BTOパソコンの最安ノートを片っ端から抽出して解説

2013年3月15日

2013年3月現在の各メーカーの最安ノートを調査。

BTOパソコンのノートPCは、基本的に(私が勝手に)量産系としているメーカーのみ。ノートPCを安く販売するには少なくとも数百、通常は数千台単位でベアボーン(ノート本体部分)を発注する為、中小ショップでは無理がございます。

左のリンクより片っ端から抜き出し解説。

未来から来た人は情報として古いと思うので、まとめをどうぞ。

 

メーカー別で最安ノートを抽出して解説(2013年3月)

ドスパラから下へ行こうかと思ったけれど、全部を見て個人的に良いと思った順へ変更。但し主観なので、読む人は並びは気にしなくて良いと思う。

価格と性能のバランス、実用的かなど色々含めメーカーにこだわらず。私が実際に買うつもりになった消費者視点で参ります。

1.マウスコンピューター(約4万円)

特定メーカーの最安ノートで最も上手いというか、まあこんなもんだろうと感じた物はマウスの4万円PC。

2013-03-low-price-note-pc-mcj.jpg

別にマウスが好きとか嫌いでは無く。

そこからかよと思われるやも知れないけれど続けると、仕様一覧ではWindows8が基本構成になっているものの、緑色で示されたカスタマイズへのリンクから行けばWindows7から各エディションを選択出来るページ作り。

マウスコンピューターのイメージカラーは濃い黄色。Windows8は青で7は緑に統一されており、ボタンの赤が分り易く導線がプロの仕事。

仕様表記が小さい理由は、ここを強調し過ぎるとPC初心者や一般ユーザに難しそうな印象を与える為と推測。また、タブやリンクで切り替えなくとも標準構成が判る辺りは私のようなややPC変態掛かった人にも優しい。

パーツの構成は、CPUにCeleronのデュアルコア。今年発売された新製品で、動作クロック1.8GHzでキャッシュ2MBは私が所有している3万円ノートより上。TDP35Wは最近の省電力CPUと比較すると大きいけれど、86ドルのCeleronならこの程度でしょう。

HDD、メモリ、無線LAN、重量、は4万円なのでこんなもの。11.6型でHD解像度は個人的にはどうかと思うけれど、高解像度が良いなら利点でしょう。安い割にバッテリ駆動6.4時間は長い方。但しJEITA測定なので5時間くらいと見た方が安全。

画面サイズが小さく表示も小さい、良く言えばコンパクトかつ精細。高性能を求めない用途ならこれで充分と感じる構成と価格。

2.フロンティア(約4.5万円)

次に納得したノートはフロンティア。

2013-03-low-price-note-pc-frontier.jpg

以前からメーカーとしてPCの知識や売り方がおかしいとして突っ込んでおりましたが、今回はそれは置いておき。

Windowsは同価格で8も有ったけれど、私が実用重視なので7モデルを撮影。価格は約4.5万円で標準構成のCPUは元からPentium。B970が1年前に発売の為か、現在は昨年下半期に発売の2020Mへ置き換わっております。

動作クロック2.3GHzはマウスのCeleronノートよりやや高性能。キャッシュとかその他は同じ仕様。

HDD容量がやや多い程度で他はマウスとそう変わらないけれど、大きな違いはWindows7がセレクタブル、そして画面サイズ。

Windows7は、PCメーカーが大量プリインストールするOEMとパッケージ(単品箱入り)で32/64bitが選択出来る仕組になっており、上の例では64bit版がインストールされて出荷され、自力で再インストールするなら32bitでも利用可。

15.6型という大きさはモバイルユース(移動端末として)なら難点になるけれど、重量は2.4kgも有りバッテリ駆動は4.3時間なので、比較的性能を重視した半固定設置用でしょう。

HD解像度は私が所有している3万円ノート(パソコン工房のレサンセ)と同じで、個人的にはこのバランスが最も良いと感じております。11.6型でHDは表示が小さすぎ、15.6型でフルHDもきついという意味。

