ドスパラより「ニコニコ超会議」生放送仕様のPC?発売

2012年5月18日

ドスパラがニコニコ超会議で使用した仕様のPCを販売開始。

ニコニコ超会議とは、株式会社ドワンゴが幕張メッセで2012年4月28日と29日に開催した9万人以上来場した大イベント。そこで生放送に使われたパソコンがドスパラの提供でお送りしたのでしょう。詳しくはこちら

どこがどう公式生放送用PCなのか、良く解らないので調査。

「ニコニコ超会議」公式生放送用PC「Raytrek-V」シリーズ

対象はドスパラのプライム、レイトレックVシリーズ。報道用資料、プレスリリースで撒かれていたモデルは高い方なのでこちらで参りましょう。

prime-raytrek-v-hg.jpg

BTOメーカーはモニタセットなどと書かれていなければ基本的にモニタは別売り。NECや富士通など、ナショナルブランド慣れしているならご注意有れ。94,980円はPC本体のみの価格。

関係無いけれど、左上に出ている三菱モニタドット抜け保証はお勧め。モニタ単品では普通はドット抜け保証は無い為、ドスパラのオリジナルでしょう。万一、引いてしまった場合は自己責任でドット欠け修復をどうぞ。

話を戻すと、PCケースは市販されているFractal DesignのCore 3000で、このデザインをどう思うかは人によるでしょうな。私は比較的良い方と感じております。

構成と価格を見た際、高いと思ったので価格を比較。

 

「Prime Raytrek-V HG」を自作用パーツ単品と価格比較

BTOパソコンでもドスパラのような量産系のメーカーは市販パーツの最安より安くなるが普通。大人買いやOEMで固められ、マイクロソフトやインテルの縛り契約、台湾・中国直送などの恩恵が有る為。

Raytrek-Vの上位機種、HGの主な仕様を一覧し、右へ2012年5月現在の最安相場を追加。最安は価格コムや私の脳内より厳し目に行くはいつも通り。

  • OS:Windows7 Home Premium  64bit・・12千円
  • CPU:Core i7-3770(3.40-3.90GHz、4コア/HT対応、8MB)・・27千円
  • マザー:インテル H77 Express チップセット搭載(ATX)・・7千円
  • メモリ:8GB(DDR3 SDRAM、PC3-128004GBx2)・・計3千円
  • グラボ:NVIDIA GeForce GTX560 1GB・・12千円
  • HDD:1TB(SATA3)・・8千円
  • DVD:スーパーマルチ・・2千円
  • ケース:Fractal Design Core 3000・・8千円
  • 電源:550W 静音(DELTA製、80PLUS BRONZE)・・5千円
  • キーボード、マウス・・計2千円

総額は約86千円。ドスパラPCの標準構成は95千円なので差額は約9千円。何か抜けているか2度確認するくらいの高さ。

これで適当な23型モニタのセットなら、さすがドスパラ平常運転と言えるものの高い。もしかすると、マザーがASUSの上位機種やグラボがELSA製かも知れないけれどまず無いでしょう。BTOパソコンに高機能マザーは無駄、グラボはドスパラなのでPalit~のはず。

一応上から行くと、OSはDSP版で換算。CPUは価格コムのBOX最安。マザーはBIOSTARクラスだろうと予想しやはり最安。メモリはPC-12800でも4GBx2は3千円程度で今見て驚いた。

グラボは上で書いた通り、Palit製と思われ最安の12千円として。既に600番台が主流、GTX560も安くなりましたな。

HDDは昨年10月よりはマシなものの1TBで8千円と割高。ドスパラなのでサムスンかWestern Digitalと思うけれど、千円安い最安のSeagateで値付け。

光学ドライブはバルクで2千円くらい。ケースは市販品有り。DELTAの500Wが見当たらず、80PlusブロンズでもKEIANは可哀想なのでHECの5千円にて。キーボードとマウスは、ドスパラはオマケにしては見た目や操作性が若干良いけれど各千円として。

