国内PC出荷台数、7月は再び霧の中な模様(by.JEITA)

2017年9月 7日

霧の中というより水没。

ここ数ヶ月の出荷台数は前年比100%を上回る傾向が見られたものの、再び水面下へと落ちて来ております。VAIOが捨てられNECはレノボ、富士通もレノボ、東芝は白目な辺りが影響しているのだろうか。

いつも通り前年比から。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

ソースはこちらの2017年。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/

JEITAコメントより。

7月は、個人向け・企業向けにおいて低い水準となり、台数・金額ともに前年を下回った。

7月といえば夏のボーナス時期。夏モデルが出て行くはずなので普段より多く出ても良いところ、なぜか前年を大きく割れております。

原因はグラフ化すると判り易い。

出荷台数推移

今回は77.6%となっており過去15ヶ月くらいの中で最大の落ち込み。

という見方をするから悲観的になってしまえる。昨年の7月はやたらと高い前年比となっており、130.7%なので更に前年と比較し1.3倍の出荷数となっておりましょう。要するに前の年が高すぎて今年が低くなっただけ。

薄めると、昨年7月は3割上がり今年は2割少々落ちたわけで大して減ったとも言えない。ところがその前の7月は67.8%であり、PC出荷台数が以前の景気に戻ったとも言えない。

カテゴリ別。

種類別前年比推移

大きめに落ちている物は赤のA4ノートと水色のデスクトップ単体。

昨年7月に大きめに上がっている物も同じであり、まあ最近はこのくらいが普通なのだろうとして、前年割れしても不思議ではございません。

前年比では惑わされてしまう。

 

台数は昨年&2年前と同じくらいの水準

実際の数と金額。

出荷台数と金額

今期は昨年と一昨年の数値の悪いところ取りした感じで推移しており、7月がこれなら台数と金額は8月へずれ込むと見るが自然かと。

但しJEITA統計なのでDELLとかHP、マウスやドスパラが入っておらず、NECと富士通次第のようなものであり、両社がどのくらい本気でやっているかは最近の新製品を見ていると微妙。

XP祭りを薄めた平均化。

平均化

数値が低い事には変わりない、しかし過去2年と同じくらい。

単価。

平均単価

売れないと騒いでいる割に相変わらずクソ高いパソコンばかりのようで。

タッチ操作をやめて変形とか画面外れたりしなければもう少し財布に優しい普通のパソコンになれて少しは台数増やせるのでは。

過去比と称した、まだパソコン売れていた頃との比較。上は昨年。

過去比

復調、とはいえませんな。

 

死せる大手、生けるBTOを走らす?

とは三国志演義で使われた言葉で、とて強な敵の軍師が寿命で死んだのでここぞとばかり攻めこんでみたという話。但し反撃されて引き返したというオチに。

冒頭で書いた通りVAIOは縮小しNECと富士通はPC事業を実質レノボへ身売り、東芝はやる気無くしているので国内大手PCメーカーは通夜状態。

こうなる感じ->実質レノボ>(一応東芝)>DELL>=日本HP>その他。

実質レノボが国内の約半数のシェアを締め、東芝も富士通と同じタイミングでPC事業やめたそうだったので落ちるとするなら、国内PCシェアは中国と米国の企業で7割くらいを占められてしまう感じ。

自作したりBTOで賢く買う人には関係無い点は、NECだから、富士通だからで買っている人たちは中身レノボ化をどう思うのか。

元から富士通とパナソニック以外は台湾や中国から(ベアボーンを)仕入れて中身のパーツ少し入れて売っていたのでそれを知っている人には関係ない。しかし国内メーカーだからで買っていた人はそういう実態の事まで知らないはず。

これを機にマウスやパソコン工房(MCJグループ)のようにここぞとばかりに斬り込んで来るメーカーが増えるか、ドスパラのようにPC以外の別の方向を手探りするか。

Windows 7終了予定直前の2019年、再来年が勝負だと思うけれど、消費者な私らには割とどうでもいい話ですな。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>7月といえば夏のボーナス時期
そういえば私、夏のボーナスを貰った経験がありません。支給されるはずが無かった、そもそもボーナスは存在しなかった、ボーナスは年度末の決算が終わった後の年1回だけ、など。

>昨年7月は3割上がり今年は2割少々落ちたわけで大して減ったとも言えない
実数で言えば 2015年の7月は454千台、2017年の7月は459千台ですから、2年前と同じくらい。過去最高を叩き出した2011年の912千台を100%とすると、459千台は約50%ですから、下落傾向であることは変わりませんけれど。

>単価
CeleronとかPentiumとかの名を冠したAtomが蔓延っている中、単価が上がるとは如何に。BTOメーカだと5~7万円くらいのPCが主力なだけに、平均単価9万円超えは相変わらず壮観。

>タッチ操作をやめて変形とか画面外れたりしなければ
それやるとメーカロゴくらいしか違いが無くなりますから、価格競争だけに注力することになり、体力の無い会社から続々と撤退が始まるのでは。まだ始まっていないとは言い切れませんけれど。

普通の人は普通のPCを買うものですから、奇天烈なPCやデバイスを出しても、需要は限られる訳で。しかしメーカは真新しいモノを出したがるため、ネタがあればすがりつきユーザは苦しむ次第。


>死せる孔明生ける仲達を走らす
私は見たことありませんけれど、それをもじったフレーズが、大河ドラマ「おんな城主直虎」にあったそうで。小野政次のセリフ「死せる直親、生ける二人を結ばせる」がそれ。

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』 - PICK UP「井伊谷に“直親”再び!?」
http://www.nhk.or.jp/naotora/special/pickup17/

>NECだから、富士通だからで買っている人たちは中身レノボ化をどう思うのか
私のまわりだと、海外メーカはダメ、と毛嫌いしている方が多いです。特にDELL。お前が使っているiPhoneも海外製だぞ、と言ってやりたい限り。

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BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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プロフィール

ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。