第6世代Core iシリーズSkylake-Sの価格と性能の比較

2015年8月10日

2015年8月5日、Skylakeがリリース。

先行は2機種でCore i7とi5の上位モデルは6千番台。同時にチップセットがインテル100シリーズ、LGA1151へと変更され、メモリもDDR3では無くDDR4に対応という変化もございます。

先にPC変態向けな情報、後で初心者の人向けに解説。

Skylake-Sの性能を旧シリーズのCPUと比較

私が購入したり検証したわけでは無く、いつも通り他人の土俵と褌にて。PC Watchより旧製品との仕様比較。

6700Kと4970Kの仕様比較

source:Skylakeアーキテクチャを採用した「Core i7-6700K」レビュー - PC Watch

CPU性能としては代わり映えしない印象。それどころかクロックの最大が200MHz低下している割にTDPは3W上昇。

とは言え、製造プロセスの細分化(14nm)や対応メモリがより高速なDDR4になった事で、PC内のCPUとしての性能は上がっているのでしょう。

同記事のサンドラベンチより。

Sandra-2015-2142-Processor-Arithmetic

1つ勝っているものの下2つは4790Kより僅かに下。

シングルコア対決では普通に負けております。

シングルコア対決

これら以外の計測では概ねi7-6700Kのスコアが高く処理速度も速いよう出ているものの、仕様を比較すると、なぜ4790Kより良いスコアになるのかが納得出来ない。

CPU性能というより6700Kと組み合わされているメモリのクロックが高い為、6700Kの数値が良いのでは、と感じております。

GIGAZINEが輸入し日本語化している記事より。

geekbench

source:第6世代Intel Coreプロセッサ「Skylake」の実力調査 - GIGAZINE

3段目はオーバークロックなのでスルーし、上2つ。同じクロックで同じ数のコア・スレッド数。GPUなどは関係しないとするならば、製造プロセスの違いでここまで差が出るものなのか。メモリでは?と判断して良いと思える。

ロック解除のハイエンドCPUなら、こちらの方が気になる。

消費電力

source:ついに発売、Skylake-Kこと「Core i7-6700K」が爆熱疑惑 : IT速報

何がうわあかは上から3段目。アイドル時と4.0GHzの時は4790Kと大差無い消費電力が、6700Kは200MHz上がるだけで37Wも増加。

GIGAZINEの記事より消費電力。

消費電力その2

こちらは800MHz上げて64W差なので上を目指すほど差は開かないのかも知れないけれど、同じ消費電力の比較でも、4Gamersの4GHzは4790Kと同等な割にこちらのグラフは高い為、4Gmaersが正しいとするなら6700Kの4GHzが高く出ている可能性。

仮にそうならば4790Kとの差は88Wとなり、この計算が正しいならばオーバークロック遊びするなら電源容量を盛らねばならないでしょうな。

アスキーの検証も一応。

アスキーの消費電力検証

source:Skylake-Sこと第6世代Coreが予想以上に買いな件 - 週刊アスキー

個人的には4Gmaersを信じております。

その他、これはSkylake-Sに始まった事では無いけれど、今回もやはり中身は溶接では無くグリスな模様。

露わになったシリコンダイとヒートスプレッダ間のTIMは、やはりサーマルグリスだった。見た目から判断は付かないが、順当に考えればDevil's Canyonで採用された次世代ポリマーTIM(NGPTIM)を採用しているものと思われる。

source:i7-6700Kの殻割りでTIMを確認し殻割りの意義をチェックする - PC Watch

関係無いけれど、殻割りして液体金属を使われている件。ヒートスプレッダがアルミならば腐食してしまうのでは、と、少し気になった。

 

第6世代Core iシリーズを価格やコスパで考える

先に初心者向けとして、アスキーはSkylake-Sが予想以上に買いとか、「インテルからいくら貰っているのか?」と疑える言い分と感じており、私に言わせると期待外れ過ぎて手を出さない方が良い印象。

問題は無駄に高額化してしまう為で、CPUの価格を価格コム最安より。「約」は省略。

  • i7-6700K・・・5.0万円
  • i7-4790K・・・4.2万円

マザーボード、Z170とZ97でおおよそ。

  • Z170・・・1.6万円~
  • Z97・・・1.0万円~

メモリはPC4-17000とPC3-12800、いずれも8GBx2枚で。50位以内にDDR4の4GBx2が無かった。

  • PC4-17000・・・1.4万円
  • PC3-12800・・・1.1万円

最安の合計。

  • i7-6700K・・・8.0万円
  • i7-4790K・・・6.3万円

1.7万円の差。この価格差に納得出来るほどの価値が有るとは私は思わず。DDR4メモリが以前より安くなっている点は良いけれど、4GBx2が無さ過ぎ、DDR3なら7~8千円くらいで売っているので、8GBで良いなら最安は2万円前後の差。

出たばかりなので価格がこなれておらず、マザーボードの種類もまだ少ない方なので、どうしてもSkylakeにしたいなら年末辺りまで待った方が賢いと思う。

今、高性能PCが必要ならばi7-4790K+Z97がコスパよろしいかと。

自作ユーザならDDR4の方がメモリの将来性が有り利点と言えるものの、メモリの数千円の為に新製品へ数万円無駄使いはおかしい。

 

本当に高性能CPUやビデオカードは必要か?(まとめ)

ここはBTOパソコン.jpなのでBTOで考えてみましょう。

自作PCならば組み立てるユーザが好きな構成で決められるけれど、量産系BTOメーカーの場合はバランスが取られるもので、Core i7-6700K搭載ならば必ず一定以上の性能を持つビデオカードも載せられているはず。

