ソニーがWindows8仕様の一体型PCなVAIOを発表

2012年10月 5日

私から最も遠いPCブランドがVAIO。

改めてそう確信出来る、Windows8を突っ込んだ一体型PCが発売予定へ。価格も手が届かないというか手を出す気さえ失せる20万円前後となっており、いつまでパソコンを高級品にしたいのか、非セレブな私には理解不能。

という偏った考え方で新型VAIOの一体型PCを見て参ります。

24型モニタ一体型PC「VAIO L」はタッチ操作も可能

詳細が載っているページをASCIIより。

あまりにも広告の貼り方が下品(nofollowも無い)のでリンクは切っております。行くならURLコピペにて。

ASCII.jp:24型AVボードPC「VAIO L」がWin8搭載&タッチモデル拡充
http://ascii.jp/elem/000/000/731/731182/

vaio-l-2012-10.jpg

タブレットへトランスフォームするレッツノートは、まあ有りなのかと思い、日曜まとめ記事の1つのネタとして入れておりましたが、今回のVAIO Lはソニーが勝負に出たと感じる仕様。

特長というより特短とでも申しましょうか。私から見るとこうなる。

  • OSがWindows8・・多くの人が期待しない進化では無く変化したWindows
  • 一体型(ボード)PC・・性能低め、修理費激高、増設困難、内部清掃無理
  • 大画面でタッチ操作・・手が届かない、爪が立つ、汚れまくる
  • 予想価格17~24万円・・普通のPCを毎年買い替え出来るレベル
  • 使わない機能満載・・不具合や故障箇所が増え率が上がる原因

なぜこのようなパソコンが売れるのか不思議になるけれど、ソニーやVAIOを盲信されるPCユーザにはこれでも素晴らしいパソコンなのでしょうな。

VAIOを購入されるユーザは価格を気にしないと想像し、いつもは最安モデルを参考にしておりますが、今回は最上位機種(SVL24129CJB)を見てみましょう。これが一番面白かった事も有り。

主な仕様を一覧。

  • OS:Windows 8(64bit) ※エディション不明
  • CPU:インテル Core i7-3630QM(2.4-3.4GHz、4コア/HT対応、6MB)
  • マザー:モバイル インテル HM76 Expressチップセット搭載
  • グラフィック:NVIDIA GeForce GT 640M(2GB)
  • メモリ:8GBPC3-12800) ※最大16GB
  • ストレージ:HDD 3TB
  • 光学ドライブ:Blu-ray Discドライブ(BDXL対応)
  • 有線:1000BASE-T対応LAN、USB3.0x3、USB2.0x3、モニタ用USB(外付HDD接続用)、HDIMI出力(3D対応)、HDMI入力、IEEE1394、ビデオ入力 など
  • 無線:IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+HS
  • モニタ:24型LED 静電式タッチパネル(解像度:1920x1080) ※3D対応
  • その他:3波対応TVチューナx2地デジチューナx1(TV用) など

凄まじいですな。載せれば良いという物なのでしょう。

Windows8やタッチパネルは既に上でケチを付けたのでスルーし、CPUとチップセットとグラフィックは見ての通りノート用。一体型として圧縮した為に普通のでかいデスクトップと比較し低性能化。しかし、最近のノート用パーツも用途を超えた性能と思われ問題は無いかと。

メモリ8GB、HDD 3TB、Blu-ray、地デジx3、BS/CSx2、TV単独での録画や映像出力端子やIEEE1394は録画など映像用途として。それは普通に大画面テレビや多機能な録画専用機でやれば良いのでは、と思うけれど、どうしてもブラビアのPC版をソニーがやりたかったのでしょう。

私が何故ここまでこの機種を嫌っているか今来た人の為に簡単に書くと、私が以前PC修理現場に居たので故障しづらいPCを売って欲しい為。

全部使うなら構わないけれど、例としてテレビチューナは3つも要るのか。TVチューナを搭載しないPCと比較し、故障する可能性の有るパーツが3つ増えているという意味。

有っても3波対応1つで良くないか、このPCを購入出来るソニーファンや金持ちなら、テレビと録画機器を持っているのでは。

CPU性能は高くなるに比例し発熱も高くなり故障率が上がる原因。グラボも故障パーツが一つ増える事になるけれど、GT640Mという性能低めな物に意味が有るのか。メモリ容量目的なら既に8GB有り、グラボ載せるならメインメモリを16GBにすれば良かったのでは。

また、HDD 3TBは録画前提として良さそうに見えるけれど、SSDの250GBクラスが既に1万円台前半まで来ており、今後は高速ストレージの時代。容量はHDDの増設でカバーするものとすると、この一体型PCにはSSDが欠けているとも言えましょう。

