MSが新CPUで10以外サポートしない話がマジだった件

2016年1月27日

終わらないマイクロソフト様の御乱心。

インテルやAMDに限らず、ARMまで含む全てのプロセッサで新CPUでのWindows 10以外のサポートをしない宣言。どういう事なのか、パソコン初心者でも判るよう解説するつもりで参ります。

まずは私からの言い訳から。

実はこの話は1週間以上前の2016年1月18日に出ておりました。

Engedgetがまとまっておりお勧め。

その後、私がこれを知らずに「勘違いしてないか?いくらMSがクソ企業でもSkylakeでサポート短縮とか理不尽な事はしないだろう」のように書いた記事がこちら。

Skylake搭載PCのWin7サポートは2017年7月17日まで?
https://btopc.jp/select/skylake-7-81-support.html

いずれにせよ、重要なアップデート=延長サポート状態になるなら大きな問題は無いはずとしたけれど、改めて上3つの記事を読むと、

  • Skylake・・・2017年7月終了
  • Skylakeより後の新CPU・・・10以外はサポートしない

冒頭で書いた通りSkylake以降に限らず、インテル以外のCPUも同じタイミングでノンサポート化。

私がこの件を知らなかった原因は単なるリアル多忙でフィード(ニュースの配信)をここ2週間くらい見ていなかった為。リアル優先なので、こういう事もあるあるとして御容赦有れ。

では何がどうなるのか、次で分かり易く解説しているつもりで。

 

MSが新CPUで10以外サポートしない言い訳がひどい

スカイレイクって何それうまいの?

SkylakeはインテルCPUのコードネームで、Core iシリーズでいうと6千番台がスカイレイク。2016年1月現在なら、一般向けのPCでメモリがDDR4ならSkylake。

昨年8月に新発売され、その後も同シリーズのCPUが出ております。大分類でコードネームを3種類。

  • Haswell・・・2013年6月頃リリース
  • Skylake・・・2015年8月リリース
  • Kabylake・・・2016年8月リリース(噂)

このように1~2年で設計が思い切り変わる流れ。

Skylakeはまだマシ、それ以前のCPUは影響無し

何がどうマシなのかは上の方でも書いたけれど、Windows 7を例にすると、サポート期間が以下のようになる。

  • Haswell以前・・・2020年1月まで
  • Skylake・・・2017年7月まで
  • Kabylake以降・・・無し

新パーツで構成したパソコンへWindowsを入れるなら、今後は10しか駄目という縛りが有る為、自作ユーザやパッケージを持っている人が来年辺りに新品でパーツ揃えると7や8.1を入れるとサポートが無いのでDSPや箱入り7/8.1が無駄になってしまう。

Skylakeより後のCPUは7/8.1をサポートしない

1つ上で書いた通り。

インテルCPUで言うKabylake以降発売の物が駄目という境界では無く、Skylakeは既に出ているので多少優遇された感じ。いつからかの日時は不明だけれども、

インテル " Kaby Lake "、AMD " Bristle Ridge "、クアルコム 8996 (Snapdragon 820)では、Windows 10だけがサポート対象。旧Windowsを動かしてもサポート対象外。

なので、今後出る新CPUは全て10以外サポートしないという意味でしょう。

MSの言い訳のどの辺りがひどいのか

まずはここ。

新プロセッサで旧Windowsを動かすためには、デバイスドライバやファームウェア側で古いハードウェアをエミュレートするなど特別対応の必要があり、WiFiやグラフィック、セキュリティで問題が発生するとしています。

要するにMSが新パーツの構成で7や8.1用の対応をするのが面倒、または嫌がらせがてら手抜きすると宣言しているようなもの。

パッチを新世代のシリコンにも対応させるためにはWindows 7 / 8.1のコードベースに大きな変更を加えざるを得ず、旧来のシリコンでそのままWindows 7 / 8.1を使い続けるユーザーにリスクを与えることになってしまう (ので原則やらない)との説明です。

CPUはインテルやAMDが設計しているのだからそれはMS関係無いだろうと。現に「入れてもサポートしない」と言っているのだから、入ってしまえば動いているわけで。

10と新CPUの相性はMS関係有るけれど、既に出ている7/8.1に対応するか否かはインテルやAMDがやる事で有り、MSがここでも嫌がらせをしたいならば、CPUがSkylake以降の場合、不具合が出るよう7/8.1をWindowsアップデートする事に。

