G付のRyzen3と5のグラフィック性能がGTX1030並

2018年2月15日

AMDよりRyzen 3と5のG付が発売。

今回のRyzenはインテルでいうところのCore i3/i5に相当する位置付けとなっており、Gはグラフィック内蔵を意味しているのかAPU仕様なのでRadeonのVegaシリーズが内蔵されております。

インテル派でもこれはスルー不可避、か?

用語を3つ。

  • AMD・・・インテルではない方のCPUメーカー
  • GPU・・・グラフィック機能の事(グラフィック・プロセッサ・ユニット)
  • APU・・・AMDのCPUにGPUが内蔵された物

 

新Ryzen搭載PCがドスパラとパソコン工房より発売

当サイトはBTOパソコン.jpだからというわけでこちらから。

画像見ても意味無いので省略。

パソコン工房の搭載CPU(APU)別のPC本体税込価格。

  • Ryzen 3 2200G搭載・・・62,618円~
  • Ryzen 5 2400G搭載・・・72,338円~

ドスパラも税込へと変換。

  • Ryzen 3 2200G搭載・・・64,778円~
  • Ryzen 5 2400G搭載・・・75,578円~

価格差は2~3千円くらい。

何が違うかはメモリ容量で、パソコン工房側は4GBでドスパラは8GBなので4GBで良いならパソコン工房、8GB必要ならばドスパラの方がコスパよろしい。カスタマイズすると割高になるは量産系BTOの宿命。

AMDも3や5と表現している通りかどうかは知らないけれど、3はインテルのCore i3へとぶつけて来たと思われ、5はCore i5への競合としてだと思う。

1ドル80円台の頃ほど安くはパソコン買えない現状、6~7万円台がメインPCとして普通の人が普通に使うならばこの辺りが相場と見ております。

特に3Dゲームとか動画録画しまくったり変換しまくらない、ブラウザとオフィスと年賀状刷る程度の用途なら深く考えず標準構成のまんまでカートへぶち込めばOK。性能低すぎないし高すぎない。

私ならば購入相談された際にこれらを勧めるかと問われると迷う。なぜかはCPUがインテルではないので性能の見当が付かず、AMDとインテルのCPU性能は単純に比較できないので困る。

というわけで海外サイトから情報拾いまくろうかと思えば、灯台の下が暗かったようで良記事発見。

 

Ryzen 3 2200GとRyzen 5 2400GのGPU性能がチート

その良記事がこちら。

Raven Ridge「Ryzen 5 2400G」と「Ryzen 3 2200G」の実力は?早速ベンチマークをしてみた | パソコン工房 NEXMAG[ネクスマグ]
https://www.pc-koubou.jp/magazine/1461

いつの間にか爆誕していた、パソコン工房のネクスマグなるBTOメーカーの中の人が発信する情報サイト。先程知ったのでfeedlyへフィードぶち込んだ。※更新あると受信する機能

ブログしていたクレバリーは既に倒れ、ドスパラのパーツレビューは無期限停止の今となっては貴重な情報源。見た感じドスパラのモノテクのようだけれどもパーツやPC中心、止めずにぜひ続けてほしい。

さて、大手メディアがベンチマークとかするとインテルCPUと比較していないとか、性能下のCPUと比較し中々凄いなどという生ぬるいベンチをされる事が多いけれど、パソコン工房ピンポイント、性能合わせが上手い。

「Ryzen 5 2400G」「Ryzen 3 2200G」の型番からも想像できる通り、比較対象は直接のライバル候補である「Core i5-8400」「Core i3-8100」としました。

AMDとインテル混在の一覧表が無かったので作った。左と右は同じもので列の並びを入れ替えただけ。

「Ryzen 5 2400G」「Ryzen 3 2200G」vs「Core i5-8400」「Core i3-8100」

左半分は同じメーカーの5と3シリーズでどう違うのかを分かり易くしたつもりで、右はメーカー別の5対3での比較をしております。価格もだいたい同じところもパソコン工房の中の人上手い。

上から行くとコア数はややまばら、クロックは高めな方で全て3GHz以上で動作可能。GPUの箇所に色を付けた意味は、AMDは自社でグラボも作っているので性能高めなGPUをCPUに取り入れたAPUが有利を表現。

