激安ベアボーンに注意「AopenとBCNランキングの罠」

2010年1月 1日

賀正。

さて、ベアボーンとは聞き慣れないかと思いますが半完成品PCの事。

どの程度未完成かは物によりますが、私がBTOメーカーで修理していた時で言えばノートPCがベアボーンで半完成品を組立てた物を修理しておりました。まんまですが通称「ベア」と言っていました。

デスクトップは自作同様にケースや電源などバラの状態。ノートはナショナルブランド(ソニーやNECなど)もそうですが、100%に近い程ベアボーンの状態で国内に入って来ます。

これまた当時(3年くらい前)の話ですが、私が修理していたノートのベアとは。

  • ノートPCの外側(ケースにあたる)部分丸ごと
  • キーボード、タッチパッド、Webカメラなどの外装
  • マザーボードに付いている(オンボード部品)一式

無線LANやメモリが微妙ですがオンボードならベアボーンに含まれます。

逆に付いていないものは、ハードディスクとCPU、最近では無線LANやメモリは後付が当然ですが、ネットブック(ミニノート)ではオンボードも良く有ります。

さて、今回はベアボーン。

ノート以外にもキューブPCなど小型パソコンにもベアは有ります。

予算と欲しい性能によって最適なマシンをゲット 小さな「モンスター」で自作を楽しもう!
http://bcnranking.jp/news/0912/091224_16130.html

ベアボーン

BCNランキングはPOSデータや海外の情報を収集し、整理してまとめて読み易く一部を公開してくれる良い情報サイトです。BCNの回し者のような書き方ですが、そのくらい気に入っています。

記事ではAopen(エーオープン)の紹介か宣伝かは知りませんが、詳細を書かれておリベアボーンでモンスターマシンをゲットしようなどと気軽に書いておられます。

先に書いておきますが、私は修理で苦い経験もした事からノート嫌いで、小型や省スペースという理に適わないパソコンはアンチかと思われる程叩き切る事が有ります。

 

ベアボーンは自作セレブの遊び

型番からAopenの該当機種を検索。

XC_Mini_GP7A-HD
http://aopen.jp/products/baresystem/GP7A-HD.html

aopen-xc-mini-gp7a-hd

黒豹(^^)

それは良いとして、Windowsのロゴを見事に改造してロゴにかぶせていますが、これはマイクロソフト的にどうなのでしょう。ブランド云々うるさい企業が黙っているのでしょうか。いや、ベアとは関係無いか。

相当な宣伝費をかけているようで、DOS/VパワレポやニッケーPCにも掲載したようです。されましたでは無く、しましたでは無かろうかと。妄想ですが。

価格がどこにも書かれておらず探しまくったところ、BCNランキングの下に表示されているAmazonの最安値が39,145円となっておりました。12月26日現在。

4万円でディスプレイの無い未完成品です。

しかもこのベアはAtomなどのしょぼいCPUでは無く、SocketP仕様。

使えるようになるまで、いくらかかるのか試算致します。

 

小さかろう高かろう、Core i7のBTO買った方が良くないか?

数年前のノートがそうでしたが、小さければ高額。価格はデザインや性能、メーカー以外にも形の変わった小さい物は高額になる傾向が有ります。キューブとかキューブとか。

AopenのベアはAmazon最安約4万ですがどうなるか。

一度も取り上げた事のないPCワンズのパーツが揃っており快適だった為、ここから価格情報を頂戴しましょう。面倒なのでトップページへリンクしておきます。

PCパーツと自作パソコンの専門店 | 1's PCワンズ
http://www.1-s.jp/

SocketPって何だ?

激安の低性能Atomなどではありません。普通サイズ、ややスペックが高めか中クラスのノートPCに搭載されるマザーボードがSocketPです。

ベアボーンを購入するとCPUが必要、Celeronの場合

さすがCeleron、安いですね。しかしこの程度の性能ならAtomで充分。SocketPならCore2でしょう。モンスターにしなければ。

ベアボーンを買ってCore2を搭載するのか?

