平成26年度インターネット利用などの調査(by.総務省)

2015年8月 5日

総務省がネット利用調査結果の最新版を公開。

珍しくタイトルで平成とした理由は、日本では3月までを区切るとする為で、今回の調査は26年度末付近にあたる1~2月頃の実施。国内の世帯や個人のネット利用や端末普及はどう推移しているのか。

適当に見て参りましょう。

ソースはこちら。

統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05a.html

リンク先の最新版PFDを参考にしつつ、Excelファイルまでアップロードするという良い仕事もされているのでそちらも参考にしております。

 

平成26年度インターネット利用などの調査

条件はこちら。

概要

世帯数1.6万以上という規模の大きさは凄いけれど、回収率の低さが気になるところ。資料1~11の内の5までで。

1.中高年のインターネット利用が増加傾向

年代別ネット利用率

端末問わずのインターネット利用は50歳以上で上昇傾向。

特に60~70代は右肩上がりで伸びており、今や70代の高齢者でさえ半数の人が何らかの端末でネット利用している辺りは凄い時代になったものですな。

逆に13歳以上49歳までの年齢層は完全に頭打ちまで来ていると思われ、20代は99.2%なので、ネット利用していない若者は500人中4人程度という少なさ。稀にパソコンに興味が無く、スマホなど必要無い人も存在するのでしょう。

26年度のみで再グラフ化。

26年度のみ

小学生でさえ7割、80歳以上の後期高齢者(定義は75歳以上)も2割という利用率は高いと思う。 

2.スマホは20代が中心、タブレットは30~40代

スマホやタブレットでのネット利用

何を使いネットを利用するかの複数回答。

総務省的には13~39歳までのスマホ利用率の高さが特徴としており、私的には40代は大きめに伸びているものの、30代以下の若い世代の伸び率が小さい点が気になった。

逆にパソコンでのネット利用は、20~50代でおおよそ6%前後マイナス。 今までパソコンでしか出来なかった事が小型端末でも出来るので、LINEやメールなどは小型機でも良くなる以外、今まで家族共用のパソコンでやっていた事を自分専用のスマホでやり始めた辺りも減少の理由かと。

具体的には、専業主婦が夫PCを使っていたけれどスマホが有るならSNS出来るのでそれで良いとか、夫はプロ野球の結果を早く知りたいだけの為にパソコンの電源を入れていたとか、Flashゲームをしていた子どもがタブレットでタダゲーしまくっているなど。

大手メディアはこのような結果を見て、「パソコンからスマホ(タブレット)への移行が止まらないんですがそれは(震え声)」するけれど、パソコン必要な人がスマホでそれをやる必要は無し。

通勤に電車(デスクトップPC)や自動車(ノート)が必要なのに敢えて自転車(スマホ)へ乗り換える必要は無いと同じ。元から自転車で良かった人が自動車離れするのは当たり前。

3.端末はスマホの伸びが鈍化し始めている

端末別の利用率

年代別のネット利用でスマホ利用率が高い事と繋がっておりましょう。

毎月高い金を支払ってでもスマホを使いたい人には行き渡って来たので鈍化は自然な流れ。携帯電話全体の約95%を分母としたスマホ普及率は67.9%なので7割近い人が携帯電話としてスマホを利用中。おおよそで3人に2人。

タブレットは順調に見えるものの、普及率が低い割に勢いが無い。平成23年以降の次年度の伸びを引き算すると、6.8%、6.6%、4.4%と来ているので鈍化スタートかも知れない。次は2.2%、その次は0.0%、29年度はマイナスとか無いとは言い切れない。

右のグラフは差が良く判らないので±へ変換。

ネット利用端末の前年差

電話とFAXは、自宅には有ったけれど一人暮らしを始めてスマホが有れば足りてしまう大学生などに電話回線を契約する価値は低いと思われ、公衆無線やテザリングという手も有るのでパソコンでネットが使えないわけでも無し。

パソコンの減少は前述したので省略。音楽プレイヤーはスマホで、微減過ぎるブレと思われる携帯はスルーし、ゲームもスマホやタブレットで満足してしまえば、高い金を出してソフトを購入し、本体とテレビの電源を入れて固定設置された場所で遊ぶ機会も減るのでしょう。

4.ソーシャルメディア利用は軒並み上昇傾向

ソーシャルメディア利用率

企業はスルーし、左の個人のみ。

いつも見る形のグラフなので、前年との差へ変換。

SNS増減

50代までは4~8%の範囲で上昇。60代以上のマイナスは、質問のソーシャルメディアが何なのか判らなかったとかのブレだと思う。

30代はおなかいっぱいな人が増えているのか、やや少なめ。これもブレかも知れないものの、40代以上のSNS利用は若い世代より低い為、加齢と共に利用する人が増えると同時にやめる人も増えているやも知れず。

収入が増える年代が30代以降からとするなら、20代まではタダで暇つぶしや遊べるSNSの人気が高く、30代以上はそんな暇が無くなって行くとも予想出来るところ。

スマホとソーシャルメディアに関連性が有るか、グラフを重ねた結果。

スマホとSNSの利用率関係

分母や条件が違う上、SNSはスマホ専用では無いので単純に比較は出来ないものの、SNS利用はモバイル率が高いらしいのでイメージとしては見てよろしいかと。 

5.クラウドサービス利用中の企業は4割届かず

企業のクラウド利用

ラストは企業のクラウド利用について。

1年で5.6%も伸びているので普及し始めたように見えるものの、企業全体で導入している割合が増えている割に一部事業所の数値は全く変わらず。

業種別では物販や金絡みの上昇が大きく、資本金は大きいほど普及率が高め。資金、技術、セキュリティがネックになるので中小ではまだ厳しいのでしょう。

 

