Radeon RX 5600 XTベンチ比較で判るコスパの悪さ

2020年1月29日

Radeon RX 5600 XTが発売。

先月の5500 XT発売に続く5700との間を埋める新製品。ワットパフォーマンスは(AMD製品、Radeonにしては)割と良いけれど、コストパフォーマンスがスーパー悪いので今は時期が悪い話を少々。

適当に見て参りましょう。

Radeon RX 5600 XTが発売されるも4万円前後

AMDは発売直後に何らかのマニアックなイベントが発生することが。以前もCPUかマザーでこういうのあった気がする。

5600xt-bios1.jpg

source:Radeon RX 5600 XT、実売38,480円から - AKIBA PC Hotline!

発売直前にBIOSがアップデートされたらしく、上の画像は代理店のアユートが開封してアップデートしてくれたのでしょう。単純に性能が上がるらしい。

価格は38,480円からどこまでか。

店頭価格は税込38,480~44,800円前後。最安モデルは玄人志向の「RD-RX5600XT-E6GB」。

玄人志向でさえこの価格。

安さ重視ならとしてドスパラのPalit~製品は無いか探すも、そのPalit~は10年前にRadeonは出さなくなっておりRX 5600 XTが出るとは思えず。

 

他のグラボとRadeon RX 5600 XTのベンチ比較

4サイトからベンチマークのグラフパクって来た。画像は各1枚のみ拝借しており、他はリンク先でどうぞ。

パソコン工房はRX 5600 XT周辺の性能で比較。ちなみにOC版。

radeon_rx57xt_review04.jpg

source:Radeon RX 5600 XTベンチマーク | パソコン工房 NEXMAG

フルHDゲーマー多いと思うので下段見ましょう。

これによると最も近い性能はGeForce RTX 2060で、もう1つの3D Mark Time SpyではRTX 2060がやや勝ち。

しかしFF14では大きく差が付いており、こういうことらしい。

NVIDIA GAMEWORKS対応であるため、Radeon系にとっては不利なベンチマーク

FFやるならGeForceですな。

次はASCIIでRadeon多め。

bd1bd6407c7ad202.png

source:ASCII.jp:Radeon RX 5600 XTは...【前編】 (4/4)

当たり前ながら、RX 5700とRX 5500 XTの中間に位置しており、この中で唯一のGeForceなGTX 1660 SUPERよりも上。

PC Watchはシンプルに3枚で比較。

pcw-3dm-5600xt.png

source:5600 XTは競合より高速でワッパにも優れたGPU - PC Watch

GTX 1660 Tiと同等くらいで、他のグラフもだいたいこのような感じ。

ラスト、海外の有名どころより新作ゲームSekiroのフルHD。RX 5600 XTが2つあるけれど緑の方を見ましょう。冒頭で出たBIOSアップデート前が青なので。

sekiro-1920-1080.png

source:Sapphire Radeon RX 5600 XT Pulse Review | TechPowerUp

ここではGTX 1660 Tiから1割以上のコマ数を稼いでおり、1つ下にGTX 1080が1コマ差で着けているあたりは凄いですな。RX 5600 XTが、の意味で。

しかし価格がいただけない。

RX 5500 XTのコスパの悪さと適正価格を算出

4万円前後という価格を頭に入れてベンチマークのスコア見ていたら不自然な値段なのは明らか。

米ドル公表価格と価格コム最安との比較。ドルと円の2軸の最大値は最上段のRX 5700 XTに合わせております。

rx5600xt-dy.png

RX 5500 XTとGTX 1660 SUPERが出て間もないためか、いずれも青が少しだけ赤よりはみ出し中。それ以上に水色にしたRX 5600 XTのご祝儀感が半端ございません。

率にしてみましょうか。価格コム最安/米ドル公表価格-1。

rx5600xt-dev.png

かけ離れすぎ。

ではどのくらいが適正か、RX 5700 XTと同じくらいの10%だとするならば税込33,880円(280ドルx110円x1.1)、GTX 1660 SUPERのようにゼロだとしても30,800円。

ところが性能はGTX 1660 Tiくらい、その~Tiは29,761円、しかもFFやるならGeForceではない分不利になるとすると29,800円を切る辺りでようやく妥当、それまでは1万円前後高いコスパ悪いグラボということに。

また、この調子では10%盛られた33,880円付近で落ち着いてしまうと思われ、一体誰に選ばれるモノなのか疑問すぎる。

 

OEM用5600 XTな5600搭載PCの価格が気になる

先週の当サイトの記事、DELLの新製品紹介部分を引用。

米国にて約800ドルなゲーミングノートが4月発売予定。

やたらと安いのでグラボは無しだろうと思いきや、Radeon RX 5600MなるディスクリートGPU(独立したグラフィックカード)を搭載。しかもノート用RTX 2060と同等の性能だとか。

source:DELLとHPが特徴あるBTO PC新製品(2020年1月前半)

要点は、RTX 2060同等のRX 5600Mが搭載で800ドルという、日本に来ても10万円切りそうなゲーミングノートが出来上がってしまうところ。

もう一つ。RX 5600シリーズはこれを入れると3種類になる。

5600シリーズには2つ製品が用意されており、自作PC/チャネル向けのRadeon RX 5600 XTと、OEMメーカー向けのRadeon RX 5600(中略)GeForce GTX 1660 Tiと比較して同価格でより高性能だと説明した。

source:AMD、RX 5600は究極の1080pゲーミング用GPU - PC Watch

中略したのでまぎらわしくなってしまった、RX 5600は無印。

検索でなぜ5600無印が出て来ないのかと思えばここにあったという。OEMメーカーとは、DELLとかHPなど以外にパソコン工房やドスパラなども契約して大人買いするなら搭載可能版。

  • RTX 2060モバイルとRX 5600Mが同等でDELLノートは800ドル
  • GTX 1660 TiよりRX 5600は性能上でOEM価格はいくらなのか?

自作用5600 XTがご祝儀価格抜けしても3万円は切らないとしても、モバイルとOEM版5600シリーズはいくらで出すのか。モバイルは割安感あるので無印(OEMデスクトップ用)も割安になる予感。

とりあえず自作用5600 XTは3万円を切れてこそ選択肢に入り、完成品PCの5600シリーズのコスパは国内で発売したなら改めて調べましょうか。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

> また、この調子では10%盛られた33,880円付近で落ち着いてしまうと思われ、一体誰に選ばれるモノなのか疑問すぎる。
10%増しでもRadeon系を買う誰かの正体は分かりませんが、10%OFFでもNVIDIA系を買わない人には心当たりがあります。
本の虫: nVidia、GeForceのデータセンターでの利用を禁止する
https://cpplover.blogspot.com/2017/12/nvidiageforce.html
(a)WindowsとMac以外のOS使用者など、(自前で移植可能な)オープンソースのドライバを必要とする人
(b)研究機関など、大規模なGPUコンピューティングをする人
このような人が、10%増しでもRadeon系を選ぶのではないかと。
自分の当てはまるのは(a)ですが、価格を動かすくらい大きな需要は(b)でしょうか。

落ち着く価格としては RX 5600XT が2.9~3.5万円、5500XT が1.8~2.5万円くらいでしょうかね。

後で 5650XT とか 5570XT とか出し始めると性能の見方が分からなくなって面倒なため、型番の割り振りはシンプルにして欲しい限り。

私はたぶん VRAMが8GB版の RX570 あたりを買うと想います。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

TSUKUMO

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。