掲載の中で最も性能の低いCore 2 Duo T8300が約25千円。

このベアボーンのCPU対応表を見るとCore2Quadが載るとは書かれておらず、PCワンズで買うならP9500が最高性能で約36千円。価格コムでCore2 DuoのT9600の最安は34千円でした。

メモリはさすが黒豹、DDR3

Aopenのベアボーン用メモリ

2GBで約7千円。2枚、4GBなら14千円となります。

モンスターなら4GBでしょう。

ハードディスクは普通のノート用2.5インチ

2.5インチハードディスクをベアに搭載

160GBは約4千円。500GBでも約7千円。ここは500GBでしょう。

HGSTは日立、爆熱の印象が有ります。

ここまでの合計、最低スペック(Celeron、2GB、160GB)にするなら約6万円。 モンスターを目指すなら最高とは言えませんが中途半端なスペック(T9600、4GB、500GB)で約95千円もします。

Core i7(860クラス)のデスクトップが丸ごと買えますね。

小さい事にこだわりたいのか知りませんが、私には意味が解りません。

 

売っていないパーツや相性問題も当然有る

ベアボーンのほとんどというか100%近くは海外で作られ輸入されます。主に台湾や韓国、中国などが多いですが、ひどいものになるとインドネシアやタイなども有るかと想像。

販売される場所も日本のみでは無く米国などでも売られます。

メモリの相性や海外でしか販売されないパーツも有る

無線LANやBluetoothは日本では販売していないとはっきり書かれておリ、相性問題が考えられるメモリの対応ベンダーも掲載が少な過ぎ。Trancendは有名なものの、ピンポイントで204ピンを探すとなれば最安狙いは難しく、対応表以外のメモリは動かない可能性も有ります。

 

初心者は間違ってもベアボーンに手を出してはいけない

BCNは数値の信憑性が高く信頼できるサイトですが、これが気になった。

半完成だけに既成PCよりも価格が安く、主要パーツをコーディネートすれば自分に最適な性能が手に入るという点で、PC自作の楽しみを味わえる。そのため、自作ユーザーをはじめ、「これから自作に挑戦してみよう」という自作初心者などに人気が高い

半完成品だからこそ完成品より高額になり、ベアボーンでの販売という特殊な組立をするため自作するより高くなる、が正しい表現。金を貰ったからと言って(これは想像)、適当に買え買え記事はどうかと。

更に、これから自作に挑戦する初心者に人気が高いとはあるけれど、記事内にリスクや価格について書かれておらず、ベアボーンまで分解して修理をしていた私には、冗談で書いているとしか思えない情報です。

今ではノートも安くなり、ベアを買いジャンクで固めて安くノートPCを手に入れる などと考える自作マニアは居ないかと思いますが、ノートが駄目ならミニPCでベアボーンは老舗のAopenとは思えない所業。

マザーボードはASUSやMSI、GIGABYTEには到底かなわず、安いマウスやスピーカーで凌いでいるかも知れませんが、宣伝に金をかける所が違うだろうと思うわけです。

故障すればベアボーン部分はAopenが修理するのかと思いますが、CPUなど単品買いするパーツの故障然り、どう考えても初心者向きでは無いため煽るのは誤り。自作変態でも余程のセレブかつミニPCマニアで無ければ購入すべきでは無いでしょう。

以上、ノート修理で散々な目にあった元修理担当が申し上げます。

ベア分解すると保証が効かなくなるのは個人もメーカーも同じ事にもご注意あれ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(8)

>半完成品だからこそ完成品より高額になり、ベアボーンでの販売という特殊な組立をするため自作するより高くなる、が正しい表現
意味不明。
BCNの記事が正しい。ベアボーンで構成されているケース、マザー、電源を単品で買おうと思えば非常に高価。もちろん単品では売ってないが。

補足。ベアボーンは1万円前半の安いものが売れ筋。

>ケース、マザー、電源を単品で買おうと思えば非常に高価

単品で買うと高価=自作は金が掛かる

自作が安いとは言っていない。おっしゃる通り最初の一台は自作は金が掛かってしまう。
ケース・マザー・電源がセットになっているベアボーンだから若干安くなるということ。

ていうか、このベアボーンのセールスポイントはSocketP用CPU+IONの組み合わせっていう所では?

ベアボーンが安いかどうかっていう議論じゃないの?

SocketPのCPU+IONだと、いったいいくらかかると思ってるんだ?
構成考えて計算してみた?
どのベアボーンのセールスポイントなんだろ?

議論にすらなってない。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
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プロフィール

ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。