斜め好きHP新製品「OMEN X by HP 900」10月発売予定

2016年9月 2日

日本でも売るつもりらしい、OMEN X by HP 900。

海外のゲーマーは個性的な形のケースを求める傾向でもあるのか、DELLのArienwareに勝るとも言えず少し負けているかも知れない、妙なキューブ型デスクトップPCが2016年10月発売予定。

適当に見て参りましょう。

斜め好きHP新製品「OMEN X by HP 900」10月発売予定

こちら。

omen-x-900

source:http://h50146.www5.hp.com/desktops/personal/omen_hp_900/

平衡感覚おかしくなりそうなPCケースはマジで傾いております、45度。HPの斜め好きは今に始まった事ではござらない。

日本HPの傾いたケース

source:コスパ最強らしいデスクトップパソコンを他社と比較 - BTOパソコン.jp

話を戻し、パソコンごときで35万円税別は強気。犯人はほぼグラボ。

  • OS:Windows 10 Home (64bit)
  • CPU:Core i7-6700K
  • クーラー:簡易水冷
  • マザー:インテル Z170 チップセット
  • グラボ:NVIDIA GeForce GTX 1080
  • メモリ:16GB(8GB×2)PC4-17000(2133MHz)
  • SSD:512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)
  • HDD:3TB ハードドライブ
  • ODD:ブルーレイディスクドライブ
  • 電源:1300W
  • ケース:タワー型

と言いたいけれど、SSDがPCIe接続のM.2とか1300W電源とか1万円では買えないレベルなので全体的にお高めな構成。

そして大量に売れるわけが無いのでケースの製造原価も高いのでしょう。ここまで斜めにして大丈夫なのか、関係ない私でも心配になる。

omen-x-900中身

グラボのファン、電源のファン、HDDも搭載しているので回転物有り。

CPUクーラーは簡易水冷なので関係無さそうに見えるけれど、水冷する為にラジエーターにファンが付いており、もちろん斜め。

後で貼るDELLのAlienware AREA-51おむすびも中身斜めなので、海外では傾ける設計が流行っているのだろうか。

パーツの配置も独特。

パーツの配置

真ん中の左下から右上へ描かれている赤い線がマザーボードで、GPU(ビデオカード)x2のSLIは上位モデルな税別44万8千円の方。

回転物がもう1つ有りますな。右下のOptical Drive(光学ドライブ)はブルーレイであり、ノート用として採用されるスリムなのでメディアを固定するだろうから大丈夫という理屈なのか。

正面からの画像。

omen-x-900-front

スタンドを取り払えば良いのでは?と思えるものの、左へ倒すとグラボのファンをふさいでしまい、右へ倒すとブルーレイが使えなくなってしまう。

左上を下にするとグラボなどが宙吊りになり危険と思われ、右上を下にするとUSBなどのコネクタが使えなくなってしまうという、垂直や水平にしたいならば正面を下にするくらいだろうか。

いや、そういう事したい人は買わないか。

 

OMEN X by HP 900を他のPCや自作パーツと価格比較

価格で比較するものでは無いと思うけれど、これやらなければ尺が取れないので一応確認してみましょう。

最もやりやすいのは日本HPの中で売られている似た仕様、または同じ仕様のデスクトップPC単体が良いのだけれども、CPUクーラーを水冷にするとこれだけになってしまった。

hp-envy-750-180jpct

グラボはGTX 980 Tiから変更出来ないので無理。

というわけでマウスで探してみるとこれが近い。

MASTERPIECE-i1470PA3-SP3

カスタマイズするとこうなった。

カスタマイズ

税別33万円くらいなので結構近付いた。しかし簡易水冷では無く、量産系BTOはカスタマイズすればするほど割高になってしまうのでこれもおかしい。

価格コムの自作用パーツでエア見積もり。仕様をもう一度。

  • OS:Windows 10 Home (64bit)
  • CPU:Core i7-6700K
  • クーラー:簡易水冷
  • マザー:インテル Z170 チップセット
  • グラボ:NVIDIAR GeForceR GTX 1080
  • メモリ:16GB(8GB×2)PC4-17000(2133MHz)
  • SSD:512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)
  • HDD:3TB ハードドライブ
  • ODD:ブルーレイディスクドライブ
  • 電源:1300W
  • ケース:タワー型

WindowsはDSPでは無くリテール、パーツ全体の中での最安では無く、人気ランキングの上位の機種の中での最安として、百円単位は四捨五入。Kは千。

  • Windows 10 Home 日本語版¥17K
  • Core i7 6700K BOX¥36K
  • Corsair H110i GT CW-9060019-WW¥12K
  • ASRock Z170 Extreme4¥15K
  • ZOTAC GeForce GTX 1080 AMP Edition [PCIExp 8GB]¥77K
  • W4U2133PS-8G [DDR4 PC4-17000 8GB 2枚組]¥7K
  • PLEXTOR M8Pe PX-512M8PeG-08¥28K
  • 東芝DT01ACA300 [3TB SATA600 7200]¥9K
  • パイオニアBDR-209BK/WS2 バルク [ブラック]¥9K
  • ENERMAX Platimax EPM1350EWT¥33K
  • Fractal Design Define R5 FD-CA-DEF-R5¥13K

