サイコムが今更Windows 7仕様PCを100台限定で販売

2016年9月28日

サイコムより新製品、といえるかは微妙な数量限定品。

サイコムのようなBTOメーカーは標準構成があって無いようなもの、カスタマイズ前提なので新製品も何も無さそう。しかもOSとCPUは2世代前となっており、今更なWindows 7仕様。

中々良さそうなパソコンなので紹介致しましょう。

サイコムが今更Windows 7仕様PCを100台限定で販売

プレスリリースをITmediaより。

サイコム、Windows 7搭載の送料無料キャンペーン - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1609/26/news069.html

Radiant-GZ2400H97-WIN7-PLUS

Windowsは7、CPUはHaswell Refresh、あとはわかるな、というやつで、この組合せの意味が判らないなら気にするな状態。

7な理由は10が嫌いな人向け、CPUがHaswell~になっている理由はPC Watchの言い分が本当ならばDSP版Windows 7は新CPU(第6世代、Skylake)との組合せは既にサポート終了らしいので第4世代が使われているのでしょう。

標準構成価格は7万5940円から(税込み、送料無料)。(中略)

メモリはDDR3 8GB、ストレージは500GB HDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵。OSはWindows 7 Professional 64bit版を導入している。

メモリ8GBは誤記と思われ、本当は2GBx2の4GBとなっております。

税抜にすると7万円くらい。する意味は無いので税込表記にて、WindowsはPro~なので昔の市販DSP版価格1.6万円くらいとすると本体部分は6万円くらいのパーツ構成。

 

どこをカスタマイズすると良さそうか?私流の変更例

メモリ4GBとか、500GBのHDD搭載などで購入するのはアホらしいのでカスタマイズしてみましょう。量産系とは違いカスタマイズしても割高になりにくいのがサイコムのようなBTO PC。

自宅のメインPCとして、ゲームなどはしない前提。

CPUなどのカスタマイズ

CPUはCore i3から動かす必要無し。

クロックは3.7GHzと結構高め、2コア/HTなので一般的な使い方ならこれでもオーバースペックだと思うほど。

グリスをいじっていない理由はCPUクーラーを変更している為で、これでインテルの粘土グリスは避けており、おそらく付属品か、安物を使うとしてもサイコムなら質の良いグリスを持っているはずと信じて。

または、「CPUクーラー付属グリス」がカスタマイズ後も有効ならば、Hyper TX3 EVOの付属グリスは普通にシルバーなのでカスタマイズの意味が薄い。

クーラーは私が今これを書いている物と同じ、9cmファン搭載のサイドフローで静音性は高め。私はファン外しているけれど。CPUがTDP54Wなのでインテル純正でも良さそうな気もするけれど、長く使う物なので3千円はより静音への投資。

マザーボードは変更不可。メモリは2GBx2でも用途により充分とは思うものの、今はメモリが安い時期、カスタマイズしても+1,360円という超良心的な差額なので8GBへ上げなければもったいない。

SSD選び

HDD 500GBとか今時冗談としか思えない標準構成なので、もちろんSSDへ変更。ライトユーザなら250GBクラスで足りるとして、crucialの新製品、275GBという見慣れない容量のMX300シリーズを選択。

2ndストレージ

バックアップせずSSD1本は怖すぎるのでセカンドへHDD 500GBを戻す。1TBとの差額が数百円なので上げたくなる気持ちは解る、しかし500GB以上使わないならその数百円はただ捨てるようなもの。

  1. Cドライブ・・・SSD 275GB(データ保管)
  2. Eドライブ・・・HDD 500GB(バックアップ)

SSDを500GBクラスにして、手持ちのデータが500GBを超えているようならTB級HDDもありかと。その場合は、例としてSSDにデータを入れ、HDDへあふれたデータを入れたとするなら、サードでもセカンドと同じ容量のHDDを搭載してバックアップを推奨。

