国内PC出荷台数、前年並でやはり低調続く(by.JEITA)

2016年12月28日

JEITAが2016年11月のデータを公開。

過去5ヶ月の内で9月を除く4ヶ月は前年比わずかなプラス。しかし、その前年が過去2年に渡りマイナスだったのだから良くなったとは言えない、という話を今回もする事になるのでしょうな。

年末の為か今回はJEITAの仕事が早かった。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

ソースはこちらの2016年。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/

JEITAコメントを引用。

11月は、金額は前年を若干下回ったものの、台数では2ヶ月連続で前年を上回った。

台数100.1%で金額は97.6%、昨年並と見て良さそう。

台数全体の前年比。

前年比

「はいはい浮上浮上」としか。

大手メディアの間抜けライターが「前年比復活!」とか書いていそう、と思い検索したけれど誰も書いていなかった。さすがに飽きたか。

カテゴリ別。 

カテゴリ別

デスクトップ単体と普通のノートがプラス、モバイルノートとオールインワンはマイナスで、バランスが取られて前年並なのでしょう。

これ以上コメントを思いつかない。

 

やはり以前ほどの勢いは無い台数と金額

本年度はオレンジ、前年は緑。

出荷台数推移

過去2年以外は11月に低下しているところ、ここ2年は10月並。単に出荷時期がズレただけなのか、月間40万台が底なのか。

祭り期間を平均化。

平均化

全然回復とかしておりません。昨年と同様に低迷続行中。

低迷というか、もはやこのくらいの数値がPC市場の平常運転となりつつあるのかと思うレベル。

先月作った過去比なるグラフ。今回は金額も作ってみた。

過去比

XP終了祭りを避け、2011年と2012年を足して2で割り本年度と比較した図。

左の4月から右の11月までの平均の低下率は、台数がマイナス39%なので約4割、金額はマイナスの29%なので3割くらい過去より減っているご様子。

XP終了特需の反動、パソコンの性能向上、故障率がおそらく低下、Windowsがアレ、など色々な負の要素に絡まれているのでしょうな。

 

ノート7割以上なのでデスクトップはオワコン?(おまけ)

JEITAの数値を真に受けているのか、今時デスクトップPCなぞ誰も使っていないという極端なお便りをメールにて、私のデスクトップPCが受信。

11月のJEITAコメントを引用。

ノート型比率は72.5%であった。

JEITAがそう言うならそうなんだろうJEITAの中ではな、というやつであり、このメンバーで比率を語られても困ると過去に何度か申し上げております。

アップルジャパン(株)、NECパーソナルコンピュータ(株)、セイコーエプソン(株)、 東芝クライアントソリューション(株)、パナソニック(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、 (株)ユニットコム、レノボ・ジャパン(株) 計9社

ノート主力のメーカーばかりで、エプソンとユニットコム(パソコン工房)が両方やっており、おそらくこの2社だけデスクトップ主力と思われる状況。

DELLとHPはもちろん、ドスパラやマウスなども入っていないこの統計で国内PC出荷比率と言われても鵜呑み出来ないわけで。

例として、やや古いけれど東芝に並ぶほどの出荷シェアなDELLの場合。

デルの売上の8割を大・中小規模の法人のお客様、2割をSOHOおよびコンシューマーのお客様への販売が占めています。※なお、デル株式会社は財務諸表を一切公表しておりません。ご了承ください。

source:日本でのビジネス概況 | Dell 日本

JEITA統計に掲載のデスクトップ単体は主にNECや富士通による法人向けであり、ならばデルが売っているパソコンはデスクトップ主力と言えましょう。

売上が判るメーカーはMCJ(マウス)が上場企業なので公開中。2016年3月期の決算の数値を引用。

売上高 103,288百万円

source:(株)MCJ【6670】:連結決算推移 - Yahoo!ファイナンス

1千億円規模。

少なめに見る為に半分はパソコン工房や関連事業の売上として500億円、12で割ると42億円/月くらい。JEITAの今年度4~11月の月間平均売上は467億円程度なので、マウスだけでも1割くらい抜けておりましょう。

そのマウスでさえMM総研の国内PC出荷シェアでは「その他」に分類されるほど小さいのだろうから、DELL、HPが抜け、確か年間売上300億円規模のドスパラも無い状態でノート7割超えとは言い切れない。

いつだったか何年か前に皮算用した時、ノートとデスクトップは半々くらいだろうという試算をした記憶もございます。スマホやタレットとかまだ無かったほど昔。

現在の家電量販店でノートを買うような人と通販でデスクトップを買うような人、どちらがスマホやタブレットで充分としてパソコン使わなくなった率が高いかは想像容易では。

JEITAの数値が落ちている原因はNEC、富士通、東芝が規模を縮小したから、ソニーが途中で抜けたから。家電店での個人向けノートも販売数が減り、XP終了祭りが終わり法人向けデスクトップも鈍っているから。この状況でノート72%と言われても「へえー」程度にしか思わないのは自然でしょう。

細かい事まで言えば、10年以上前から「自作PCは10年以上前に終わった」と言い続けられている割に、当サイトはBTOパソコン.jpな割に、自作PCユーザが多いのは何故なのか?という疑問を解き明かして欲しい。

ノートは完成品を買う。デスクトップはバラで買うし修理も簡単。出荷台数だけ見て「デスクトップとかオワコン」と宣うのは違うでしょう。

だいたい出荷台数は使われている数とは別モノ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>デルが売っているパソコンはデスクトップ主力と言えましょう
確かに、DELLに関しては企業や役所を問わず、オフィスで使用しているDELLのPCは軒並みデスクトップでしたね。ノートはAppleを除けばソニー(VAIO)、富士通、東芝あたりを良く見かけたような。HPのノートPCも滅多に見かけませんでした。

>自作PCユーザが多いのは何故なのか?
1からパーツを選定して自作PCを作る気は無いけれど、部分的にパーツを交換することで、いま使っているPCを延命させるユーザはほとんど減らないから、も一因としてあるかと。
BTOパソコンを買った後、パーツを交換して半自作ユーザ、マザーボードやケースまで交換して自作ユーザ、という流れがある程度はあるのやも。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。