総額は256K円。但しこれらは税込表記なので税別にすると23万7千円くらいになってしまい、斜めケース代は税別11万円くらいという事に。

低価格化をもう少し重視し上の構成から削るとするなら、

  • WindowsをDSP版へ
  • 水冷クーラーを1万円以内
  • メモリ16GBは無駄なので4GBx2
  • PCケースも1万円以内にする
  • 電源1300Wも要らない

これらで4万円くらい浮き税込216K程度になりそう。税別20万円。

しかしこういう事を言い始めるとグラボはGTX 1060がコスパ良いとか、SSDをSATA3にしても体感で分からないなどと意味不明になって行くのでやめておきましょうか。

ところで私は電気関係に疎いという前提で、定格1300Wの突入電流が一瞬でも高く出るならブレーカー落ちないのだろうか。

例としてこれ。

i7-i3-watt-grp.jpg

source:パソコンの消費電力を測定し節電できる電気代を計算 - BTOパソコン.jp

電源オンの瞬間が突入電流のタイミング。

i7-950(青)の電源ユニット定格は450W、i3-560(赤)の方は400W、90~93%のワット数なので1300Wならば1170W流れてしまうと一般家庭ならば余裕は残330W。

モニタ50W、蛍光灯70Wのように足し算して行くとパソコンの電源入れた瞬間に部屋の電源全部落ちるという、自爆ボタンのようにならないのだろうか。

もう1つ気になる事はOMEN~のサイズと重量。

重さ28kgは私のミドルタワーPC一式の約2倍、ちょっとした小学生並と思われ、幅と高さが50cm超えている点はフルサイズのキーボードよりデカいので、省スペースなキューブ型をイメージすると驚けると思った。

 

エンスージアスト向けというよりイロモノ好き向け(まとめ)

PC Watchより。

ゲーミング市場に5%存在するエンスージアストを狙った製品

source:日本HP、45度斜め配置のゲーミングデスクトップ「OMEN X by HP 900」 - PC Watch

その5%という数値はどこから来たのか、また、海外市場で5%の意味ならば日本では更に低いと思われるエンスージアスト(熱狂的ファンや信者)というより単なる色物好き向けでは無かろうか。

DELLのおむすびがコンセプトやターゲットとして近いはず。

area-51

このようなケースに需要が少しでもあるのなら、大量生産は無理なので金型代が降り掛かり単価が高くなろうともパクって出せば良いのでは無かろうか。

これ思い出した。

pc-u6

価格は普通のケースの2~3倍。

巻き貝をモチーフとしたmicroATXケース「PC-U6」を24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,800円前後の見込み。

source:Lian Li、巻き貝をモチーフとしたmicroATXケース - PC Watch

品薄だったのか、このケースを探している人が結構居て笑った記憶あり。

自作ならば中身は換えてもケースは換えない人も多いと思われ、一定数が求めるならば巻き貝とか蜘蛛などアリかも知れませんな。

lianli-spider

source:Lian-Li PC-T1R "Spider" 蜘蛛型mini-ITX PCケース - Engadget Japanese

自作世代、金持ちを狙うなら40代前後向けとして、ガンダム型とか藤原豆腐店の車型とか出せば数十台は行けるかも知れないけれど自己責任にて。

現実的にはホワイトベースとかスターウォー(もういい

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

>電源:1300W
製品詳細ページには「ATXでActive PFC搭載」としか書かれていませんが、これはゲーム用として残念な表記ですね。ゲーマーは電源を重視するはず。出回っている製品ですと、Antecの80PlusPlatinum品「HCP-1300 Platinum」くらいしか見当たらず。

価格.com - ANTEC HCP-1300 Platinum
http://kakaku.com/item/K0000623854/

>右下のOptical Drive(光学ドライブ)
ディスクが挿入されたら軸が穴を掴んで固定される構造ですし、斜めにしても問題は全くないのでは。スリムケースなんぞ縦ですし。

>メモリ16GBは無駄なので4GBx2
GTX 1080を積んだゲーム用PCで、メインメモリ8GBは少ないでしょう。バトルフィールド4とかThe Witcher 3とか、GTX 1080が能力を発揮する重量級ゲームなら、推奨環境は軒並み8GB以上ですし。

>1300Wならば1170W流れてしまうと一般家庭ならば余裕は残330W
一般家庭なら最低でも20Aくらいの契約でしょうから、ひとつのコンセントから引っ張らない限り、余裕はもう少しあるのでは。我が家は無駄に60Aの契約ですから、計6000WまでOK。

>エンスージアスト
聞いたことの無い言葉だと思ったら、主に自動車関連で使われる用語だぞうで。意味としては「偏執狂」に近いですかね。

>エンスージアスト
エンスー - 語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/e/enthusiast.html
長かったんで気付かなかったんですが、庶民Aさんのコメントでピコーン!
エンスーは車雑誌なんかでよく見かけました。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

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パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

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※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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