パソコンやマザーボード出荷数が減少する7つの理由

2017年5月 3日

マザーボードの出荷数が続落しているとの情報。

元ネタは台湾のニュースサイトで報じられた話で、今年も更に落ち込むだろうとの事。現状を見て理解している人なら特に不思議な状況では無いけれど、知らない人のために持論を7種類展開しようかと。

祝日ながらまとめ記事3連射はどうかと思うので平常運転。

パソコンやマザーボード出荷数が減少する7つの理由

意訳はこちら。

続落する年間マザー出荷数。2017年度はさらに10%減少の予測-PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1056678.html

引用。

2015年度以降続いている世界的なマザーボードの販売不振について、2017年度にはさらに出荷数が10%減少するとの見込

2015年から減少し、今年も予想通り1割減ならば3年連続という意味かと。

XP終了は2014年4月、同年5月頃までお祭り状態で出荷台数伸びていたので2015年からの減少は必然と言えそう。その時点で買い替え終えた人や企業が多かったのだから。

主な原因として2015年以前まで中国農村部が牽引していたデスクトップPC需要を、廉価なノートPCが取って代わった

ピンポイントですな。中国の農村部の影響力はそこまでデカいのか。

PC Watchには無かった締めの文章を訳しつつ引用。 

Kaby Lakeプロセッサは1月に発売されて以来、予想以上の需要を喚起していないため、6月のインテルの新型トップ・プラットフォームと8月の新しいCoffee Lakeプロセッサも需要に苦しむ可能性がある。

source:Motherboard shipments may see over 10% decline in 2017

可能性大でしょうな。

Coffee Lakeは一般向けなKaby Lakeとは違うハイエンド志向な方であり、CPUが5万以上とかマザーが3万円超えるなどマニア向けな製品。AMDのRyzenの性能にビビっただけと思われ、販売戦略では無さそうな単なる前倒し。

マザー出荷が減少、その他JEITAやBCNによると日本国内でもPC出荷や販売台数が減少。なぜなのか7つ。 

1.為替相場の円安が影響

私がパソコン工房の3万円ノートを購入した時期が、ちょうど円高が終わった頃で、記事の日付が2012年12月17日なのでギリ80円台。

chart-yahoo-2017-05-01

source:アメリカ ドル / 日本 円【USDJPY】:外国為替 - Yahoo!ファイナンス

現在は行けば120円くらいまでの円安になる、という事は80円時代と比較すると単純に1.5倍なので80円当時3万円のノートなら現在は4.5万円。

更に消費税5から8%へ上がった際、税込表記が解除されてしまうだけならまだしも便乗値上げにより4.5万円の税別というチートが炸裂。昔3万円程度のノートが今は4.9万円レベルに。

4年以上も前と比較するとパソコンの性能も上がってはいるものの、CPUがCeleron級ならば現在はAtom系なのでそう変わらず、メモリが1~2GBから最低でも4GB、HDD 500GBがSSD 128GBへ変わった程度。

2.新PCは10になってしまう

今から7PCを買うならば、企業向けの割高なダウングレード版入りか中古PCで探すしか無く、ここまで新バージョンが嫌われるとは8に継ぐ、Mac OS以上では無かろうか。

推移

source:Windows普及率、10と8系と7停滞続く(2017年3月) - BTOパソコン.jp

タダでばら撒きが終わった後はスーパー横ばい。どれほど7愛用者が多いか浮き彫りであり故障するまで使い続ける、ならばマザーもPCも売れなくなるは当然。 

3.使用歴3年程度のPCが多い

上のグラフの水色はXP。急降下した辺りで多くのユーザがWindows 7へ乗り換えた事は上の赤系の折れ線を見ると明らか。

企業ではこのタイミングで8では無く7へ移行したPCが一般ユーザ所有機より多いとするなら、2014年4月前後なのでPC移行し3年くらいしか経過していない。

パソコンの耐用年数は経理的には(現在の例外措置を除き)通常4年、モニタは5年なので5年使うものというイメージ、または5年リースでプラス2年の再リースなどあるでしょう。

多くのPCが買い換えるにはまだ早すぎる。

4.無償アップグレードの影響

やはり上のグラフの通りで、無料が終われば後の祭りというか祭りの後状態となっており、買ってまで10にしない、金出してまで10は要らない7でOKな人が多い。

5.スマホやタブで落ち着く人

パソコン大好きなおっさんには想像が難しいかも知れないので、対照的にSNS中毒な若い専業主婦を例に考えてみましょう。

昔ならmixiとYahoo、今ならFacebookやクックパッド。これらスマホやタブレットでも出来てしまい、大抵の若い層はスマホ所有当たり前。それでイイネイイネ出来るのだからパソコン買い換える必要性を感じない人も割と居るかと。

特にFacebookやInstagramは、くだらない写真を撮影してアップが主流なので、スマホで撮影しそのまんまFacebookなどで資源の無駄遣いをする流れが簡単。一旦PCへ転送する手間が無い。

情報通信機器の普及状況

source:統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料

左の8割付近で推移している青い折れ線がパソコンの世帯所有率。大きく下がってはいないものの、「持っている」だけで使っていない、使わなくなったパソコンも入っているはず。

使わないなら買い換える必要も無く、故障していないなら金払ってまで捨てる必要や梱包してPCリサイクルとして送る必要もないだけなので、所有率は下がらなくとも利用率は下がっていると推測可能。 

6.出荷台数と売り場の縮小

ソースを忘れたけれど確か2chで、「最近はPC売り場が小さくなった、代わりにキャリア(スマホ売り場)のスペースがでかくなった」というレスを誰かが書いておりました。

