今は時期が悪いを素で行くCPUとグラボ(2017年4月)

2017年4月 4日

今月も新CPUとグラボが登場予定。

CPUはAMDのRyzen 7に続き比較的安価なRyzen 5、グラボはGeForceのオリファンとかVRAMの強化バージョンが出るという話。CPUは良いとしても、グラボは今マジで時期が悪そう。

適当に見て参りましょう。

AMD最新CPU「Ryzen 5」は4月11日22時解禁

来週の火曜の夜から販売開始予定。

AMD最新CPU「Ryzen 5」は4月11日22時から販売 - AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1052604.html

ryzen5解禁

立て続け矢継ぎ早。Ryzen 5、性能と税別価格を一覧化。

  • 1600X(3.6-4.0GHz、6コア/12スレ、TDP95W)・・・30,800円
  • 1600(3.2-3.6GHz、6コア/12スレ、TDP65W)・・・27,800円
  • 1500X(3.5-3.7GHz、4コア/8スレ、TDP65W)・・・23,800円
  • 1400(3.2-3.4GHz、4コア/8スレ、TDP65W)・・・21,000円

凄まじいですな。インテルが白目になっていそうな性能と価格。

何が凄いかは、5とか言いつつCore i7よりコアとスレッド数が多いか同等、いずれも3GHz超えしている割に価格はインテルの6~7割くらいというところ。

イメージとしては、Ryzen 7がインテルの上位CPUを置き換え、Ryzen 5で一般的なCore i7の上から塗りつぶして行っている感じ。

もし、Ryzen 3とか出るならば、Core i7~i5辺りまでと競合出来そう。価格でいえば、Core i3買う金でi5~i7クラスの性能がゲット可能か。

いまだにスッポンするらしいAMDのCPU

まだそんな事をしているのかとあきれた件。

すっぽん

source:周囲を押さえつけるものがないRyzen 1700のスッポン! : PCパーツまとめ

スッポンとは、CPUがマザーボードからすっぽ抜ける、CPUクーラーのヒートシンクに密着した状態で外れてしまう現象を指しており、これは昔からのあるある。

インテルの場合、現在はLGAとなりピンがCPUでは無くマザー側に付いており、ソケットのフタを締めるのでこういう事は起こらないところ、AMDは未だにCPU側がピンなので抜けてしまうという。

私が現役で修理現場に居た頃もAMDはスッポン可能状態。

どうやって対処していたかは、CPUクーラーのプッシュピンまたはリテンションフックを外し、クーラーを上から押し付けつつ、わずかにクーラーを回転させる。すると、固着していたり接着状態になっていたCPUとクーラーが外れるのでスッポンしない。

それでもはずれない場合はヒートガン(工業用ドライヤー)で温めるか、PC起動するなら動かして数分間高負荷をかけてグリスを緩めたり。

1、では無く879を引用。

アスクにピン曲げ・ピン折れの修理費用を尋ねてみた結果 

>Ryzen製品を含むAMD CPU製品にはCPU側にピンがございます。 
>ピンを曲げたり、追った場合は保証対象外、修理もできません。 
>お取り扱い時にはご注意頂きます様お願い致します。

一発でピンが折れることは無いとしても曲がる事はあると思う。

曲げてしまいどうすれば良いかは、地道に1本ずつ小さなマイナスドライバーなどで起こす、またはあきらめて窓から放り投げる。

Ryzen 7はAMDなので安め、とは言え1個数万円。AMDユーザはご注意あれ。

 

GTX 1080 Tiオリファンと1060・1080のVRAM強化版

1080 Tiのオリファン(メーカー独自設計)解禁は4月8日の模様。

MSIの方の画像を拝借。

msi-1080ti-oc-gaming

いずれも4月8日の土曜から販売するらしいので、何かそういう契約とか大人の事情でもあるのでしょう。


公開前追記:このページを書いた後でネタ集めをしていた時、ASUSとGIGABYTEからは既に発売と知った。


MSIはOC版。

コアクロックは最大1569MHz(OCモード)、ブーストクロックは1683MHz(OCモード)。

通常版は1,480MHzと1,582MHzなので6%くらいの性能アップ。

予想価格は113,184円となっており、税抜にすると104,800円なのでFE版(リファレンス、NVIDIA純正設計)より5千円くらい高め。

デカいファン2個搭載でOCは良いとしても、空冷ではサーマルスロットリング(高温時に性能ダウン)が発生すると聞いているけれど大丈夫なのだろうか。

もう一つの話題はこちら。

メモリ強化版GTX 1080、1060を4月中旬に発売か : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/50972918.html

