CPUが値上がりSSDとHDDが値下がる(2018年10月)

2018年10月16日

PCパーツ価格情報2018年秋。

今はどころかいつも時期が悪いと言われるパーツの価格は、逆に言えばいつも時期は悪くないとも言える状況とも言えると思われ、しかし今は安いのか高いのかは一応気になるもの。

主要5種類のパーツ価格を見て参りましょう。

CPUが値上がりSSDとHDDが値下がる2018年10月

完成品PC、BTOパソコンを買う人も無関係ではございません。メーカーの価格にも数ヶ月遅れで反映されたり、在庫処分のセールが発生するため。

インテルCPUが全体的に2割増し

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先月あたりから急激に価格を上げているパーツがCPU、の中でもインテル製品が全般的に2割増しまで来ており、ハイエンドなモノはその2割がデカいので財布への攻撃力が高い状況。

何が起こっているのかは、インテルCPUが供給不足らしく年末にかけて今後もっと品薄になって行くと報じられたため。

加えて謎の中国人グループが複数人で買い占めて行くようで、店により1人1個までとか1グループにつき1つや、マザーボードとセットでしか売らないという、中々切羽詰まったところまで来ている模様。2割増しどころではとどまらない可能性もあるらしい。

そのためかトップはCore i7ではなくi5が来ており、しかもK無し、更に1万円高額な8600はスルーされているようで8400がトップという妙な1位。本当かよ。

本当だとするならば、クソ高くなってしまったi7が避けられ、中途半端に高額なi5-8600もスルーされたのか。

妙なところはランキングが、8400>8500>8600となっており、8400より8500の方が高性能かつ安いにも関わらずランクが下。これも買い占めの影響でブレているのだろうか。※例:8500はセットで8400は単品販売とか。

ランキングとしてあまり信用しない方が良さそうながら、ここからは全て1位の価格変動、推移のグラフを見て参りましょう。

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吹いた茶の後始末はセルフサービスで。

Core i5やi7に関わらず、i3もPentiumも2割くらいの値上がりをしており、値上がっていないのはCeleronくらいという惨状。

Qu'ils mangent de la brioche、「インテルがなければAMDでいいじゃない」と思うのだけれどもインテル信者多すぎなのか。AMDは一部製品、2700Xが少し値上がりしていたくらいで他の価格推移は平坦。 

グラボはRTX登場でGTX値下がり

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1位がGTX 1080 Tiへ変化。

以前はコスパ重視と思われるGTX 1060が1位に付けていたところ、RTX20シリーズ登場でGTX10シリーズが値下がりしたためか、ここで1080 Tiとは、皆さん金持ち&高性能が大好物な模様。

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昨年夏がGTX 1080 Tiの底値かと思われたものの、RTXが出て更に底値を更新中。今でさえ8万円は切らないながら、このくらいなら出せるゲーマーが多いのでしょう。凄まじいですな。

私ならPS4買うと思ったけれど、彼らPS4どころかSwitchまで取り揃えていそうであり、私の感覚はスーパーお門違いな予感。

以前のニュースとしては、NTT-X StoreでMSIのGTX 1070 Gamingが4万円になっていたり、最近なら米Amazonで確かEVGAの1070が270ドル(日本から買うと総額3.4万円)になっており数時間で完売していたりも見た。 

メモリは今年なだらかに値下がり

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1~3位まで8GBx2が独占。

そして今のところ枚数問わなければ6位までが1枚あたり8GBとなっており、10位までの4GBは2種類であり、10位にはコルセアの16GBx2がつけており驚いた。32GB言いたいだけなのか、エンコーダ多いのか。

10位以内で珍しいと思ったモノが9位にあった4GBx2枚組で、CFDのDDR3であり、PC3-12800という今や化石かな?とさえ思える古く性能低めなメモリがまだ売れていそうなこと。

上の画像で見切れている4位のメモリもCFDでDDR3なPC3-12800、8GBが1枚でSODIMMであり主にノート用。

価格の点では、DDR4が8GBあたり9千円くらいに対してDDR3は7千円を切れている点がやや大きめな違い。DDR3は比較的性能が低いからなのか、需要がまだ多い上に旧製品なので値下がりしやすいのか。

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今年に入り値下がり傾向。

上位8件まで推移を見るとだいたいこの流れであり、違うモノは光ったりオーバークロック用だったりする特殊なメモリと、元から安めなDDR3はあまり値下がってはいない感じ。

まだまだ下がりそうな気配。

dramexchange-2018-10

source:DRAMeXchange

SSDは中華製の影響か値下がり中

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2位のサムスン製品、500GBが1万円切れた。

NANDフラッシュの値下がり傾向に比例して安くなって来た以外、廃棄チップを装填したりの無名に近かった中華SSDが大量に国内へ流入した影響もあるのか、全体的に価格はだだ下がり傾向。

500GBクラスを最安順で検索した結果、上位5つ。

  1. KingFast
  2. AGI
  3. Colorful
  4. Colorful
  5. HI-DISC

4位のColorfulな480GBに書かれていたレビューを引用。

本気PCのプライマリディスクとしてはちょっと使いたくない性能です。もうこのメーカーのSSDは買うのをやめます。

HDDよりは速いがSSDとしてはどうなのかレベルらしく、別のレビューでは端子の加工精度にも問題があるとのこと。安物買いの~にならぬようご注意。

NVMe対応品は4位にインテルの760pが来ており、しかし価格は8千円台で256GBという割高感。以前よりは安いものの、SATAとの体感差があまりないと聞けばもっと安くてもよろしかろうと。

