パソコンの市場動向やノート比率などデータのウソ

2011年8月26日

ウソは言い過ぎですが数値の荒さが目立ちます。

パソコンの出荷台数や市場の動向なぞ私ら一般人には無関係とも思えますが、中には「流行っているメーカーのPCを買いたい」「どこのパソコンが最も有名か」という価値観を購入の判断基準とされる方も居られます。

このブログでもJEITAやIDC発表のデータを引いて参考にする事も有りますが、これらのデータには判断を誤る可能性も有りましょう。という事で3分類した注意点。

 

世界と日本国内の市場占有率、台数と金額の違い

最近の話では、Acer(エイサー)がDELLを抜いて世界シェア2位になったというニュースが流れておりますが、これを鵜呑みにしてAcerはDELLより凄いと思う事なかれ。

先に日本と世界のパソコンシェア

  1. NEC - HP
  2. 富士通 - Acer
  3. DELL - DELL
  4. 東芝 - Lenovo
  5. HP - 東芝

この順位は市場の占有率、最近販売された出回っている台数の事で、上の一覧は2010年1月のデータ。Acerは確かに世界市場では2位に着けておりますが、国内では5位にも満たない日本では比較的流行っていないとも言えるランクです。

また、市場シェアは台数であり金額では無いため、業績云々の話は別の事。Acerが世界市場で大躍進のワケは、4万円程度のネットブックを大量に売った為。DELLもネットブックは有るものの幅の広いラインアップの一部で有り別の話。

どこが流行っているかと言えば世界ではHPやAcerですが、日本ではNECが連続1位。ではNECはソニーより人気が有るのかと言えば、これまた別の話で、法人など業務用途の台数も入っているため、一般的に個人として買われるとなれば上の順位を人気ランキングなどとして見る事さえ出来なくなりましょう。

これは偏見かも知れませんが、NECはPC98が日本で9割以上を占めていた流れで、未だにNEC信者な代理店が多く有るのかと妄想しております。

調査データは私のような統計マニアもどきが参考程度に使う数値で、実際にどこが流行っているのかは、口コミの多さや評判の悪いメーカーが人気が高いと言えましょう。

 

環境や物価による前年比というデータの荒さ

丁度良く2月の出荷増な記事が出ていた為リンクします。

国内パソコン出荷44%増、2月 - SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100324/bsb1003241252009-n1.htm

タイトルのみ読めば、国内のパソコン出荷(台数)は2月に44%も増加したのか、と解釈出来ますが、前年比で有り2月という小さい枠での比較の事。2月の28日間。

土日の数にケチを付けようと思ったものの、偶然か当然か2010年と2009年の2月は全ての曜日が同じ数有りやや残念。他の月では違いが有り、祝日を絡めた連休の扱いでも個人向けの購入台数は変わり、メーカーや業者の意図しない自然の影響が有るという事です。

また、昨年の2月頃は私の記憶が確かなら液晶の値下がりが1月頃から始まっており、メモリも夏まで下げ止まらず、時期というより相場として現在の比較には影響。HDDも大容量かつ価格も大暴落し、やたらとWindows7が凄いなどという直球で来るため情報操作かと思う私はやはりひねくれ者でしょうか。

結果、44%増という数値は正しく文句は有りませんが、Windows7のおかげでというフレーズは増加数値を語る上で安直過ぎるのでは無かろうかと。

 

ノート比率70%オーバーはサンプルの属性に難有り

 JEITA(社団法人 電子情報技術産業協会)の数値にケチを付けるとは、私もやらかしておりますが、これを元にノート比率71.1%(上の産経ニュース参照)は国内のパソコン出荷台数を操作しているようなものです。

JEITAの「調査対象」にはこう書かれております。

2009年度 自主統計参加会社

アップルジャパン、NEC、オンキヨー、シャープ、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機インフォメーションテクノロジー、ユニットコム、レノボ・ジャパン 計13社

自主統計に参加していない、DELL、HP、サードウェーブ(ドスパラ)、MCJ(マウスコンピュータ)、KOUZIRO(フロンティア)などデスクトップも主力製品として販売するメーカーが入っておらず。

国内3位と5位のDELLとHPが無い時点で国内のノートPC比率とは言えず、台数で言えばドスパラやマウスはBTOパソコンの中でも1~2を争う有名所、更にフロンティアはヤマダ電機で大規模にデスクトップを販売しており、これ書きながら気付きましたがノート率7割は信憑性に難有り確実に7割、もしかすると6割は切れるでしょう。

JEITAの数値は、月や期(Q1~Q4)の推移を相対的に見たり比較するもので、国内のパソコン市場シェアという大枠でのデスクトップ対ノートという比較や比率はおかしい。

国内のPOSデータを取っているBCNランキングが正確なデータを持っているかと言えば、それも違い、通信販売や大型では無い家電店の数値が無いため、やはり推移のような内部での比較が正しい数字の使い方。

以上、書くと明確になった気もしますが、何かおかしい事を書いていれば遠慮無くコメントにてご指摘や言及する雑談などお寄せ下さい。

私は何故かこれを書きスッキリしました。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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