NECのWindows8デスクトップはタッチパネル不要の方針

2012年11月 7日

マイナビニュースにNECのインタビュー記事が掲載。

聞き手はPC関連記事のライターとして有名だと思う大河原氏、相手はNECのPC商品企画本部の主任殿。大画面かつ距離が遠くなるデスクトップでタッチパネルは無理が有るという、私の考え方と同じ。

ではどうするのか、読みつつ突っ込んで参ります。

元記事はこちら。

【インタビュー】大河原克行のWindows 8 PC探訪記 NEC編 - 「タッチパネルは"むしろ不要"だった」 VALUESTAR N VN770担当者に聞く (1) タッチパネルは"むしろ不要" - VALUESTARがたどり着いた結論 | パソコン | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2012/11/05/win8_tanbou/

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やたらと長いタイトルは提灯記事の予感。しかし、前半は単純にNECに対するインタビューとなっており興味深い内容。

 

NEC、Windows8のデスクトップでタッチパネルは不要

デスクトップといえばBTOパソコンや自作PCならセパレート(モニタと本体が分離する)タイプが普通では有りますが、NECなどが製造するナショナルブランドではデスクトップとは今やボードPCの事。

新型VALUESTARのNはこちら。

valuestar-2012-mynavinews.jpg

これならセパレートタイプより比較的タッチ操作はやり易そうと思うけれど、問題は画面サイズなのでモニタから眼までの距離の問題が有り、やはりセパレートと同じ事なのでしょう。

「VALUESTAR N」は、NECパーソナルコンピュータの製品ラインアップのなかで、デスクトップPCの主力機種に位置づけられ、現在、日本で最も売れているデスクトップPCともなっている。

これが日本一売れているデスクトップPCとは驚いたけれど、大河原氏がいうのだから本当なのでしょう。キーボードが分離したノートのようなもので、拡張性は低く修理費用がセレブ価格。

『VALUESTAR N』では、テレビやBD、音楽を、家のなかでスタイリッシュに楽しむことを狙う一方で、PCとしての基本利用にもしっかりと対応することが求められる。

私がそのような使い方をしないので書かれて気付いたけど、テレビや映像音楽鑑賞となれば更に画面からの距離は遠くなりタッチパネルは無理が有るまたは無駄になる、と。

そのなかで、タッチパネルは果たして本当に使いやすいのか、バネルをタッチしたいシーンはどのぐらいあるのか。その点を何度も議論した

ここがソニーとの違いですな。ソニーなら、俺らがこうしたいからこうなった、お前ら使ってみろ、うん駄目か、じゃあ次の製品も買えよ、のような空気になりそう。

次はVALUESTARに限らずデスクトップPC全体に言える事。

PCの基本利用であるWebの閲覧や、WordやExcelの使用といったシーンでは、キーボードによる入力が中心となり、タッチパネルはあまり使われない。

両手でキーボード、右手でマウス。更に右手で前のめりになってまで画面をタッチする必要無く、確かにその通り。

椅子に寄りかかり、少し離れた位置からテレビなどを視聴する際にも、わざわざ体勢を起こして画面にタッチするというのもスマートではない。パネルにタッチした際に指紋が残るのもテレビ視聴などの際には気になるところだ。

私はスマホは持っておりませんが、少々でかいタブレットPC(GALAXY Tab)は持っており、これらも確実に指紋は付くけれど、小さく画面がガラスなので適当な布で拭けば解決。指紋の跡が邪魔なら角度を変えて見易くするも可能。

大画面で指紋を拭くには本格的に掃除するレベルとなり、角度は見る人の位置による為、通常のデスクトップより更に無理が有るわけですな。

「VALUESTAR」の利用シーンにおいて、タッチパネルは"むしろ不要である"という判断にたどり着いたのは、ごく自然のこと

富士通なら特に考えず盛っているかも知れず、ナノイーイオン発生装置とか内蔵してしまうかも知れない。

だが、Windows 8においては、タッチ機能は必須である。そこで、タッチパネル以外の方法で、タッチ機能を実現する仕掛けが模索された。

この文章前半に違和感を感じたのは私だけでは無いでしょう。

マイクロソフトはタブレットPCやスマホ市場もWindowsシリーズで囲い込もうとし、PCメーカーもそれが当然のようにパソコンという物を変えようとしており、最も目指さなければならない顧客満足の事を軽視しておりましょう。