  1. C・・・SSD 525GB(データ保管)
  2. E・・・HDD 2TB(データ保管&バックアップ)
  3. F・・・HDD 2TB(バックアップ)

頻繁に使うファイルがデカくないなら、1番は275GBでも良さそう。

  1. C・・・SSD 275GB
  2. E・・・HDD 2TB(データ保管)
  3. F・・・HDD 2TB(バックアップ)

マイドキュメントはEドライブへ変更。頻繁に使う何かはデスクトップ画面へバラ撒いておけば、その場所はSSDなので高速。

ケース

ケースは変更無し。自作では無いのだから、やたらこだわる必要も無いかと。自作の場合は、私のように10年は使ってやろうとする人間も居るので妥協無理。

この標準ケースはサイコムオリジナル仕様、sycomのロゴが印字されていたのでおそらくOEM品。サイコムが選んだシャシー、設計なのだから悪いわけが無いはず。

一つ下に防塵フィルタ付きがあるけれど一長一短で、内部へホコリの侵入は防げるけれど、ここにホコリが溜まりやすくなるので掃除頻度は高まる。

Windowsは7

OSは変更無し。32bit版にするとメモリを盛った意味がなくなる。

保証は延長

ラストは保証の延長。相変わらず良心的すぎる5%設定は神サポ。

最初の1年は標準、残り2年は1年あたり2,235円の保険と思えば激安でしょう。パーツが何か1個故障したなら部品代だけでも2千円は行ってしまい、Windows起動しなくなった時の再インストールはメーカーや業者へ依頼すると1万円前後は取られるはず。

ちなみに今回の構成で2千円くらいのパーツはメモリ1枚あたりとDVDドライブくらい。他のパーツは全部4,470円以上なので、2~3年目で1~2回故障すればサイコムが損する計算。

以上、総額は税込93,890円で送料無料。標準75,940円なので+17,950円。

  • CPU:Intel Core i3-4170 [3.70GHz/2Core/HT/HD4400/TDP54W]
  • CPUグリス:CPUクーラー付属グリス (標準)
  • CPU-FAN:Cooler Master Hyper TX3 EVO [空冷/CPUファン] (+2,940円)
  • MOTHER:ASRock H97 Pro4 [Intel H97 chipset] (標準)
  • MEMORY:8GB PC3-12800 [4GB*2枚/メジャーチップ・6層基板] (+1,360円)
  • HDD/SSD:Crucial CT275MX300SSD1 [SSD 275GB] (+3,200円)
  • HDD/SSD2:TOSHIBA DT01ACA050 [500GB 7200rpm 32MB] (+5,980円)
  • OptDrive:【黒】DVD; LG GH24NSD1 BL+書込みソフト (標準)
  • VGA:オンボードグラフィックス (標準)
  • CASE:【黒】Fractal Design CORE 2550S Black [サイコムオリジナル] (標準)
  • POWER:Silver Stone SST-ST50F-ESB  [500W/80PLUS Bronze] (標準)
  • OS:Microsoft(R) Windows7 Professional SP1(64bit)DSP版 (標準)
  • 保証(無償):1年間保証(初期不良期間30日)(プラス2年) (+4,470円)

「Core i3でグラボ無しなのに10万円近くするのか」と思うものの、静音化、2ストレージバックアップ、8GBメモリ、Win7がPro~、そしてサイコムの手厚いサポートが付いているのだからこんなものでしょう。

と言いたいけれど一応計算してみると、標準構成へ戻しケースを仮に1万円とすると6万円を超えるくらいとなり差額は1.5万円。これが組立代行手数料と思えばよろしいかと。

しかし、サイコムにしては盛りすぎな気もする。

 

自作PC?組み立て代行?量産系BTO?(まとめ)

2chなどでサイコムの評判が良いからと真に受け、カスタマイズを見てパーツの種類の多さに唖然とする人は少なくは無さそう。

どのような人がサイコム(組み立て代行)に合うか分けてみると、

  • 自作PC・・・時間、金、PCパーツの知識、こだわり<全てある
  • 組立代行・・・パーツ選びの時間が惜しい、パーツの知識はある
  • 量産系BTO・・・仕様一覧やカスタマイズ画面を見ても良く解らない

