パソコン工房のM.2 SSD搭載15型ノートPCが謎すぎる

2016年9月27日

パソコン工房より新製品。

15型フルHDノートPCという今時珍しくもない形態で、価格は10万円を切れる程度なので特に安いわけでも無く、高性能CPUを搭載しつつグラボは無いのでゲーム用では無いという構成。

適当に見て参りましょう。

パソコン工房がM.2 SSD搭載15型ノートPC発売

プレスリリースと売り場の画像。

ユニットコム、M.2 SSD搭載の15.6型フルHDノート - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1021414.html

Stl-15FP035-i7-DFXM

チャットが入っていたり右が切れているのは故意なので気にせず。

最近、パソコン工房に限らず無駄に何かがポップアップするサイトが多いですな。必要ならこちらからアクションするので放っておいて欲しい。また、ブラウザの横幅を1千以上に広げて見る前提という仕様もユーザビリティ的にどうなのか。

価格と特徴を引用。

直販価格は97,178円M.2 SSDを搭載したノートPCで、OSにはWindows 10 Homeを採用。当日14時までの注文で即日出荷可能な即納PC

どこもそうとは限らないものの、パソコンは修理工場では朝入庫して夕方出荷になるので、カスタマイズしないなら14時までの発注で夕方発射可能なのでしょう。

価格は税込で約9.7万、送料2,160円なので99,338円となり10万円で釣りが来るという代物。

何が高額化の原因かはCPU。

主な仕様は、CPUがCore i7-6500U(2.5GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、M.2 SSD 256GB15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶ディスプレイ、DVDスーパーマルチドライブを搭載。

クロック2.5-3.1GHz、2コア/HT対応でTDP15Wな省電力CPUで、大人買い価格は393ドルとなっており約4万円。4割以上がCPU代という計算となり、SSDの256GBは安くなって来たとはいえM.2なので市販なら1万円くらい。

ssd-m2-search-2016-09

source:価格.com - SSD スペック検索

ノートで長いやつは載せないだろうという予想で、Type2242ならば9,980円のやつ。もちろんパソコン工房が市販品を1個ずつ購入しているわけが無いのでもっと安いだろうけれども。

 

用途と仕様が謎なのでパソコン工房へチャッ突

いつもの書き方で仕様一覧。

  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:Core i7-6500U(2.5-3.1GHz、2コア/HT、4MB、TDP17W)
  • グラフィック:※CPUに内蔵
  • チップセット:※インテルCPU統合チップセット
  • メモリ:8GBx1(DDR3L-1600、SO-DIMM)※空きスロットx1
  • SSD:256GBM.2
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • モニタ:15.6型(解像度:1920x1080)※非光沢
  • 無線:IEEE802.11b/g/n
  • 重量:2.1kg

NECなら20万円は超えそうな構成ですな。

不明な仕様をパソコン工房へチャットで聞いてみた

ところで、パソコン工房公式の仕様一覧では以下が不明。

  1. M.2はSATAなのか、PCIe接続なのか?
  2. 有線LANの速度表記が無く分からない
  3. バッテリ駆動時間も書かれていない
  4. 2.5インチストレージの増設可否

4番は改造可能か聞いているようなものなのでサポート対象外、教えてくれなくとも仕方無いけれど、最近のSSDはやたら速いので同じM.2でもPCIeならば2.5インチSSD仕様より少し速いかも知れない。

LANの行には無線しか表記が無く、有線のRJ-45端子付いていないのか。バッテリ駆動時間はJEITA2.0基準でどのくらいなのか。

まずはM.2について。

pckoubou-chat-2016-09

不明。

他の3つも聞いてみた。

pckoubou-chat-2016-09-2

無線は普通にギガ対応らしく、ダメ元で聞いた2.5インチは増設可能らしいのでHDDを載せるとバックアップ仕様にもなる優秀な設計。

バッテリ動作時間は計測していないのか、おそらくベアボーン(ノート本体部分)の製造はCLEVOと予想すると3~5時間といったところかと。

実はもう一つ、「インテルCPU統合チップセット」も何なのか聞いてみたかったけれど、そこまで言うとパソコンオタクの冷やかしだとバレそうなのでやめた。

ちなみに、挨拶抜きでいきなり本題へと入っている理由は、あちら側の時間短縮、そしてこれらの質問に答えられるレベルの人に出て欲しかった為で、普段からこのような無礼者なわけではございません。

