モニタやスピーカーがセットのPC初心者用パソコン発売

2012年3月 8日

パソコン工房より台数限定と称してセット販売。

初心者用とはどこにも書いていないけれど、少しでもパソコン慣れしている人にはどうかと思える内容となっております。価格は相変わらず安めなので個人的に初心者には良いかも知れないと思い1記事。

PC本体の構成とセット内容の価格を比較して参ります。

価格と構成にこだわったトータルコーディネートPC(らしい)

型番は「SL550iCi5 TYPE-SR-SET」、約7万円で3/13昼までの限定50台。

SL550iCi5-TYPE-SR-SET.jpg

半期に一度の決算セールと書かれており、パソコン工房(ユニットコム)は3月決算なので今月。夏にも半期に一度をやっていた為でしょう。

期間は本当に3/13までと思われるもののBTOパソコンは組立て組合せると増産出来るので台数は無視でよろしいかと。赤字になる程の価格では無いと思う為。

主な仕様を一覧。PC本体の構成より。

  • OS:Windows7 Home Premium 64ビット(DSP版)
  • CPU:Core i5 2400(3.1-3.4GHz、4コア/HT無し、6MB)
  • マザー:H61 Expressチップセット(GA-H61M-USB3-JP)
  • グラフィック:Intel HD Graphics 2000(CPUに内蔵)
  • メモリ:4GB(DDR3 1333 4GBx1
  • HDD:500GB(SATA2)
  • DVD:スーパーマルチドライブ
  • ケース:オリジナル・ミニタワー(IW-BK644)
  • 電源:300W(SFX規格)

性能は低くも超高くも無い普通の高性能PC。

無難な箇所は、OSは普通にHome~。3Dゲームやデザイン用では無いのでグラフィックボードは無し。拡張や増設も前提では無い為、価格を抑える為に廉価版マザーにミニタワーケースと小容量電源が搭載。HDD500GBとDVDスーパーマルチも価格優先でしょう。

安い構成の割にメモリは4GBx1枚となっておりますが、さすがに今時7万円構成で2GBは無しかと。4GBが1枚載っている事から2GBメモリの在庫処分(2GBx2)でも無く。デュアルチャネルは微妙なのでこだわる理由も無し。

やや突出しているものがCPUで、バランスを取るとCore i3でも良さそうなもののi5-2400が搭載。私が個人的に好きな組合せ方でクロック周波数重視、2コアHT(Core i3)より4コアHT無し(Core i5)の方が良いとは思うけれど、ケースが小さいので冷却と騒音が気になる所。

Core i3にすると5千円くらい安くなると思うけれどパソコン工房側の在庫でi5が余っているのか、企画した人がどうしてもi5にしたかったのか。インテル(の代理店)から大人買いを推奨されたのか。買う側にはどうでも良いですな。

これで7万円は高過ぎるけれど、モニタ、スピーカーが付属し、キーボードとマウスは市販品のワイヤレス。

次はそれらを合わせて市販パーツと価格を比較してみましょう。

 

「SL550iCi5 TYPE-SR-SET」を市販パーツ最安と比較

2012年3月上旬現在、最安は価格コムを参考。無い物は価格コム以外に私が適当に脳内から最安値の相場で付けて参ります。

先にPC本体、上で一覧した仕様。百円単位四捨五入で「約」は省略。

  • OS:Windows7 Home・・12千円
  • CPU:Core i5 2400・・15千円
  • マザー:H61(GA-H61M-USB3-JP)・・6千円
  • グラフィック:Intel HD・・0
  • メモリ:DDR3 1333 4GBx1・・1千円
  • HDD:500GB(SATA2)・・6千円
  • DVD:スーパーマルチ・・2千円
  • ケース:ミニタワー(IW-BK644)・・3千円
  • 電源:300W(SFX規格)・・2千円

総額は47千円

ケースと電源が分からず調べると、海外で電源付の同型が70ドルくらいで売られていたので1ドル80円換算で強引に百円単位を切り捨てるとこの程度。

マザーボード(GA-H61M-USB3-JP)はパソコン工房用のOEMと思われるものの、似た型番で市販品が有ったのでその最安としております。

周辺機器はカスタマイズ画面内リンクより別ページに詳細有り。

pc-koubou-totalcoordinate-set.jpg

Acerの液晶モニタ、他3点はロジクール製品。以下、価格コムより。

モニタ:Acer V223HQbmd

V223HQbmd-kakaku-2012-03.jpg

source:価格.com - Acer V223HQbmd [21.5インチ ブラック]

見ての通り21.5型ワイドの黒モニタ。

パネルは点灯すると反射がほぼ無いノングレア、解像度はフルHD、入力はD-sub15pin(アナログ)とDVI(デジタル)のみになっておりHDMIが無いと思いきや、PC工房側の本体も同じ2種類となっており問題無し。

17千円なら23型くらい有っても良さそうとは思うけれど、PC本体がミニタワーなので全体的にコンパクトと思えば良いでしょうか。Acerはモニタ以外にノートもマニアックな人には有名な台湾のメーカー。個人的にHYUNDAIやBenQより良いと思っております。根拠は無し。

