スティーブ・ジョブズから学ぶ現AppleやMS失敗の要因

2016年2月19日

元Apple CEO、故スティーブ・ジョブズ氏(以下、ジョブズ氏)。

私はApple信者では無くジョブズ氏の崇拝者でも無いけれど、WindowsがMacをパクりAndroidがiOSパクった程度は存じており、改めてジョブズ氏の考え方を知ると今のAppleとMSがクソ過ぎる理由に納得。

ジョブズ氏の考えをエスパーしたのでエアーイタコ。

現Appleやマイクロソフトはどの辺りで失敗しているか?

Apple2015年の黒歴史。

  • 使い所不明な上にダサ過ぎる Apple Watch
  • 薄さを求めUSB端子1本だけの Macbook
  • MS逆パクリを実現してしまった iPad Pro
  • ノートのパッドでフォースタッチ、iPhone画面で 3Dタッチ

マイクロソフト過去3年くらいの平常運転。

  • MacパクリをやめたオリジナルOS Windows 8
  • 不評過ぎにて8を少しいじった版な Windows 8.1
  • やはり不評でXPや7と混ぜてみた版 Windows 10
  • 勘違いシームレスにより統合される Windows 10シリーズ
  • 勘違いシームレスにより混合される 8~10仕様のWindows端末

誰がそんな物を求めているのか?Appleは信者が買うので良いだろうけれども、MSはOS屋なので売り上げ的な迷惑を被るのは小売となるPCメーカーという悪い流れにより国内では富士通と東芝までPC事業縮小。

PCメーカーに迷惑=売れない=ユーザは求めていない。

なぜ上記これらが求められていないのか、今から9年前に発表のジョブズ氏がiPhoneを公開した時の動画から読み取れた気がするので次で。

 

「数年に一度すべてを変えてしまう新製品が現れる」

イタコ元の映像がこちら。

この発表は2007年1月9日。

発表そのものは最長1時間半くらいの動画も有ったので結構な長さ。上で貼ったものはその内の初めから47分で、15分辺りからiPhoneの実演が開始。

0分からその15分付近までの話より要点を抜き出して参ります。

2年半この日が来るのを待った

「そこからなのかよ」と思ったなら私も思った。

何故ここから行くかは、完成を待たずベータテスト状態で製品版として売り出してしまうおかしなWindowsというOSも有る為。

どうして2年半も待つ必要が有るかは当然ながら完成度を高める為。しかし見聞きした話によると初代iPhoneはバグまみれだったらしく、本当ならば2年半かけても完成とは言えなかったのかも知れないけれど、爆発的に売れた事からそれでも当時は画期的だったのでしょう。

数年に一度、全てを変えてしまう新製品が現れる

ジョブズ氏いわく、

  • 1984年にMacがコンピュータ業界を変え、
  • 2001年のiPodが音楽業界を変え、
  • 2007年に電話業界を変える

感じの宣言。1984年のMacとは、初代Macintosh(マッキントッシュ)。

apple_an_evolution_in_photos_008

source:iPhone 4までApple製品の進化の歴史をまとめた画像45枚 - DNA

Windows 3.1辺りと似ているのはWindowsがこれをパクった為。3.1のリリースは1992年なので初代Macの8年くらい後。それまでのマイクロソフトのOSはMS-DOSという、これまたIBMのPC DOSというシステムをパクった代物。

2001年の初代iPodは今から15年くらい前。

私は当時から音楽には興味が失せかけていたので記憶が曖昧だけれども、iPodが日本へ来た後にカセットテープの後釜だったMDが廃れてしまったのだと思う。

そして今から9年前にiPhone発売。

現状の通りガラケーは絶滅へと向かっており、猫や杓子は使わないとしても若者から最近はシニアにまで浸透して行っており、Appleがモノの歴史を刷新したと言えども過言無いでしょう。

Androidのリリースは2008年10月なのでiPhone発表から遅れる事2年弱くらい。マイクロソフトもこの頃にスマホを出しておけば今頃何とかなっていたかも知れないけれど時既に遅し。

ちなみにAndroidはGoogleが2005年に買収しており、2007年にはAndroidの開発は出来ているのでiPhoneのパクりとは言い切れないものの、確か当時の米国携帯電話事情はBlackBerryが人気有ったのでそちらを目指していたはず。これは私の憶測。

アップルが電話を再発明する

電話、ネット通信、iPod、この3つを統合するとアップルの新しい電話機が出来てしまう。それがスマートフォン。

スマートフォンとは何か?