来年度のスマホとタブレット普及上昇に期待(まとめ)

26年度の調査結果ではスマホの普及が鈍化し、タブレットは元から大手メディアが騒いでいるほどの勢いは無し。

スマホ普及率が鈍くなった原因は行き渡りと思われ、最も高い20代は87.5%なので残り12.5%しか伸びしろが無く、10人中9人近く持っているならばこれ以上は無理が有ると思う。

次いで多い10代は残3割くらい、30代は2割程度。やはりこれらの年代もスマホが必要な人は既に持っている割合が高くなっており、急激な伸びは無いでしょう。

しかし27年度の今年はMVNO元年とも言われる、5月からのSIMロック解除義務化も後押しする価格競争が開始。

別の物で置き換えると、Apple Watchが4万円では要らないiPhoneユーザでも4千円ならFacebook専用の通知機器として買う人が増えるかも知れない。

似たように私の場合はLINEの為だけに月額5千円以上、ドコモでiPhoneすると1万円前後になってしまうのは激しく嫌だけれども、今700円なのでLINEとメールと時々検索出来る代としては700円の価値有りと感じております。

私の周囲たった5人だけれども、スマホで何を使うか聞いた結果、上位7つが以下の通り。

  1. LINE
  2. 音楽プレイヤー
  3. Facebook
  4. ウェブページ閲覧
  5. ゲーム
  6. デジカメ
  7. Twitter

SNSを使わず音楽も聴かない、デジカメ不要でウェブやゲームはパソコンでやる人も、何か1つや2つ「小型機が有れば」と思うならばMVNOの価格のハードルは低いはず。

どのくらい違うかを具体的な例にすると、

  • ドコモなど・・・月額5千円でもキャリアの専用端末を買わされローンを組まされるので実質月額8千円以上、しかも2年以内にやめると違約金も。
  • MVNO・・・月額数百円から、端末は1万円弱から。SIMロック解除済端末が中古市場で出回るようになれば格安で高機能端末を使えるようになる可能性。

話を戻し、LINEならばLINEを常時利用したいからスマホを持つ、逆にスマホが有るからLINEを始める。私はタブレットが有るからLINEを始めたパターンで、どちらが先かは別として、利用率向上の相乗効果が有る事は間違い無いかと。

というわけで、スマホは伸びしろ的に厳しいものの、27年度のスマホ&タブレット利用率は再び上昇すると予想。タブレットは45%行かず頭打ちになるという予想も当たるかどうか早く知りたい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

>今まで家族共用のパソコンでやっていた事を自分専用のスマホでやり始めた辺りも減少の理由
もともとパソコンを触ったことがなく、スマホでネットを始めた人が増えた可能性もw 特に10代とかw

>Apple Watchが4万円では要らないiPhoneユーザでも4千円ならFacebook専用の通知機器として買う人が増えるかも知れない
来年からは時計型デバイスの利用率も調査して欲しいですw 1万切ると時計型デバイスも普及するかもw

とりあえずPDF資料に載っている連絡先「情報通信国際戦略局情報通信政策課情報通信経済室」は長すぎで吹き出すレベル。情報通信と言い過ぎ。平仮名にすると「じょうほうつうしんこくさいせんりゃくきょくじょうほうつうしんせいさくかじょうほうつうしんけいざいしつ」で、寿限無よりはマシですが。


>回収率の低さ
3月でないだけマシですが、調査期間が1月~2月。企業は特に3月に向けて忙しい時期ですから、そんなアンケートに答えるのはよほど余裕のある企業な気もします。

40~50%もあれば、サイコムやパソコンファームを擁する我が埼玉県の知事選挙投票率よりまし。ちなみに前回は24.89%。今回がどうなるか楽しみ。

2011年埼玉県知事選挙 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/2011%E5%B9%B4%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E6%8C%99


>インターネットの利用時間
>26年度のみ
働いている(だろう)年代の「20歳から69歳」だと、約92%という高さですね。「18歳から60歳または65歳」だと、もう少し高くなりそう。今の20代が60台になると、どんな結果になるやら。

>音楽プレイヤー
情報通信機器に音楽プレイヤー、という事は8~9割はiPod、1~2割がWALKMANですかね。後に出てくる「ネットで購入したモノ」で「着メロ含む音楽」は増加傾向にありますから、確かに音楽プレイヤーの需要は減少傾向にあると見て良さそうですね。個人的にはiPodの売れ行きが芳しくないだけでは、とは思いますが。

>クラウドサービス
いま個人的にWindows Azureの導入を検討中(主にSQLサーバ関連)ですが、基本的にクラウドサービスはブログのサービス並に使いやすいですね。社内の連絡掲示板くらいなら、格安でサービスを提供する所はいくらでもあるでしょうし、現状はおおよそ利用して損は無さそうです。

>スマホで何を使うか
私だと

1.メール
2.電話
3.LINE
4.Web閲覧
5.カメラ

くらいで打ち止め。よく考えたらこの程度のために月6,000~7,000円くらい支払うのは高い気もしますけれど、キャリアが死ぬとネットワーク環境まで吹き飛ぶ気もしますから、お布施と考えお高い月額料金は支払っているままです。docomoが潰れたらMVNOもほとんど道連れですしね。

>総務省はウェアラブル端末として数値を出しております
>27年度のウェアラブルは0.5%、但し世帯なので個人では無し。
ウェアラブルは体に身につけるものなので、個人で使うものなのではw

>来年の世帯保有率は4倍の2%、またはそれ以上へと跳ね上がるかも知れませんな。
時計型デバイスが普及するといいなぁ~(棒)

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