ハードディスク(外付けと内蔵)の選び方と考え方

2010年2月24日

BTO、カスタマイズで優先度が中程度になりそうなHDDの選び方。

最優先はCPUで、それに合わせてマザーボードの規格が決まり、バランスを取るならビデオカードもセットとなり、それらを合計すると最低限の電源容量まで決まるというのがパソコンの定め。

適当に書きながら、このセットという考え方は良い気がします。

CPUがCore-i7の920ならマザーはLGA1366で現在はX58という高級セット。しょぼいグラボを付けるくらいなら1366にする必要は無くスペックダウンせよという事。ではi7-920のセットとバランスを取るならグラボはGeForceの最低でも9600か260程度とすると、電源は軽く400Wを超え高負荷時には500Wの80PLUSでも危ないかと。

メモリは当然1GBx3となり、残る仕様の選択肢はハードディスクと光学(DVD/ブルーレイ)ドライブです。ケースにこだわるなら自作せよという、やはりこれは解り易い。今度使います。

ではハードディスクの選び方。

 

内蔵ハードディスクは容量を大きく、バックアップは外付けUSB

ほとんどの方はこういう選び方をするのでは無かろうかと。

私も以前ならそうすると思うものの今は違います。HDD無しで単品で購入し自分で内蔵する、という答えは全然カスタマイズでは無いため棚に上げて忘れるとして。

内蔵ハードディスクは普通は1台。ここまでよろしいと思われますが、容量までは気にせず価格を見て大きければ良しとするものでしょう。間違いとは言いませんが、パソコンという大枠では無くハードディスクにデータを保存するという詳しい用途を考えてみましょう。

1年前まで250GBが標準でしたが、今では320GBが最低になっている事も有り、選択は上から2TB>1.5TB>1TB>500GB>320GBというカスタマイズが多く見られます。

仮に価格がそれぞれ2千円差だったとし、320GBから2TBへ上げる価格が8千円とします。予算が有れば2TBを選ぶものかは知りませんが、そこまで使うものか。

買い替えなら現在のCドライブとしている使用量を御覧下さい。私はなぜか180GBもデータが入っていますが、普通に写真やオフィスソフトのファイル、年賀状などの使い方をしていれば100GBも行っていない事でしょう。修理時に空き容量のチェックをしますが100GB行っている事は稀でした。

修理品のデータは中身が何かは見ませんが、超える条件として考えられる事は1ファイルあたりの容量が大きい動画ファイル。それもDVDのリッピングなどという生易しいものでは無く、編集中のHD動画であったりHD録画機からコピーした無圧縮の生データが多いのでは無かろうかと。

最近はデジカメの画素数が無駄に大きくなり写真1枚あたりのファイルサイズも上がっているかと思いますが、1ファイル10MBとしても1TBにするには10万枚必要。普通はそこまで溜め込む前にバックアップメディアやHDDへ移すでしょう。

地デジ録画を激しくするなら別ですが、それら以外の用途なら大容量は無駄になると考えられ、例えば3年で200GBしか使わなかったなら上記の例で行くと標準の320GBで良いという事になります。8千円がまるで無駄。

大容量の外付けハードディスクを購入しバックアップ?

2TBのハードディスクを内蔵しており、どの程度使うか検討が付かなければ外付けも2TB必要かと言えばそうでは無く、外付けはカスタマイズより高価になるもので、大容量は思い切り値段が跳ね上がる事が多く有ります。

では500GBくらいで、というなら内蔵も500GB有れば充分。

そしてUSB最大の欠点として転送速度の遅さが有ります。

内蔵HDD(ハードディスクの略)が普通にSATA2という規格なら最大転送速度は300MB/秒。USBは当然2.0として同じく速度は480Mbpsで変換すると約60MB/秒。

転送速度は規格による理論値のため、実際の読み込み速度は落ち、更に書き込み速度は下がります。USB3.0では改善されそうですが、今PCを買えば98%以上の確率でUSB3.0は付いておらず2.0が普通。増設すれば話は変わりますが、そういう人は自作してください。

実際にやってみると判りますが、内蔵HDDのSATA2から同じくSATA2へ転送する速度と、外付けUSB接続のHDDへ転送する速度は壊れているのかと思う程遅いものです。

話を戻し、では1TBを内蔵HDDに詰め込んだとして、それを外付けUSBの1TB以上へコピーや移動するのかという事。放置でも半日仕事、転送中に他の作業をしようものなら更に時間は延びて最悪転送失敗も考えられるというか私は良く有ります。

 

バックアップ用に同容量の内蔵ハードディスク2台をお勧め

私の例では内蔵の250GBを2台、120GBを2台の合計4台。

そういう貧乏臭い変態的な仕様にせずとも普通に500GB2台や1TB2台でよろしいかと。但し、BTOのカスタマイズでは工賃など含め高めになっている事が多く予算次第。ケースを開けてネジでHDDを取り付け、SATAと電源ケーブルを挿す自信が有れば、2nd-HDD(内臓の2台目)は単品で買い増設も有りでしょう。

もちろん増設HDDは構成に含まれないため本体の保証は効かず、ハードディスク単品の保証のみ。長期保証を入れて数千円載せる予算が有るなら、大人しくカスタマイズから2ndも選んだ方がよろしい。

