今年発売の個性ある自作用PCケース7選(2016年12月)

2016年12月14日

パソコン用ケースの選び方。

では無く、単に今年出た珍しいかも知れないケースを振り返りつつ紹介するという誰得な企画。自分用としては選ばないけれど、他人が使用していたなら少し引いてしまうかも知れない物を厳選。

自作しない人も見るだけでもどうぞ。

今年発売の個性ある自作用PCケース7選

ネタでは無く真面目なケース。

1.フロントがメッシュなSilverStone「SST-PM01」シリーズ

SST-PM01

source:SilverStone、前面LEDファン採用のミドルタワーケースに新色 | マイナビ

正統派かつ実用的なミドルタワー、ATXケース。

赤色LEDの賛否は抜きにすると、5インチベイを取り払ったフロント全部メッシュな設計は今時な印象。メッシュの何が良いかはホコリが着いても拭けばよろしく、何が悪いかはホコリを拭かない人には向かない辺り。

価格は現在1.6万円程度なので安いとは言えず、しかしこの設計に対して出せる額としては高くも無いと思う。

シルバーストーン、良い仕事をされている。

2.こちらもメッシュなSilverStone「SST-RL05」シリーズ

SST-RL05

source:SilverStone、チャンバー構造のATXケースにカラフルな新色 | マイナビ

同じくメッシュなシルバーストーンのミドルタワー。

店頭予想価格は1万円を超えていたものの、現在の実売最安は8千円を切るまで値下がりしており、このようなケースが1万円を切るとか、昔々BTOメーカーで見積を見たり原価を知っている私としては恐ろしく安いと思う。

価格コムのランキングでは60位前後とさほど人気があるわけではないけれど、レビューは星4.5なところはハズレでは無いと見て良さそう。

フロントがメッシュの場合はファンの回転数を落とした方が良いという感想文もあり、元からフロントにファンとか要らないだろうと思っている私は勝手に納得。

Silver Stone、電源だけでは無いのかと今更ながら知った。

3.アルミプレート装備のENERMAX「STEELWING」

STEELWING

source:セミオープン設計のPCケース「STEELWING」が発売 - AKIBA PC Hotline!

何となく古臭い印象な小型ケース。

価格はドスパラの言い値で2万円くらい。色は赤と緑があるらしいものの、型番で検索しても価格コムでの掲載は無く、ドスパラが話題作りの為に冗談で仕入れたのかと。

フロントのアルミフィンを見て、「なるほど、ここで放熱するのですね?」と思ったなら大間違いであり、単なるオブジェとかギミックのような飾りであり、エアフローの吸気部分らしい。

AKIBA~の記事でもENERMAXの公式動画でも最大3倍速で放熱とあるけれど、なぜそうなるのか、何と比較して3倍なのか謎な製品。

4.Mac Pro風のアイティーシー「朱鼓(AT-PI314)」

AT-PI314

source:Mac Pro風の円筒形Mini-ITXケースに新色、朱鼓 - AKIBA PC Hotline!

新色とは、もちろん黒のゴミ箱ケースも昨年出ている為。

中身がどうなっているのかクパーした画像を検索してみると、どう見てもMac Proと同じ設計となっており、Appleに怒られないのかと思うほど同じ。特許取らなかったのだろうか。

電源が別売りでSFXの奥行き10cm制限以外は普通に空冷クーラーを搭載可能、グラボ入れている画像もあったので行けるのでしょう。

デカい黒い四角いケースが嫌なら見た目重視でこういうケースをリビングとかに置くと良さそうですな。私はもちろん要らない。

5.CPUファンレス可なSTREACOM「FC8 Alpha Fanless Chassis」

mfc8alpha7

source:Skylakeにも対応したファンレスMini-ITXケースFC8 Alpha - AKIBA PC Hotline!

ケース外からの画像では分からないので中身の図。

ケースの一部がフィンのような構造になっており、そこへヒートシンクからの熱をヒートパイプ通して伝導させ、ファンレスで放熱可能という設計。

ファンレス仕様のケースの価格は2.7万円くらいで価格コムでの掲載は無く、オリオスペックの言い値。Amazonのcomとukを見て来たけれど探し出せなかった。

ケースからヒートシンクまでの距離が決まっているので取り付け可能なマザーボードが限られる辺りが難点。やるなら電源やマザーを組み込んだベアボーンとして販売するべきでは無かろうかと思える珍品。

6.アルミ製ファンレス仕様のSTREACOM「DB4」

db4

source:ASCII.jp:ファンレスアルミPCケース「DB4」がSTREACOMから誕生

こちらもファンレス、価格は4万円くらいするそうな。

PC変態御用達のオリオスペックでの取扱のみと思われ、価格コムでは掲載すら無し。規格が合えども取り付け出来ないマザーボードがあるとか、純正の電源ユニットは無いなど条件が厳しいのでオリオくらいでしか販売できないのかと。

ケース全体がアルミのフィンとなっており、ヒートシンクをケース裏側から密着させて冷やす仕様。

いわゆる窒息ケースであり密閉に近いので空冷や水冷は無理と思われ、高性能CPUを搭載するなら7千円もする別売りの大型ヒートパイプを付けろという無茶振り。

7.Thermaltakeのオープンフレームケース「Core P3」

Core-P3

source:ASCII.jp:Thermaltake注目のケース「Core P3」の販売が始まる

魅せる系のPCケースというかPCフレーム。

COMPUTEXで壁掛けPCとして展示されていたケースが普通に日本国内でも発売されており、現在の価格コム最安は1.3万円くらいという妥当な価格設定、またはやや安めかと。