11gbps-1080-9Gbps-1060

source:NVIDIA GeForce GTX 1080 11 Gbps and GTX 1060 9 Gbps Models Pictured

2chのレスで勘違いしている人が居る、GBでは無くGbpsなので容量では無く速度が上がった版かも知れないという意味。

以下、左の数値が容量(フレームバッファ)、右が速度(クロック)。1060の3GB版は入れる意味あるのか疑問なので省略。

  • GTX 1060・・・6GB、8Gbps->9Gbps
  • GTX 1080・・・8GB、10Gbps->11Gbps

たかが1割程度のスピードアップで体感差があるとは思えず、しかし気分的な問題として8Gと9G、10Gと11Gでは違うであろうという程度かと。

従来品との価格差がどのくらいになるかですな。私のアテにならない予想では数千円もの差は付かず、似たような価格帯になると思う。

ところで、ほんこれ。

  • 1060 3G 
  • 1060 6G 
  • 1060 メモリ強化 
  • 1080 
  • 1080メモリ強化 
  • 1080ti 

多すぎじゃないですかね・・・

1080 Tiは別モノであり1080が2種類はまだ良いとしても、1060の3種類は多すぎる。下手に1160とかリネームしないだけまだマシと考えるべきか。

 

ゲーム用でしか盛り上がれない2017年代のPC

懐古ネタは何の役にも立たず面白くも無いのでどちらかと言えば書きたくはないのだけれども、それでも昔と比較すると最近のパソコンは本当につまらなくなってしまった。

「パソコンとはOSが起動しOS上で何かするモノ」という、凄く当たり前な使い方をするPCユーザならば何も感じないだろうけれども、ハードウェア&予算&用途で戦って来た自作ユーザはゲームPC以外で燃えられない。

ほんの10年少々前までは、ゲームをしなくともCPU性能足りずメモリ足りず、いかにソフトウェアでごまかして性能アップを図るかという、遊びのような実用のようなハードやソフトウェアいじりが面白かった。

金さえあれば何とでもなる今と比較し、金を出しても届かない性能レベルがあったからこそPCいじりを楽しめたと思うと、3万も出せば6コア/12スレッドCPUが手に入るとか白けてしまう。

そう考えると、燃費と乗り心地の悪いスポーツカーが流行った1900年代から、燃費重視で乗り心地の良いハイブリッドカーが普通に売れる2000年代の現在に似ているかも知れない。

自動車と違うところは、今でも趣味で古いスカイラインとかトレノを運転している人を時々見かけるところ、今時好きでPentium 4とか使っている人はまず居ないと思われる点。

moores-law

source:「ムーアの法則」の終焉は何を意味するのか? - GIGAZINE

これを見るとクロック向上は2002年ころから停滞気味。

2002年の私はPentium 4搭載の超高熱スーパー爆音PCを利用していた記憶があり、その後、Core i7とi3搭載機へ乗り換えたものの、「性能アップした実感が無い」と当サイトで書いた記憶。

ゲーミングでは無い自作PCの性能追求の楽しさは、15年くらい前に終わっていたのかも知れませんな。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

1060 3G
1060 6G

どうしてNVIDIAは1060の6GB版を「1060 Ti」にしなかったのか、謎ですよね。
なんだか最近のGeForceは、x50やx80以外のクラスにTiを頑なに付けないような気がします。

それと、デュアルGPU製品が出てきませんね・・・1090など、90番がずっと使われていないので、少し悲しいです。

>GeForceのオリファン
大型化して冷却強化&静粛性アップ、2連になって冷却性能が大幅アップなど、基本的にオリジナルモデルはリファレンスより性能がアップしていますから、私はリファレンスモデルを買った事は無いです。

>Ryzen 5、性能と税別価格を一覧化。
ちなみに、最上位の「1600X」はCPUクーラー無し。1600と1500Xには通常型の「Wraith Spire」が付属。1400には小型の「Wraith Stealth」が付属との事。

個人的には1500Xに高性能ならCPUクーラーを載せて、XFR(冷却性能に余裕がある時は、ブースト時のクロックを超え自動でOCする機能。AMDのCPUはシステムバスやメモリクロックに影響を与えない、CPU単体でのOCが可能なため、単純に冷却を強化すればクロックが上がるものと思われる)でどれだけ自動OCが可能か試すのも面白いと思うのですが、1500Xに付属の「Wraith Spire」はTDP95Wまで対応の並なクーラーな訳で。

XFRを搭載するのは末尾Xだそうですから、末尾XモデルはCPUクーラー非搭載の方が良い気もするのですがね。ちなみにクーラーの実物はパソコン実験工房が見やすいやも。

パソコン工房:AMDのハイエンドCPU「Ryzen 7」を試してみた
https://www.pc-koubou.jp/blog/ryzen.php

>スッポン
粘土のようなシルバーグリスを使っていた時でさえ、引っ付いた事は無いです。いっそグリスの意味をなさないくらい乾くまで、放置すれば良いのでは。

いっそ玄人志向か上海問屋あたりが「AMDのCPUクーラーを、マザーボードに対し垂直に引っ張って持ち上げ引き抜く事ができるレールガイドツール」でも販売すれば、そこそこ売れるやも。

>4月8日
灌仏会(釈迦の誕生日)とは、ZOTACとMSI、何か狙いでもあったのでしょうか。無いでしょうね。

>1060の3種類
3GB、6GB、9Gbps。次は12の出番な予感。6GB版にSLI端子を追加で、6GB×2のSLIでしょうか。

>オリファン
基本オリファン派なんですが、ぶ厚いのはちと困る
あと、DVI有り無しは選べるようにして欲しいかなぁ

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。