Windowsをどうしたいのか不明な新Surface Pro発表

2017年5月26日

2017年5月、新Surface Pro発表。

Windowsを作っているマイクロソフト(以下、MS)が直接手がけるハードウェア、2in1ノート型の新製品。価格は799ドルからとの事で性能次第では安めながら日本では10万円超えになるでしょうな。

どのような物か見て参りましょう。

新Surface Proは2017年6月より出荷開始

同時期にニュースが出ております。

PC Watchは短めにまとまっており、EngadgetとITmediaは詳しく長い、GIGAZINEは動画を静止画で切り出し日本語にて解説。

見た目はSurface Pro 4と変わっていないが、iPadのパクりかSurface Pro 5では無くNew Surface Proとなっております今後まぎらわしい。

5th-surface-pro

正面から見た質感は以前友人から借りたSurface 3に似ているけれど、Proはキックスタンド(画像右の斜めの板)が標準装備で4096段階のペン入力に対応しているそうな。

キーボードは色が変わっただけかと思いきや、材質も変更。

「Surface Pro Signature Type Cover」(中略)表面はスエード調のAlcantara素材

価格はCore m3搭載モデルが799ドル「~」であり、Core i5やi7がどこまで高額な設定になるかは今のところ不明。

しかもキーボードとペンはオプション、別売りなので、フルセットで揃えようと思うならば1千ドルオーバー。日本に来るとMSオフィス入りになるとか、1ドル120円以上換算されると思われ、最下位モデルがタブレット本体部分のみでも10万円超えると予想。

5月現在販売されているSrufaceシリーズはBookとPro 4の2種類。

surface-series-2017-05

source:Surface Book と Surface Pro 4 を比較しましょう

Pro 4は税込12万円くらいなのでNewはこれより少し高くなるでしょう。キーボードとペンも買えば15万円コースか。

 

新Surface Proは機能や性能的にどうなのか?

クリエイター向けの機能が特徴なので、パソコン詳しくないクリエイターの皆様用に書いて行きましょう。

PC Watchより。

Core i7モデルの騒音は18dBで、Core i5/m3モデルはファンレスとした。

18デシベルは自作PCならば中々の静音クーラー。

但し同じ騒音値でも、デカいケースに収納されたファンの騒音と手元で使うタブレット状態のSurfaceのような製品では体感でのうるささは確実に違う。

PC Watchの記事はMSの発表鵜呑みなようなので、MSがそう言っているだけ、どのような環境でどういう状況でどのくらいの距離で18デシベルなのか解らないのでこの数値に意味はほぼ無い。

本体からの距離1cmか1m離れて計測したかで騒音値は全然変わる。

静音化を強化した、という事は元となる旧製品よりは静かになったという、これまた自己満足な意味不明比較。

ではファンレス(ファンが無いので無音)なCore i5、Core m3の機種なら大丈夫なのかと言えば、それはそれで価格コムの旧Surfaceシリーズのレビューを読めばよろしいかと。

CPUが高温になりすぎてWindows固まる、処理遅くなる、本体がクソ熱くなるなど一長一短なのでご注意あれ。

主な仕様は、CPUが第7世代のCore m3/i5/i7、メモリが4/8/16GB、ストレージが128/256/512/1,024GB SSDから選択可能

この点は文句無し。

特徴としてはCore m3を個人的に高く評価しており、なぜここまでの性能を維持して省電力かつ低発熱なのか。モバイル用CPUとしてインテル久々のオーパーツでは無かろうかと思うレベル。

メモリは最低8GBは欲しいという変態も居るけれど、それはクリエイターな先輩に聞いた方が良さそう。私の周囲でメモリ4GBで足りていない人はグラボ搭載せずゲームをする私くらいなので。

ストレージについては、サブ機ならば128GBもあれば良さそう、512GBからメインPCとして通用、1024GBはガチなメインとして使えるほど大容量とは思うものの、私はクリエイターでは無いので手持ちのファイルの大きさで判断推奨。

プロセッサー・ナンバーは不明だが、Core i7は Iris Plus Graphics 640を搭載する。OSはWindows 10 Proで、Officeの30日試用版が付属。

