2014年度のPC出荷台数は前年比75.9%?(by.JEITA)

2015年5月 1日

JEITAが2015年3月のデータを更新。

これで日本式の2014年度が終了。前年比はタイトルの通り75.9%となり、2014年は2013年度の約3/4にあたる出荷数。毎月、当サイトのJEITAネタを見ている人には私の棒読み感が伝わりそう。

先に率の推移から参りましょう。

2015年3月のPC出荷数前年比は66.4%

最新の3月分を入れた全体の推移がこちら。

8発売月からのPC出荷台数前年比(全体) by.JEITA

3月はやや上向いたものの、まだだまだ終わらんよというやつで、前年は5月まで100%をぶっちぎっていた為、もう2ヶ月は派手なマイナスが続くはず。

昨年5月、XP祭り翌月から一気に落ちているところを見るに、パソコンの生産と出荷は法人需要に間に合ったのでしょうな。

カテゴリ別の推移。

8発売月からのPC出荷台数前年比(種類別) by.JEITA

いつも通りとしか言いよう無し。

中でも変化の大きいデスクトップ単体のみを率と台数にて。 

デスクトップ単体のみ

NECと富士通が増産開始した時期は左から2本目の6月頃から。

3月に掛けて右肩上がりとなっており、4月に急落、6月には落ち着いたと見て良さそう、と言いたいけれど、デスクトップ単体が月10万台以上はデカい方なので、本当に落ち着いたのは10月からという見方も。

2014年度は2015年3月が最も多く20万台を突破。JEITAのデータは法人が多めに出ている為、決算となる3月がやたらと大きくなるのでしょう。

率で見ても面白く無いので台数へ。

 

ほぼ予想通な3月と過去2年での平均値

上が予想、下が実績。オレンジの4本を比較有れ。

パーソナルコンピュータ国内出荷実績&予想

1月と2月が上下してしまったものの、ほぼ予想通りな12月と3月。

強引に1月と2月を合計すると、予想は1128千台、実績1186千台なので誤差5%程度となり、出荷時期が少しずれただけという言い訳をすると、IDCやガートナーも驚きの的中率。

私の勘が冴えているのでは無く、この予想は計算によるもの。何を元にしたかは、ブレのデカい2013と2014年を平均して2013年の大きい部分を2014年へ影響させた予想数。

その平均がこちら。 

パーソナルコンピュータ国内出荷台数・平均化

最新2年分のXP祭り前後を薄める為、2年を足して2で割ったという考え方。

直近2年度のパソコン出荷台数は大きく落ちているとは全く言えず、その前やもう1つ前の年並と言えましょう。しかし、7月から12月までの半年は微妙に下がっている感有り。

なぜ下がって行くかをまとめで。そう、タブレットとスマホの影響(棒読)

 

2014年度のPC出荷台数は前年比75.9%?(まとめ)

2014年度の年間出荷台数は(JEITA統計の範囲内では)約919万台。勘違いして「国内PC出荷1千万台割る(キリッ」と垂れ流している情弱メディアが有りそう、と思い検索すると本当に有る件。リンク切れそうなので先に切断。

  • スマホに押され…PC国内出荷が1千万台割れ : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    http://www.yomiuri.co.jp/it/20150423-OYT1T50119.html
  • 時事ドットコム:5年ぶり1000万台割れ=14年度パソコン出荷-JEITA
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015042300676&g=eco
  • スマホ攻勢 PCは1千万台割れ - Yahoo!ニュース
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6157648

JEITAはDELLやHPなどが漏れており、MM総研調べによると毎年1500万台前後なので1千万台はJEITAの数値で切れているだけ。スマホと絡ませたタイトルも頭悪そう。

話を戻し、前年にあたる2013年度は1211万台なので前年比すると75.9%。右の真っ赤な棒がそれ。

2013と2014年度 PC出荷台数 前年比 by.JEITA

2013年は法人向けのデスクトップ単体が爆売れしているものの、他のカテゴリが足を引いたか全体の前年比は約109%なので1割増くらい。

2014年度のマイナス24%に対して2013年はプラス9%。

この2つのみで「パソコン市場の衰退(キリッ」と語る阿呆メディアが存在しそうなので、2013+2014の平均化でXP祭り前と後の影響を薄め、2012年度と比較。

2013&2014年度平均 対 2012年度

直近2年平均での全体はマイナス5%に留まっている事になり、影響力のデカいノートのマイナス各7%が効き、デスクトップ単体が伸びようとも減少しております。

このマイナス5%に対しても「スマホやタブレットへの移行が進む(キリ」と言いたい間抜けが居そうだけれども、移行が進むならしたい人は既に終わっていると思われ、仮にマイナス5%が全てスマホ&タブレットの影響としても、たったの5%という見方もございましょう。

導入を経て、成長から成熟期に入りつつ有るモバイル市場を絡ませた方が、話題性やページビューを稼ぐのに都合良いのだろうけれど、モバイル以外の影響がデカいと思うが自然。

  1. 店頭がWindows 8系ばかりなので購入意欲が削がれる
  2. 8パソコンへ買い換えるならVistaや7を継続して使う
  3. 性能や容量が5~6年前の機種でも現役で使える
  4. 昨年から10リリースの情報が出て買い控えへ
  5. モバイル端末とPC併用でPC利用頻度低下

