パソコン出荷台数2014年6月は前年比86%(by.JEITA)

2014年7月24日

JEITAが2014年6月の国内PC出荷台数を公開。

昨年の7月頃から前年比100%超えを連発し、1月には最大で約164%という訳の解らない数値を叩き出していたけれど先月にて祭り終了。6月は前年比マイナス14%という過去1年間で最大の落ち込み。

これからはスマホとタブレットの時代(棒読)

2014年6月の前年割れは本当に騒ぐ事か?

ソースはこちら。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2014/

先に前年比から参りましょう。Windows 8発売の2012年10月以降。

2014年6月までの国内パソコン出荷台数の前年比

5月までの前年比祭りが終了したようで、6月は過去1年で最低、上のグラフではワースト2位という割れ方となっております。

いつもなら「5月と合計で100%を維持とも見える(キリッ」とか書くけれど、XP移行終了とは別の意味で100%超えは来月も難しいと思う。その件はまとめにて。

カテゴリ別で同じ期間の前年比。 

カテゴリ別前年比

JEITA統計ではノートの出荷比率7割前後なので、暖色の2本が大きく落ちており影響大。特にモバイルノートが7割まで落ちており、全カテゴリ過去1年9ヶ月でのワースト2。A4の8割もひどいですな。

頼みの綱のデスクトップ単体、法人向けの主にWindows 7仕様と推測出来るパソコンも落ち込んでおり、100%は割れていないものの今後は厳しいでしょう。

何故かはXP祭り終了以外に昨年の6月頃から富士通やNECがXP移行をターゲットに生産ラインを増やしたというニュースが有った為。

要するに6月頃からは前年出荷台数が多過ぎる時期に入る為、前年比という見方では本年度は不利になり当然という意味。

出荷は販売や納品の前の段階を意味しており、工場を出た数をメーカー側がJEITAへ報告しているので、少し時期が早まるわけですな。

「それならば、出荷は3月で終わっているのでは?」と思ったならその通りにて、次の前年比では無く出荷台数を見ると何となく判るかも知れない。

 

法人のXPからの移行祭り用出荷は3月で終了

全体の出荷台数、過去3年と数ヶ月分の推移。左右は形が違うだけでデータは同じなので見易い方をどうぞ。

2014年6月までの前年比 

紫が今期で、6月の単月では過去4年で最低の出荷台数。

しかし周囲の5や7月、4や8月の過去を見ると本年度6月が劇的に落ち込んでいるというわけでも無く、元々6月は夏モデルの出荷が増える時期なので、今年はそれが少なかったと見るべきでしょう。

新モデルの出荷時期は時計の上下左右の数値の月、そして右のグラフを見ると3,12,9,6月の順に多い印象。

これらの月から旧モデルの在庫処分が始まる為、店頭でNECや富士通の阿呆のように高額な多機能ノートが必要なら狙い目。BTOパソコンは年中最安狙いで競合しているので時期は大して関係ございません。

金額も一応グラフ化。 

出荷金額 

こちらも6月の単月で見るとやはり過去4年中で最悪の数値となっているものの、2ヶ月前後の数値で見ると非常に悪いわけでも無いと言えましょう。特に前年(緑)の4,5,7月とか出荷金額は低い。

というわけで、JEITAの出した6月単月の前年比のみを鵜呑みし騒ぐのは大手メディアがネタにしたいだけで、更に過去の数値や実際の出荷台数で見比べると、前年比86%とは言え、ひどく落ち込んでいるとは「まだ」言えないわけですな。

この数値が9月以降まで維持したり、更に落ち込んで行くようなら何かやばいのかも知れないけれど。

 

大手メーカーPC事業は冬到来、通販は晩秋へ(まとめ)

当サイトでも過去に前年比で騒いだ事が有ったかも知れないけれど、最近は大手メディアが騒げば騒ぐほどに祭り過ぎと感じております。

間抜けな例をマイナビより。

デスクトップPCに限れば、前年実績を超えているため、"XP特需"が終了したと断言はできないが、その勢いは収束に向かっているといえるだろう。

source:XP特需終了か、6月のPC国内出荷台数は前年比二桁ダウン - JEITA発表 | マイナビニュース

どこが抜けているかは、前年比でXP移行の収束を語っている所で、比では無く出荷台数をご覧有れ。デスクトップ単体のみ、台数は棒グラフの方。

デスクトップ単体の出荷台数

折れ線(前年比)を見ると100%はまだ切れていないけれど、棒グラフを見ると既に4月から出荷台数は激しく減っており、3月でXP移行用の出荷は終わっている事が判りましょう。