私が所有しているが為に対決させてしまうけれど、CPUがCeleronで良いならパソコン工房で3.5万円クラス。

以前ほどのぼったくり価格な印象は無くなったものの、フロンティアにしては安くなっております。

3.パソコン工房(約3万円)

パソコン工房の最安はこちら。ここから難点が目立ち気味。

2013-03-low-price-note-pc-unitcom.jpg

レイアウトで気付いた事は、カスタマイズやショッピングカートのボタンの色が緑色になっており、マウスのように目立つので分り易い。

マウス、フロンティア、パソコン工房へ行くと判るけれど、マウスとパソコン工房は次にどこへ行けば良いか分り易く、フロンティアは直感で「おそらく販売ページへ繋がっているはず」という導線の作り方。

仕様が入っていないので引かせてもらいます。

  • Windows 8 (64ビット)
  • 11.6インチ HD(1366×768ドット)対応光沢カラー液晶
    タッチパネル仕様ではありません
  • インテル Celeron 847(1.1GHz) 2コア/2スレ 2MB
  • インテル NM70 Express チップセット
  • DDR3-1333 2GB×1 (計2GB)
  • インテルHD Graphics
  • 320GB HDD
  • 光学式ドライブ非搭載
  • 無線LAN:IEEE802.11b/g/n ,有線:1000BASE-T
  • バッテリー持続時間     約4時間
  • 重量     約1.3kg (バッテリー含む)

OSはWindows8のみ、と思ったけれど上の画像の左に7で29,980円~という画像リンク。行って見ると「~」という意味で、7仕様の最安は32,800円となっており、全体からの最安では無し。

仕様表記で笑った点は、わざわざ「タッチパネルではない」と記載。これは量産系BTOメーカー、有名メーカーなら必要でしょう。

こう書くと良く知らないPCユーザが避けるのでは、と思うかも知れないけれど、他のメーカーで記載の無いノートはタッチ操作出来ると勘違いされそうな上手いやり方と見ております。

仕様はマウスのモバイルノートの性能や容量を下げたような感じで、CPU、メモリ、バッテリ駆動時間が低下。

但し画面解像度が同じとか、軽さ勝負ではやや勝っており、これらに1万円の差が有るかどうかでしょう。

省略しているけれど、3万円でWebカメラ標準搭載や、個人的にはギガLAN(1000BASE-T)を評価。モバイル用途とはずれるけれど。 

4.日本HP(約3万円)

HPも約3万円。しかも3千円キャッシュバックとかやっております。

2013-03-low-price-note-pc-hp.jpg

左端の29,820円より、仕様を引用。

  • OS:Windows 8 (64bit)
  • CPU:AMD E1-1200 APU
  • メモリ:4GB (4GB×1
  • 画面:14.0インチワイドHD
  • AMD Radeon HD 7310
  • HDD:500GB ハードドライブ
  • 無線:IEEE802.11b/g/n+Bluetooth4.0
  • バッテリ:約 5 時間

CPU(APU)の性能は、動作クロック1.40GHz、キャッシュ1MBと低め。 同じくらいの数値でもインテルのCeleronより処理速度は遅いと見るが一般的。

価格コムの同APU搭載ノートのレビューでは、YouTubeの360p動画でさえ引っ掛かるとの書込が有り、本当に超ライトユーザ、軽めな用途に限定される物。

CPUを除けば他は低価格な割に頑張っており、HDDが500GBとか、Bluetoothが標準搭載はさすがHP製品と言える所。

価格は3~5万円で4機種有るけれど、いずれもCPUは同じなので、ここを理解して購入しなければ後悔するかと。

日本HPのサイトは迷子になって当然と思えるほど複雑で分かり難く、何がどこに有るのか良く解らない。

DELLも似たように導線無視なので、海外で通用している構造をそのまんま日本に持って来ているのでしょう。

5.ドスパラ(意味不明)

