パソコン工房のGTX1080搭載PCがなぜか安いので解説

2016年9月16日

パソコン工房よりGTX10シリーズ搭載PCが発売。

Pascalネタはもうやめようと思っていたところ、プレスリリースより販売ページへ行くとやたらと価格設定が低め。特にセールとか期間限定では無い割に他社と比較し標準構成が安価。

なぜなのか説明致しましょう。

なぜか安いパソコン工房のGTX1060~1080搭載PC

画像の意味は皆無だけれども一応。

ユニットコム、GTX 1060~1080まで搭載するデスクトップPC-PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1020111.html

Stl-R017-i7

え?と思った箇所はここ。特に太字。

GeForce GTX 1060搭載の「Stl-R017-i7-RN」、同1070搭載の「Stl-R017-i7-TN」、同1080搭載の「Stl-R017-i7-VN」を用意し直販価格は順に124,178円、137,138円、158,738円の見込み。

PC Watchは税込表記してくれているので別にすると、GTX 1080搭載の標準構成は146,980円。別とした理由は国内メーカーは税別表記が多く、比較の際に分かりやすいと思った為。

15万円を切るGTX 1080搭載は見た記憶が無く、CPUなどをケチっているとか、BTOなのでチップセットで誤魔化しているのかと疑うもそうでも無し。

  • OS:Windows 10 Home 64ビット
  • CPU:Core i7-6700(3.4-4.0GHz、4コア/HT対応、8MB、65W)
  • マザー:インテル Z170 Expressチップセット搭載
  • グラフィック:GeForce GTX 1080(GDDR5X、8GB
  • メモリ:8GB(4GBx2、DDR4-2133MHz)※空きスロットx2
  • HDD:1TB
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • ケース:ミドルタワー
  • 電源:500W(80 PLUS SILVER認証)

WindowsはProである必要性は無いのでよろしいとし、CPUはKが付かないもののSkyLakeの上位品。クロック最大4GHzはゲーム用として上等。

チップセットはBTOとはいえ完成品なのでH辺りかと思えばZシリーズを使っており、写真が載っていたので拝借。

z170-s01

MSIで型番はZ170-S01。検索しても出て来ないのでOEMなのでしょう。

コンデンサは全て固体、メモリスロットは普通に4本あるので2本が空きとなっており、PCIeスロットも充実。ところでパソコン工房、仕様一覧が詳しくなっており、改造も前提のユーザ向けとするならこれは続けて欲しい。

M.2×1(Key ID:M/Type:2242/2260/2280対応) ,SATA Express 10Gbps×2 ,SATA 6Gbps×6(※#3/4ポートはM.2と#1/2/5/6ポートはSATA Expressと排他利用になります) ,内部USB 3.0(×4ポート分/20Pin×2) ,内部USB 2.0(×4ポート分/10Pin×2)

やろうと思えばM.2スロットも有り、SATA Expressも付いているのでストレージ増やし放題、とまでは言わないけれど拡張性の高い良さ気なマザーボード。

全体の仕様へ戻ると、もちろんGTX 1080を載せており、メモリは特にケチらず8GB、HDD 1TBは今時の普通な構成、DVDドライブ有り、ケースはATX、電源は80プラスシルバー認証なのでやや良いやつ。

昨年10月に出していた旧機種と比較すると安さが判り易いかも知れない。

  • CPU Core i7-6700
  • マザーボード Intel Z170
  • GPU GeForce GTX 970(4GB)
  • メモリ 8GB DDR3-2133(4GB×2)
  • HDD 1TB
  • 光学ドライブ 24倍速DVDスーパーマルチ
  • 電源 500W(80PLUS SILVER)
  • OS Windows 8.1 Update
  • 販売価格(税別) 142,980円

source:iiyamaPC「Lev-R017-i7-TM」 LEVEL∞ R-Classを内部まで検証 - PC Watch

Windowsが8.1から10になり、グラボがGTX 970から1080になっただけ。だけとはいえ、Windowsは同じくらいの仕入価格としても、GTX 970と1080の価格差に開きがありすぎ、その割に税別4千円しか変わっていないという。

今のパソコン工房が安いともいえるけれど、1年前のパソコン工房が高かったともいえるので、現在の円高が利いているのだろうか。1年前は1ドル120円少々、今は100円くらいなので約2割引き状態。

 

ドスパラやマウスのGTX10シリーズ搭載PCと比較

マウスはケース違いで中身も違う1060~1080搭載PCをG-Tuneで販売しており、その中で最安モデルとなるケースがこちら。

LITTLEGEAR-i310

GTX 1080搭載を基準にすると、パソコン工房より2.3万円くらい高価。

マウス側が勝てている箇所は、メモリが16GBまで盛られており、今ならか延々か分からないけれどSSD 240GBに加えHDD 2TBのオマケ付き。但し、チップセットはH110なので改造向きでは無し。

