マウスより高性能CPUと大型モニタのセットが約8万円

2011年11月29日

立て続けに新製品、今回はデスクトップのモニタセット。

デスクトップの良さはノートと比較し大画面で高性能な割に安く、増設の種類や数が多め、修理やパーツの交換が容易という良い事尽くめ。マウスコンピューターより、私好みのアンバランスな高性能デスクトップが出たので勝手に紹介。

新製品3種類の内、最下位機種を主に見て参ります。

Core i7 2600 + 27型液晶で約8万円は不自然な安さ

正確には79,800円。これについては最後でまとめるとして、i7-2600と27インチ液晶で約8万円というニュースリリースを見た直後、どのような裏が有るのかと思った程の安さ。

2011年11月現在の最安は

  • i7-2600ボックス・・約23千円
  • 27インチのiiyamaモニタ・・約3万円
  • OSをDSP版換算しWin7 Home~・・約13千円

目安用の小計は約66千円。

残りのパーツ、電源、ケース、ストレージで安く見ても14千円は軽く超える為、自作でやるとマザーボードやメモリなどが入らない価格設定。

でかい画像を貼る意味が無いので3機種の見た目イメージ。

mouse-luv-machines-advance-s.jpg

左のマイクロタワーが約8万円。右のミドルタワーは約10万と12万円。

省略したいので構成の共通部分を先に箇条書くと。

  • OS:Windows7 Home Premium 64ビット・・13千円
  • メモリ:8GB DDR3 PC3-10600・・4千円
  • DVD:スーパーマルチドライブ・・2千円
  • モニタ:iiyama ProLite X2775HDS-B (1920x1080)・・30千円

OSは普通にHome~、メモリは多めの8GB、DVDのSマルチは普通におまけ、全て27インチモニタがセットになっております。右の価格は市販品の参考で価格コム最安、OSはDSP版でクレバリーやツクモの販売価格。

その他の構成、約8万円のマイクロタワーは。

  • CPU:インテル Core i7-2600(3.40GHz/4コア)・・23千円
  • マザーボード:インテル H61 Express チップセット・・5千円
  • グラフィック:インテル HD 2000・・0円 ※CPUに内蔵
  • ストレージ:1TB SATA2 (7200rpm)・・10千円 ※高騰中
  • 電源ユニット:500W・・3千円 ※安めに見積
  • ケース:マイクロタワー(マウスオリジナル)・・3千円 ※安めに見積

一応全て価格を入れてみると市販の最安な総額で換算すると約93千円。13千円オーバーしておりますが、マウスも79,800円という設定は値引後で有り、元は89,460円。それでも量産系BTOパソコンは安いといういつもの事。

補足すると、HDDが2011年11月現在はタイ洪水の影響で高騰しており、先月までは4千円台が最安の相場。ケースと電源は厳しめに3千円としておりますが、原価はもう少し高いかと推測。

約10万円の構成も書き出し、約8万円の機種と違う部分のみ。

  • マザーボード:インテル H67 Express チップセット・・7千円
  • グラフィック:NVIDIA GeForce GTX560 (1GB)・・16千円
  • ストレージ:1TB SATA3 (7200rpm)・・11千円
  • ケース:ミドルタワー(マウスオリジナル)・・4千円 ※安めに見積

10万円PCを合計すると約113千円となっております。

8万円PCと10万円PCの違い部分を簡単に説明すると。

  • マザーボード:メモリやPCIの本数が違うなど(H67が上位)
  • グラフィック:3Dゲームをするなら有りで、しないなら不要
  • ストレージ:速度が実測では若干違う(理論値では2倍)
  • ケース:大きさ

マザーボードがチップセットと一部インターフェイス以外不明なのでケースも同様に何とも言えず。

8万円構成は主にグラボが無い為に安くなっており、10万円構成はH67に標準で増設。HDDの速度差は体感では判らない程度と思われます。

約12万円PCは8万や10万円PCと比較し、更に高性能かつ高機能へ。

  • CPU:インテル Core i7-2600K(3.40GHz/4コア)・・24千円
  • マザーボード:インテル Z68 Express チップセット・・15千円
  • グラフィック:NVIDIA GeForce GTX570 (1.28GB)・・27千円
  • 電源:700W 80Plus Gold・・10千円

市販品の総額で約14万円という計算になっております。

やはり簡単に説明すると。

  • CPU:オーバークロック(OC)用、しないならi7-2600と同じ
  • マザーボード:SSDキャッシュなど有り高機能、しないなら意味無し
  • グラフィック:GTX560より2クラスくらい上
  • 電源:変換効率の規定をクリアし認証済、Goldはその中でも上位

OCせず、Z68の機能を使わず、3Dゲームの描画にこだわらず、電源を気にしないなら金の無駄。更にゲームをしないなら、初めの8万円PCと12万円PCの差を感じる事は難しいでしょう。