電話、ネット、キーボード、これらをくっつけるとスマートでは無いし使い難い。高機能になれども使い易さや操作を覚えるのが大変な物は駄目とし、時間をかけて研究と開発して来たとの事。

キーボード不要な点はMacのデスクトップが20年前に解決していたので取り入れプラスチックの複数のボタンを取り払う。

現在、私らは文字を打つ時にキーボードを使うけれど、フォルダ開いたりファイル実行したりはクリックしておりましょう。これ、Windowsが出るまではフォルダ開く前に移動でC:¥とか、CD¥~とか、ファイル名変更にren 元のファイル名 新ファイル名 としたり、実行の際はフォルダまで移動しファイル名を正確に打つ必要がございました。

そのような煩雑さを無くしたOSが初代Macのやつで、それを取り入れキーボードを無くし、タップやスワイプなどで操作するという方法を採用したスマートな電話がスマホ。

初のポケットに入るサイズのインターネット

普段ポケットに入っている携帯電話とiPodを統合し、タッチスクリーンを搭載する事でネットが携帯出来てしまうという、それまでに無かった端末。

携帯電話を変え、ウォークマンを変え、デジカメを変え、モバイルPCも変わった。懐中電灯は要らくなり簡易カーナビも変え、ゲームも出来る。

この後、iPadが出るけれど、それはiPhoneデカくして電話を無くしたとかiPod Touchがデカくなっただけなので大した事では無し。

初代Macintosh、初代iPod、初代iPhoneが世界を変えた。

 

ジョブズ氏亡き後は全てを変える新製品が出ていない

ひどい所から行くとApple Watchが筆頭か。

せっかくiPhoneというスマートなフォンが有るにも関わらずオプションを付けてスマートでは無くしてしまうという愚策。サムスンも必死にAndroid用の時計を出しまくるものの、ガジェットマニア以外に必要とは言えず。

WindowsならばOSとハードウェアの両方。

何でもくっつけてしまえというスマートでも無く良くもならない、ギョウザ入りチャーハンぶっかけラーメンと化しており、OSやハードウェアは変わったけれど世間は特に変わっておらず、違う意味での変わった人だけが愛用する変態端末の数々。 

Macbookを薄くする為だけに端子を無くし、iPhoneを薄くする為だけに端子を無くす代償として不便にし、フォースタッチという機能を盛りたいが為に操作が分かり難くなっておりましょう。

全てを変える新製品が出ないどころか、全てを変えてくれた製品を下手にいじり、完成度の高かったMacintoshのOSをWindows 8でぶっ壊してしまった。

 

手段が目的では無く用途が目的であるべき(まとめ)

ジョブズ氏のiPhone発表時の話へ戻ると、

  • 音楽プレイヤーであるiPod
  • 携帯電話を合体させる
  • インターネット接続可
  • タッチスクリーン

これら4つを統合するとAppleフォンが出来てしまう事に気付き、技術的に可能ならば製品化するべき。何故ならばそうする事で多くの人がiPhone(スマホ)を使いたがるだろうと容易に想像出来る為。

スマホ当たり前の今なら誰もがそう思うでしょう。私も思う。しかしジョブズ氏以外は考えておらず、考えても実行しなかった。

ジョブズ氏が世に出した製品全てが大ヒットし現存しているわけでは無いけれど、凡人が10回出して10回外れるところ、6回くらい当ててしまったのがジョブズ氏とするなら単なる凄い人。

Apple WatchのようにクックCEOが、「腕時計型電話で話せるとか超格好良い」と中二病こじらせたような使いどころに困る製品は全てを変えるとは言い難く、MSのような、「そうだタブレットやスマホもWindowsにしてしまえばOK」のような出たとこ勝負感の半端無い発想も全てを変えてしまえない。

結果論だけれども、ジョブズ氏がiPhoneなどを発表した時は携帯電話と音楽プレイヤーが良いタイミングで2つに分かれており、少し考えてみると今(当時)ならネット利用可能な携帯電話回線や技術が偶然揃っていただけかも知れない。

もう一度、それは結果論。

手品の種明かしをされ、「なんだそんなことか」と思ってしまうように、現在私らが気付いていない新たな全てを変えてしまう製品が出番を待っているかも知れない。しかし、今のAppleやMSには見えておらず、Googleにも見えないので何も出ない状態なのでは無かろうかと。