私はソニーやVAIOが嫌いなのでは無く、この構成が嫌いというだけ。罪を憎んで人を憎まず、のような。

アンチと勘違いされSNSなどで暴れる人が時々居るので一応。別に暴れて愚痴っても良いけれど。

 

ソニーVAIOから読み取る有名メーカーPCの売り方

私を含め、今回のような高額な一体型PCを嫌う人間と、気にならなかったり好む人も居られましょう。

おそらくソニーなどの有名メーカーが好きな人と、BTOパソコンや自作PCユーザの感覚が違う為。

燃料を自ら投下。

ソニー、Windows 8搭載「VAIO」で新体験を提案--「PC市場を活性化させる」 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/digital/pc/35022474/

まず「PC市場を活性化させる」の部分。一般的なPCユーザやソニーファンなら単純に納得し応援したくなるかも知れないけれど、私に言わせると何か勘違いしていないか、と聞きたくなる所。

PC市場を活性化させる為には、メーカー側が派手に新製品を出しまくるのでは無く、多くのPCユーザへ新しい提案を受け入れて貰う事。

ソニー独特の自己満足のような高額な機能満載PCが多くの人の手に渡ると思うのか。また、求められていないWindows8やタッチ操作という手段を目的と勘違いしていないか。

私にはソニー信者を実験台にしたソニー社員の自己満足に見えており、購入して満足するなら良いけれど、後悔する人が少なからず居りましょう。

そして、発表されたハードウェアを見るとネタとしか思えない。

パナソニックと同様、「タブレットPCになるウルトラブック」。ウルトラブックとタブレットPCの方が良いと思うけれど何故合体。

vaio-duo-11-cnet.jpg

持ち続けられない重さなので、立ててキーボードを接続するか、下の写真のように置いて使って下さいと提案する、踏まれてぶっ壊れそうな「家族で使えるテーブルトップPC」。

vaio-tap-20.jpg

ソニーの偉い人いわく

新たなVAIOでは、従来のPCにはない新しい形状を創造することで、人とPCの新しい関係作りを提案していきたいと思っている。この提案によって、新しいPCマーケットを創造し、ひいてはPC市場そのものを活性化したい

マイクロソフトの偉い人いわく

Windows 8の登場でPCは新たなステージに移る。これまで、Windows PCを使ったことのある人、またない人にもこの新時代の体験を届けることで、新たなビジネスがどんどん生まれてくると思っている

いずれもユーザの事を考えて設計やプログラムし売ろうとしているとは感じられず、ただ技術や機能を自慢したいだけに見えてしまう発言。

これらがAppleとは決定的に違う致命的な考え方や方針の誤り。Appleなら、ユーザはこうしたいだろうからこれでどうだろう、と出してくるでしょう。

ソニーやマイクロソフトは逆で、ユーザが求める何かでは無く、何をさせたいのかも解らず、結局VAIOやWindows8でどうしたら良いのか不明。

ユーザの需要を考慮しサービスやハードウェアを出すのはApple以外にGoogle。ユーザは昔のようにメーカーからの提案を鵜呑みする時代では無くなっており、インターネット経由の情報を得て脳が肥えております。

ソニーに限らず、有名メーカーのPCは需要へ供給しておらず、ただ高額な物を、自信が有るから良いに決まっている、と押し付ける。

そういう時代は終わっていると思う。

 

私がVAIOやMacに魅力を感じない理由(まとめ)

話を戻し、AppleやソニーのMacやパソコンが好きな人と、それらをまとめて受け入れない私のような人の違いは、提案に乗る性格か、それを不要と思う人間か。

今回のVAIO Lは機能が満載。

テレビとしてもPCとしても利用出来、大容量HDDとブルーレイを搭載した3波対応ダブルチューナだから同時録画も可能。Windows8とタッチ操作でスタイリッシュなライフをエンジョイ、と思う人。

そんな機能は全部要らない、必要なら自分で付ける(カスタマイズする)し、たかがパソコンの割に高額過ぎて話にならない、と思う人。

私は後者なので前者の考え方の人へ聞きたいけれど、今回のVAIO Lの機能を全部使うなら、3波対応のアンテナ工事やケーブルの引き込みが必要。未加入なCSは有料、NHKのショバ代も更なるぼったくり価格へ。

そこまで考えた上で欲しいと思えるのか。

アンテナに繋がなくとも普通のPCとして使えるので良いけれど、それなら最初からテレビ機能は無くてよろしいかと。3D動画とか本当に24型モニタで観たいのかも疑問。


以上、勢いで暴れてみたけれどソニーやマイクロソフトへの悪意ではございません。記事用のネタを思い付かず、酔った勢いで一気に書いてしまっただけ。

また、Windows8発売後にタッチ操作が普及しまくり、私が馬鹿にされる事を願っております。その方がPC市場が本当に活性化し、ブログのネタになりそうな為。

おそらくWindows8投入は活性化では無く寒冷化すると思うけれど。

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。