自作PCと組立代行の違いは、パーツの組合せを選ぶ所から入るか、用意された組合せの変更のみにするか。

組立代行と量産系の違いは、パーツを変更する前提か、ほぼ標準構成のまんまでカスタマイズはしたくないか。

NECや富士通のような大手メーカー製品を利用中なら量産系BTO、自作のパーツ選びが苦になるようなら組立代行、楽しめるなら自作PC、という感じ。

パーツ選びこそが自作PCの醍醐味であり、それが面倒とか楽しめないとか組合せ良く分からないならサイコムのようなBTOパソコンが合うわけで、万人向けの鉄板メーカーというわけではございません。

組立代行と量産系の違いは、パーツが市販品か、(OEMやバルク品を)大量購入しているかであり、市販品が良いならサイコムのようなBTOパソコン、違いが分からないなら実際の違いも判らないはずなので量産系でよろしいかと。※サイコムも電源とケースの一部はOEM

どうしてもサイコムが良いと言うなら2つだけ注意点。

  • 最初からパーツのある部品は「なし」にしない
  • Windowsは「なし」が多いのでカスタマイズで足す

メモリ無しやストレージ無しが選べてしまうので外すと動かない。Windowsは、元自作ユーザなどで要らない人がいるので、他の機種は「なし」が標準になっているので付けましょう。

サイコムの今回の限定品、良いと思うけれどカスタマイズ前提で。

おまけ:今からWindows 7仕様はアリなのか?

私はアップグレードせず今でも7を利用している上、もし今からパソコン買い替えるならサイコムのような的を射た製品はアリな印象。

しかし、他人のパソコン選びに付き合った場合、その人がPC詳しくないならどうするかが微妙。

使い易さは7、しかし寿命で言えば10。

10のサポートは2015 2025年なのでまだ9年くらいは行けるものの、7は2020年とはいえ4年では無く、1月14日にサポート終わるので実質2019年末と考えた方が良く、2016年は既に3/4過ぎているのだから残り3年と3ヶ月。※23時頃訂正、失礼

PC本体の保証を3年にすると保証が切れる頃に買い替えになると考えるならば良いけれど、故障していないPCをWindowsのために買い替えるのはどうなのだろう。

と、迷う事も後1ヶ月くらい。

来月には(法人向けのダウングレード版を除き)Windows 7 PCの販売は終了するので、このような心配は無用になりそうですな。そう思えば、サイコムの今回のキャンペーンは駆け込み需要を狙ったのかも知れない。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>標準構成価格は7万5940円から(税込み、送料無料)
サイコムはカスタマイズ画面で、既に税込表記なのが嬉しいですね。

>本当は2GBx2の4GBとなっております。
今どき2GBのメモリは逆に貴重ですね。2GB×2と4GB×2の12GBなんぞ出来ると面白いのですが。

>Hyper TX3 EVO
2012年発売という老舗ながら、なかなか評判が良いままのサイドフロー型クーラーですね。9cmファンで最大2,800rpmですから、ベンチマーク時にはやかましいやもしれませんが、通常用途なら静かで良く冷えそうです。

>crucialの新製品、275GBという見慣れない容量
275、525、1050、2050と不思議な刻み方をするシリーズ。Crucial公式では、型番「CT1050MX300SSD1」は「容量:1TB」と書いてありますけれど、他の「CT275MX300SSD1」が275GB、同CT525が525GBですから、CT1050も1050GBなのですかね。

ちなみに275GBモデルのみ、ランダムリードが「55,000 IOPS」と、他容量モデルの6割程度という速度格差があるため、ランダム重視の方は注意。55,000 IOPSは、256GB超クラスとしては遅い方。128GBクラスの速度。

crucial.jp - Crucial MX300
http://www.crucial.jp/jpn/ja/storage-ssd-mx300

>10のサポートは2015年なのでまだ9年くらいは行けるものの
読んだ方はみんな分かっているでしょうが一応。10は2015ではなく2025年まで。

>使い易さは7、しかし寿命で言えば10。
PCに詳しくない方なら、Windowsは7でも10でも使い勝手は大して変わりませんし、Win10の方で良いのでは。学校や職場でWin7を使っていて慣れている場合は、あえてWin7という手も有りだとは思いますが。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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