Iris~640でモバイルならば、Core i7-7200~7600番台のU付きCPUの可能性大。TDP(消費電力のようなもの)が15Wなのでバッテリ長持ち。

という話をパソコン変態な人へ「これどうなのか」と相談してみると良さそう。TDP15Wなのに、なぜCPUクーラーにファンが必要なのか聞いてみたり。

納得行く回答がもらえたなら、「なぜCore i7なのに2コア4スレなの?」とか、「標準でクロック2GHz前半ながらブースト3GHz超えるらしいけれど、無理すると周波数落ちたり、マルチコア効かないのでは?」とか質問すると二度と口聞いてもらえないかも知れないので自己責任にて。

もし私がタゲられたなら、そういうPC変態とは目も合わせない。

ディスプレイは2,736×1,824ドット(3:2、267ppi)のPixelSenseディスプレイと、仕様上はSurface Pro 4と同じもの

私はクリエイターでは無いので正直この辺りの価値は解らないし、3:2とか3K解像度について何か意味あるのかさえ不明。

Surface Pro 4と同じならば、解像度にこだわるならSurface Pro 4とは大差無いと判断してもよさそうなので、買い換えるほどでも無さそう。

インターフェイスは、USB 3.0、microSDカードスロット、Surface Connect、Mini DisplayPort、カバーポート、音声出力、IEEE 802.11/ac無線LAN、Bluetooth 4.1、500万画素Windows Hello対応前面カメラ、800万画素背面カメラなどに加えて、オプションでLTE Advancedモデムも内蔵可能するが、

LTE(ケータイのキャリア回線対応)以外は10万円しないノートでも搭載している程度。さすがにWindows Hello標準対応は見かけないものの、どうしても必要なら後付で数千円出せばマウス(コンピューター)が販売しております。

バッテリ駆動時間は13.5時間と、Pro 4の9時間から5割延びた。本体サイズは292×201×8.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量はCore m3モデルが768g、

これ、Surfaceに限らない不思議仕様。

バッテリ駆動がマジで12時間くらいもつなら優秀であり、なぜかは残業含め12時間程度はブラック企業で奴隷と化している人が居そうなため。

ところがスマホを持っている人なら意味の無さが判るかと。

バッテリ駆動時間は自分が起きている、寝ていない時間が仮に20時間とするなら20時間が上限。普通の人が8時間寝るとしたらバッテリは天井16時間、残業なしなら8時間もてばよろしいかと。

13.5時間ならば結局は毎日充電することになるのだから深い意味は無い。


という感じで割と叩いてみたけれどモノは高いだけあり良さそう。

家電量販店であらゆるメーカーの全機種がオプション込で一律100円ならばSurface Proとやらは選択肢に入るけれど、10万円以上の価値があるかと聞かれたなら答えに困るレベル。

但し私はクリエイターではなく、パソコンの画面に触れて操作もしなければペンも使わずダイヤルも不要。性能や一部特徴、価格について語っただけなので良いと思うなら良いのでは。LTE対応らしいので優秀(棒読)

 

WindowsはOSなのになぜクリエイター機能?

先日は春のタイミングでの大型更新となるCreators Update、次は秋にFall Creators Updateという、いずれもクリエイターを名乗る大型アップデート。

redstone3

source:Windows 10 Update News: Release Date & Features - PC Advisor

直近の更新は下から2段目、紫は開発者向け版Windows 10へのリリースでフィードバックを募集し、プラスの丸印より正式版としてリリース予定。

デカい更新は急ぎでは無い修正も含まれており無償提供はありがたい、MSお任せで良いと思うけれど、なぜクリエイター向けの新機能ばかり無駄に突っ込んで来るのかが意味不明。

邪推すると3種類。

  1. やる事が無いし判らないがとりあえず目立ちたい
  2. AppleのMacの客、主にクリエイターを取りたい
  3. 小さな改悪が話題にならず目立たないように

Operating Systemは縁の下の力持ちであり目立たなくて良く、万人に必要と言える機能だけを入れておけば良いものを、クリエイター向け新機能のわんこそば状態は家屋の中へ勝手に家具を追加するようなもの。

私の自宅へ製図専用のデスクを置かれたり、油絵のキャンバスや絵の具の一式セットをご用意されても使わないので邪魔な感じ。

SurfaceシリーズはMacやiPadを意識しており2番もあると見ており、しかし世界シェアでも日本国内でも1割を切るようなOS、しかもその中の何割がクリエイターだと言うのか。主観ながらMacのイメージは昔は印刷屋、今はプログラマが多い印象。 

