パソコン工房が統計に強いBTOパソコン?を発売

2014年5月15日

タイトルの通り、統計に強いパソコンとの事。

私が知っている統計はJEITA統計くらいで、エクセルとかで集計するならパソコンのハードウェアに高性能は要らないだろうという素人考えしか思い浮かばないので、何が言いたいのか調べてみた次第。

結論を先に書くと、結局やはり良く解らない。

パソコン工房PROシリーズの「統計に強いPC」

タイトルはパソコン工房(ユニットコム)が作ったと思われ全文。

多様化するニーズに挑戦!パソコン工房PROシリーズにおいて『統計に強いPC』..(株式会社ユニットコム プレスリリース)
http://www.zaikei.co.jp/releases/165688/

統計PC

多様化するニーズとは言い換えると、多岐にわたり始めた必要性とでも言いましょうか。「統計に強いPC」と繋げると、どこかで統計マニアの使い方が幅広くなっているのか。少なくとも私の周囲では聞いた事がございません。

最安の標準構成より主な仕様を一覧。

  • OS:Windows 8.1 64ビット(DSP)
  • CPU:Core i5-4570(3.2-3.6GHz、4コア、6MB、TDP84W)
  • グラフィック:インテル HD Graphics 4600(CPU統合)
  • マザー:H87 Express チップセット(ASUS H87M-E
  • メモリ:DDR3 1600 2GB×2(計4GB
  • HDD:500GB
  • DVD:スーパーマルチドライブ

CPUがCore i5な以外は特に目立つ点は無し。価格は約8.2万円なので安物とは言えず、しかし高性能とも言えない中途半端な価格帯。

珍しい点はマザーボードのメーカーと型番まで記載が有り、統計に何らの必要性が有るのか。良く分かりませんな。

価格は8.2~11.3万円。上位はCPUがCore i7になり、チップセットがZ87へ変わる程度で、メモリ容量が二桁になってはおらず、SSDが載っているわけでも無し。

 

どこが統計に強いパソコンなのか言い分を確認

統計パソコン特集のページより、特徴らしき説明文を丸ごと画像で。

統計PC特徴

上段のはてなは後回しとして、中段のASUSは別に珍しい事では無く、自作ユーザなら好きな人は選ぶという程度。トップメーカーと言えばそうかも知れないけれど、ASUS以外が三流かと言えばそうでもございません。

下段右、80PLUSを強調しているものの最近は普通に80PLUS電源が使われており、GOLDは上位にあたるけれどこれが性能や品質に直結するものでも無く、統計とも無関係でしょう。

下段左、メモリが気になるのでどこのメーカーなのかカスタマイズより。

キングストンなどのメモリ

標準構成はセンチュリーマイクロの2GBx2枚。カスタマイズはキングストン製品のようで、私はメモリにこだわった事が無いので各社の特徴をWikipediaより拝借。

コンピュータ用メモリモジュールの製造に特化し、日本国内で設計・製造をしている。(中略)搭載されるメモリチップはハイニックスやサムスン、エルピーダ、マイクロンなど多岐にわたる。

source:センチュリーマイクロ - Wikipedia

国内で設計製造している=高品質と思い込める人なら有りなのか。しかし、チップはどこのメーカーが載るか解らないので一概に高品質と言われても困ると思う。

キングストンもWikipediaより。

キングストンはメモリ製品の後工程処理(組立て、テスト)に特化した企業である。 メモリチップの生産つまり前工程処理は行わず、メモリチップはサムスン電子、エルピーダなど大手半導体メーカーから購入している

source:キングストンテクノロジー - Wikipedia

こちらもチップはサムスンなどから買っており、世界最大級という大企業=高品質と思い込める人なら有りなのかも知れませんな。性能が同じなら安い方が良いと思う私には理解不能。

一旦まとめると。

  • ASUS・・・それがどうした
  • 高品質メモリ・・・何を根拠に品質を語るのか不明
  • 80PLUS GOLD・・・認証代が電源ユニット代に盛られていそう

統計に関係が有るとは思えず謎は深まるばかり。

「統計」に「強い」とは何を指しているのか? 

