サイコムの決算PCが安いのでカスタマイズしてみる

2012年1月26日

珍しくサイコムがプレスリリース。

1月末が決算らしく、特別モデルと称してRadiantシリーズのE278H61を投下。サイコムと言えば量産系では無く、自作PC組立代行の類になり自作PCより高くなるも普通。しかし今回は比較的安いのでカスタマイズも入れて適当に拝見。

購入検討ならあと数日で1月が終わるので賞味期限短め。

決算が終わった後でもサイコムのような組立代行がどのようなBTOパソコンを売っているか判ると思うので、サイコムを知らなかったり、これからBTOパソコンを選ぶ人は特徴が判るかも知れない。

 

送料込でも3万円以下「Radiant E278H61」カスタマイズ

350台限定とされる標準構成27,800円のミニタワー。送料1,500円は相変わらずなので総額は29,300円。

sycom-e278h61.jpg

右下の注意書きが決算モデルの特徴になっており、Windows7(Pro~またはUltimate)のDSP版を2TB HDDのセットにすると特価になる御様子。

2012年1月現在もタイの洪水が影響しHDDは値上がり中で、以前7~9千円程度の物が現在10~13千円くらい。

特典2のソーラー充電器は余っているのでしょうか。以前も何かのセールのサービス品になっていたと記憶。

12月9日から売っている割に未だ350台完売出来ないのかと突っ込みたくなるものの、台数限定は売り文句。限定と付けた方がユーザが決断し易く、実在庫はサイコムの中の人にしか分からない。

PC初心者お断りに見える、昔ながらの型番一覧がこれ。

radiant-e278h61-g440-18.jpg

型番、搭載CPU、価格の3項目が並んでおり見づらいけれど、型番は気にせずCPUと価格の2列で見ましょう。または見なくても良い所。

この一覧の意味は搭載CPUによる参考価格。例として標準(最小)構成の1行目と、その次の2行目を比較すると、Celeron G440とPentium G620Tの差額は2千円程度の意味。

各行をクリックして飛ぶものでは無く、CPUを変更すると型番が変わりますというだけなので、本当に気にしなくて良いもの。

実際にCPUを変えると連動して総額も変わるので、上記一覧は予算に対してCPUをどの程度にするかの目安というだけ。

ここで気後れしなければ、後は他のBTOメーカーと形式が違うだけの普通のカスタマイズ。いきなりパーツを変更すると分からなくなるので、先に標準(最小)構成を一覧。

Radiant E278H61/G440・・27,800円

  • CPU:Celeron G440(1.60GHz、シングルコア、1MB、TDP35W)
  • クーラー:インテル純正
  • マザー:ASRock H61M/U3S3(Intel H61 Express)
  • メモリ:2GB(1GBx2枚 DDR3 SDRAM PC-10600)
  • HDD:Seagate ST250DM000250GB 7200rpm 16MB)
  • DVD:LG GH24NS70 BL ※スーパーマルチ
  • ケース:GIGABYTE GZ-M2BPDミニタワー
  • 電源:IN-WIN IP-S450CQ2-0450W
  • OS:なし(標準)

青く変色させた部分が良く解らないなら見なくて良い所。こだわるマニアは青い部分を見ており、パーツの型番が載っており、検索などで詳細が判る仕組。

気になる箇所を3つ書き出すと。

  • CPU:Celeron G440(1.60GHz、シングルコア、1MB、TDP35W)
  • メモリ:2GB(1GBx2枚 DDR3 SDRAM PC-10600)
  • OS:なし(標準)

私がマウスやパソコン工房のような量産系BTOメーカーの記事をやる時は、標準構成が最も割安でカスタマイズするパーツ数に比例して割高になる、と言っておりますが、サイコムの場合は逆。

カスタマイズでのアップグレードがやり易くなるよう、CPUは可能な限り現行品の低性能で、メモリは今時冗談のような1GBx2枚が標準。

自作PCユーザはOSを持って(流用前提)いたり、Linuxを使うのかも知れないとしてWindowsは別売りになっております。

この状態でもOSさえ入れると動くものの、サイコムやショップブランドではカスタマイズが前提のような物。

量産系BTOメーカーと比較しパーツ変更が安いので、私が使うならとして変更してみましょう。ここで決算特典のHDD+OS抱合せも選択。

Radiant E278H61/2130(カスタマイズ)

  • CPU:Core i3 2130(3.40GHz、2コア/HT対応、3MB、TDP65W)
  • クーラーCoolerMaster X Dream i117
  • マザー:ASRock H61M/U3S3(Intel H61 Express)
  • メモリ無し ※単品購入4GBx2枚・・約2500円
  • HDDWD20EARX2TB 回転数可変 64MB)
  • DVD:LG GH24NS70 BL ※スーパーマルチ
  • ケース:GIGABYTE GZ-M2BPDミニタワー
  • 電源:IN-WIN IP-S450CQ2-0450W
  • OS:Windows7 Professional DSP版
  • 保証:プラス2年(計3年

