(4GHz)、TITAN X(GDDR5X 12GB)、DDR4-2133 8GB×4256GB NVMe接続SSD(Samsung SM951)+3TB HDD、Intel Z170 ATXマザーボード、80PLUS GOLD取得800W ATX電源(Enhance製)、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 10 Homeを搭載。

盛りまくられた何かと高性能な色々大容量が高額化の原因だけれども、一番の犯人はもちろんグラボであり、Amazonを参考にすると1個17万円くらい。

titan-x-amazon-2016-10

source:Amazon.co.jp | NVIDIA TITAN X Pascal | グラフィックボード

10万円でも訳がわからない私にはここまで来るともはや夢かと疑える。

性能は2016年10月現在の一般向けビデオカードで最高峰、GTX 1080の高性能さに驚いた数ヶ月前の記憶が吹き飛ばされそうな1080超えとなっている話は次で。

 

真の王Pascal版Titan Xは要水冷?ベンチマーク各種

3DMarkによるベンチマークその1を海外サイトより。これ1枚なのでリンク先へ行けども他には画像はございません。

leaked-3dmark-benchmark_full

source:NVIDIA's new Titan X beats GTX 1080 by 29% at 4K in 3DMark

上から2段めはオーバークロック版なので1と3段目で比較しましょう。スコアを割り算すると123.4%、1.2倍以上のスコアを叩き出しております。ファイル名にleakの文字があり、記事の日付が8月2日なので事前に漏れたと思われる比較。

最下段を見ると1060のOC版がスコア1.4万くらいなので、このベンチマークで比較するとTitan Xは1060ノーマルの2倍くらいの性能と言えそう。

もう一つ海外のサイトより、いくつかある画像より1枚拝借。

witcher3-4k-guru3d

source:Pascal based GeForce TITAN X Available from Today - Benchmarks

ウィッチャー3(というゲーム)の4K解像度で60fps近いレートという、圧倒的な性能。他にもゲームや3DMark、旧Titan Xとの比較などあり、どれも最新Titan Xが優勝しまくり。

日本国内でも海外発売直後にTitan X、しかも2枚も購入しSLIなどで比較されている方が存在。

The Ultimate King 「TITAN X Pascal SLI」 レビュー。GTX 1080と徹底比較 : 自作とゲームと趣味の日々
http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1060133368.html

ベンチマークスコア比較

上記の通り、GTX 1080との比較、更に1080x2枚とTitan Xx2枚のSLIでも実測されており、これら4枚だけで50万円は超えているはず。

グラボのみでも驚けるところ、その他の構成も凄まじい。

  • CPU i7 6950X コア4.2GHz、キャッシュ3.6GHz
  • M/B ASUS X99-E WS
  • メインメモリ DDR4 8GB*4=32GB
  • システムストレージ1 SSD 750 U.2 400GB
  • システムストレージ2 SSD Samsung 850 PRO 250GB
  • ゲームストレージ SSD 750 PCI-E 1.2TB
  • OS Windows10 64bit Pro
  • 電源ユニット Seasonic SS-1200XP3

自作しない人には分からないと思うので少し説明すると、まずCPUだけでも現在の最安で16万円、最大10コア/20スレッドという、一体何と戦っているのか不明な高性能。

SSD 750はインテルのPCIe直挿しで、値下がりした現在でも3万円以上、ゲームストレージとされている1.2TBは750が3つRAIDになっているのだと思う。グラボ抜きで総額は40~50万円行っていそう。

というわけで、他のPCや記事のスコアとこの人(以下、人柱さん)のスコアは同じベンチマークやゲームでも比較は出来ないのでご注意有れ。

Pascal版Titan Xは要水冷?