ハードウェアの仕様を見ても皆目見当さえ付かない為、パソコン実験工房というコーナーが有るので拝見。

Python - Perl + Java = ? はてなブログのデータとパソコン工房のPCを使って「word2vec」で遊んでみた - はてなブックマークニュース
http://hatenanews.com/articles/201404/20050

統計に詳しい人はリンク先をどうぞ。私は何が言いたのか全然解らなかった。目的は「統計に強いPCって何?」なので、プログラムの説明をされても困る。

パソコン工房側の記事がこちら。消えると嫌なのでリンク切断。

「word2vecで遊んでみた」 はてブニュース連動企画:パソコン工房
http://www.pc-koubou.jp/blog/word2vec.php

word2vec

やはり訳が分からなかったけれど、結論のみ「お!」と思ったので引用。

Word2vec

  • コンパイル時のコマンドオプションにより速度差がかなり異なる
  • Hypert Threadingも多少は効くが最新コンパイラでは恩恵が少なくなった
  • メモリーは処理するファイル分あれば良い
  • SSDによる性能の恩恵は少ない

奥歯にロキソニンが挟まったような言い方に見えるので書き換えると、

  • Core i7にする意味薄い
  • メモリはファイル容量分でOK
  • SSDにする意味は薄い

もう一つの方も。

distance

  • CPU性能による差は少ない
  • メモリーの容量実行ファイルの倍よりちょっと多い程度必要
  • メモリーの容量を超えるとディスクスワップで速度激減

これをアップデートとしてまとめると、

  • CPU性能どうでもいいしHTも要らない
  • メモリはファイルの倍以上有れば良い
  • メモリ有ればHDDでOK

統計に使われるファイルサイズの見当が付かないけれど、パソコン工房の統計PCのメモリは標準4~8GBなので、とりあえず4GB有れば良いという意味なのでしょう。

CPUはCore i3でも良さそうと思ったけれど、HT要らないならCeleronでも良いのでは。ASUSとか80PLUS電源の意味は何だったのか、やはり不明。

統計ソフトと動作環境

パソコン工房の話があまりにも訳が分からなかったので、無駄に調べてみた結果、統計ソフトというものが有るそうな。

1. 統計ソフトの比較 - 統計インフラのつくり方
https://sites.google.com/site/statinfra/comparison

価格はピンきり、年間120万円とかカオスなものも有ればフリーソフトも有るようで。製薬会社とか大学の研究室などで使われるとの事。

その中のSASという企業のJMPという製品の動作環境を拝見。

SASのJMP

source:JMP - サポート

書き直してみましょうか。

  • OS:普通のWindowsでOK
  • CPU:x86、64bitどちらでも
  • メモリ:4GB以上推奨
  • HDD:CD1枚分くらいの空き
  • その他:わりとどうでもいい

性能はかなりどうでも良いようで。

 

結論:統計に弱いパソコンが無いと思う(まとめ)

さすがにメモリ128MBのような10年前のノートPCなら弱いと思うけれど、それは統計に限らず今どき何にも使えない。

最近のパソコンの最低と言えそうな仕様でデスクトップの場合。

  • OS:Windows~64bit版
  • CPU:Celeronデュアルコア
  • メモリ:4GB
  • HDD:500GB
  • グラボ:無し

ノートならHDD容量が320GBとか有るかも知れないけれど、デスクトップPCとの性能差は大した事が無く、これで統計用ソフトが動かないかと言えばそうでも無いでしょう。逆に高性能にしたからと、目に見えて「統計に強すぎ凄い」と言えるかは疑問。

置き換えると「プレゼンに強いパソコン(キリッ」とか言って、パワーポイントが動きます(白目)とかやられても、ハードウェアのどこへ特徴を持たせるべきか不明。

パソコン工房的には目的として、

  • TWOTOPブランドの幅を広げたい
  • 提案型のBTOパソコン販売をしたい
  • 他社との差別化を図る

辺りかと想像するも、普通のパソコンで出来てしまう事を強いと言われても困る、のような。

しかしパソコンの事を全く解らない人へ「プロが作ったブログに強いパソコン」とか出せば、ブログ大好きな人は「そうなのか」と納得してそれを選ぶのかも知れませんな。

しかし個人で統計を趣味にしている人がどのくらい居るのか。統計に強い言って見たかっただけちゃうんか、と。

パソコン工房的に費用対効果(この場合は人件費や宣伝費 VS 売上や利益)として考えると、そんな暇が有るならデザイナー用のFirePro入りPCでもやった方がまだ良いのではなかろうかと。Quadroはマウス、GeForceはフェイスがやっている為。

強引に統計用PCを肯定すると、例として上位のこれ。

統計PC最高性能

どのような人向けか(統計は別として)ポイントを挙げると、

  • CPUは高性能にしたい
  • ゲームしないからグラボ不要
  • マザーだけはASUSにこだわりたい

のような、やはりピンポイントになるけれど、昔の私のような人間が今でも存在しているなら有りかも知れない。しかし売れないと思う。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(5)

>CPUがCore i5な以外は特に目立つ点は無し
悪くない構成じゃね、明確な目的があるわけではない事務主体の汎用機とかなら、むしろ業務用として無駄がなくていいと思うの

>ASUS以外が三流かと言えばそうでもございません
ASUS「どっちかつーと四天王だな」
GIGABYTE「ここまで筆頭、次席ときて」
MSI「まあウチが最弱なのは否定できんな」
ASRock「そしてイロモノって やかましいわ」