良く解らないけれどタブレットとパソコンをくっつけて全部Windowsで統一してみたとか、どのようなデバイスが必要か見当付かないので時計型が流行りそうなのでApple製品なら売れるだろうと思って出してみた。

全てを変えてしまう新製品では無いし、実際無かった。

次の凄い人が現れるまでAppleやMS、動かないGoogleに期待は出来ず、しばらくPCタブレットスマホが現状を維持するのだろうと感じております。それまではMacをパクったパソコンやiPhoneをパクったスマホやデカいスマホを使い続けるしか無さそう。

2016年以降はIoTに期待出来るものの、それらは現状の端末やネットワークの仕組の派生であり、全てを変えてしまう製品と言える物が出るかも知れないけれど、しょせんはジョブズ氏のいう「新」製品とは異なる物でしょう。

ジョブズ氏はどこでもドアやタイムマシーンのような夢を現実にしたわけでは無く、「こうすればいいんじゃね?」を本当にやらかし多くの人が「イイネ!」と感じ、競合企業は「ぐぬぬ」と言いつつパクって来た。

ジョブズ氏の提案には様々な理由や根拠が有り説得力も凄かった。今のAppleやMSには理由が無いなら余計な仕様変更はするなと言いたい。どうしてそうなったのかユーザが直感で判らないような物は出さなくて結構。その点、Googleは何もしないだけ賢いと言えそう。

Apple(というかジョブズ氏)信者の気持ちが少し解って来た気がする。但し、iPhone発表動画でワーキャー言っている信者は行き過ぎておりキモい。

<参考にしたページ>

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

2年半この日が来るのを待った

ワイも待っとるで。(今からならギリ間に合う

一般的には

必要なもの>欲しいもの>あると便利なもの

ですからね。金が無いなら「あると便利なもの」は「無くても良い」訳で。しかし「欲しいもの」は金が無くても欲しくなるという。

世の中の需要を考える前に、まずは「生活費を削ってでも自分がソレを買いたいか」を考えれば、成功するか失敗するかは自ずと見当が付くような気もしますね。ただ、開発から販売までは数年の間がありますから、自分が欲しいと思っているモノでも発売時の世論に合わず、失敗する恐れはもちろん有りますが。


>Apple Watch
単体ではただの腕輪と同等、といった点が大きなマイナスになった気がします。iPhone所有者しか買わないなら、天井は見えています。Androidユーザはほぼ100%無視するのに、大ヒットは予感できません。

>USB端子1本だけの Macbook
小綺麗なMacにUSBハブは似合いませんね。

>オリジナルOS Windows 8
結果論ですけれど、Windows 8ではなく「Windows Tablet Edition」もしくは「Windows Touch Edition」とでも命名して、スマホやタブレット向けに低価格で販売すれば、そう悪く無かった気がしました。最大の難点は「キーボード&マウス操作には不向き」な所。

>勘違いシームレス
私的にシームレスは

誤:異なるデバイスで同じデータを同じ操作で
正:異なるデバイスで同じデータをそれぞれに適した操作で

というイメージですね。MSのやり方は「スプーンとフォークとナイフが付いたMS製の箸を使えば、どんな料理でも苦労して食べられます」な印象。料理によって使い分けるのが正解。

>2年半この日が来るのを待った
私からすれば「たった2年半で形にしたのか」と驚きで一杯。高校生に入学した新入生が、センター試験に挑むより前ですよ。

>iPod
MDウォークマンが「音楽を選んで持ち歩く」だったのに対し、iPodは「自分の持っている音楽を丸ごと持ち歩く」でしたからね。CDラックをポケットに入れるようなもの。手軽に音楽を聴きたい層は飛び付くこと必至。

>iPhone
最近は音楽面がないがしろにされていて残念です。

MSもAppleも創業者から「経営のプロ」にトップが交代してリスクが取れなくなったんだと思います。ジョブズが追い出されていた期間のAppleも迷走していましたし…。
ソニーも井深大氏と盛田昭夫氏が健在だった時代にウォークマンなどのすべてを変える製品を出していましたし、本田宗一郎氏と藤沢武夫氏時代のホンダも革新的なバイクを出していました。
逆に言えば、ジョブズ氏やゲイツ氏は自分の意志を受け継いだ第2世代=次の凄い人を育てなかったのが誤算でした。
今でもGoogleやトヨタがチャレンジを続けるのは創業家や創業者が健在だからだと思います。

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