超小型Windows PC m-Stickの大容量モデルが販売中

2015年3月14日

マウスコンピューターの棒型パソコンm-Stick。

一時期は入荷直後に売り切れるとか、2万の物を4万で売る間抜けな転売屋も発生。現在は普通に在庫が有るようで、調子に乗りストレージを2倍にした機種を数量限定で販売するとの事。

3月なので棒型パソコンで1本。

限定ホワイトm-Stick「MS-NH1-64G」は2.6万円

マウスの販売ページより。

m-stick-ms-nh1-64g

左が3月6日発売の新製品。数量限定にも関わらず、なぜ入荷待ちになっているかは不明。一体、何本限定なのか。

中身は同じで容量のみアップしたとの事なので、32GBのeMMC(低性能なSSDもどき)に6千円盛る価値が有ると思うなら、でしょうな。テレビの裏側へ隠して設置する物が白では見え易く、汚れも目立ちそう。

CPUはAtom Z3735F、4コアとは言え所詮Atom。クロック1.33-1.83GHzだけれども、高負荷時は1GHzを切る可能性も有り、性能には期待してはならない物。

ストレージの64GBは見方を変えると32GBの2倍とは言えず。Windows 8.1が10~12GBほど占めているようなので、空き容量は52GBと20GBとなり2.5倍くらい。

特徴は小型以外に売り方にも。

価格表記が税込の送料込なので、通常のパソコンとは違い解り易い。マウスの送料はトップクラスに高い為、送料別で税別の表記にしたなら、右の黒い方は15,333円、左の白は20,889円。

そう考えると安い気がして来たけれど気のせい。

ストレージのeMMCは結構速い

PC Watchのベンチマーク結果を引用。

  • シーケンシャルリード・・・167MB/sec
  • シーケンシャルライト・・・46.48MB/sec
  • 512Kランダムリード・・・155.1MB/sec
  • 512Kランダムライト・・・41.86MB/sec
  • 4Kランダムリード・・・11.14MB/sec
  • 4Kランダムライト・・・13.42MB/sec
  • 4K QD32ランダムリード・・・26.85MB/sec
  • 4K QD32ランダムライト・・・19.37MB/sec

source:マウスが放つ新ジャンル“スティックPC” - PC Watch

SSDほどでは無く、シーケンシャルライトが壊れかけのHDD並に遅いものの、他の数値はHDDより高速。特にランダムは桁違いで、SSD並と言って良い性能と言えましょう。

CPUはしょぼく、メモリは2GB、ストレージも数十GBと良い所無しなスペックだけれども、この点だけは普通の小型PCやノートよりは勝っております。HDD搭載PCを使っているなら、この棒PCの方が体感で速いと感じるはず。

Amazonでは中々の高評価

発売から3ヶ月以上が経過し、在庫も有る為かレビューが増えております。

m-stick-ms-nh1の評価

source:Amazon.co.jp: マウスコンピューター スティック型WindowsPC MS-NH1-AMZN

平均4.0は優秀。価格コムは15人で3.75。

この手の珍しい製品はマニアックな人が購入しレビューしている為、厳し目になり星が落ちたり、判って買っている人が多いので高評価になったり。

難点を承知の上で試しに衝動買いするなら有りでしょうな。

 

今月はインテルからもスティックPCが発売予定

冒頭にて、3月なので~と書いた理由がこれ。インテルからもWindows仕様の棒パソコンがリリース予定。

Intel、HDMIスティック型PCを3月投入 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20150106_682502.html 

Intel-Compute-Stick

価格はWindows版が149ドル、性能や容量はマウスのmスティックと同じくらい。Linux版は更に性能や容量が削られ100ドルとの事。

日本でも出るとするならマウスと同じくらいの価格になるでしょうな。早く入手したいなら並行輸入業者がAmazonへぶち込むと思われ、2万円を軽く超えそうな予感はするけれど購入出来るようになるはず。

用途や出来る事を考えるとLinuxでも良いと思った。

 

超小型パソコンの導入時に注意する事(まとめ)

3つ。

1.超低性能な割に高温になる

消費電力2~3Wは凄いけれど、2chまとめでの実機ユーザ情報によると、動画鑑賞での高負荷時は低い性能が更に落ちると同時に本体が軽く40度を超えるという噂。

パソコンが高温化して悪い事は有れど良い事は無く、ファンも無ければヒートシンクさえ無い為、室温30度を超えても我慢するような人には向いていないと思う。

2.テレビ接続は映像がボケる可能性

レビューを見ても誰も書いていないので推測で。テレビにHDMI端子が有り、パソコンも接続出来るからとは言え、ドットバイドットに対応していなければボケるはず。東芝の説明が解り易い。

dot-by-dot

source:搭載機能/PCコネクト(パソコン接続)|液晶テレビ|REGZA:東芝

私が所有する安物の32型レグザも対応しておらず、ガチで上のような感じにボケる為、精細な映像表示には期待しない方がよろしいかと。最近のテレビは判らないけれど、2年前は40型以上の高級機はドットバイドットに対応していたと記憶。

テレビの仕様には書かれていない事が多いので、手持ちのノートやデスクトップを接続して試しましょう。東芝の例ほどでは無いにしても、私の三流眼でも判るほどボケる。Macのフォントよりにじむ。