コマンドプロンプト(10は標準PowerShell)やレジストリエディタが目立たない場所にあり特定のコマンドで呼ばなければ出て来ないように、クリエイター向けの機能も同じような扱いにするべきでは無かろうか。

ちなみに3番の悪例としては先日のアップデートでコントロールパネルが消えた。正確には消滅しておらず呼べば出て来るけれど、これはユーザがWindowsアップデートを調整出来ないようにする、完全廃止への準備と見ております。

二兎を追う者は一兎をも得ず、手持ちの一兎も逃がす

初代Surfaceが出た時にPC WatchがMSへインタービューしたところ、Surfaceはレースカーでは無くペースカー(競争には参加しない先導車)だと言っていたけれど、現在は完全にレースカーと化しており、DELLやNECなどと余裕で競合。

どうなるかはNECや富士通がレノボへ丸投げ準備したり、東芝やVAIOのような事業縮小へ。Surfaceの価格帯が大手PCメーカーとかぶっているので、ただでさえ売れなくなったPCがもっと売れなくなってしまう。

MSが何をしたいか予想すると、いずれWindows PCはMacのように自社製品のみにしたい、モバイル版Windows端末はGoogleのようにOSをタダでバラ撒いて広めたい、そう考えている気がする。

高いWindows PCと高いMac、安いWindows端末と安いAndroid端末、という良いところ取りと思っていそうな方向性。しかし、こうなると良いところ取りでは無く逆、悪戦苦闘になりましょう。

  • パソコン・・・高い=Macでも良い、安い=Chromebookでも良い
  • モバイル・・・高い=iPhoneなどでOK、安い=AndroidでOK

せっかく競合寄せ付けず今まで順調にPC市場を席巻していたものを、なぜかシェアで大敗しているAppleのMac状態目指すなら、クリエイター向けOS化以上に意味が解らない。

私の予想が外れて欲しいのだけれども、さすがにこの手のブログを8年以上も続けていると結構当たってしまう。

2019年までに使い慣れてみたいので、GoogleはChrome OSをとっととタダでバラ撒いてくれないだろうか。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(6)

>New Surface Pro
画像のチョコレート色、けっこう好きな色です。ただしキーボードとペンのみ着色ですから、欲しいとは思えませんけれど。

>本体からの距離1cmか1m離れて計測したかで騒音値は全然変わる
それがため、メーカが自称するケースファン単体の騒音値を比べる意味は、ほとんど無いです。Surfaceの騒音値を比べるなら、Surface同士で比べるのが正しいやり方。

>Officeの30日試用版が付属
高いんだから通常版を付けてあげろよ、と思わないでも無いです。試用版という割に「最新バージョンのOffice」としか書いてありませんでしたから、もしかすると「Office 365 Soloの試用版(MSアカウントがあれば誰でも1ヶ月の試用が可能)」かもしれませんが。

>13.5時間ならば結局は毎日充電することになるのだから深い意味は無い
1泊の出張なら、プレゼンで昼間にPCを使いっぱなしでもACアダプタが不要、という点は強みです。そのせいで8時間持つノートより1.7倍の価格になる、というなら悩みどころですが。

>クリエイター向けの新機能ばかり無駄に突っ込んで来る
個人的に、そういう機能は「Professional エディション」だけに追加して、HomeやらBasicやらのエディションは無駄機能を排除した、シンプルな構成にして欲しいですね。そうすれば大多数の需要を満たせそう。

>>2019年までに使い慣れてみたいので、GoogleはChrome OSをとっととタダでバラ撒いてくれないだろうか。

『Chrome OS』の原型は、『Chromium OS』なので、試してみる価値はありますよ。
もちろん、簡単にインストールできるツールもあるので、使ってみてください。

型落ちPCをChromebookとして再利用できる「CloudReady」がWindowsとのデュアルブートに対応
http://gigazine.net/news/20160218-cloudready/

【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】米Microsoft Surface担当副社長に聞く、新Surface Proが「5」でなかった理由 ~Surfaceは”日本のモノづくり”のこだわりが反映された製品 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1061735.html

新「Surface」日本上陸! Surface ProのLTEモデルは2017年秋から展開 (1) 「ミスター・サーフェス」が注目ポイントを語る | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2017/05/26/surface/

タイムリーな記事w 日本でも発売決定w

>壁紙が初音ミクのスライドショー
ミクエディションをはよw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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