さて、本題はここから。この話が無ければTitan Xネタをやるつもりは無かったと言えるほどで、Titan Xは冷却が重要。

温度とサーマルスロットリング

上の図はTitan Xのみで2種類、シングルと書かれている方は1枚、SLIは2枚挿しの事。シングルとSLIいずれも温度が上がるとクロックが下がっている事が判る。

何故なのか解説を引用。

40度まで冷やした状態でもタイタンさんは1分も負荷をかけるとサーマルスロットリングが発生しています。

確かに60秒辺りから急激にクロックが低下。

サーマルスロットリングは、オーバーヒートを防止する機能のような感じで、上の図ならば85度前後を超えるほど温度が上昇するとクロックを自動で落としてくれるという仕様。ちなみにインテルのCPUでも使われている技術。

結論を引用。

タイタンさんは水冷化前提じゃないと買うのはお勧めできません。熱がヤバい。あとSLI時は終盤ファン回転数が3000RPMを超えましためっちゃ煩いです。

ドスパラとマウスが同日に発売を予告したものの、現在はドスパラのみ発売。解禁日は同じだろうから、マウスが遅れている理由は水冷化しようと考えているのだろうか。

マウスは自社でグラボを水冷化する実績あり。

話を戻すと、人柱さんがマジで水冷化+OC(オーバークロック)している記事がこちら。

真の王爆誕! The Ultimate King 「TITAN X Pascal SLI 水冷化&OC」 レビュー : 自作とゲームと趣味の日々
http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1060359535.html

水冷化+OCで比較

左端のノーマルTitan Xのスコアが低く見えてしまう凄まじいハイスコア。

左から3番目の緑が空冷のSLI、青が水冷のSLI、右端はSLIでのオーバークロック後。確実に性能は上がっており、空冷と水冷の差がわずかに見えるもののゲームでの実測は大幅に差が出ております。

目に見える性能差はサーマルスロットリングの未発生。

冷却とクロックの関係

空冷では2分もすると1,800MHzから1,400近くまで低下していたクロックが1,800前後で安定、OC済の方は2千前後で安定。

というわけで、私も水冷をお勧め。17万もするグラボなのだから、10万前後のGTX 1080と僅差では困るかと。または優秀なオリファン仕様に期待したいところだけれども、数が出ないTitan Xをオリジナルで出すメーカーがあるかが疑問。

 

Windows 10+高性能グラボ複数挿し最強説(おまけ)

Titan Xの話以外で気になったベンチマークは人柱さんのこれ。

SLIとシングルのベンチ比較

全てのベンチマークでグラボ1枚と2枚で差が出ており、4K解像度のように厳しくなるほど差が広まり、物により2倍くらいの差が出ているゲームも。

Windows 7(おそらく8.1)まではSLIやCrossFireXの効果は限定的、ゲームによりわずかに違いが出る程度が、今回のWin10仕様でのベンチスコアやフレームレート比較では明らかに違うという結果に。

2枚でこれほど違いが出ているのだから、3Wayや4Wayならば2Way以上、デュアルGPUでも似たような結果になるやも知れず、ゲーマーならばCPUのマルチコアやSLIの恩恵あるWindowsを10(DirectX 12対応)にするべき、かも知れない。

Steamの調査によると、ゲーマーのWindows 10シェアは9月の時点で49.54%、年内には過半数になる勢い。

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リンク用ソース

コメント(3)

>80PLUS GOLD取得800W ATX電源(Enhance製)
AntecやCoolerMaster、ほかSilverStoneや玄人志向なんぞにも採用しているOEMメーカですから安心ではありますけれど、値段もパーツもこれだけ盛るのなら、Seasonic製でも積んでおいた方が、マニアックな方に向けたモデルとして良いと思うのですがね。

>Amazonを参考にすると1個17万円くらい
ミドルクラスのPCが2台は買えますね。大きい方のiPad Proで256GBモデルも買えます。

>スコアを割り算すると123.4%、1.2倍以上のスコア
最大負荷のUltraでは「5043:6532≒1:1.295」ですから、高い負荷の方が差は開きますね。ハイエンドならば良い傾向です。

>SLI時は終盤ファン回転数が3000RPMを超えました
それだけ回しているのにあまり冷えていませんね。30秒位で70℃超え。とはいえベンチマークはゲームなんぞの動作時より負荷が激重ですから、実使用で大きな差が出るかは疑問の余地がありますけれど。

この記事読んじゃうと2017年1月CESで発表されるであろう1080Tiを待つ気になってきますね。
さすがに17万円×2で水冷ほぼ必須とかはキツイ。(1080Tiは$899らしいですが)

でも1080Ti出てきたとしても簡易水冷のほうが良いかもですねぇ。
スチマーだけど負荷の高いゲームは最近やってなくて、980Ti SLIと5960Xがぶん回ってるのはSETI@homeだったりするので。
(かなり長い間やってるけど有意な信号は見つからん ww)

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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