このノートを何に使えば良いのか用途が分からない

仕様の一部をもう一度。

  • CPU:Core i7-6500U(2.5-3.1GHz、2コア/HT、4MB、TDP17W)
  • メモリ:8GBx1(DDR3L-1600、SO-DIMM)※空きスロットx1
  • SSD:256GBM.2
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • モニタ:15.6型(解像度:1920x1080)※非光沢
  • 重量:2.1kg

高性能で容量そこそこ、何と言えどもSSD搭載は価値が高い。

しかし、Core -i7という高みを目指したは良いけれど、価格が約4万円と跳ね上がってしまった割に何の為に高性能かが不明なバランス。グラボ有るならゲーム用かと判るけれど、パソコン工房もゲームで使えとは言っていない。

3Dゲームなどをプレイせず、オンボードグラフィックスでも充分な場合にオススメできる1台です。

メモリは安くなったとはいえ8GBも必要なのか?SSDは文句無いけれど、高性能CPUならば映像処理に使うかといえばDVDであり、動画編集用ならばSSD 256GBは少なめと言える上、光沢液晶なわけでも無し。重く大きめなのでモバイルとした移動用とも言えず。

個人的に最大のもったいないポイントは即納。完成品でありカスタマイズできないので2.5インチHDDが増設ができない。出来るけれど普通の人はそこまでしない、しかし私がもしこのノートベアを他人へ勧めるならHDD 500GBを盛るよう勧めるはず。

誰が何のためにこのノートを選ぶのかを考えて構成したと思えない。「これ、何に使うの?」とチャットで聞いてみたいけれど、さすがにそこまでの度胸はございません。してもまともな回答は期待出来ないと思う。

 

予算は後回しでパソコン選びは用途から(まとめ)

パソコン選び相談あるあるは、「予算◯円だがどれが良い?」という意味不明なご質問。予算500万だけどどの車が良い?と聞かれているようなもの、と言えば判り易いかと。

私はデスクトップPC推奨派なので、どれが良いかと聞かれたならばノートは提案しないし、自動車選びならコストパフォーマンスと機能性の高さから軽トラや2tトラックをお勧めするやも知れず。

予算は後で削ったり盛ったりするものであって、1万円あるから何か旨い物を食おうというものでは無く、まず何が食いたいかから入るもの。

気合入れてゲームするなら10万では無理があり、オフィスソフト使用と同時にブラウザ利用できる程度でOKなら10万円以上は意味皆無。

そこでパソコン工房の今回のノートはどのような用途になるのか、逆算するかのように考えてみると私には解らない。3Dゲームするわけでは無く、事務用途としてはオーバースペック。映像編集でも無さそう。

バランスを考えるとCPUはPentiumかCore i3辺りまで下げ、高性能では無い割にSSDの効いた激速ノートとして価格を2~3万下げた方がまだ理解できる。

量産系BTOパソコンは基本的にカスタマイズしない方が割安、ならば最初からバランスが取られている事が重要。

同じMCJの割に、構成力のようなバランスの取り方がマウスと雲泥の差があると思う。別にマウスから金を貰っていたり、パソコン工房を貶めたいわけではございません。今回に限らずそう感じる。

パソコンはメーカーで選ぶものでは無いけれど、ハードウェアに詳しくなく無難に行くならマウス、罠を見抜けるならHPとDELLも、金が有り余っているならエプダイも、安さ重視ならASUSとレノボも、という印象。

現状のパソコン工房は、量産系だけれどもある意味中上級者向け。そのCPUで良いのか?その価格で良いのか?を判断しなければ最適な物を選ぶのはやや難しい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

更新プログラムの確認が終わらんくてファンがフィイィイー言い出すのと
ファン?回ってる?の差は結構大きくてな

>無駄に何かがポップアップするサイト
1.文字チャットでサポート
2.サイトに関するアンケート
3.キャンペーンやクーポン系の広告
この辺りが多いですね。チャットは一方的に止めるのは失礼ですから、一方的に始めようとするのも止めて欲しい限り。

>CPUがCore i7-6500U
どうせなら、GPUにIris Graphics 540を搭載した「i7-6560U」くらいが良かったですね。10万円のノートなら、グラフィックも少し欲張りたいところ。

>完成品でありカスタマイズできないので2.5インチHDDが増設ができない
これは私も惜しいと思いました。256GBで足りない方は買わない一択。本体の重さは最初から「2.1kg」と重いのですから、更にデータ用HDDを積んでも重さに文句は出ないはず。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。