もう一つはEngadgetのMSフォロー的な作文もおかしい。

これまでWindows が特定ハードウェアとサポートをひも付けしていなかったかといえばそうでもありません。同じ x86 / x64 命令セット互換であっても、たとえばWindows 8.1はNXビットに対応しないCPUにはインストールできませんでした。

ひも付という意味は同じでも、内容の意味が違う。

8.1は古いCPUに対応しなくなった7/8.1は新しいCPUでMSがサポートしないだけ。インテルとAMDにしてみると「こいつ(MS)何言っんの?」状態では無かろうか。


まとめると、7や8.1が新CPUに対応しないとか動かないという意味では無く、単なるMSの嫌がらせ&縛り&追い込み目的でサポートしないと言い張っている感じで理由は有れども理屈は合わない。

気になる事は、Windows 10がPCの構成を丸ごと見ているのは周知の事実だけれども、7/8.1仕様でCPUが何なのかまでMSは情報を抜き取っているのだろうか。そして、CPUがKabylake以降と判明した場合、Windowsアップデートを停止するつもりなのか。

どう考えても完全な嫌がらせ。10押し付けのひどいクソ企業なのは知っていたけれど、ここまでクズ過ぎるとは思わなかった。

 

今後のWindows 7/8.1 PCはどうなって行くか予想

根拠無いので憶測や妄想のレベルになるけれど、MSが何考えているか最近は何と無く分かるので4つの予想。

10無償アップ期間延長の可能性有り(かも)

MSが意地でもWindowsを10にしたい、しかも早くという焦りが垣間どころか丸見えになった為、現在のスローペースな10普及状況ならば無償アップグレード延長の可能性が上がったように思えた。

この7月までに7/8.1からアップグレードしない人は明らかに10への移行を拒んでおり、MSに出来る事は強引に上げるか無償期間を延ばすかの2択。

強引にやらかすと企業ユーザも巻込む事になるので代理店や販売店からのクレームは必至。また、これを機に使えなくなった重要なソフトや周辺機器が出たならば反発してWindows離れを引き起こしてしまうやも知れず。

皮算用した私の予想では、7月末次点のWindows内10シェアは30~36%+駆け込み需要。7は50%を割らない計算と記憶している為、このシェアが通用するならMSは待ったをかける、かも知れない。

2016年10月末でDSP版も終了する(かも)

プリインストールの7は10月で出荷終了するものの、「市販のDSPまでは止めないだろう」と楽観視していたけれど、MSの本気強引さ加減は予想以上。

11月以降は、ドスパラもマウスもPC工房も、サイコムやレイン、単品での7販売は無くなる可能性が高まったように感じた。今更DSPを単発で7を買おうとする人は少ないとしても、7入りPCへ買い換えたい需要はまだ有ると思う。

BTOパソコンや自作用ならまだ7仕様に出来る、が終わるという意味。

中古パソコンがしばらく売れまくりそう

7のサポート終了は2020年と言うけれど、1月なので実質2019年末辺りが引っ張る限界。今年10月末を基準にすると7の寿命は3年2ヶ月。これを長短どちらと見るかは人それぞれだろうけれども、中古PC、予備のノートとかなら有りだと思う。

7の延長サポート延長の望みが絶たれた

ラストは7ユーザへの悲報。

MSがここまで強引に10を推し進めるという事は、2020年以降の7サポート延長は確実に無くなったと言えましょう。嫌なら10にしろ、10以外は知らない、という方針は明確。

2019年頃には流石に10が7のシェアを超えていると思われ、10で終わるWindowsに10以外の選択肢は無く、XP終了祭りのような7->10が起こるはず。


自作PCユーザに残された今後の選択肢は3つ。

  1. 大人しく無償期間中に10へ移行
  2. 意地でも7をサポート終了まで使い続ける
  3. マザーがぶっ壊れDSPライセンスが途切れ泣きながら10にする

私は2、運が悪ければ3の予定。


※当日16時頃追記:アスキーの続報というより感想文。

ASCII.jp:最新CPUでの7サポート打ち切りで企業ユーザーは選択を迫られる
http://ascii.jp/elem/000/001/109/1109945/

