パソコン工房がWindows 7仕様11.6型ノートPC新発売

2016年2月13日

パソコン工房よりおそらく新製品。

性能や機能で特筆すべき点は何一つ無いのだけれども、2016年の現在でもWindows 7仕様でプレスリリースを撒いているところに感心。マイクロソフトにケンカ売っているのか、いいぞもっとやれ感。

いつも通り製品の売り場を見るだけレビュー。

パソコン工房がWindows 7仕様11.6型ノートPC発売

アスキーのPC工房広告ページをリンク。画像は販売ページより。

ASCII.jp:5万円台のWindows 7搭載11.6型ノートをパソコン工房が販売
http://ascii.jp/elem/000/001/116/1116643/

7ist11hp010cce_main_title

特徴はタイトルの通り、5万円台、7仕様、11.6型モバイル。

5万円台は52,899円となっており、パソコン工房が1円単位の端数を出すのは不自然と思い販売ページを見ると税別で48,980円。

通常との違いはWindows 7仕様。これはパソコン工房が意識して7で出していると思われ、単なる古いOSを搭載しているだけにも関わらず、今や簡単に他社との差別化が出来てしまう飛び道具状態。

問題は11.6型という小さめなサイズ。

これが良いと判断したモバイルする人が買うのだろうし、小型でもHD解像度は今や普通なのでバランスが悪いとは思えず。しかし、「これで5万?」が私の正直な感想。

  • OS:Windows 7 Professional 64bit
  • CPU:Celeron N3150(1.60-2.08GHz、4コア、2MB、TDP6W
  • メモリ:4GB(DDR3L-1600)
  • HDD500GB
  • 光学:※無し
  • 通信:ギガLAN対応、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+LE

7がPro~なのでHome~や10より数千円高いのは解る。Celeronの割に4コア、その省電力はメモリも連動する上に無線が充実。有線の1000BASE-TXはモバイルPCにしては珍しい高機能。

しかしCPUが4コアであろうと所詮はAtom系(Braswell)なのでブースト時でも性能は知れており、省電力な割にバッテリ駆動時間の公称3時間少々は短い。

単純に、「これで5万?高くないか?」と思う私の脳内価格コムの情報が古いのか。税込4万円台にするとか、5万円維持ならせめてSSDの120GB、今なら値下がりした256GBクラスが搭載されていても良いのでは。

私がそう思うだけかも知れない為、他社も見て参りましょう。

 

他社製のモバイルノートと価格や仕様を比較

条件は11.6型ノート、有るならばWindows 7仕様。

マウスが似た物を販売中

ロゴが違うだけで同じベアボーンだと思う。

LB-C240B

しかし、こちらは有線LANが100BASEまでとなっており、バッテリ駆動時間は約6時間という違い。価格が似ているので全く同じかと思いきや少しだけ違う。

CPUやメモリ、搭載しているHDDなど他の仕様はほぼ同じ。安売りしまくるマウスでさえ税別約5万円なのだからこの価格が妥当なのか。

ドスパラは7無し、約6万円でSSD搭載

もっと安い機種も有るけれど、パソコンとして使えると言い切るにはこれが合っていると思った製品は税別6万円。

Diginnos-DG-D11IW

SSD搭載なのでやや高くなっているのかと思えば64GBという、今時そのような小さな容量で6万は無いだろうと。

仕様を見ると11.6型フルHDという高解像度は使う人を選び過ぎると思われ、価格が高騰している原因はCPUにCore M-5Y10cを使っているからでしょう。

Celeron N3150は107ドル、該当のCore Mは281ドルなのでN3150搭載より2万円くらい高くなってしまう。PassMarkでそれぞれのスコアを見て来ると1600と2800の差は有るけれど、果たして約2万円の差を体感出来るかは謎。

そしてここから全てWindows 7仕様無し。

DELLやHPもWindows 7は無し

画像を持って来るほどでも無いので文字のみで。

  • DELL・・・約5万円、CPUがPentium N、SSD 128GBは良心的
  • 日本HP・・・約3万円、CPUはCeleron N、eMMC 32GBでどうしろと

Windows 10で良いなら現在はDELLがコスパ良い。

価格コムは15型以上なら7有り

11.6型、Windows 7で検索するもヒットせず。11.6型を外すとLenovoと東芝の5万円を切れるノートがいくつか販売中。

 

モバイルPCというカテゴリに将来は有るのか?(まとめ)

10年くらい前までの12インチを切るモバイルノートは、小さな本体容量の中にパーツを詰め込む上、小さいが為に難しくなる冷却をどうするか、設計やパーツに金が掛かっていたので14~15型よりも高価で当然。

しかし、現在のモバイルは光学ドライブ無しも一般的なのでパーツ搭載空間に余裕が有り、CPUのTDPが一桁まで落ちたので熱問題も解決。数年前、私が11.6型の旧Atom搭載モバイルを2万円弱で購入した頃には既に14型よりモバイルの方が安かった。

今回のモバイルノートは円安での便乗値上げがひどいのかと予想したものの、タブレットやスマホの登場によりモバイルノートの需要が低下し、種類が減り安物を売っている場合では無くなったのかも知れない。

関係無いけれど、先日友人がNECの10型タブレットを購入したので1日借りてみたところ、サイズ的に凄く丁度良かった。私が所有するタブレットは7型で特に不満は無かったけれど、どちらかと言えば10型の方が快適。

私がそう感じているだけかも知れないものの、10インチ程度ならばタブレットが良く、ノートPCとして実用するなら13型以上が最適と感じており、似た考え方をする人が増えている、今後増えるならモバイルノートの未来は暗いと言えましょう。

 

