マウスの約70万円が17万円のPCはどのくらい破格?

2017年7月25日

マウスが長野県の工場でセール開催。

その中でも目玉商品は通常70万円くらいのところ17万円となるMASTERPIECE-i1710PA1-SPで、2chまとめで本当に得なのか?とおっさん達が騒いでいたので乗ってみる事に。

結論からいうと破格な品揃え。

毎年この時期開催の飯山工場での訳ありセール

後が長いので手短に行きましょう。こちら。

iiyamafact-sale-2017

の中のこれ、真ん中のやつ。

70万が17万

「脳内ではナナジュウマンと唱えつつ、手がジュウナナマンと動いたのか?」と思えるガチな破格。両側のPCも値付けおかしい。

というわけでさっそく本題へ。

 

MASTERPIECE-i1710PA1-SPはどのくらい赤字?

自作用のパーツ単品と比較してみましょう。今回は最安勝負では無いので私の好み、かつ可能な限り安く。

【価格.com】パソコン
http://kakaku.com/pc/

価格はいつも通り価格コムを参考にしております。

OS : Windows 10 Home 64ビット

これはBTO対自作パーツの最安勝負で参考にしたパッケージ価格としましょう。DSP版より安いという意味の解らない状態となっており14,494円

CPU : インテル Core i7-6900K

知らない人は高価だと信じてくれないかも知れないので画像を。

kakaku-i7-6900k-2017-07

初値は13万円クラス、最安は昨年末頃で10万円少々。

8コア16スレッドという一体何と戦うつもりなのか不明な上にKが付いているので倍率ロックフリー、更にクロック上を目指せるハイエンドなCPU。

画像で判るけれど文字にて、111,990円

マザーボード:インテル X99 Expressチップセット搭載品

i7-6900Kに合うソケットはLGA2011-3、X99チップセット。この条件でマザーボードを検索し価格昇順でスクリーンショット。

kakaku-x99-2017-07

Core Xシリーズ登場の影響か安くなりましたな。

最安のASRock製品は電源フェーズ設計(VRM数)が6と少なく、TDP140WのCPUとTitan Xを2枚も載せる1,200W電源仕様なので不安。

2番めのMSI製品はPCI-Express x16のスロットの間が狭く、グラボ2枚を各3スロット分にして余裕を持たせたいので無し。

3番目のASRock、Fatal1ty X99 Professional Gaming i7はPCIeスロット間が理想的、公式の製品ページを見るとSLIブリッジが標準で付属らしいのでお得。

特に不満は無く、私が買うならこれというわけで23,738円。 

メモリ : 32GB PC4-19200 (8GB×4) 

2017年7月現在のPC4-19200の相場は8GBx2で1.5万円くらい。

価格コムの人気ランキングを見ると3位にあるcrucialのW4U2400CM-8G、8GBx2が14,870円なので2セット購入すると29,740円

SSD : 960GB ( 6Gbps 対応 )

NVMeに押され気味なのか、1TBクラスもSATA接続ならば安くなって来ており、最安はSanDiskのSSD PLUS SDSSDA-960G-J26、シーケンシャルリード535MB/s、ライト450MB/sなので良いとしましょう。

最安は現在31,298円

HDD : 3TB ( 7200rpm / 6Gbps 対応 )

3.5インチ3TBは人気1位のWESTERN DIGITALのWD30EZRZ-RTだけれども、これは5,400rpm。対してマウスの仕様は7,200rpmなので公正ではございません。

東芝のDT01ACA300が3TB、SATA3、7,200rpmで4位。1位のWD製品より数百円安いので文句無し、7,667円

グラフィックス :【SLI】 NVIDIA TITAN X [ PASCAL ] 

グラボが一番面倒な予感がしていたら当たり。

Pascal版のTitan Xは国内代理店のASKなどが無視しているのか単品販売しておらず、買うならAmazonで輸入品、または米Amazonから自力で仕入れなければならない。

というわけで、米Amazonの取り寄せ方法は知らないので国内で、と思いきやどう見てもボッタクリ価格。

amazon-pascal-titanx-2017-07

確か出た当初は17万円台だったと記憶しており、さすがに5万円以上高額は無い。SLIは2枚なので10万円以上高くついてしまう。

というわけで米Amazonへ。

amazon-com-titan-x

source:Amazon.com: NVIDIA GeForce Titan X Pascal 12GB GDDR5X

円に換算すると、これを書いている現在のレートは1ドル111円くらい、の前に送料を調べると最安&最遅で11ドル程度、プラス1個あたり36ドルの輸入税がかかるらしく、グラボ1枚あたりの合計は約1650ドル+36ドルで1686ドル、2枚で3372ドル、送料を足すと3383ドル。

というわけで、おおよそ375,513円

電源:1200W / 80PLUSR GOLD

容量を1000W以上、80PLUS GOLDで検索した最安の1200W電源はENERMAXの REVOLUTION87+ ERV1200EWT-Gで、特に書く事が無く24,980円

DVDスーパーマルチドライブ搭載

これはちょっとマネできない。

feature_drive.jpg

ディスクを挿入すると反応して飲み込まれるスロットイン方式となっており、ケースもドライブも市販品で同じ仕様は無理だと思われるので、普通の安いDVDスーパーマルチで。

人気2位のLG製品が1,914円だけれども、私の周囲でLGのDVDドライブが2年以内に2つ故障したのでスルーさせてもらい、ASUSのDRW-24D5MTとして2,032円