ヒントになる箇所がこちら。

次世代CPUでは Windows 10のみがサポートされることから、ダウングレード権を行使してWindows 7を使い続ける道が残されたとしても、サポートに不安が残ります。

今年夏と噂されているKabyLakeが本当に夏リリースされ、Skylakeから主流が移り変わるとするなら、不安が残るどころか7へのダウングレードも実質終了となり、MSやPCメーカーが残そうとしても自然消滅。

  • ドスパラ中古「ほ、法人事業部を作ろうかな(震え声)」
  • ソフマップ「俺漏れも」
  • イオシス「ッシャッーーー!」

パソコンが売れないのがMSのせいとするならば、中古パソコンが売れ始めたならMSのおかげと言えそう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(6)

XP終了祭りのような7->10が起こるはず

真の恐怖はこの特需に味をしめて
「10で終わるのやめにしました!」(みなさんの要望にお応えして11出す

それほどまでに信用なくしとるからな・・・
企業としてお前はもう死んでいる(スタスタ

そもそもSkylakeが出回ってからサポート期間短縮を宣言しているのが問題だと思うw

>Windows 8.1はNXビットに対応しないCPUにはインストールできませんでした
これって8.1がNXビットの機能を使うから未対応CPUにはインストール出来ないってことじゃないの?w

ASCII.jp:最新CPUでのWindows 7サポート打ち切りで、企業ユーザーは選択を迫られる|Windows情報局ななふぉ出張所
http://ascii.jp/elem/000/001/109/1109945/
いやいや、企業ユーザーだけではなくて、個人ユーザーも今動いているのにわざわざ新しいOSに移行する必要はないと考えるでしょうw

中国辺りで「Windows 7.1」とか「Windows 8.2」とかが登場しそうな予感。

>Skylake・・・2017年7月終了
企業でWindows7かつSkyLake仕様のPCを導入していたら、PCを選定したシスアド(現代だと情シスのSEで統一でしょうか)が集中砲火を受けそうな事態。

ただ、例えばHaswell&Windows7にはWindows Updateが提供されて、Skylake&Windows7には提供されない、という区分けはどの段階で行われるのか興味がありますね。
単に「Windows Updateで検索しなくなる」なら、ダウンロードセンターやカタログから個別にDLすれば問題ありません。しかし、CPUを判別して「個別に修正パッチをDLしてもインストールできない」となれば、通常はお手上げ。恐らく「OSに対しCPUをSkylake以前に偽るパッチ」が出回るとは思いますが。

MSダウンロードセンター:「更新プログラム」で検索
https://www.microsoft.com/ja-jp/search/DownloadsDrillInResults.aspx?q=%e6%9b%b4%e6%96%b0%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%a0&cateorder=1_5_2_3&sortby=-availabledate

Windows Update カタログからドライバーや修正プログラムを含む更新プログラムをダウンロードする方法
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/323166

>MSが新パーツの構成で7や8.1用の対応をするのが面倒
確かに面倒でしょうがね。私は「過去のOSに対応するためのリソースを割かなくて済むのだから、Windows10は2017年の7月以降、使い勝手や機能性が爆上がりする訳ですね」と捉えます。


CPUでOSの提供を切り捨てるという事は、例えば怪しげなCPUを積んだ、俗に言う「中華パッド」なんぞにWindowsを載せるのは難しくなる訳ですね。今回の言い分のように「そのCPUはWindowsの機能を有効活用できないから、Windows Updateは提供しない」という道理で、そもそもOSの提供自体を拒否できますし。これは「低価格なWindows10パソコン」においても同じ。「OSの機能を上手く使えないハードウェアはダメ」は怖い道理ですね。

>今後のWindows 7/8.1 PCはどうなって行くか予想

予想通りになりそうw

MSが強気でいられるのは高いシェアがあるからってお忘れなくw
電力自由化みたいにOSも選べる自由があればなw

win7サポート終了までに何かよい方法が見つかればと思う

数少ないAMD派として突っ込みを一箇所

×:Bristle Ridge
○:Britol Ridge 

7のサポートが終わったら、いよいよMACかな。
先輩はすでに準備しているようですし。

恥ずかしながら打ち間違えた。
×:Britol Ridge
○:Bristol Ridge

申し訳ない。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。