BTOパソコンの特徴、メーカーのウリ文句としては「自分仕様でパーツを選べる」というけれど、6700K搭載でグラボ無しとかメモリ4GBは無理。そういうのは自作でやるかサイコムなどメモリ無しなど出来るメーカーでやれ状態。

数年前までオンボード(マザーボード)出力でトリプルやデュアルディスプレイは無理な物が多かったけれど、現在はデジタル3端子で出力とか出来る時代。

CPUは数年前からクロック周波数(処理速度の要)が頭打ちな上、省電力化や内蔵GPU強化という、デスクトップPCでは大した恩恵の無い要素ばかりのプチ進化ばかり。

もし今、3GHzを超えているCPUを利用して無駄かも知れないと思っているなら、2GHzくらいまでアンダークロックしてみましょう。体感で違いが判るかを試して欲しいという意味。

ベースクロック(BCLK)変更は面倒なので倍率のみ。オーバークロックでは無いのでターボブーストを無効にする必要は無いどころか固定しない方が良く、本当に倍率を変更するだけ。電圧もメモリクロックもいじらなくてOK。

私は約1ヶ月前から3.3-3.7GHzのCPUを上限2.0GHz(100MHz x20、TB有効)で固定しているけれど、処理速度の違いが体感不明。というわけでオーバースペックを確信。

昔ながらのPCユーザ、Pentium 4の少し前辺りからWindowsを使い始めた人は、高性能&大容量至上な考えが今でも抜けていないかも知れない。

私はネタでやっているのでXeon搭載、メモリを最大24GB盛っていた時期も有ったけれど、ヒツジ先輩をやっていなければPentium DC、メモリ8GBで充分。

BTOに限らず自作PCも、何でも盛りまくらず用途にピタリと合わせた仕様で価格を抑えている人が本物のPC(ハードウェア)上級者だと思う。

Z97にXeon載せている私が言う事では無いとは思うけれど。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(6)

>ヒートスプレッダがアルミニウム製なら腐食してしまう
所謂ガルバニック電食ですなwww
ttp://www.oiles.co.jp/bearing/oiles_bearing/tech_data/densyoku/

おえっ、もう一個リンクつけるの忘れてた。
http://www.negurosu.co.jp/products/mini/pdf/107.pdf
用語の誤用:電食

ちょっと課題がひと段落ついたら、莉奈もi5-3450の倍率を20で固定してみます。
ただ、けっこう負荷をかけないとクロックが1.6GHz〜1.8GHzを上下するのでどうだろうか。

>6700Kと組み合わされているメモリのクロックが高い為、6700Kの数値が良いのでは
それを含めて「CPUの性能」というのでは。上位製品への対応も、立派な進化のひとつでしょう。排気量が大きい=速く走れる=優秀な車、という訳ではありませんし。

>消費電力
>CPUパッケージ温度(℃)
ハイエンドCPUなら消費電力や温度なんぞ気にする必要はなかろう、とは思いますが、オーバークロックを想定するなら特に温度は低い方が望ましい事は確か。なんだかサイト毎に結果が大きく異なるように見えますから、当たり外れの大きいCPUなのでは。とりあえず平均値が判明するまで、評価は難しいCPUですね。

>今、高性能PCが必要ならばi7-4790K+Z97がコスパよろしい
個人的にはGPU性能の高い「Core i7 5775C」とZ97の組み合わせが好みですね。価格も5万円未満で購入でき、簡易用途ならビデオカードは全く不要、一般的なゲームでも少し設定を落とせば遊べるため、ビデオカードを購入する必要がほぼ無い分、トータルコストでは安く上がる可能性が高い、気がします。

>液体金属を使われている件。ヒートスプレッダがアルミならば腐食してしまう
「LIQUID Metal Pad」と表記を間違ったのですかね。コチラはシート状で、LIQUID Proと同等の性能ながら、アルミを侵食しません。

Amazon.co.jp: Cool Laboratory 金属パット 3枚入り ドイツ製 LIQUID MPC+CS
http://www.amazon.co.jp/dp/B001CXNSTO

ちなみにどうでも良いですが、銅とアルミの腐食については、恐らくどなたか「十円玉と一円玉の間に濡れティッシュを挟むと電気が流れる」という実験で覚えている方がいらっしゃるかもしれませんね。


>上限2.0GHz(100MHz x20、TB有効)で固定
私のCPUは最大2.50GHzでTB無しですから、設定的には似たようなモノ。しかしコチラは2コア4スレッドと貧弱。これを更に下げる気にはなりませんね。

>3GHzを超えているCPUを利用して無駄かも知れないと思っているなら、2GHzくらいまでアンダークロックしてみましょう。
私はi7-3770のターボブーストをオフにしています(オンの状態だと負荷がかかった時にブルー・スクリーンになることがあるため)が、体感では何も変わりませんw

>3GHzを超えているCPU
2.3GHz-3.2GHzのノートPCどす
1ヶ月位前に、FF14イシュガルドベンチのDX11版を実行中にCPUの熱(105度位)で強制電源断してから、99%クロック制限の電源プランを追加作成して必要に応じて切り替えて使ってます。CPUクロックは最高2GHz(2041MHz)位で動いていてパフォーマンスは問題無く、温度も最高が98度で安定して動作してますね
晩秋あたりにクロック制限せずにFF14ベンチDX11版回してみよっかなw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。