>最近は普通に80PLUS電源が使われており
格安の認証付き電源もあるような感じだから、メーカーも認証無しだと安くても売れないってんで、認証なし電源自体あんまり出さんのだろうね

>カスタマイズはキングストン製品のようで
申し訳ないけれどもキングストン製に高級のイメージとか無いよなw
いや、メモリにかかわらずSSDやSDカードやUSBメモリでも廉価品だろw

>奥歯にロキソニンが挟まったような言い方
ところで歯痛に効くのかアレw 正露丸がスゲェとは耳にする

>CPU性能どうでもいいしHTも要らない
確かにi5はネイティブ4coreでHT無しではあるな

>メモリはファイルの倍以上有れば良い
Chromeで統計Webサービス利用するなら盛っといたほうがエエでw

>メモリ有ればHDDでOK
いや、そのPCが統計とやらに強いとして、その統計とやらにしか使わない専用機ならそれでいいけどなw

>CPUはCore i3でも良さそうと思ったけれど、HT要らないならCeleronでも良い
だからデスクトップ向けの4coreモデルなi5はHT無効だってば
HT要らんがネイティブ4coreは必要ならi5しか選択肢ないっていうね

>統計ソフトというものが有るそうな
>性能はかなりどうでも良いようで
いや、120万のほうでやろうよ、無駄に話広げれるっていうか、そのほうがコメントで絡みやすいんだよ言わせんな恥ずかしいw

>目に見えて「統計に強すぎ凄い」と言えるかは疑問
普通に考えて一番差が出るのはハードよかアプリの違いだろうなw

>普通のパソコンで出来てしまう事を強いと言われても困る
いや、艦これに強いとか言い張れば買う人は買うで(適当)

>「プロが作ったブログに強いパソコン」とか出せば
まずブログに強いってなんやw

>統計に強い言って見たかっただけちゃうんか
他がまだ言ってない以上、先に言ったもん勝ちやから(震え声)

>どのような人向けか(統計は別として)ポイントを挙げると
統計をとってみたところなぜかこのPCでは艦娘の引きが良い(適当)
とかやればそらもうバカ売れよ、小さく当社比とか但し書きしとけばOKw

>まずブログに強いってなんやw
キーボードが東プレだったり、モニタが3枚だったりするんじゃないでしょうか。

いや、確かにPV数やSEOはイケてるけれども、しばしばネタがない(白目)
とか言ってヒヨってる模様なので強くは無いなw

もっとも、継続は力という観点からなら最強クラスな気はする
あとは苦行罰ゲームレベルの日毎更新をひたすら続けるドM的な要素とかw

私はかつて統計学を勉強していましたけど、普通のノートPCで充分でしたw

>価格はピンきり、年間120万円とかカオスなものも有ればフリーソフトも有るようで
統計用プログラミング言語「R」を使っている人もいました。私はエクセルぐらいしか使いませんでしたがw

>パソコンの事を全く解らない人へ「プロが作ったブログに強いパソコン」とか出せば
「プログラミングに強いパソコン」や「ボカロに強いパソコン」でも出せばいいんじゃないのw

「ボカロに強いパソコン」って、DAWとボカロとオーディオインターフェイスとスピーカーとヘッドホンが付属し、PCケースにミクさんがイラストが描かれた痛PCになりそうだけどw

>個人で統計を趣味にしている人がどのくらい居るのか。
統計学を研究している学生や教員はいそうですがw

>統計に強いPC
あれだ。恐らく

統計(的)に(売れる傾向が)強いPC

の略ですよ。

マザーにマニア好きのASUSを使ったり、メモリにマニア好きのセンチュリーマイクロを使ったり、電源にマニア好きの80PlusGoldを使ったり、何となく高品質っぽいイメージを付けているのは面白いですね。

ちなみにセンチュリーマイクロは、製造過程においてテスターを利用して全数電気試験を行っているため、他のメーカに比べて高価ですが、あえて選ぶ方もいるんだとか。
センチュリーマイクロ 製造工程
http://www.century-micro.co.jp/support/hinkan/index.html


>高品質メモリ・・・何を根拠に品質を語るのか不明
キングストンは私も高品質なイメージがありませんね。どうせならメモリの規格化にも貢献している、BUFFALO製品を採用した方がよほど良かったのでは。

>Word2vec
>Hypert Threadingも多少は効くが最新コンパイラでは恩恵が少なくなった
>distance
>CPU性能による差は少ない
差が「無い」ではなく「少ない」なら、少しでも性能を上げた方が良いのでは。50点と49点なら大して気になりませんが、100点と99点では、その1点の差で歯がゆい思いをしそうですし。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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