サイコム通販がWeb制作の自己満足リニューアルで改悪

2012年10月10日

サイコムが通販のウェブデザインをリニューアル。

自作代行系のカスタマイズPC通販サイト。サイコムは比較的小規模なメーカー、馴染みの有ったデザインが心機一転。期待して行った先は、ユーザの需要を無視した完全なるデザイナーの自己満足サイトとなっておりました。

久々に本気で暴れる為、その手の記事が嫌いならスルーにて。

 一応前置くと、私は古くから、おそらく10年くらい前から個人的にサイコムファンで、自作PCにするまではサイコムで組立代行を発注しておりました。

当時のサイコムは他社と比較し安い割に、パーツの詳細を知ると選ばれた物と判る部品選び。組立も職人と感じる量産系とは別の方向での丁寧さ。

そして、下らない質問にも職人が答えてくれるという親切な対応が有ったけれど、もう期待出来ないかも知れない。

私は記事を書く際、感情を込めているように見せて実は冷めておりますが、今回はストレートに参ります。ここまで呆れつつ寂しくなったのは久々。

 

サイコムがユーザを無視したデザイン改悪へ

まずはこれをご覧有れ。お前はフロンティアかと。

sycom-ner-web-design-2012.jpg

なぜサイコムで画像まみれなのか意味が判らない。

デザインもさることながら導線を全く無視しており、いかに強引に販売したいかが見え見えの下品さ。このようなクソデザインは代理店が見た目重視で企業へ提案し、Web制作素人な企業の特に経営組がきれいとか格好良いと判らず採用するような悪例。

サイコムは本気でこのデザインからパーツを選択し自分用PCを作ろうとしている人間が納得すると思うのか。それ以前にカスタマイズしようとさえ思えるのか。

一見プロのような綺麗なデザインに見えるけれど、ECサイトの基礎を知らない付け焼刃の学生が見た目重視で配置したようなレイアウト。テーマやコンテンツを理解しておらず、サイコムの特長(ウリの部分)を知らない人間が作った上部のメニュー。

BTOパソコン、組立キット、までは良いとして、なぜ次がMSIノートなのか。更に2つ右には個人商店かと思えるオークションが配置され、販売カテゴリはここまで。アホかと。

サイコムの長所で有り短所でも有った特徴は、マニアックだけれどもPC初心者でも足を踏み入れると興味を持てる絞られたパーツの選択肢。

メニューは左から、組立キット、BTOパソコン、水冷仕様、静音設計、ワークステーション、で良かったのでは。のでは?と言ってもサイコムを理解していない阿呆が作っているのだろうから意味が解らないだろうけれど。

画像を見てもこれらが先になっており

  • 期間限定で送料無料
  • キャンペーン実施中
  • Win8Proアップ1200円
  • ゲーム無料クーポン

お前はドスパラやマウスかと。これらはサイコムがやる事ではございません。

こういう量産系BTOパソコンを求める属性とは違った魅力が有った、言い換えると住み分け出来ていたのがサイコム。

サイコムは本格的なPC初心者向けでは無いけれど、昔の私のようなPC初心者でも少しハードウエアに興味を持てば付き合って貰える組立代行屋。

トップページのスクロールしない部分だけのデザインを見るだけでも分かるくらい頭が悪過ぎる張りぼてデザイン。

どこが駄目なのか、感情と理論を込めて解説致しましょう。

 

サイコムのリニューアルがどう悪いか解説

大きく分けて5つ。他にも有るけれどきりが無い。

BTOパソコン=トップページ

上でも書いたけれど、フロンティアのトップページのように一見するときれいにまとまっているけれど、消費者が目的のパソコンを探すレイアウトでは無く、提供側が売りたい物をゴリ押しする見せ方。

メニューのBTOパソコンのリンクをクリックするもトップページが表示。リンクを間違っているのかと思ったけれど、これがBTOパソコンの選択肢のようで。

トップページを1画面ほどスクロールした辺り。

sycom-top-bto-select-case.jpg

何とケースから選択。これはひどい。

サイコムは量産系BTOメーカーとは違いカスタマイズ前提。という事はユーザは目的の構成を何と無くでも想像しており、予算や性能から入るとすると何故ケースからなのか。

更に左下には売筋ランキングが表示されておりますが、こういう選び方をしたい人間はサイコムでは標準の「OS無し」が何の事か判らないような、他者から提案されなければ判らない人向けでしょう。

組立キットが分かり難過ぎる

サイコムの特長でも有る組立用パーツセット販売コーナー。

以前のようなCPUを中心とした型番毎の価格の並べ方なら問題は無かったけれど、組立キットはリニューアル後のBTOパソコンのページを流用しているやっつけ仕事の為か、ここから入ると意味不明に。

sycom-kit-customize.jpg

意図的に右カラムを消しておりますが、上の価格を見て理解出来るでしょうか。

以前のサイコムのページはCPU別で標準構成価格を合計し一欄していた為、CPUにより最低構成がどの程度の予算になるか目安として分かり易かったけれど、他社のようにCPUもメモリなどと同じデザインにしており、これではCPUだけで数万円すると思われ兼ねない。

