Surface 3発表で中途半端を極めて来たマイクロソフト

2015年4月21日

Surface 3発表から約3週間。

北米で5月5日の発売予定となっており、日本で出るかは未定。オフィスの有無やキーボードの対応が問題でしょうな。それ以前に価格と性能が何かおかしいと思うので突っ込みを。

直接は関係無い、先に棒PCの新製品から。

ドスパラとフロンティアもスティックPC発売へ

マウス、パソコン工房、インテルに続きドスパラも。

ドスパラ、17,980円のWindows 8.1搭載HDMIスティックPC - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150415_698024.html

Diginnos-Stick-DG-STK1

送料を足すと合計20,140円。マウス(MCJ)グループが19,800円なので対抗して来たのかと。これを書いている現在、7日で出荷予定。

続いてフロンティアも棒PC。

インバースネット、スティック型PC「Palm Stick PS01H」 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1504/17/news105.html

Palm-Stick-PS01H

税込にすると18,360円、送料合計19,656円なのでフロンティアが全メーカー中わずかに最安。しかし、インテル製品が出てマウスの新作が出た後、しかもGW明けにもなる5月11日以降の順次出荷は遅過ぎたと思う。

性能は全メーカーだいたい同じ。

  • OS:Windows 8.1 with Bing 32bit版
  • CPU:Atom Z3735F(1.33-1.83GHz、4コア、2MB、SDP2.2W)
  • メモリ:2GB
  • eMMC:32GB
  • 無線:IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+LE
  • 有線:USB2.0x1、電源供給用Micro USBx1、HDMI出力x1

違いは放熱の方式で、マウスの初代m-Stickは放熱板のみ、パソコン工房のPicorettaとフロンティアがヒートシンク付。ドスパラは本体が金属製とだけ。

m-Stickが話題となり、インテルも本気を出しているようなので後を追ったのだろうけれども、時代は既にファン付きへと移り変わっており、若干価格は上がるものの、今月末にインテルとマウスがファン装備の棒を出す予定。

ファンの有無は本体の発熱よりも、放熱不足によりCPU性能が落ちる方が気になると思う。

ドスパラとフロンティアが何千個仕入れたかは知らないけれど、セールと称した在庫処分に期待しても良いかも知れない。但し、原価はそう安くは無さそうなので、引けても2~3千円が限度と憶測。

Picoretta(PC工房の棒)所有者に言わせると、CPU性能が本格的にゴミのような物なので、IEで動画見る程度なら。ChromeでYouTubeやニコ動が結構きついくらい。

 

Surface 3の高くない性能と安くは無い価格

発売済なProの付くSurfaceシリーズは約10万円から。

surface-pro-3

ここで、10万、Core i3搭載、国内版はオフィスも付いている、という印象を持っておきましょう。そう思うと、Surface 3の499ドルは半値近く感じてしまうところ。

詳細は国内の提灯らしき記事を2本どうぞ。

PC Watchも無理が有る以上にアスキーのタイトルが苦しそう。中身を読む価値はあまり無いと思われ、読むならこちらの提灯の方が面白かった。

まとめ部分より。

500ドルだとメモリ2GBで64GBしかないのでやや心配。僕が試した滑らかタブレは600ドル(約7万2000円)の4GB+128GBモデルで、これだと同じ値段のラップトップに比べても遜色ありません。どうせ買うなら600ドルのものに。

600ドルと言いつつも、この後に

キーボード(150ドル)も別売、スタイラス(50ドル)も別売です。

という事は、パソコンとして使うなら750ドル。米国版Surface Pro 3は800ドルらしいので、日本の税込価格はオフィス代が入っているような感じ。または、円安による価格差を解消する為のおまけ付き。

どの記事もSurface同士で比較しているので感覚がおかしくなってしまうと思われ、どの程度の性能か、Geekbench 3のスコアでSurface意外とも比較するとこうなる。※いつものPassMarkはAtom x7-Z8700が無かった

Surfaceシリーズと他のCPUのベンチ比較

スティックPCの話を先に書いた理由がこれ。

棒PCとSurface 3を比較すると、シングルコアのスコアはほぼ同じ。そしてどちらも10年くらい前のデスクトップPC並。

マルチコアはさすが4コアなだけは有り、10年前の1コア2スレよりは高いものの、今度はSurface 3と~Pro3のスコア差がほぼ無し。悪意ある言い方をすると、Surface 3のシングルコアは2万円程度の棒PC並、Surface 3 Proのマルチは無印並。というわけで、Surface引っ括めて中途半端と称したい。

ちなみにSurfaceの2つ以外は全部私が所有している(いた)パソコンで、棒PCは先日購入した2万円のPicoretta、Mac miniは本体約6万円のMac、メインPCのXeonはCore i5-4590に置き換えて良いかも知れない性能。

 

ユーザとは違うマイクロソフトの視点(まとめ)

ユーザ視点の例としてスティック型PCの場合。

コメント常連の庶民Aさんがm-Stick、私はPicorettaを購入したけれど、私らはこの棒PCをWindowsとしてまともに使おうとはあまり思っておらず、ブラウザが使えて検索や動画再生出来るなら結構、Windowsのソフト利用はおまけと考え、安いという理由も有り購入。

スマホやタブレットを利用している人も似ており、パソコンとして使おうとは思わず、タッチ操作の手軽な端末として使用しておりましょう。中にはポストPCなどと騒ぎつつキーボード接続して「パソコン(キリッ」とか言う変な人もわずかに存在するけれど。