大手メーカー縮小に次ぐ円高はPC業界の追い風(おまけ)

国内大手は既にNECはレノボと合体しておりソニーは本業とは切り離し、今月から富士通は分社にて切り離し。

富士通、PC事業「富士通クライアントコンピューティング」発足 | マイナビ
http://news.mynavi.jp/news/2016/02/01/196/

次は4月1日の予定で東芝のターン。

PC事業を担当する「パーソナル&クライアントソリューション社」は分社化し、100%子会社の東芝情報機器が4月1日付で承継。その上で「一層の軽量経営を実現し、他社との事業再編も視野に入れる」という。

source:東芝、PC事業分社化 再編を正式発表 - ITmedia ニュース

いずれも事業規模としては縮小。

その前に実はHPが昨年既に分社化しております。

スタートから半年を経過した新生日本HPの今 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/20160210_742980.html

HPは何が変わったのか判らなかったのでネタにしなかったのだけれども、こちらはマジで何も変わっていないそうな。

シャープ、日立、三菱は既に撤退したようなもので、NEC、ソニー、そして富士通と東芝は縮小。パナソニックは元から縮小しているような状態。

そして先日から円高へと転じており、2月12日の時点では1ドル112円くらいまで来ております。

chart-yahoo-co-2016-02-12

source:アメリカ ドル / 日本 円【USDJPY】:外国為替 - Yahoo!ファイナンス

今回の円高はマイナス金利や国内の株価下落など良い話では無さそうだけれども、PCパーツは主に中国、台湾、米国企業で成り立っており、いずれも米ドル決済なので円高は買う側として有利。

買う側とは私ら消費者以外にPCメーカーも仕入れる意味で買う側。

仮に100ドルのパーツが有るとし単純計算すると、以前は12,000円少々していた物が現在は11,200円。更に仮に1ドル100円まで落ちたなら1万円。

12万円のPCが10万円になるわけでは無く、メーカーは利益を率で計算しているはずなので2割乗せるとすると、仕入10万なら12万、12万なら14万4千円となり差額は2万4千円で有り2万0千円ではございません。

円高止まらず+素直に反映させるならば3ヶ月後頃からPCパーツは値下がり、メーカーも販売価格を維持するわけに行かなくなり値下げせざるを得ず、安売り合戦が始まるはず。

しかも富士通などが縮小するならBTOパソコンでも家電店でのノート販売が通用し始めるやも知れず。

但し、赤かった海がブルーオーシャン気味になるとするならば、大手が談合すると価格は高値で維持される。しかし競合と談合する意味より、Windows 10によるPC市場冷え込みを何とかする方を重視すると思われ価格競争は必至。

特にデスクトップPCはパーツの単品価格が判る為、下手に便乗値上げしたまんま売り続けたなら競合他社に負けてしまうとか、私がここで叩きまくるなど良い方向にはならないはず。

経済的には良い円高とは言えないとしても、パソコン買う側には円高は大歓迎。SSDの2TBクラスが2万円切るのも夢では無いかも知れない。

という夢かも知れない。為替相場読めるなら私はFXとかで食っているはず。

Windows 10強制を強化するマイクロソフトはもはや敵としか思えず、ならば7仕様を売り続けるパソコン工房やマウスなどは消費者の味方と言えましょうというわけでBTOパソコンお勧め。

久々にこの終わり方した気がする。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

11.6型という小型画面なら、画像や動画視聴がメインの使い方では無いはず。とすると、パネル処理がグレア(光沢)なのは大きなマイナス点ですね。

>有線の1000BASE-TXはモバイルPCにしては珍しい高機能
パソコン工房のサイトで詳細を確認すると、有線LANの項目には「100BASE-TX LANポート」と書いてあり、100Mまでな模様。

パソコン工房:Stl-11HP010-C-CE [Windows 7 Professional]
http://www.pc-koubou.jp/pc/model/7ist11hp010cce_main.php

ちなみに1000BASE-Tと1000BASE-TXは規格が違うので注意。PCなら普通は「1000BASE-T」のはず。

BUFFALO バッファロー:知ってなっとく接続規格 LAN端子
http://buffalo.jp/products/connect/lan/

エイム電子株式会社:100Base-TX、1000Base-TX、1000Base-Tにおける伝送方式の違い
http://www.aim-ele.co.jp/tech/metal-tech6/

>これで5万?高くないか?
OSがWindows7のProだからプラス5,000円と考えても、Atom系CPUで5万円はやや高いとは思いますね。用途からして大容量のHDDは不要でしょうから、速度の面から考えて、64GBのeMMCを載せて39,800円(税別)の方が良かったやも。

>NECの10型タブレット
もしや「NECにしては安い」と噂のLAVIE Tabでしょうか。

価格.com - NEC LAVIE Tab E TE510/BAL PC-TE510BAL
http://kakaku.com/item/K0000796332/

10型程度の小さなモニタに合わせたキーボードはどうしても配列やサイズに無理が出ますから、確かにタブレットの方が良いとは思います。どうしてもキーボードが欲しければBluetoothで。

>経済的には良い円高とは言えない

日本は輸出で儲けてる企業が多いから
一時的な円安時がよく見えるだけで、
緩やかに周期的に100平均で円安円高を行き来する方がよいと思う。
※輸出企業も部材揃えないといけないので輸入する為

円高は食料品関係が安くなるw

経済的には良くない円高と騒いでるのは何も分かってない野党

儲け抜きで考えると円高は日本円の価値が高くなる
(=日本の価値が高い)のだから嬉しいけどw

>為替相場読めるなら私はFXとかで食っているはず。

いや為替相場はだれも読めないからw
証券会社は読めたふりしてるだけで確率50:50だから

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。