高い物が安い物を兼ねる事は多く有り、この3機種でもそうでは有りますが、使わなければ無駄という、有名メーカーのノートの無駄機能と同様の事が無駄性能として言えましょう。

もちろん、カスタマイズでSSDをキャッシュにしてゲームをするなら12万円PCが生かされるわけで、それを解っているなら無駄ではございません。

 

マウスの新製品デスクトップ3機種どの辺りが安いのか

モニタの価格を引くと更に分り易い。面倒なので価格の「約」を省略。

  • セット:8万円->本体のみ:5万円・・i7-2600、メモリ8GB、HDD1TB
  • セット:10万円->本体のみ:7万円・・上記へ更にGTX570付き
  • セット:12万円->本体のみ:9万円・・i7-2600K、Z68へ向上

8万円構成のモニタ無し5万円でいうと、私が今年の1月に組立てた旧i3の事務用PCが5万円強。9月頃にPC工房で構成した他人PCが約6万円(延長3年保証付)は新i5搭載の主にインターネットなど軽めの用途。

なぜ安いかは、マウスが量産系のOEMやバルクで有利な事以外に

  • iiyamaは子会社なので利益調整可能
  • i7-2700発売によりi7-2600やK付を処分
  • 同時にH61やH67の在庫を調整(減量中)
  • 80Plus Gold電源も量産(おそらくOEM)の御様子

iiyamaはナナオや三菱ほどの高級品では無いとしても昔ながらの国内モニタ製造メーカー。現在はMCJの子会社となっており、マウスコンピューターと同系列。

価格コムでは現在約30のショップがこのモニタを販売しているものの、それはマウス(MCJ)の言い値。マウスには安く入るわけで、実際に3万円なわけは無いでしょう。

ProLite-X2775HDS-B-rear.jpg

source:iiyama ProLite X2775HDS-B / PLX2775HDS-B1

正面の画像は意味が無い為、こちらも意味は無いけれど裏側。

アンチ光沢派な私には半グレアという表記が気になるものの良いディスプレイ。詳細を書くと丸写しになるので気になるならリンク先でどうぞ。

CPUは約一ヶ月前にi7-2700Kが発売になっており、現在のボックス最安は28千円くらい。2600Kとは4千円、2600とは5千円差となっており、2700Kが更に値下がると考えると早目に置き換えなければ在庫価格の価値が下がり苦しくなると予想。

マザーボードも同様、Z68の価格が下がっておりP67は壊滅状態。H67も市販ではH61とそう変わらない価格まで下がっており、来年の春にはLGA1155(IvyBridge)が出る事も有り、今から減らしておこうという作戦では無かろうかと。

電源に限らずマウスはOEMが多く見られ、先月辺りから安く搭載され始めた80Plus Goldも大量に船に載せているのでしょう。市販の700Wで1万円を切る物は現在少なく、マウスが仕切で1万円以上出しているとは思えず。

元から安いマウス製品を勘ぐると上記の通り。破格になっている主な原因としては27インチ液晶でしょうな。 

マウスと言えば全体的にパソコンが安い事で一部では有名。自称初心者では無い本物の初心者が手を出し、故障した暁に彼らが言う愚痴は根拠の無い安かろう悪かろう。

上場企業が質の悪い物を継続して販売し続けるわけが無く、私が根拠無くソニーの家電は駄目だと思っている事と同じレベルなのでスルーしましょう。

 

マウスの売り方はやはり上手いけれどセットは後で高くなる

先日ネタにしたブルーレイ付大画面ノートと同様、やはりマウスは上手く用途を考えており、私のツボにはまっている物は8万円構成のグラボ無し。

普通の量産系BTOメーカーでは、(パソコン工房系を除き)グラボを挿してしまう所。量産系はカスタマイズで性能を下げる選択が基本的に無い為、ゲームをしないならアンバランスとは言えず無駄の無い高性能。

いつまで79,800円かは知らないけれど数ヶ月は続く、または終息まで値上がりはしないと予想しておりますが、マウスには落とし穴が有り送料が高め。

通常は本体のみで購入する為に割合として小さいものの、モニタがセットになると結構でかいでしょう。何をどう送るのか心配になる程の高さ。

  • 本体・・3,150円
  • モニタ・・3,150円

送料のみで計6,300円。

これに私がしつこく推奨する延長保証の3年を付けるとプラス7,350円となり、総額は13,650円が追加される罠仕様。8万円PCでも93,650円まで跳ね上がるという事。

送料や手数料、有料保証の類は見落としがちなので、本体やモニタの性能や価格以外に総額も足し算しつつメーカー別で比較しましょう。

売り方や構成は上手いと思うけれど、2食付で安いと思った温泉宿の缶ビールが600円やジュースが300円、駐車場代1泊2千円のような何とも言えぬ感覚。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。