構成はゲーム用、MHF推奨PCの型落ちのような仕様。これのどこがクリエイター向けパソコンなのか不明で説得力無し。

約6万円の下位機種「Prime Raytrek-V」も価格を比較

納得行かず安い方のレイトレックVも試算。

prime-raytrek-v.jpg

どう見てもこちらが本命と思うけれど、私は宣伝しているプレスリリースが基準なのでおまけとして。

HGと同じ順で参りましょう。価格コムや私の脳内最安相場。

  • OS:Windows7 Home Premium  64bit・・12千円
  • CPU:Core Core i5-3450(3.10-3.50GHz、4コア/HT無、6MB)・・16千円
  • マザー:インテル H77 Express チップセット搭載(ATX)・・7千円
  • メモリ:8GB(DDR3 SDRAM、PC3-128004GBx1)・・計2千円
  • グラボ:無し(インテルHD、CPUに内蔵)
  • HDD:500GB(SATA3)・・6千円
  • DVD:スーパーマルチ・・2千円
  • ケース:ドスパラオリジナルミニタワー・・4千円
  • 電源:300W SFX 静音(DELTA製)・・3千円
  • キーボード、マウス・・計2千円

総額は約54千円。差額は6千円くらいでドスパラが高め。

HGと無印いずれにしても1割くらい市販パーツ総額より高くなっておりドスパラらしくない価格設定。

マウスコンピューターのように可能な限りOEMや量産品では無く、送料も無料なのでそれを含めると騒ぐ程でも無いけれど高め。

そして私が一番気に入らない点は、クリエイター向けでも無く、何がどうストリーミング用なのか分からない事。

ドスパラのページにはどこにもストリーミング用やニコニコ生放送推奨などとは書かれていないけれど、そう解釈しなければ今回の提案が意味不明に。

 

ストリーミング用パソコンに必要な環境はPC内部に非ず

私は自分の周囲をオンラインで露出する趣味は無い為、具体的には言えず詳しいとはいえないけれど、その詳しくない人間でも分かるストリーミング用のPCとはハードウェアに要点は無く、主に以下の3点。

  • 回線速度(特に上り)
  • ストリーミング用ソフトウェア
  • 回線とソフトに合わせたWebカメラ

最も重要な性能は回線速度で配信するなら特に上り。私が数年前まで利用していたNTTのADSLは40メガと謳っていたものの、実測は下り4Mbps、上りは出ても1Mbps台。

現在は光で最大100Mbpsと言われているけれど、下りは70、上りは良くて50、低い時は20Mbpsくらいまで低下。

ストリーミング用ソフトは市販品よりフリーソフトの方が有名かつ高機能なものが有るようで、フリーソフトをメーカーがPCに入れるわけには行かないのでしょう。

Webカメラは少し前まで性能が低く解像度も小さかったものの、最近はHD画質も普通に有り、この点はソフトと回線速度に依存するので環境が揃わなければ何とも言えず。

とりあえずドスパラは何故ここでアレ(光回線抱き合わせの3~4万円引き)を展開しなかったのかが不明。

 

ドスパラの「ニコニコ超会議」生放送仕様のPC?まとめ

今回はニュースリリースを見てあまりにも高いと思ったのでネタにした次第。リリース記事の一部を参考まで。

いずれも上位のHGのみ掲載されており、アップセル(より高い物を買わせる手法)にしては情弱ホイホイ過ぎましょう。

下位モデルにしてもコンセプトでは無く、ニコニコ生放送で使用されたという、置き換えると「アイドルAさんが使っている何か」のような物。

別の機種や他のBTOメーカーなら似た構成で安いPCが有り、ストリーム配信用の特長は見当たらないのでこれで無くとも良いでしょう。

モニタは付くけれど性能は落ちるNECの一体型PC(発売時20万円超え)よりは遥かに安く高性能なものの、宣伝のやり方がおかしい。

市販ケースやデルタ電源などユーザに気を遣っている事は分かるけれど、価格が盛られてはマウスやPC工房と勝負出来なくなりましょう。

広告宣伝費が載っているとして納得出来るニコ厨なら良いのかも知れないけれど、安くは無いのでご注意有れ。

日本HPのアイドル起用な宣伝と似ておりますな。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。