500GBクラスの相場は2万円を切れるくらい。Samsungの960 EVOが旧製品扱いなのか1.7万円まで値下がり、最安はインテルの660pが1.3万だけれどもQLCなので絶賛人柱募集中。

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メモリ(DRAM)と似たように値下がり中ですな。年末にかけても1割くらい値下がるようなことが書かれていたのでコスパへの期待が更に高まる。

HDDも大容量が人気で値下がり中

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ラストは何か個人的にどうでも良くなってきた3.5インチHDD。

何がどうでも良いかは大容量化しすぎてしまい、4TBでさえ1万円を切るのだから価格はもう気にしなくて良さそう。

私のメインPCは20年近いデータを保存しても2TB前後しか使っておらず、6TB超えや10TBオーバーはテレビ録画する人くらいか。

ランキング上位の容量別価格相場およそ。カッコ内は1TBあたり。

  • 1TB・・・0.4万円(0.40)
  • 2TB・・・0.6万円(0.30)
  • 3TB・・・0.7万円(0.35)
  • 4TB・・・0.9万円(0.23)
  • 6TB・・・1.2万円(0.20
  • 8TB・・・1.8万円(0.23)
  • 12TB・・・4.4万円(0.37)

コスパで考えると時代は6TBへ。但しこれらほぼSeagateなのでご注意。

kakaku-05-hdd-ST4000DM004

トップのST4000は昨年大幅に値下がりした後、今年もなだらかに値下がり傾向。6TB時代が来たなら、そろそろ4TBが底値になるも自然でしょうな。

以上。ケース、電源、マザーなどは性能やメーカーの種類が多すぎて価格推移は何ともいえないため省略。

 

今は時期が悪いのか?良いのか?

価格コムのトップランカー製品のみならず、インテルCPUが大幅かつ急激に値上がっている以外は値下がりの傾向が強め。

よって、自作するならパーツにより買い時が今だと思われ、特にレイトレーシングとか未来を先取りしすぎていると感じているゲーマーならば、GTX10シリーズが買い時かと。

完成品の場合、BTOパソコンならばやはりゲーミングPCが買い時だと思われ、RTXではなくGTX搭載PCはRTX下位モデルが出ると消えて行く運命になると予想され、自作以上に買い時と言えると判断したいところな気がする。

今は昔の「待てば待つほど値下がり当然なのがPCパーツ」が数年前から当たり前ではなくなっており、大きな影響としては以下3つ。

  1. 円安
  2. 供給不足
  3. 容量や性能アップ

為替相場はどうにもならないけれど、供給不足はニュースでわかる。そして3番が最も重要なことと感じており、用途に合わせた性能や容量による予算でのジャスト・イン・タイムを推奨。

「ジャスト・イン・タイム」とは、「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」という意味です。

source:トヨタ | トヨタ生産方式 | ジャスト・イン・タイムについて

簡単にいうと、発注が来てから仕入れて作るに近い方式、確定受注生産がトヨタのやり方。この方式はPC業界でも取り入れられ成功しております。

アップルのスティーブ・ジョブズ、デルのマイケル・デル、アマゾンのジェフ・ベゾスといった世界のIT業界の巨人たちがトヨタ式によって大きな成功を収めているという現実もある。

source:トヨタ式に学んだIT業界の巨人たち|ビジネス+IT

私ら消費者もそうあるべき、必要な時に必要な性能と容量を。

ブログ書くために4コアCPU、ネタのためにXeon搭載しているオーバースペッカーな私が言えどもバチクソ説得力皆無な自覚はある。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>SSD
ストレージは高くとも1万円程度までと決めていましたので、MX500がそのレベルに到達したため先月、乗せ換えました。

しかしこうパーツの価格変動が激しいと、消費税2%上げなんぞどうでも良いと思ってしまいますね。

>8400がトップという妙な1位
8400といえば名機GeForce8400GSが思いかびますけれど、i5-8400は「6コア、2.80GHz~4.00GHz、TDP65W」と負けず劣らずというか勝る名機。

ただ2.7万円は高い。2.5万円以下が希望。

>値上がっていないのはCeleronくらい
それでも平均価格は1割くらい値上がっていますね。最安価格は1割ほど下がっていますが。

>1位がGTX 1080 Tiへ変化。
RTXがお高いので相対的にコストパフォーマンスが良くなっていますね。

>PC3-12800という今や化石かな?とさえ思える古く性能低めなメモリ
私が使用中のメモリはこれ。メインのデスクトップ&サブのノート共に。激安期からするとまだまだ高いですが、多少は安くなって良い傾向。

>SSD
とりあえず

・妙に安いモデルは避ける
・有名メーカと名前が似ている無名メーカは避ける
・公式サイトの日本語が機械翻訳よろしく怪しい場合は避ける

このあたりの法則は守った方が良さそう。

>ブログ書くために4コアCPU、ネタのためにXeon搭載
いざという時のため、追加でTitanもどうぞ。

ドスパラ中古:Palit NE5XTIB010JB-P2083F(GTXTITAN BLACK 6G GDR5)
https://used.dospara.co.jp/sale/detail.php?serialno=83240000022676&br=21&cbr=2105&kw=GTXTITAN&sort=1

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