7メーカー中5番目、実質下から2番めがドスパラ。

2013-03-low-price-note-pc-dospara-1.jpg

まず最安が4.3万円と高め。

フロンティアが4.5万円なのでそれよりは安いけれど、ドスパラはマウス、パソコン工房と競合する国内BTOパソコンメーカーの代表のような老舗ブランド。

それにしてはやる気が無いのか、または4.3万円を切るような構成では売れないと見ているのか。マウス、PC工房と比較すると、ドスパラは昔からノートにはやや弱い印象。

話を戻し、上のような分り易い一覧より、左下の最安ノートへ移動するとこれ。 

2013-03-low-price-note-pc-dospara-2.jpg

なぜか5.5万円のノートが出て参りました。

その下には4種類の構成違いが一覧。どこにも4.3万円が無い。

2013-03-low-price-note-pc-dospara-3.jpg

ドスパラの最安ノートは5万円。

表記ミスかリンクミスかは分からないけれど、騙されたような気分になった上、5万円も有ればレノボやAcerの完成品で良いと思うのでここまで。

昔のフロンティアが、このような感じでデタラメになっていた事を思い出した。ドスパラはサイトリニューアル後頃から、売り方や見せ方がおかしいと思う。

6.DELL(約4万円?)

一応ラストになるのがDELLで、一体いくらなんだと思える一覧。

2013-03-low-price-note-pc-dell.jpg

価格を4万円以下で抽出すると4件ヒット。左の2機種は一見すると1.5万円。但し回線抱き合わせ価格。

抱き合わせは別に良いと思うけれど、分かり難さが問題。例としてパソコン工房は本体価格を表記した上で、ISP契約もするなら4万円値引きという表現。

So-netで新規、または乗り換えられる状況なら、左の2つは5~6万円くらいの構成と思われ割安。

現行のISP契約が2年や5年縛りの途中で乗り換え出来なかったり、価格コム経由のSo-net契約で6万円値引きが良いと思うなら割高。

こういう騙すような売り方は嫌いなのでスルーさせてもらいます。

右の2つ、約4万円の構成はフロンティアの4.5万円ノートより総額で5千円以上安くなる(DELLは送料無料)けれど、Windowsが8のみという時点でやはりスルー。

HPとDELL、今回は出ていないけれどLenovoのような海外PCメーカーでは、3月現在、8仕様が多め。どうしても海外メーカーで7が良いなら早めにどうぞ。

ツクモ(番外)

ツクモはノートをまじめにやっていないので除外。

2013-03-low-price-note-pc-tsukumo.jpg

全て性能も価格も高め。

ちなみにサイコムのノートPC販売はMSIの代理店状態なので、ノートPC購入の利点が見えないツクモやサイコムは外してよろしいかと。

ツクモはNECなどの他社製品を取り扱っている為、家電量販店のような見方をすると良いものの、それなら価格コムへ行き最安を調べた方が良いでしょう。

 

安さ最優先の選び方は判断を誤る可能性(まとめ)

今回の元ネタは「とにかく安く。ノートが良い」という購入相談をオフラインにて聞いた為。

用途から考えようという私の意見を聞かれず。本人納得で安い物で良いならそれでも良いと思うけれど、今回価格だけで見たノートの範囲では、実用の範囲と思う物はマウスかフロンティア程度。

他は個人的に嫌いなWindows8や、画面サイズと解像度のバランスが悪そうと感じたり、性能が低過ぎる、もしくは売り方がおかしい。

完全にメール専用とか特定サイトの訪問でタブレットPCやスマホのような使い方をするなら、極限まで性能を落としても良いかも知れないけれど、それなら中古ノートでも良いかも知れない。

一般PCユーザなら購入時は、用途>予算>性能。一般的ではないPC変態なら、性能>用途>予算。

いずれにしても予算から入ると目的に支障を来たす可能性が高くなり、後悔する可能性も高まる為、何となく「安いから」というだけのパソコンの選び方はやめておきましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。