上下左右は抜けておりケースでは無くフレーム状態。水冷にした場合はラジエータどこに付けるかは画像右側の3つくぼんでいる箇所へ12cmファン最大3つまで行ける仕様。

画像を見て、「倒せばガラステーブルのようになるのでは?」と思いきや、残念ながら透明パネル部分はアクリルなので強度が弱くキズにも弱いと思うのでやめた方がよろしいかと。

強化ガラスで2万円くらいで出し、画像右奥へ4本の脚を取り付け出来たらパーペキ。但し、この状態で重量が10kgあるらしいので、ガラスにして脚を付けたなら15kgくらい行きそうで困る。

 

BTOでケースを変更したいなら自作代行系?(まとめ)

なぜケースを自分で選びたいかは、ハイエンドな自作PCユーザならばメンテナンスやエアフローなど機能性を重視するところ、そうでは無い人は見た目を気にする物なのかも知れない。

BTOで最近良く見るケースのメーカーはFractal design。

Fractal-design

source:Fractal Design

シンプルな見た目以外に静音性に優れているらしく、BTOではおそらくサイコムが最初に採用したはず。

Fractal-Design-sycom

上の画像はケースのカスタマイズの1/3程度であり、全部で35種類もあるので自作PCしない人にはケースを含め他のパーツ選択が厳しい。

グラボはオンボード(というかインCPU)含め38種類もある。

vga-sycom-2016-12

そこでドスパラならば選び易い、が種類は少ない。

chassis-dospara-2016-12

価格コムの在庫あり商品を見る限りでは、PCケースの種類は余裕で300を超えているのでサイコムの35種類でも少ないやも知れず、どうしても自分の気に入ったケースにしたいなら自作するか、他人に任せて組み立ててもらうと良さそう。

但し、ケースの価格はメンテ、性能、静音、見た目など自作しない人には無関係な部分で価格が盛られていたり、2万円のケースが6千円の3倍以上凄いかと言えばそうでも無く、自作ユーザの自己満足的な要素が高いのでコスパは悪い。

マウスなどで、「このケース何年も見るな」と思ったならば数千や数万単位で量産している物の可能性大なので、良い割に安くなっているはず。

製造以外にケースはデカいのでコンテナによる船便であり、輸送費用はコンテナ1個単位、数百個のケースを一度に運ぶので安い。

コスパ重視ならば量産系BTOの標準ケースがおすすめ。趣味ならば自作PCをおすすめ、はしないのでご自由に。

リンク用ソース

コメント(1)

>フロントがメッシュなSilverStone「SST-PM01」
フロントに140mmファン×3、背面に140mm×1だと、回転数にもよりますが、概ね正圧(排気より吸気が多い)になりますね。ホコリを吸い込みにくいため、内部の掃除を多少はおろそかにしても良いやも。

>SilverStone「SST-RL05」
画像のレッドラインモデル、カラーリング的にサイコガンダムが浮かびました。

ピクシブ百科事典:サイコガンダム (さいこがんだむ)とは
http://dic.pixiv.net/a/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0

>アルミプレート装備のENERMAX「STEELWING」
一見するとオイルヒーターですね。3倍の根拠は不明ですが、冷える理由としては「側板など板で閉じていないためスカスカ」「アルミの熱伝導率はスチールの約5倍(放熱性が良いかは知らず)」辺りでしょうか。

>CPUファンレス可なSTREACOM「FC8 Alpha Fanless Chassis」
公式サイトだと、それなりに情報が載っていますね。ヒツジ先輩が貼った図は面白い限り(リンク先「System Build Guide」から)。

FC8 Alpha Fanless Chassis | Streacom
http://www.streacom.com/products/fc8-alpha-fanless-chassis/

>2.7万円くらいで価格コムでの掲載は無く、オリオスペックの言い値
>Amazonのcomとukを見て来たけれど探し出せなかった。
販売しているサイト、というだけで良いなら。

Quietpc.com:Streacom FC8 ALPHA Series Fanless Home Theatre Aluminium Chassis
https://www.quietpc.com/st-fc8-alpha
126ポンド(だいたい18,000円くらい)

Quiet PC USA:Streacom FC8 ALPHA Fanless Aluminum Chassis
http://www.quietpcusa.com/Streacom-FC8-ALPHA-HTPC-Chassis.aspx
180ドル(だいたい20,000円くらい)

Kustom PCs:Streacom FC8 ALPHA Black Fanless Home Theatre Aluminium Chassis
http://www.kustompcs.co.uk/acatalog/info_0583.html
147ポンド(だいたい20,000円くらい)

WatercoolingUK:Streacom ST FC8B Alpha HTPC fanless aluminum housing - black
http://www.watercoolinguk.co.uk/p/Streacom-ST-FC8B-Alpha-HTPC-fanless-aluminum-housing-black_52723.html
133ポンド(だいたい19,000円くらい)

Overclockers UK:Streacom ST-FC8B Alpha HTPC Mini-ITX Aluminium Chassis - Black
https://www.overclockers.co.uk/streacom-st-fc8b-alpha-htpc-mini-itx-aluminium-chassis-black-ca-051-sr.html
119ポンド(だいたい17,000円くらい)

Life FX Digital:Online Store | Streacom FC8 Alpha WS
https://www.lifefx.com.au/Shop/Item/Streacom-FC8-Alpha-WS
224ドル(だいたい25,000円くらい)

オリオスペック値付けが高い、という訳では無さそうです。

>Thermaltakeのオープンフレームケース「Core P3」
壁掛け対応とは謳っていますが、10キロを超え、動作中はそれなりに振動するモノを壁掛けするのは度胸が要りますね。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。