ユーザと対照的なマイクロソフト視点の象徴がSurfaceシリーズ。

パソコンとしては操作しづらく低性能で低容量、タブレットとしてもOSがWindowsなので操作しづらく、AndroidやiPadと比較すると高額。

良い記事が有るのでこちらも参考に。

タブレットの販売シェア

source:ASCII.jp:Windowsタブの問題点は低価格化が起爆剤になっていないこと (1/2)

BCN調べ、店頭販売シェア推移。

最新では16.8%なので割とと大きく見えるけれど、店頭POSデータ集計なのでAndroidやiOSのシェアが低いだけ。タッチ端末のOS全体ではスマホ有り通販有りで大きく水を開けられているのが現状。

2ページ目より。

問題点は、低価格Windowsが増加し、選択肢が広がったものの、Windowsタブレットのシェアはまったく上昇しておらず、低価格化した効果が発揮されているとは言いがたいことだろう。

低価格化すると、性能や容量も低くなる点でWindowsとしてまともに使えるソフトが用途が減る。iOSは別として、Androidは性能も容量もアプリの利用範囲は大して関係無いという違い。

低価格ながら、Officeを搭載しているといったメリットは大きいはずなのだが、その効果が顕在化していないのだ。

タブレットをパソコンとして、タブレットでオフィスを、という使い方をする人が少ない為でしょう。キーボード装備で何とかなる人は少ないと思うし、日本はノートPCにマウスを付ける人が多い為、タブレット+マウスになってしまい携帯性にも難有り。

パソコンは昔ほど高価では無く、薄く小さく軽くはなったけれど、Windows PCが超小型化やタブレット化してしまうとパソコンから遠ざかってしまう。

ハンバーガーを注文したけれど、ポテトとドリンクまで挟まれているような中途半端さ。価格は通常のセットと同じかやや高い、のような、それは別々にお願いします感。

マイクロソフトはいつ目が覚めるのか。もう戻って来ないのか。夢の世界で過ごすなら、いっその事Windows 10でMS Watchとか発表して焼酎吹かせて欲しい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(5)

>性能は全メーカーだいたい同じ
ドスパラ製の「DG-STK1」は、他とは違いMicroUSBポートが1つ多いですね。

他社:USB2.0x1、電源供給用Micro USBx1
ドスパラ:USB2.0x1、MicroUSBx1、電源供給用Micro USBx1

という具合。

ドスパラ通販:Diginnos Stick DG-STK1 基本構成スペック
http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=2&tc=149&ft=&mc=5330&sn=0&st=1&vr=10&tb=4#tabContents


>ChromeでYouTubeやニコ動が結構きついくらい
動画サイトはアプリで閲覧した方が快適ではありますね。YouTubeとニコニコ動画くらいならカバーできていますし。

>Surface 3
充電ポートが専用型から、汎用型のMicroUSBポートになったのは大きな進化、かつ利点だと思われます。出張時に持っていく荷物が減りますし、巨大なACアダプタは無くてもOKなのは嬉しい。

スティックに感じる難点

なぜモーメントが最凶な位置に端子をつけ(たが)るのか。
「HDMI端子」で画像検索しても合理的な理由が見つからず。

画像検索してさらに疑問。
大概のテレビは背面に端子が整列。
上下左右に別端子が配列されとるものが大半で、どうみてもスティック幅より狭い。

横にある端子はコロされる羽目に。
背面に垂直に立てた場合、ようやく薄くなったTVをまた厚くする愚行。
(TVの後ろは埃の養殖場なので、お掃除好きなエイイチロー嫁マツイ某には好評なのか
、はっ、コロしの現場で火サスで点と線が・・・って注釈長っ)

スティックもTV側と同じくメス端子にして、接続端子をケーブルでなくソリッドで各種揃えたほうがサードパーティー(サンコ-、上海もワッショイ)も盛り上がって経済効果もあると思われ。

10分程度で思いつく対策をなぜ採らないかは
技術者の職人魂が「他と同じにしとけばクレーム回避」とか自己表現ではなく、自己保身に走るため。

HDMI端子の件。単純に

「ChromeCastも同型ながらクレームは聞こえてこないため、棒PCも同型で問題ない」
「映像と音声をまとめて送信するには、HDMIが適当」

辺りで。個人的には電源ボタンが棒PC本体に付いている点で、TVの背面へ直付すると不便にしかならないと思いますよ。

>読むならこちらの提灯の方が面白かった
ギズモードはAppleだけではなくMSも持ち上げているのかw

>店頭POSデータ集計なのでAndroidやiOSのシェアが低い
タブレットの需要自体が低下して相対的にWindowsのシェアが高くなっている可能性もw

>Windows PCが超小型化やタブレット化してしまうとパソコンから遠ざかってしまう
Windowsを使いたい人はパソコンとして使いたい人がほとんどなんだけどねw

>いっその事Windows 10でMS Watchとか発表して焼酎吹かせて欲しい
窓辺としては窓時計(まどけい)を提案しますねw

ありゃっ?
あれってTVがPCに!的な感じじゃなかったっけ?

私はスカパー!ユーザー、テレビは持ってないので良く知らない。
(ヒツジ先輩〆奥義=HSSO:ヘッソ発動)

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。