3.故障したなら使い捨てになる

PC Watchに掲載の分解写真を見ると完全に一体型となっており、パーツ単位での交換は無理。

保証期間に関わらず故障時は交換になると思われ、修理費用と称するかは不明だけれども買い換え状態になると思われ、購入時と同じか、より高い価格を提示され使い捨てる事になるでしょう。

おまけ:GoogleのChromestickに期待

Chrome OSはノートならChromebook、デスクトップはChromeboxが有るけれど、いずれも国内では3万円オーバーと結構高い。

Windows版の棒PCで出来る事が限られ、ブラウザとか動画鑑賞に使う程度なら、1万円を切るAndroidスティックでも良いと思うものの、Amazonのレビューを見ると使い物にならないという意見が多め。

Chromeスティックなら、GoogleはOEMにこだわっているようなのでDELLとかASUSなどが出すと予想出来、品質の問題は無くなるはず。しかもChrome OSはインテルCPUのようなx86では無く、タブレットに使われるARMプロセッサでも動作するので低価格と低発熱が可能。

Googleは主にテレビ用となる端末、ChromecastやGoogle TVも出しており、Chromestickが出てもおかしくは無いと思う。そんな事したいならChromeboxでやれとも思うけれど。

個人的にはインテルのLinux版に期待。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(8)

>テレビの裏側へ隠して設置する物が白では見え易く、汚れも目立ちそう。
ASCII.jp:進化したm-Stick「MS-NH1-64G」開封の儀
http://ascii.jp/elem/000/000/987/987531/

こちらでもモニターへ直差ししてますが、付属のHDMI延長ケーブルの使用が推奨だそうです
ウチの居間のTVで想定するとTVの足の横に本体が降りて来るので、電源入れる時に楽だろうな~と思います

“極小PC”開発秘話:新しいPCの居場所を探して――スティック型PC「m-Stick MS-NH1」開発者インタビュー (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1411/28/news160.html

>ファンも無ければヒートシンクさえ無い為、室温30度を超えても我慢するような人には向いていないと思う。
次期モデルでは、ヒートシンク装備を検討中のようです

「こんなの作っちゃって、と言われるPCを作りたい」m-Stick担当者に聞く (4) ヒートシンク搭載の次期モデルも
http://news.mynavi.jp/articles/2015/03/06/mstick/003.html

「こんなの作っちゃって、と言われるPCを作りたい」m-Stick担当者に聞く (1) スティック型PCは「ビジネスチャンス」
http://news.mynavi.jp/articles/2015/03/06/mstick/


居間用のPCとして頭に入れておこうかな~。 いじくってみたくは有りますw

「全てのモニターをPCに」 というキャッチフレーズは好きですね。m-Stickとは何なのか、が直感的に分かるフレーズです。


>2万の物を4万で売る間抜けな転売屋も発生
それ売れたのですかね。出荷停止とか販売終了とかではありませんでしたから、待てば買えるモノを高額で早く入手するメリットは少ない訳で。

>PC Watchのベンチマーク結果を引用
私のEドライブ、シーケンシャルライト以外は全負けという結果。ランダム速度がなかなか速いですから、確かに体感速度は速いやも。このスティック型PCで、ストレージ性能が処理速度に影響する使い方ができるとは思えませんが。

>高負荷時は低い性能が更に落ちると同時に本体が軽く40度を超える
私が使用しているChromeCastは、HD動画の再生時に同じく40度くらいまで熱くなりますね。外装のプラスチックは劣化が早そう。

>テレビ接続は映像がボケる可能性
ドットバイドット=等倍表示、ですよね。m-Stickは対応解像度に「1920×1080」がありますから、激安のフルHD非対応品とか、激高の4K品とかでなく、一般的なフルHD解像度対応の液晶テレビならば問題ないと思いますが。4Kでもたぶんアップスケーリング機能はありますから、それはそれで問題ないとも思いますけれど。

>個人的にはインテルのLinux版に期待。
良いこと思いついた。m-Stickを買い、USB経由でLinuxをインストールすれば今すぐ解決。


棒型PC。小さくて保管が楽ですから、PCが故障した時のレスキュー用として、1つくらい購入して置くのも良いとは思いますね。

馬鹿なことを書いたら、まさかの本当な事態へ。

ASCII.jp:OSなしで1万7800円! Windows 8.1“対応”のスティック型PC
http://ascii.jp/elem/000/000/989/989149/

>まさかの本当な事態へ

レビュー楽しみにしてま~す^^

なんと今ならパソコン工房でm-Stickが購入可能。本家のマウスに無くてなぜパソコン工房は在庫を抱えているのか不思議。

パソコン工房通販:スティック型WindowsPC「m-Stickシリーズ MS-NH1-64G」 64GB
http://www.pc-koubou.jp/goods/1181864.html

IntelのLinux版を購入予定だそうですから、レビューはヒツジ先輩へお任せ。
http://uploda.cc/img/img550424f61b405.jpg
これはレスキュー用途ですから。

なんか白いやつ「ボクと契約して、マ棒使いになってよ!」(意味不明の理)

>本家のマウスに無くてなぜパソコン工房は在庫を抱えているのか不思議。
本家で速攻完売。13日にパソコン工房に到着。同日サイト更新するも気づく人少数。
こんな流れですかねぇ

>パソコン工房通販
見つけた庶民Aさんしゅげぇ(スゲー) これは盲点w BTOサイトでパーツは見に行っても「メーカーパソコン」は見に行かないですよ~

ぁ、マ棒使いになってる(今頃気づいた orz)

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。