1と2は、法人やBTOパソコン、自作するDSP版を知る人以外の店頭で店員から押し付けられてパソコンを買ってしまう一般PCユーザ。彼らに8はどう映っているのか。

高額化の原因、タッチ操作やお触りタイルが便利と思うか?スタートボタンで吹き飛ばされるWindowsが「良い」と思うのか?今までと違う場所に有る機能や設定に感動するのか?疑問は尽きず。

3は、昨日やった中古ノートの話が丁度良く、5~6年前のパソコンは既にCore iシリーズ世代、メモリも2~4GB、HDDは3桁GB、Windowsは7。

そのようなPCを使っている人が同じCore iシリーズ、メモリ4~8GB、HDD3桁GB、そしてタッチ操作の8.1へ乗り換える利点が有るのか?いや無い。というか、無駄なタッチスクリーンによる高額化と8.1がむしろ難点。

4は、Windows 7や8系は更新で最新状態にしておけば10へは1年間無償アップグレード可能、と知っているのは一部のPC変態だけで、普通の人の情報は「2015年に10が出るらしい」程度かと。

ラストの5は、当サイトの過去の調査結果で判明した通り、パソコンからモバイルへ移行しているのでは無く併用している人が多く、タブレットのみで事足りる人は超少数派。

あなたの価値観に最も近いもの

source:タブレットPCの需要や所有率の調査結果(2013年5月)

スマホやタブレットを持ったなら、パソコンも使うとしても最新型で有る必要性が薄れ、重要度が下がったとするなら、併用の影響でパソコン買い替えの意味も低下するでしょう。

性能&容量不足を感じ難くなったWindows 7パソコンからの買い替え需要低下と、ちょっとした事ならスマホなどで出来てしまう現状。平均化した数値の方のマイナス5%に留まっているのは、むしろ減少率が少ないと思う。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(6)

>性能&容量不足を感じ難くなった
>高額化の原因、タッチ操作やお触りタイル

性能や容量に不足を感じてもらえない以上、買い替えを促すにはそれ以外の何か(付加価値)を盛る必要があるとメーカーは考えた訳で。その何かが少し前には3DやらTVチューナ、今はOSの都合でタッチパネルとか。アイテムを見る限りは情弱相手としか思えず、それもことごとく失敗してますねー。これらを購入動機にしろというのは無理がある。PCという商品の性格上、基本機能を充実させるのが売り上げを確保する遠くても近い道だと思うんですけど、OSに振り回されたりすることも併せて考えるとハード単体で拡大を志向するビジネスはそろそろ終わりなんでしょうね。

>偏光式かアクティブシャッター

部品メーカーに対して絶対流行らないからと言っていたので当たってよかった(のかな)件。他人事ながら件のメーカーは飛ぶ鳥を落とす勢いから飛べない鶏へ大変身。因みにタッチパネルはWinではなく「スマホのおかげで」製造機器まで含めた裾野の産業が潤ってる模様。

>勘違いして「国内PC出荷1千万台割る(キリッ」と垂れ流している情弱メディアが有りそう、と思い検索すると本当に有る件。
専門知識がないマスコミですからw ただ専門知識があるはずのPC系のメディアも嘘情報を垂れ流しているのが困るw

>性能や容量が5~6年前の機種でも現役で使える
事務用ならCore 2 Duoノートでも十分ですしw

>モバイル端末とPC併用でPC利用頻度低下
決してPCが不要になってPCからモバイルに移行したわけではないってことですねw

>パソコンからモバイルへ移行しているのでは無く併用している人が多く、タブレットのみで事足りる人は超少数派
先日の必要なデバイス調査の結果を利用すればよかったのではw

>ちょっとした事ならスマホなどで出来てしまう現状
PCからスマホに移行している人は少数派って言っていませんでしたっけ?w でもオフィスワークをしない中学生はパソコンは不要かもしれないw

>スマホに押され…PC国内出荷が1千万台割れ
だったらスマホの出荷台数も併記しろよ、と思いますね。PCが減った分だけスマホの出荷台数が増えているなら、その主張も認めますが。

>店頭がWindows 8系ばかりなので購入意欲が削がれる
私の周りにいる一般的なPCユーザは、OSに興味はありませんでしたね。基本的に「ブラウザが使えて、Officeソフトが入っているもの」が条件。フォルダの操作なんぞ全くと言っていいほどしないため、私の印象だとWindows8.1 with Bing によるPC本体の価格低下に恩恵が大きそう。

>性能や容量が5~6年前の機種でも現役で使える
このまえCeleronD 330(1コア、2.66GHz)、メモリ1.5GB、というノートPCのHDDをSSDに換装、Windows 8.1を入れて操作してみましたが、動作はかなり軽快でしたよ。Core 2 Duo 辺なら相当に快適そうです。

>スタートボタンで吹き飛ばされるWindowsが「良い」と思うのか?
とりあえず 「タスクバーで右クリック」→「プロパティ」→「ナビゲーション タブ」→「スタート画面への移動時にアプリビューを自動的に表示する」 のチェックは必須でしたね。これにチェックをしておくと、スタートボタンを押した時にスタートメニューが全て展開された状態でアプリもソフトもいっぺんに表示されるため、目的のアプリケーションを探すのに便利でした。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。