赤がカスタマイズした項目で、本体価格は58,798円へ。

メモリは1GBx2枚を抜くと2232円も安くなるので無しとし、市販品の4GBx2枚をセルフサービスの約2500円とし総額61,298円。メモリ暴落し過ぎ、故障時は捨てるので延長保証から外れても問題無し。

CPUはCeleron G440より遥かに性能が高くなり実用的。CPUクーラーは良く見ていないけれどクラマスの安物でインテルよりは良いだろうと想像。

HDDとOSは特価で、OSの価格は15,610円なので普通のDSP版くらい。HDDは日立も有るけれど安い方を選択し+2880円。

他にはパーツ単品では無く、サイコムPCとして全体に掛かる2年プラスの延長保証を追加し+4000円など。

マウスの同等製品と価格を比較

自作PC用の単品総額と価格比較で負け知らずなマウスより。サイコムでやったカスタマイズ後に近い機種、Lm-i736Eを同じくカスタマイズ。

  • CPU:Core i3 2120(3.30GHz、2コア/HT対応、3MB、TDP65W)
  • クーラー:不明
  • マザー:Intel H61 Express)
  • メモリ:4GBx2(+3990円)
  • HDD:2TB(+10,500円)
  • DVD:スーパーマルチ
  • ケース:ミニタワー
  • 電源:350W
  • OS:Windows7 Professional(+5250円)
  • 保証:プラス2年(計3年)(+7350円)

送料別で69,930円

カッコ内はカスタマイズにかかる加算額。元の構成を書いていないので分かり難いものの、OS以外は単品と同程度または高額。ここが量産系の儲け所。

サイコムと比較し、CPU性能と電源容量がやや下、他はだいたい同じ。価格は約9千円高くなり、送料を入れると軽く1万円以上の差額。

カスタマイズ後のサイコムPCが安い事がお解りかと思うものの、実はサイコムの決算特価モデルはサイコムらしくない、こだわれないデスクトップ。

こだわれないサイコムPCは単なる処分価格

決算特価というより私から見ると処分特価。何が気に入らないかはサイコム系BTOメーカーの特長と言える変更出来る箇所が少なくなっている事。

  • マザー:ASRock H61M/U3S3(Intel H61 Express)
  • ケース:GIGABYTE GZ-M2BPDミニタワー
  • 電源:IN-WIN IP-S450CQ2-0450W

サイコムで他の機種を見ると判るけれど、安物の構成ではマザーやケースが変更出来ない物が結構有り、今回のモデルは電源まで一択。当記事では分けて書いているけれど、カスタマイズページではケースと電源はセットで固定。

マザーは個人的にASRockのH61チップセットでも構わないけれど、他のマザーにしたいなら戴けない。ケースも価格コム最安で3千円を切るGIGABYTEの激安品。

電源は単品販売が見当たらないInWin製品なので、電源セットで仕入れたケースのカスタマイズで余った物が入っていると推測。

これらのパーツが悪いという意味では無くいずれも普通の品。しかし、サイコムでカスタマイズをする前提なら勿体無い。

 

サイコムの決算PCが安いのでカスタマイズ(まとめ)

決算特価と有るように今回のモデルは安さが売り。注意する事は、それに気付かず口コミや評判を鵜呑みにした、情報カスタマイズの失敗。

  1. 2chではサイコムなどが評判が良い
  2. サイコムは自作PCより高い事も有る
  3. 決算特価で安い構成が出たから買いだ

2までは良いとしても、3は量産系BTOメーカーと同じ売り方。

サイコムの評判が良い意味はパーツ選択の自由度が高く、パーツの詳細(型番)まで判る物が多く、インターフェイスや性能や機能などを事前に知れて安心な為。

上でやったマウスとの比較はやや強引なものの、今回のサイコム決算特価モデルは確かに安い。しかし個人的にはサイコムの良さをほぼ消しているので、サイコムで無くとも良いモデル。

マウスとサイコムPCの違いが全然分からない(またはパーツの詳細にこだわらない)なら、延長保証が安く、サポートは技術者が答えてくれる為、そういう意味ではサイコムはお勧め。

PC初心者でも、カスタマイズ後の構成で動くか自信が無ければ注文時に「動かなかったり接続できない組み合わせになっていたら作る前に連絡下さい」でよろしいかと。

ちなみに私がカスタマイズしているサイコムPCはメモリが無いので動かないけれど、何も言わなければサイコム側は「メモリは自分でやるのか」と解釈しスムーズに納品してくれる仕様。

自作派生のメーカーなので自称PC初心者は御注意有れ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。