国内PC出荷台数、2017暦年前年比95.5%(by.JEITA)

2018年1月31日

JEITAが2017年12月の数値を公開。

JEITA統計は通常和暦で1年のところ、今回は2017年終了にともない西暦での2017年度として1年間での前年比も出されております。タイトルの通り出荷台数は95.5%らしいので悪くはない誤差レベルと思う。

いつも通りJEITAのコメントから。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

ソースはこちらの2017年。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/

当月のコメントより、途中を省略し3行で。

  • 12月の出荷台数は75万6千台(前年比96.2%
  • 第3四半期(10~12月)の出荷台数は165万6千台(前年比98.0%
  • 2017暦年(1~12月)の出荷台数は677万7千台(前年比95.5%

前半の特に7月辺りが足を引いたか1年通すと95.5%。昨年はNECや富士通など国内大手の夏モデルが少なめとか、東芝出した?と気付かないくらいな印象。

この数値を見て多くのメディアは前年割れと騒ぐけれど、私に言わせると平常運転に近い状態と感じており、XP終了祭りの余波は終わりに向かっていると見ております。

台数の前年比推移。

前年比推移の全体

赤い文字で10リリース~を追加。

こうして見ると数値の上下と思うより推移の模様として見た方が分かり易い気がする、10リリースまではXP祭りの反動が2年ほど続き10が出ても1年タダだったのでパソコン買い替えない。

そして2017年度は2月や7月など大きく下げる月があるにはあったが、他はだいたい100%前後を維持しているので私は上で平常運転と書いた次第。

パソコンの種類別。

カテゴリ別

全体とは期間が違うので模様はズレております。

2年前の4月頃から大きな波は時々あるとしても、2016年の春からは2015年並、という事は2017年も2015年や2016年並とも言えるかと。

 

出荷台数は前年に沿い金額は上回る2017年度

真面目に見る方は前年比ではなく実際の数値。2017年度は全て赤色。

出荷台数と金額

出荷台数はやはり2016年度とほぼ同じ、その1年前の2015年ともそう変わらない状態で推移しております。

単価も落ち着き気味か。

平均単価

過去比と称した2011&2012年度平均との比較。

過去比

台数3~4割、金額2~3割の低下。

 

日本国内は第三次パソコン市場へ突入したか

第三次と言えども意味が解らないかと。私が今作った言葉なので当然で、以下の3段階、カッコ内はPC1台あたりの単価。

  • 第一次黎明期・・・大手メーカー台頭(40~100万円 ※Macintosh除く)
  • 第二次乱立期・・・海外や国内パーツショップ通販普及(3~30万円)
  • 第三次淘汰期・・・国内大手の完全に近い撤退相次ぐ(5~15万円)

前年比割れたとか、2011年頃を頂点にパソコン出荷台数減った、2008年頃の出荷台数まで需要が減った、などと騒ぐ某ガートナーは余裕でスルー。

第二次としたPCメーカー乱立開始がSOTECの日本上陸とするならば1999年からとなり、2011年までの12年間は右肩上がり。

以下、総務省調べによる平成11年(1999年)より2016年度の普及率各種。

端末の世帯保有率推移

緑でポインタ三角のパソコンは、1999年に保有38%が2009年87%まで上昇。それから一旦落ちるものの、2013年度は再び8割台へ。

何が起こっているかは、2000年頃からSOTECが10万円切るという意味不明な激安設定でパソコンを売り始め、それまで30万円以上とか出せなかった人もマルチメディアを体験し始めインターネットが普及。

 

そして2009年の翌年にスマホが登場し一気に保有者が増え7年後のスマホ所有は2016年7割に、そしてパソコンも7割くらいを維持。

所有率はスマホが出てゼロから7割になる間、パソコンは8割が7割に減った程度。ところが出荷台数は2011&2012年平均と比べると2017年は3割以上減、2011年頃の2/3まで減少。

そこだけ見ると、スマホがあればパソコン要らない人は多めに見て1割くらい。なぜかはスマホではなくタブレットで代替えできた人も居るだろうから。その割に3割以上出荷台数が落ちているならば、2割以上の差は何なのか?という話に。

  1. 昔ほどパソコン頻繁に故障しない
  2. 昔ほどパソコン性能不足を感じない
  3. 昔ほどパソコン容量不足を感じない
  4. 昔ほどパソコン高すぎないが安くもなくなった
  5. 昔ほどパソコン使う時間長くはなくなった

総務省の「保有している」率はイコール「使用している」とは限らない。

おそらく5番が2割以上差の原因と思われ、そして5が1~4全てに繋がっており出荷台数減少=パソコン売れなくなった=大手が次々と事実上の撤退となって行ったのでしょう。

JEITAが暦年678万台と言っているので、MM総研のように本物の国内PC出荷台数を暦年で集計する調査ならば1千万台前後になるはず。※JEITAの調査はDELLやHPなど無い8社分のみ

2011~2012年頃1300~1600万台売れていた物が1千万台前後まで落ちたならば、供給する側も2/3くらいに減るのがちょうどよろしい。

NEC、富士通、VAIO、東芝、悪あがきせず完全に撤退すればDELL、HP、その他国内BTOメーカーが今後の標準PCになれたものを往生際が悪い。

パソコンは中身同じ。広告宣伝費や高い人件費のような無駄金をPC本体価格に盛られにくい形がBTOメーカー。やめるならシャープや日立や三菱のようにきれいに撤退して欲しい。

今月のオススメBTOパソコン

コメント(3)

NECのPC-9801シリーズが主流だった日本市場に風穴を開けたということでは
COMPAQの日本上陸が衝撃的でしたね。
コンパックショックと言われたぐらいですし。

コンパックショック
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95%EF%BC%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%89

>出荷台数は95.5%らしいので悪くはない誤差レベル
目新しいハードもギミックも登場していないのに、95%オーバーは御の字でしょう。こういうことやってる場合じゃねえだろ、と思う限りですが。

ドリームニュース - 国内初タブレット&DVDプレーヤー
http://www.dreamnews.jp/press/0000160403/

>12月の出荷台数は75万6千台(前年比96.2%)
クリスマスプレゼントにパソコンを買ってもらう家庭は、どれくらいのパーセンテージなのでしょうかね。少し興味があります。

>昔ほどパソコン性能不足を感じない
極端な話、1,280×720程度の解像度でゲームも動画も十分であれば、Core 2 Duo E8400&GeForce 9600GTくらいでも何とかなるくらいですからね。

ちなみに9600GTの性能は、現行だとGeForce GT710~GT730やRadeon R7 240くらいのローエンド。

>昔ほどパソコン頻繁に故障しない
>昔ほどパソコン性能不足を感じない
>昔ほどパソコン容量不足を感じない
私が使っている今のデスクトップもそろそろ5年が経ちますが、不満を感じていませんw

>やめるならシャープや日立や三菱のようにきれいに撤退して欲しい。
かと思いきや、シャープが東芝のパソコン部門の買収を検討するという話がありますよw

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コスパ: ★★★★ 安定: ★★★

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令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

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コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

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昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶが、それにしても選びにくい。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。