前年比で言うと、前述した通り6月頃からは前年にXP移行用デスクトップ生産が始まったので、今年は6月から割れて普通と言えるはず。上の棒グラフの昨年6月が突然150万台へと上がっている点。

法人PCのWindows 7への移行が終わったと言える次期は3月。これからはWindows 8.1を個人向けに売らなければならないはずが今年の夏モデルは驚くほど種類が少ない。

いずれも5月発表のニュース、NECと富士通ともに4シリーズのみ。6月へ入り更に増えるだろうと待てどもおかわり無し。ソニーが一抜けたのも寂しいところ。

売れない物を作れども在庫になると通販で訳ありとか言い訳して叩き売らねばならず、受注が減るなら生産も減らさねばならない。または、秋には8.1が更にアップデートするとか、9が前倒しになるのではという噂も有り、夏モデルの少なさは何かに備えているのやも知れず。 

BTOパソコンなら個人向けでもまだWindows 7が有るのでお勧め、で終わりたいけれど、噂を信じるなら9がまともなWindowsになる可能性が高まっており、しかも現在はWindows 8.1 with Bingという、マイクロソフトの無料Windowsが出ております。 

BTOメーカーもWindows 8.1 with Bing仕様PCを発売
https://btopc.jp/select/windows-81-with-bing.html

低価格PC向けなので高価格なNECなどには難しく、ただでさえ7モデル有りで調子に載っている量産系BTOパソコンの独壇場へ。

大手メーカーは、普通に出しても8.1だから売れず、中途半端に値下げしてもタダのWindows 8.1仕様のBTOパソコンには勝てず既に冬の時代。

BTOパソコンも今年の10月末で7が実質終了するので厳しくなる予定。低価格帯のパソコンの価格がこうなってしまう。(8.1 with Bingを基準とした場合)

  • 8.1 with Bing仕様・・・0
  • 有料版8.1仕様・・・プラス7~8千円くらい
  • 7へのダウングレード・・・プラス1.7~2万円くらい

ダウングレードがやたら高い理由は、8.1無印では無く8.1 Proになるので数千円高額になり、更にダウングレード用メディアやライセンス料などで盛られると上記くらいになってしまうのではなかろうかという、私の予想や妄想込の価格。

リアル秋になれば8系がどうなるかと同時に9(Threshold)を本当に春まで引っ張るかも判る為、待てるなら一旦秋まで待つ手も有りでしょうな。プレビュー(テスト)版無しで9を出すとも思えず、来年春の発表で秋に出ると見るが妥当。

7終了、9は来年春以降ならばこの秋はBTOメーカーでは受注増加は必至。XP終了前の3月のように納期1ヶ月も夢では無い為、今必要なら早めに7仕様での発注をおすすめ。

というわけで、いずれにせよBTOパソコンならまだWindows 7仕様で普通に販売しているのでおすすめなわけですな。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>JEITAが2014年6月の国内PC出荷台数を公開
超おもしろくて毎月楽しみな月次定例記事きたー(棒

>大手メーカーは、普通に出しても8.1だから売れず、
>中途半端に値下げしてもタダのWindows 8.1仕様のBTOパソコンには勝てず
元からタダで9にUpdateできるのを
大手「新WindowsにUpdateできるのは8.1搭載機(だけとは言っていない)」
とか言って情弱商法するからわりと問題ない

>9がまともなWindowsになる可能性が高まっており
Microsoft「次でマトモにすると約束したな。あれは嘘だ」

>プレビュー(テスト)版無しで9を出すとも思えず
Microsoft「言い忘れていたが、7が9のプレビュー版な」

>BTOパソコンならまだWindows 7仕様で普通に販売しているのでおすすめ
実際、噂通り9が7もUpdate対象になるなら待つ必要無いわなw

>これからはスマホとタブレットの時代(棒読)
タブレットの個人向け需要も減少していますが…。

法人向けWindowsタブレットは大幅増、個人向けは不振~2014年第1四半期 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140710_657291.html

>噂を信じるなら9がまともなWindowsになる可能性が高まっており
まともじゃなかったらどうするんですか?w
7があるうちに買っておいた方がいいんじゃないですか?w

>8発売月からのPC出荷台数前年比(種類別)
他は軒並みマイナスの中、オールインワンだけ5%くらい伸びているのが驚き。オールインワンが売れるような要素、5~6月にありましたっけ。

>9(Threshold)
これがまだWindows8の系譜を色濃く受け継いでいるなら、安めのWin8.1withBingでも購入して、早めにWindows8系の操作感に慣れておいた方が無難かもしれませんね。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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