それに対して後半のNECの発想は合っていると思われ、無理にタッチ操作にしなくともよろしい。デスクトップPCユーザ(顧客)もそれを望んでいるはず。

さて、ここからが本題というか問題。徐々にNECの中の人の視界が狭く思い込みで進んで参ります。

アイデアの1つは、タッチパッドを別に用意するという方法

ノートPCを使う人の多くがマウスを外付けにしている理由を知らないのでしょうか。タッチパッドの操作性が悪くマウスの方が快適な為でしょう。

そう考えず、キーボードとマウスとリモコンとタッチパッドになるから多過ぎるという発想がおかしい。

2つめにはキーボードにタッチパッドを搭載する方法

デスクトップPCならマウス操作が標準。キーボードにタッチパッドを内蔵した物は以前から有るけれど、どれも売れているようには見えずいつの間にか終息。

この段階でNECの方向がどうしてもタッチパッドから離れられなくなっており、タッチパッドがベストとでも言いたそうな感有り。

そしてたどり着いたのが、リモコンと一緒にタッチパッドを搭載

どうしてそうなった。理由は以下。

主任は、何気なく自分のスマートフォンをいじっていた。手のひらサイズのスマートフォンの裏面を見た時に、ふと、「このスペースをうまく利用できないか」ということに気がついたという。

リモコンへタッチパッドを搭載出来るスペースが確保出来るから付けてみよう、それはおかしい。やはり使用するPCユーザの観点になっていないでしょう。

現物の写真が有るので引かせて貰います。

touchpad-remocon-mynavi.jpg

まさかリモコン操作中に裏側で指が当たり勝手にポインタが動くとかは無いと思うけれど、それをやろうとするならスイッチのような仕組が必要。

裏返すとタッチパッドが有効になるのかと思いきや。

ジャイロセンサーを搭載することでの電池寿命の課題などもあり、ボタンによる切り替え方式とした。

寝転がり操作する人の為にボタンにしたという。

ここまで来ると後に引けないのでしょう。タッチパッドを採用しリモコンの裏面に付けるという発想そのものが設計に難が有ったと思うけれど、ソニー的な考え方に陥ってしまったような。

タッチパッドの部分を示す際に、リモコンの「裏側」という表現は御法度だ。同社では、リモコン面、タッチパッド面と表記するのが正しいとする。

NEC的には「どちらも表」と言いたいのだろうけれど、客側的には「リモコンの裏側」の方が分り易い。利用者が分り易いより自社のコンセプトの方が重要。さすがNEC様、昔ながら御見事。

以上。後半はタッチ操作と関係無く、提灯記事に見えるので省略。

 

リモコン内蔵ならCMOS+加速度センサが正解では?

私にしては回りくどい専門用語など書いておりますが、簡単に言うとWiiリモコンのような赤外線と3軸加速度センサを付けた、レーザーポインタ型マウスのような操作方法。

先日、サンコーレアモノショップが珍しく的を射た製品を発売しております。

source:サンコーより指先でマウス操作出来る手袋発売など5つ - BTOパソコン.jp

私の感想では、クリック用のボタンで右手の指がふさがってしまいキーボードが打てない点が残念としておりますが、リモコンならそのまんまボタンをクリック操作にしてしまえばよろしいかと。

更にシンプルにするなら、通常の形のワイヤレスマウスを軽量化し、レーザーポインタ型マウスのようにポインタを動かせるとリモコン不要。

また、せっかくマイクロソフトが出しているのだから、Xbox 360のキネクトセンサーをPCメーカーへ提供し内蔵するとデバイス(装置)さえ要らなくなるのでは。

ここまで大袈裟に動く必要は無く、手を前に出し上下左右に動かし、手の形を変えるとクリックになるとか、両手を拡げると拡大、パンチするとひび割れて吹き飛ぶとかそれは違うか。

 

それ以前にWindows8またはモダンUIが不要(まとめ)

PCメーカーはWindowsが8になり、標準がモダンUI(お触りタイル)になってしまったので対応するしか無いのだろうと思うけれど、現状未だユーザの多くは7までのWindowsデスクトップ画面を求めております。

なぜマイクロソフトの自己満足や焦りに付き合い、デスクトップPCで無理やりモダンUIを使わなければならないのか。どうしてPCメーカーの中の人の狭い発想が商品化され、後悔するPC初心者や一般ユーザを増やさねばならないのか。

NECなどの家電系PCメーカーは3D対応モニタが出た時のように、常に新しい何かを採用し売り続けなければいけないのかも知れないけれど、3D対応モニタもWindowsも入れ物。

PCユーザ(消費者)は用途の為にソフトウェアや周辺機器などのハードウェアを利用し、それらの為にパソコン本体とモニタが必要で、OSはそれらをいかに分り易く使い易くしてくれるか。そのOSを何で操作すれば最も効率が良く便利と感じるか。

NECに限らずデスクトップPCでWindows8のお触りタイルに合わせようという方針が目的(需要)から入っておらず、強引にどうにかしようと経過を楽しんでいるようなものでしょう。

企業は営利目的、遊びや固執はやめて真剣にやって欲しい。焼酎を飲み過ぎ泥酔している私でもこの程度の作文は出来るのだから。

今月のオススメBTOパソコン

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BTOパソコンメーカー比較

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令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

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ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

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昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

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初心者: ☆☆☆☆

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日本HP

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コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

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PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。