どのような意味が有ったのか判らない人間がデザインだけ変更している為と思われ、やっている本人も気付いていないのでしょう。

サイコムのPC組立現場の人はこのマズさが判っているはず。

カスタマイズが複雑化

特にケースが最悪。選ぶ気が失せる多さ。

sycom-case-customize.jpg

以前からなのかも知れないけれど、私が時々見ていた時はここまで多くは無く、せいぜい数種類。これでは決定回避の法則を発動させたいかのような見せ方。

型番を簡単にコピーし検索出来るようになったのは改善と言えるけれど、型番検索している途中で疲れ離脱率が上がるでしょう。

私がサイコムをPC初心者向けとしてギリギリセーフとしていた理由は、ワンズやタケオネのように何でも有りでは無く、サイコム側がケースの種類を絞り提案していた為。

ケース以外も多ければ良いだろうと勘違いしているパーツ選択も見られ、ここまで苦労して選択しなければならないなら、他社の組立代行系の方が安い事が多くサイコムを選ぶ理由がまた一つ消滅。

パーツは旧サイト、オークションはヤフオク

パーツの単品購入は価格コムが基本のようになってしまった今、サイコムで買う理由は無いかも知れないけれど、PC本体とは別に追加でパーツをついで買いする人も居られましょう。私がそうだったように。

しかし、リニューアルしているにも関わらずパーツは旧サイトで放置。

sycom-partsx2.jpg

デザインのみならまだしも、カートがリニューアル後のページのカートと連動しておらず別のカートへ入っているようで、ぶった切られております。具体的には、パーツをカートに入れPC本体をカートへ入れても決済は別。意味が解らない。

また、上でも書いたけれどトップのメニューに入れている割に、オークションはヤフオクという間抜けさ加減。

以前はもっと目立たず、隅の方に有ったので違和感が無かったけれど、企業の公式通販のメニューにでかでかと載せるリンクでは無かろうと。

ガイドとサポートが酷似した手抜き

ガイドのページ。

sycom-guide-2012.jpg

サポート。

sycom-support-2012.jpg

コンテンツの充実が検索エンジンからの評価を高める、とか思っていそうなリンクまみれとなっており、ここではデザインの手を抜いたやっつけ仕事。

工事中状態のサイトを公開し企業の通販サイトで遊んでいるようにしか見えず、社内での制作でしょうか。

制作代理店なら、トップページのURLが統一されていない時点でECサイト構築屋としては低レベル過ぎるのでサイコムが殺されてしまう。

 

サイコムはもう長く無いかも知れない(まとめ)

どうしてこうなったのか推測すると、

  • 旧来のページデザインではユーザに満足されていない?
  • だから売上が伸びない、または落ちている?
  • リニューアルはデザインの専門知識などが必要
  • 見た目が今風なデザインに変更してみた(キリッ

本当にこうならサイコムは今やばいのかも知れない。

クレバリーは倒産する1年くらい前から、やたら小回りが効き柔軟性というか融通が利く感が有ったけれど、結果は突然破産し一瞬で消滅。

経営者が自社の良さを知っており、古参の社員や職人達がそれを今なお伸ばそうと努力しており今後通用すると信じているなら、今回のデザイン改悪は有り得ない。

今回のサイコムのリニューアルは本当に素人仕事で反吐が出る、張りぼてECテンプレ状態で提供する悪質な代理店のような使い捨てデザイン。

サイコムは少し勉強すればパーツの組合せの意味が判り、どうしても解らないなら問い合わせで詳しく教えて貰えて、サイコムの中の人に迷惑を掛けて申し訳無い気持ちで決済するBTOパソコンと思っておりました。私は。

私は本当にサイコムが好きだった(過去形)ので敢えてサイコム良い良いまみれなブログにせず、個人的な評価が高いだけにハードルを高くし滅多に良いとは書かないよう気を付けておりましたが、ひどい改悪に呆れております。

サイコムの今回のリニューアルは、量産系BTOメーカーの見た目の良さと、自作代行系の選択肢の多さという良い所取りをしたと勘違いしていると思われ、どっち付かずな中途半端になっただけ。

もうここまでやったなら時間や金を使い過ぎ、システムも簡単には元に戻せないと思われ、今後のサイコムには期待出来ないので、今まで以上にスルーする方向で。


終わろうと思ったけれど、読み返すとサイコムのリニューアル並に本文がひどいので少しフォローしておくと、通販ページの見た目が変わっただけで中は変わっていないと思うので、このデザインで購入する自信が有るなら問題無いでしょう。

このようなデザインへ変更すると決めたサイコムの中の一部の人が、自作代行系PCを求めるユーザの事を理解しておらず、自社の良さを知っている社内の人間を軽視した結果。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

古い記事から失礼します。
サイコムとアークでは、同程度のカスタマイズが可能でしょうか?

ご返信ありがとうございます。
私、友人含めて5台ほど自作していた者ですが、ヒツジ先輩が詳しそうでしたので、お伺いした次第です。

どうしても、自作パソコンでは、保証のために外箱を取っておかなきゃいけないので、BTOパソコンを検討していました。恐らく、サイコムとアークで比較するなら、『ケースの好み』といったところでしょうか?

量産系は、好みのケースがないので。
ご参考にさせていただきます。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。