結論から書いてしまうとCPU性能はほぼ同じながらGPU性能を含めたCPUまたはAPUとして見るとAMDが圧倒的優勢。

そのグラフィック機能に関してリンク先の記事より引用。

内蔵GPUがメインメモリをグラフィックメモリとして利用するため、より高速なメモリに対応することでパフォーマンスを高める意図があるものと思われます。

インテルのi3とi5がPC4-19200、21300に対しAMDはいずれも2933MHz(PC4-23400)まで対応。グラボ非搭載な上にクロックの差でメモリの価格差がそう無いならクロックは高めが良いでしょうな。

パソコン詳しい人はパソコン工房の解説で充分と思うので、ここでは詳しくない人でも判るよう説明申し上げてみましょう。

シングルスレッド対決

このスコア比較は、CPU(APU)全体では無く、グラフィック機能を除いた純粋なCPU部分のみの性能を表しており、Core i5が他のCPUとの差があまり無い点はシングルコア(1コアまたは1スレッド)での比較なのだと思う。

Core i5のみブースト時4.0GHzまで行ける+同じクロックでもAMDよりインテルの方がスコア高めに出るため上のような結果に。

次はマルチスレッド(複数本処理OK)での比較。

マルチスレッド対決

トップは6コア6スレッドのCore i5、次いで4コア8スレッドのRyzen 5が来ている原因は8スレッド処理するとブースト出来るクロック数の上限が下がり、上げようとすると逆にスレッド数で無理が出ているのかと。

Core i3とRyzen 3がほぼ同じで差は4%くらい。価格が同じくらいでいずれも4コア4スレッドなので良い勝負になったのでしょう。

ところが次で話が大きく変わるのがGPU(グラフィック性能)対決。

グラフィック性能対決

トップはRyzen 5 2400Gで約3,200、次いで同じくRyzenの3は2200Gでスコア2700台、そしてインテル勢はいずれも1,200台なのでRyzen 3の1/2以下、5の1/3とまでは行かないけれど低すぎる結果に。

このグラフの後のFFベンチでも似た感じでRyzenがインテルより2倍くらい、またはそれ以上のスコアを叩き出しており圧勝。

同じくらいの価格ならばAMDの方が良いのか?得なのか?は、人により違うという話を次で。

 

Vega内蔵Ryzenが中途半端か良コスパかは用途次第

これまた上手い、Ryzen2つに対しCore i3+GTX 1030で比較。

Core i3+GTX 1030と同等

感想文を引用。

差は5%程度にとどまっています。1万円前後のビデオカードを増設したのと同程度の効果を、内蔵のRadeon VEGAコアが持っていると言えそう

確かに。となると3番同士をコスパで語ると同じ1.4万円くらいにも関わらずCore i3-8100よりもRyzen 3 2200Gの方が約1万円するグラフィックボードと同程度の性能を持っている事になるので1万円もお得。

しかしそう言えるのは私のようにグラボ非搭載にも関わらず、インテルCPUに内蔵のHDグラフィックスP4600で強引に3Dゲームをお楽しもうとする人間用であり、そういう性能が必要ならば普通はもっと上のグラボを増設するものでしょう。

また、性能がGTX 1030クラスやその下のグラボの用途は主にマルチディスプレイ目的の映像同時出力本数目当てになる事が多いため、そういう人向けとしてはマザーボード端子の数や仕様になるのでAPUのGPU性能関係無い。

よってデスクトップ用CPUとしては微妙。AMD派ならばようやくインテルと互角に戦えるようになったかと思われるであろう程度で、インテル派な人がAPU性能のためにあえてVega内蔵Ryzenを選ぶ理由は無さそう。

どういうところで使うべきかはこちら。

ビデオカードの増設が不可能なブックサイズなどの小型PCでは「Ryzen 5 2400G」「Ryzen 3 2200G」は非常に魅力的な選択肢となります。

確かに。TDP65WはノートPC用としては無理があるとしても、小型PCにモバイル用CPUとGeForce MX150を無理やり詰め込みそれなりの仕様で高額化するくらいなら、Ryzen 3や5のG付の方がコスパ優秀。

というわけで、小型PC用以外にどういう人向けかは、私のようにPentiumかCore i3程度のCPU性能で良いしグラボも要らないけれど時々3Dゲームしてしまうとか、AMD信者なので死んでもCore i3やi5は無理と言うなら選択肢としてアリな程度。