キーボード:Logicool Wireless Keyboard K360

logicool-k360-kakaku-2012-03.jpg

source:価格.com - ロジクール Wireless Keyboard K360 [ブラック]

無線にしては安いキーボードはロジクール。オリジナルのUnifyingという送受信機がセットになっているので、他のUnifying対応製品なら最大6台まで1つのUSBポートで送受信出来る仕組。

仕様詳細を見るとメンブレン方式のアイソレーションと有る為、キーの見た目は最近の薄型ノートで良く有るストロークの浅いもの、スイッチは普通のデスクトップ用キーボードと同じ感触と想像。

マウス:Logicool for Business Wireless Mouse B175

価格コムに登録無し。Googleのショッピング検索では最安千円強。

ロジクールの公式ページで仕様を見るとUnifyingとは書かれておらず、小型レシーバーと記載が有ったのでレシーバーは別のUSB端子になるでしょう。

スピーカー:Logicool LS21 2.1 Stereo Speaker System

Speaker-System-LS-21-kakaku-2012-03.jpg

source:価格.com - ロジクール LS21 2.1 Stereo Speaker System LS-21

ラストはスピーカーで同じくロジクール。

見た目が何となく高級感有り、パソコン工房が「こだわりの」とか書いているので期待したものの実売は最安で約2千円。スピーカーの性能や音質としてはかなり下のレベルと思われ、本気で音響を楽しむというより、とりあえずステレオで音が聴けるという程度でしょう。


価格をまとめると。

  • モニタ:Acer V223HQbmd・・17千円
  • キーボード:Wireless Keyboard K360・・3千円
  • マウス:Wireless Mouse B175・・1千円
  • スピーカー:LS21 2.1 Stereo Speaker・・2千円

周辺機器の総額は23千円。PC本体は47千円

総額を故意に合わせたわけでは無く、適当に値付けしつつ書いてきたけれど、パソコン工房と同じ価格となっております。

BTOパソコンは自作PCより安い、と思われた人が居るかも知れないけれど、私に言わせるとパソコン工房なら市販より更に安くなって欲しかった所。

 

価格にはこだわっているけれど周辺機器はおまけ(まとめ)

パソコン工房のタイトルは

  • 価格・スペック・周辺機器にもこだわったトータルコーディネートPC

と書かれており、上でやった通り価格とスペックにはこだわっており納得出来るものの、周辺機器はどうこだわったのか疑問。

価格を最優先として周辺機器の安さにもこだわったのなら「周辺機器にも」は要らないフレーズ。下記の方が合っていると思われ、当記事のタイトルに初心者用と入れた次第。

  • 価格とスペックにこだわったパソコン初心者にお勧めの入門用PC

気になる所は以下の通り。

  1. マウスとキーボードの初期設定の有無
  2. 周辺機器が故障した際の修理依頼先
  3. 周辺機器4点の保証はPC本体と別か

マウスは知らないけれどキーボードのUnifying(無線接続設定)は自動で繋がる物では無く、強いて言えばBluetoothのようにユーティリティをインストールし個別に設定するもの。市販パッケージが付属するだけならPC初心者にはやや厳しい。

2と3は上と並行し、パッケージの付属ならロジクールが対応するので過去の同社の対応例(M570が3回故障)では修理は新品が1週間程度で送られてくるけれど、パソコン工房を経由するなら1週間は難しいかと。

3はPC本体の保証を延長しなかった場合の周辺機器保証は1年になるのか。製品保証はAcerのモニタは3年(パネル、バックライト除く)、ロジクールのキーボードとマウスは3年、スピーカーは2年がいずれも標準。

一応心配してみたけれど、おそらくLogicool直接でしょうな。無いとは思うけれどバルクならPC本体に連動するので本気で買うなら一応問合せましょう。

こだわっているようには見えず、フロンティアの激安や早い者勝ち程では無いにしても表現が誇張または誤りと個人的には感じております。

本当の「こだわり」ならメーカーによるけれど最低この程度は必要。

  • 21.5型モニタ・・3万円以上
  • 無線キーボード・・5千円以上
  • 無線マウス・・3千円以上
  • スピーカー・・10万円以上

スピーカーは見当が付かないので適当に付けているけれど、スピーカーを1万円としても小計38千円以上くらい。本体47千円なら総額は最低85千円くらい。

モニタセットでキーボードとマウスを無線にしたコストパフォーマンスに優れるPCセットとしてならよろしいかと。こだわるなら2千円のスピーカーはゴミ同然。

パソコン工房は延長保証が安い為、分割の金利0%は利用しないとしてもカスタマイズで3年への変更がお勧め。3年間パソコンという物を使ってみるという感覚。

ケースはマイクロATX、TFX電源は大きくても400W程度な上にATXより割高、マザーはH61なのでパーツのアップグレードは考えない方が良いでしょうな。

ケースと電源が小さい割にCPUはTDP95Wと高めなので、クリーニングの頻度は多めにする事を推奨。故障以外に騒音問題に繋がる為。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。