チップセットはどうでも良いとして、もしオマケが付かなければメモリ8GB->16GB、HDD 1TB->SSD 240GB、この差で2.3万も高いという事になる。ケースが少し良いやつなのだろうか、量産系BTOにしてはダサくない。

ドスパラはこちら、その1はデスクトップPCで検索。

monarch-xg-2016-09

CPUのi7-6700がK付きになった程度で他はだいたいマウスと同じで2.5万円くらい高め。ゲームコーナーで検索した最安モデルが下の画像。

galleria-mg-2016-09

マウスの構成のメモリを8GBへ減らし、2万円高い。パソコン工房のHDD 1TBをSSD+HDD 2TBにしたような感じで4.3万円高い。

自作用としても試算してみましょうか。Kは千。

  • OS:Windows 10 Home 64ビット・・・¥16K
  • CPU:Core i7-6700・・・¥31K
  • マザー:インテル Z170 Express・・・¥14K
  • グラフィック:GeForce GTX 1080・・・¥80K
  • メモリ:8GB(4GBx2、DDR4-2133MHz)・・・¥4K
  • HDD:1TB・・・¥5K
  • DVD:スーパーマルチドライブ・・・¥2K
  • ケース:ミドルタワー・・・¥5K
  • 電源:500W(80 PLUS SILVER認証)・・・¥5K

Windowsはパッケージより1千円安いDSP版、ドスパラ価格を参考。CPUは価格コム最安。マザーは安さ優先でATXを見て行くと、4番目に安いASRockのZ170 Pro4がM.2スロットなど近かったので約1.4万円を適用。

グラボは最安のZOTACはセールになっていたので除外し、3番めに安いドスパラのPalit~製品を適用。メモリから下は私の脳内価格コムだけれども、だいたい相場と合っているはず。

総額は16.2万円、但し税込なので抜くと15.0万円となり、パソコン工房は自作の最安より安くなってしまうのは量産系BTOの利点といえるものの、円安時には結構割高だったのでこれは安い。

私が、「え?」と思った理由はCPUとグラボの価格をだいたい知っていた為で、これら2つのみで11万円、税別10万円は行くのだから14.7万は無いだろうと感じた。

 

量産系は標準構成が基本なので良く考える(まとめ)

標準構成が基本とは当たり前だけれども、そういう意味では無く、基本的にカスタマイズしない方が良いという意味。

パソコン工房のカスタマイズより、ストレージの選択。

pckobou-strage-custom-2016-09

標準構成のHDD 1TBがいただけないので変更すると、M.2はクソ高いやつしか無く、SSD 240GBは安く見えるけれどこれは変更なのでHDD 1TBは無くなってしまう。

SSDを240GBとし、マウスやドスパラのようにHDD 2TBを増設でカスタマイズするとプラス約1万円になるので合計1.6万円の税別。標準14.7万+1.6万円は16.3万円となりマウスの約17万円に近付いてしまう。

せっかくの高性能CPUとグラボ搭載なのにHDD 1TBはボトルネック過ぎましょう。というわけで、パソコン工房は最初からSSD搭載するか、マウスに合わせた構成で税別16万円を切らせるべきだと思うのは余計な世話ですな。

パソコン工房、値段付け間違えているのだろうか。本当に円高効果で安くなったのなら維持して欲しい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

PC工房は自作用セットで

CPU:Core i7-6700・・・¥31K
マザー:インテル Z170 Express・・・¥14K
メモリ:8GB(4GBx2、DDR4-2133MHz)・・・¥4K

これをセット価格43.7k(税別)で売ってるので大量に仕入れているのでは。
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=575877

>15万円を切るGTX 1080搭載
GTX 1080は単体購入で8~10万円くらいですから、税込16万円だと半分はグラボ代のイメージですね。大量に入荷はしなさそうですから、価格を抑えるのも難しいでしょうに、15万円は確かにお得。

>HDD:1TB
パソコン工房によると、今のところ「10月4日まで無償プレゼント」により、ストレージ構成は標準で「240GBのSSD + 1TBのHDD」ですね。ただしGTX 1080搭載のVNモデルと、GTX 1060搭載のRNモデルのみ。何故かGTX 1070モデルのみのけ者。

パソコン工房:Stl-R017-i7-RN
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=584929

パソコン工房:Stl-R017-i7-VN
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=584933

>MSIで型番はZ170-S01
デザイン的に近いのは「Z170A PC MATE」辺りですね。市場価格は14,000円ほど。

株式会社アスク:Z170A PC MATE 製品情報
http://www.ask-corp.jp/products/msi/motherboard/intel-z170/z170a-pc-mate.html

>マウス側が勝てている箇所
マウスのケース、上に取っ手が付いていて、個人的には非常に好きなデザインです。

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
格安SIMなb-mobileを勝手に評価
格安SIMなLinksMateを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。