高速なメモリにも対応しているので、エンコードとかRAW現像用として活かせるかも知れませんな。どちらもやった事が無いので私には不明。

新Ryzen~GのPC自作で注意すること

AMD派には当たり前なのかも知れないけれど、インテルでぬるい人生を送っている私にはこれが嫌、面倒。

Socket AM4対応マザーボードは最新BIOSへのアップデートが必須。対応済み製品にはシールが貼られていることが多いので目印にするといいだろう

source:ASCII.jp:「Ryzen 5 2400G」「Ryzen 3 2200G」販売がスタート

マザーのメーカーが知らなかったCPUが出たのだから当然と言える常識なのか。同じソケットAM4でも物理的に載るが理論的に使えない可能性にはご注意あれ。

「BIOSアップデートすれば対応可能だけれども(チップセット売りたいから)禁止」とか言っているインテルよりはマシか。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

>インテルでぬるい人生を送っている私にはこれが嫌、面倒。
AMDは同じソケットで物理的に合うのなら、新CPU(APU)の登場でBIOSをアップすればいける場合が多いです。
新規でマザーとCPUを購入するなら、BIOSを更新してくれるショップも結構ありますし、すでにAM4で使っているならBIOS更新で使えます。
ただ、今までCPU+グラボで使っていたなら、今回のAPUは全くメリットは無いです。
先日購入した私のマザーも新BIOSがアップされましたが、APUを使う可能性は全く無いので無視ですね。
むしろ、グラフィック無しと有りのプラットフォームが、AM4で統一されたメリットの方が大きいんじゃないでしょうか。
物理的に同じソケットでありながら使えないことが多いインテル様より、この点についてはユーザー寄りだと思います。

AMD (含 Radeon)は、ドライバ関連でロクな目に遭っていないので回避していましたが……(十数年前、ラデの All In Wonder ドライバで PC1台オシャカにされた恨み、忘れまじ(怒))
最近のドライバ事情はどうなんでしょうかねぇ?

ギガスロン以降、ズーッとAMD一本でやってきましたが、ドライバーで痛い目に遭ったことはないですね。
ただ、インテル+AMD(ATI)ならどうか分からないですが。
Ryzenで息を吹き返したAMDですが、今でも圧倒的にインテルユーザーが多いですから、ラデを売りたいのであればそっちの方にも十分留意していると思います。

殿様商売がまかり通る、MSの地雷よりは遙かにましかと。

>GTX1030並
はい解散。

>ドスパラのパーツレビューは無期限停止
とりあえずドスパラの情報ライブラリは、あらためて「コレって何だっけ」と思った時に見返すことをお勧め。IPSパネルの種類なんぞ久しく調べていないから忘れていました。

ドスパラ情報ライブラリー|ドスパラ公式通販サイト
http://www.dospara.co.jp/5info/cts_info-library

>GPU性能を含めたCPUまたはAPUとして見るとAMDが圧倒的優勢
昔からその構図は変わらないですね。Haswellの時に登場した「Iris」で少し盛り返しましたが、あまり需要がなかったのか、現在ではそれほどGPUに力を込めていない印象。

PC Watch - HaswellのGPUコア「Iris」はなぜ強力なのか
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/598286.html

>スコア比較
Ryzen5とRyzen3の差がけっこう少ないですね。CPUは20%ほど、GPUは15%ほどの性能差。そして価格は25%ほどの差。下位グレードの方がコストパフォーマンスが高いのは当然ではありますが、コストパフォーマンスで勝負のAMDが「安いモデルの方がコスパ良」という図式は、あまり望ましくない展開なはず。

>そういう性能が必要ならば普通はもっと上のグラボを増設する
ゲーム用なら下限はGTX 1050ですね。RadeonだとRX560くらい。価格は15,000~20,000円ほど。

>Socket AM4対応マザーボードは最新BIOSへのアップデートが必須
基本的にパーツショップで店頭購入したら、サービスカウンターなんぞでBIOSのアップデートくらいタダでやって貰えますから、BIOSアップデートで新CPUに対応するやや安めなマザボを購入するときは、サービスを利用してみるのも手かと。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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