内臓にすることでデータ転送は速く動作は安定し、コピーや移動では無くフリーソフトなどで定期的に同期させる事も出来ます。アプリケーションでも何でも良いです。

*誤りここから

Windows7のProfessional、またはUltimate(一応、Enterpriseも)なら、標準でバックアップする機能が有る為、内蔵HDD同士で安定したバックアップ操作が可能。初心者にも優しいけれど、果たして初心者がPro以上のWin7を選択しているかまでは考えません。

*誤りここまで

上記Win7のPro、Ultimateはネットワークでバックアップする機能が付いており、通常の(ネットワーク経由では無い)バックアップは全エディションに標準で付いています。コメントでご指摘頂きました。有り難う御座います。

ASCII.jp:HDD全体を保存する「バックアップ」が全エディションに|ここが変わった! 早わかりWindows 7
http://ascii.jp/elem/000/000/474/474252/

  

ネットワークの知識に自信が有るならNASが最良

一番金がかかる方法では有りますが、最近NASの値下がりが程良く、500GBなら15千円で釣りが来るようです。ナビゲーションソフトも充実のメルコさんより。

ネットワーク対応HDD(NAS) | BUFFALO バッファロー
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/hd_lan.html

速度や安定性という面では内蔵ほどでは有りませんが最大の利点は、 LANでネットワークに接続するため複数台のPCからバックアップや同期が可能という所。

私は興味有りませんが、レグザ対応や地デジ録画などパパ凄いねと言われるチャンスです。一家に一台という言葉が最適ですが、サブタイトルにも有る通りおそらくナビソフトのみの一筋縄では行かぬもの。

増設を考えるならスイッチングハブにするか、LANケーブルはどの程度の品質にするか、ノートが無線接続なら設定を変更して、など、やることは多く有りましょう。

しかし普通はHDDを2台内蔵出来ないノートPCやネットブックなどもネットワークでバックアップ出来るという、素晴らしい利点有り。業者へ依頼すると軽く2万以上は取られると予想しますが、パソコンが2台以上有り、ノートやマイクロATX(やや背の低いデスクトップPC)ばかりなら個人的には強くお勧めかと思います。

 

先日、バックアップって何?という程初心者の方からCDにデータを保存したいという相談を受けましたが、容量はGB単位と大きく、安物のDVD-Rメディアは数年で劣化し読めなくなる(特に外周)ため、外付けHDDを購入しコピーした方が早いと伝えました。

SSDはまだまだ小さく、GB単位のバックアップを頻繁に取るなら、速度と容量と安定性を考えて内蔵。または金と技術が要りますがNASという選択肢がよろしいかと。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

NASはやっぱり高くつくものですから、自分の場合、ノートPCのバックアップが必要な際は、ブロードバンドルータ経由で、デスクトップPC上に作った共有領域へネットバックアップをしています。
普通、3千円くらいのルーターでもスイッチ×4ポートくらいはついてますので、単純にノートのネットバックアップが目的ならば、NASの導入まではしなくともよいかなと思いまして、っていうか、考えてみたらこれもNASの一種ですね。
当然ヒツジ先輩の仰る通り、デスクトップ側には必要な分のHDDを盛っておくことが基本です。

外付けHDDもSATAが良いですね。なんせ早いので。
USBは私の環境ですと実測(200GB程のデータをdisk to diskでコピー)30MB/secくらいです。
SATAはdiskによってかわりますが、4~5年前の旧型で60~70MB/sec、最近の500GBプラッタ製品で110~120MB/secくらい出てくれます。
時間に換算するとほんとにエラい違いです。

USB/eSATAの二つインターフェースを備えたHDDケースを用意して、中身のHDDを用途に合わせて好きに購入するのが、後々フレキシブルに使えて良い気がします。
「でも普通、eSATAポートなんてあんまりついてないよね」と思われる方もおられると思いますが、私は使い勝手を高めるために、マザー上のsataポートを背面の拡張スロットへeSATAポートに変換して出せるパーツを使用しています。
こういうの
ttp://www.dospara.co.jp/5goods_parts/parts_detail.php?h=d&f=d&m=parts2&ic=69626&lf=0&recommend
要は内蔵SATAを無理やり外付けsataにする感じ。
これは自作の範疇に入ってしまうのかもしれませんが、背面に出したeSATAポートに外付けHDDケースを接続すれば、いつでもお手軽に中身のHDDを取っ換え引っ換えできます。
一旦取り付けてしまえば、後はdiskを交換する際、ケースをいちいちあけて内蔵HDDのケーブル外して~とかが必要なくなるのでかなり遊b、もとい、便利です。
複数のdiskを様々に使いまわす変態行為も可能です。

ちなみに私のスーパー915マザー環境ですと、アンティーク仕様なためSATA2未対応、よってホットプラグと言うか動的なDISKの認識は不可なのですが、システム起動時には普通に自動電源ONされますので、通常使用上まったく問題ないです。

訂正お願いします。

>Windows7のProfessional、またはUltimate(一応、Enterpriseも)なら、標準でバックアップする機能が有る為

Windows 7では全てのエディションでバックアップする機能があるそうです。ただ、ネットワークを利用したバックアップはProfessional以上のエディションでなければ、利用できないとのことです。

ASCll.jp
HDD全体を保存する「バックアップ」が全エディションに
http://ascii.jp/elem/000/000/474/474252/

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。