私は通販専門なので実店舗には年に数回しか行かないので知らないけれど、ウソ書いても意味ない情報なので本当、だとするなら売れない=出荷できない=作る事ができない=減る、は自然な流れ。

7.故障せず性能不足も感じず

私を例にすると、先代のメインPCは7年くらい前に登場したX58チップセットとCore i7-950で、現在は3年前のZ97にXeonを搭載。

X58のメモリスロットが逝かなければ買い替えていなかった、その理由は性能不足を感じておらず、Z97へ移行してもX58パソコンとの違いが全然判らない。そうなると思った理由も書くと、Pentium 4とCore i7の違いさえ体感差が良く判らなかった為。

CPU性能やメモリ容量など何かとボトルネックとか全体的に腐るまでが早かった10年以上前とは違い、現在は性能が時代を先取りしすぎていたり、マザーボードも故障しづらくなっている実感がある。

 

マザーやPC出荷数を上げたいなら逆をやれば良い 

上記した1~7を反対へと書き換えてみましょう。

  1. 為替相場の円高に期待
  2. 新PCでも7/8.1を使えるように
  3. 二度とサポート終了の波を作らない
  4. 無償期間は恒久かしないかのどちらか
  5. スマホやタブレット型に似せた2in1を減らす
  6. 店員が店頭で自信を持って勧められる構成にする
  7. ソニーからタイマーの仕掛け方を習いASUSなどへ提供

1は良し悪しであり故意に円高とか無理ゲーなのでどうにもならず、7は冗談としても、2~6は可能、中でも2~4はマイクロソフト次第、5はPCメーカー、6はそれらの派生なので7~8割はマイクロソフト次第。

そのマイクロソフトが自分勝手好き放題やらかしている2~4のせいで5にてメーカーが困り6へ続いて販売店も困っている、これがマザーやPC出荷減の原因。

何が言いたいかはいつも通り、マイクロソフトのせい。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>円安
最近は110円前後をうろうろしていますね。すごくざっくばらんに、5円刻みくらいで書くと

2000年……110円
2001年……120円
2002年……120円
2003年……115円
2004年……110円
2005年……110円
2006年……115円
2007年……120円
2008年……100円
2009年……95円
2010年……90円
2011年……80円
2012年……80円
2013年……100円
2014年……105円
2015年……120円
2016年……110円
2017年……110円

このくらい。80円台だと2009年~2012年あたりが該当。

2008年11月にUSB3.0の仕様が策定。
2009年10月にWindows7が販売開始。
2009年5月にSATA3.0の仕様が策定。
2009年のSSDはまだプチフリーズ問題が取り沙汰されていたレベル。
2010年は2TBの3.5インチHDDで安価なモデルが1万円くらい。
2010年にはSLCタイプのSSDはほぼ消え、MLCタイプが大勢を占める。
2010年のSSDは80GBが2万円、160GBが4万円くらい。
2011年のSSDは128GBが3万円、256GBが4~5万円くらい。
2012年のSSDは128GBが1万円以下、256GBが2万円、512GBが4万円くらい。
2011年1月にSandy Bridgeが販売開始。
2012年に4TBのHDDが登場。

てきとうにトピックスを挙げるとこんな感じでしょうか。私的には「SATA 3.0の策定」から「高速SSDの登場」と「大容量SSDの登場&低価格化」のコンボが効きました。私でもSSDを導入したレベル。ただし最初に買ったのは、インテル製の40GBですが。

>モニタは5年
最近の液晶は光源がLEDですから、ブラウン管や冷陰極管のように、だんだん暗くなる現象がほぼ起こらないのですよね。利点ではありますが、突然死しかしないのは面倒。買えのパーツなら在庫もできますが、予備のモニタなんぞスペースを取って邪魔。

>スマホで撮影しそのまんまFacebook
容量が32GBくらい(ユーザが自由に使えるスペースは恐らく20GBくらい)あるスマホで、写真を撮りすぎて容量が足りなくなった、という驚きの相談を何度か受けたことがあります。SDカードを使えないスマホだと、バックアップやデータの退避が面倒でなりません。

>最近はPC売り場が小さくなった
私の近所にある2軒の家電量販店でも、スペースはかなり減りましたよ。代わりに置いてあるのはスマホ、タブレット、モバイルルータ。一時期はPHSのスペースもありましたが、今は無し。

総額表示義務の特例
「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」第10条
(消費税転嫁対策特別措置法・平成25年10月1日施行)
二度にわたる消費税率の引上げに際し、消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保及び事業者による値札の貼り替え等の事務負担に配慮する観点から、総額表示義務の特例として、平成25年10月1日から平成33年3月31日までの間、

「現に表示する価格が税込価格であると誤認されないための措置」

を講じていれば税込価格を表示することを要しないこととされています。

決まり手:取って付け

「値札の貼り替え等の事務負担に配慮する(キリリっ」

支払総額さえ表示されていればよく、「消費税額等」や「税抜価格」が表示されていても構いません。
→結局貼り替えか追加表示ですやん

意訳
「おまいらこの機にデフレ不景気なんとかせぇや意味わかるよなっおっ?」

結果
庶民「なんだよ税込みだと高いじゃん!もう次から買わないから!」不景気

>スマホやタブレット型に似せた2in1を減らす
スマホやタブレットで十分なら2in1のほうが売れるじゃないかと思いましたが、従来型のPCが減るのでやっぱり逆効果ですなw

>2009年~2012年
お察し下さい…w

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

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初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

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コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

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パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

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デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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