ケース、キーボード、マウス

これらはマウスのオリジナルなので同等品は無理とし、ケースはマウスの解説画像を見るにもし市販品ならば1万円は切らないと思われるので1万円として、キーボードとマウスは安物のオマケだろうから合わせて1,200円で。

 

自作用パーツの総額は632,652円

さすがにこのクラスになるとマウス側も利益を盛らねばならず、しかし大きく開きがあるとも言えない差額は69,132円。

なぜ利益を盛るかは、パーツが高額かつ販売量が少ないので修理用パーツの在庫の負担がデカくなるので、以前やった計算では14~17万円辺りからBTOパソコンより自作の方が安くなるの法則がございます。

肝心などのくらいの赤字かは、632,652-170,000で462,652円。これを限定2台と称して販売しているので90万円以上の赤字、ではございません。

マウスが価格コム最安から通販しているわけがなく、仕入値というものがあるのだから実際には2台で70~80万円のマイナスといったところでしょう。

バラして転売すれば確実に利益が出る?

のような事を2chまとめで書かれていたけれど本当にそうだろうか。

まず中古扱いになるので価格コムの新品最安ほどの値は付かない。今時CPUのi7-6900Kがいくらになるのだろうか。OSとマザーボードはマウスのOEMならばバラして販売するとライセンス違反。

そしてPascal版Titan Xを中古で買う人は居るだろうか、いくらで?SSDもHDDも中古扱い。唯一まともな値が付きそうな物はケースくらいでは無かろうか。

というわけで、マジで転売するならばバラさず丸ごとで売った方が良く、事情を書いて新古品としてヤフオクなどで出すが正解かと。完成品の方が買い易く、マウスの保証は標準で1年付くらしいのでバラしてはいけないと思った。

 

マウスはなぜ訳ありセールでガチな赤字販売を?

理由はおそらく3つ。

  1. 在庫処分
  2. 話題作り
  3. 地元支援

毎年どの程度の人数が飯山工場のセールで並ぶのか知らないけれど、数百人規模で市外や県外から人が来るなら金を落とす、PCやモニタ購入して直帰というもったいない事はしないかと。

話題作りはそのためだけに数十からもしかすると数百万円の赤字を出してまで宣伝効果があるかと言えば疑問ながら、マウスは黒字経営で広告宣伝に金を注ぎ込んでいるので毎年やっていればそれなりに。

ここまではオマケ要素で、本来の目的は在庫処分と思われ棚卸し金額を少しでも下げ節税やキャッシュフローへ繋げたいのだと思う。売れない、売りにくい物は持っていても動かせない資産(カネ)になってしまうだけ。

というわけで来年も夏休み入り直後あたりにセールをやると思われ、学生でも買えない価格でも無く、働いているなら有給を取って長野県の観光がてら処分祭りに並ぶとかアリかも知れない。

こういう時は飯山市周辺住民なら得ですな。

ちなみに私は超インドアなので絶対に行かない以前に、整理券もらう時点で並ぶとか5分が限度なのでスーパー無理。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

先着順で並んだ者勝ちなのか整理券で抽選なのかは知らないけれども、大声で日本語じゃない言葉しゃべってる方々が大挙して湧いてくる店頭限定特売でよく見かける光景がここでも再現されるとエスパー(適当)

70万円が17万円は安いですが、庶民の感覚からすれば17万円は高いです。カスピ海産の100グラム50,000円くらいするキャビアが10,000円で買えると言われても、食べたくなければ買わない訳で。

高いか安いかではなく、使うか使わないかで考えた方が、無駄金を使う可能性は低くなりますね。私は欲しいか欲しくないかで考えることが多いため、多分に無駄遣いをします。

>毎年この時期開催の飯山工場での訳ありセール
開催時間が6:00からとは気合が入っていますね。ただし4時45分のラスト点呼後に入場ゲートへ移動とあるため、まだ暗いうちから並ぶ可能性も高し。

東京から長野へは車で3時間以上はかかります。万全を期すなら前日入り、難しいなら夜行バスでも使った方が安全ではありますね。駐車場が空いているかも分かりませんし。観光がてら行く程度の気持ちが肝要やも。

YouTube - 飯山市プロモーションビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=qe-QqVHzDF8

>両側のPCも値付けおかしい。
一般用途なら左のDAIVが良いですね。i7-6700に16GB-RAM、240GB-SSDに2TB-HDD、GTX 1060に500Wの80+Silver、で64,000円はお買い得。個人的にはケースに取っ手が付いている点も好み。

>Core i7-6900K
これBOXでもCPUクーラーが付属しないモデルですけれど、仕様一覧にはCPUクーラーについて書いてありませんね。マウスオリジナルが載っているのでしょうか。

>バラして転売すれば確実に利益が出る?
やるとするならTitan Xを1枚だけ売って、購入資金を少しでも回収するのがベター。ゲーム性能としてはGTX 1070と同じくらいですし、マイニング用途にも最適とでも銘打てば、6~8万円くらいで売れるやも。

セールや親子パソコン組み立て教室、組み立てワークショップで多くの人が飯山工場に足を運んでくれることになりますね。

親子パソコン組み立て教室
http://www.mouse-jp.co.jp/company/info/kumitate.html
組み立てワークショップ
http://www.mouse-jp.co.jp/abest/built_workshop/

北陸新幹線があるので思ったよりも多くの人が訪れると思います。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。