国内PC出荷台数が再びマイナスへと転ずる(by.JEITA)

2016年11月 2日

JEITAが2016年9月のデータを公開。

前月までの2ヶ月間は、出荷台数が珍しく連続で前年比プラスになったものの今月は再びマイナス。しかも9月単月では過去6年間での最低を更新しており、復調とか言っている場合では無さそう。

いつも通り前年比から。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

ソースはこちらの2016年。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/

9月のJEITAコメントを引用。

第1四半期は8四半期連続で前年同期を下回ったが、第2四半期では企業向けが堅調に推移したため前年同期を上回り、上半期としてはほぼ前年並みとなった。

和式第2四半期7~9月は104.5%とほんのり前年に勝っております。もう少し長い目で見ると、上下半期では相変わらず割れており、2014年から最新の2016年上半期まで5つ全て前年を下回り中。

というわけで、単月での推移がこちら。

前年比推移(全体)

前回の記事より引用。

2ヶ月連続となれば偶然やブレとは思えず、昨年の9月は92.4%なので、これを100%超え出来るなら本物か。

source:国内PC出荷台数が2ヶ月連続で前年比プラス(by.JEITA) - BTOパソコン.jp

どうやら偽物だった模様。最新9月を数値で書くと88.1%。

昨年は前年割れしているとはいえ9月がやや強め。しかし92.4%の88.1%とは下降には違い無し。

カテゴリ別で見るとオールインワン(一体型)とA4ノートがマイナス。

カテゴリ別

一体型は台数が少ないので影響も少ないとするならばA4ノートの影響がデカく出ていると言えるはず。何が原因かは、富士通などの大手が秋冬モデルを一部遅らせて出した為と予想。

昨年の10月は前年比65.1%という絶望的な率になっている為、今年の10月は確実に100%を超える事でしょう。割れる理由が思い当たらない。

 

9月単月では過去6年間での最低を更新

数値で見ても分かり易いので、グラフ化で使用している一覧を画像にて。

出荷台数一覧

オレンジはXP終了祭り期間、青は濃くなるほど単月での低い値を表しております。7~8月はワースト2へと浮き上がったものの9月で再び過去最低へ。

グラフでも勢いの無さが判る。 

出荷台数全体

8月から9月へ伸びる角度が過去6年で出荷&金額共に最低レベル。

祭りと祭りの翌年を平均化しても結果が変わるわけは無し。

平均化

出荷が低い割に金額の落ち込みはそうでも無いと言えそうなものの、それは単価が上がってしまっており売れないという意味があるやも知れず。

出荷台数は売れた台数では無く、出荷金額は店頭などでの値引き前の数値なので、実際の店頭などではいつもより少な目な在庫を抱えつつ、いつもより多めに値引き販売している可能性。

モデルチェンジ月、新製品が出る月としても台数は年々減少傾向。濃い棒。

モデルチェンジ月

左から1年くらいはXP終了祭りの影響が出ているので台数多めと言いたいのだけれども、上で貼り付けた数値での一覧を見ると判る。

出荷台数一覧

2013年以前は月平均90万台くらい出ていたわけで、今はそれが半分とまでは行かないまでも6~7割ペースへと落ちております。

その月平均値書いておきましょうか。全ておおよそ。

  • 2011・・・94万台
  • 2012・・・93万台
  • 2013・・・100万台
  • 2014・・・77万台
  • 2015・・・59万台
  • 2016・・・56万台 ※9月までの6ヶ月分

今は過去の2/3くらい。

 

7駆け込み需要もVistaサポート終了祭りもほぼ無い

7仕様PCを買いたい人は既に購入済みなのか、または一般的に7仕様が先月販売終了したとは知らないのか、目立った駆け込み需要のようなものは見られず。

次に来るものは来年4月のWindows Vistaサポート完全終了予定だけれども、VistaのシェアはXP並に落ちているので祭らなさそう。Vistaは4番。

Windows利用率

Windowsは10で終わりらしく延長サポート終了予定は2025年10月なので9年は何ごとも無いのでしょう。

10があまりにもひどくなるようなら、Windowsやめよう祭りで他の端末やOSが売れ始めるとか有り得そう。

国内の大手メーカーがパソコンで食って行ける時代は終わったと思われ、NECに続き富士通がレノボへ吸収は賢い。次は東芝のターンだろうか。

リンク用ソース

コメント(2)

>次に来るものは来年4月のWindows Vistaサポート完全終了予定だけれども、VistaのシェアはXP並に落ちているので祭らなさそう。

つい先日、7年間使ったVistaノートが故障したので買い替えたばかりです。
残り2%に入っていたのかと思うとなんだか感慨深いような気もするw

大学生のとき、バイト代を貯めて買った思い出のノートパソコンでした。
当時はまったくPCの知識がなかったため、某家電量販店で店員に勧められるまま購入したのですが、
改めて見てみると、Core2DuoP8600にメモリが4GB、HDDが500GBと今でもなんとか戦える性能ではありますね。店員のお兄さんグッジョブ!

>カテゴリ別で見るとオールインワン(一体型)とA4ノートがマイナス
単体型のデスクトップは今年度、4月からずっと100%超えですね。128→113→101→123→121→100の流れ。出荷金額も同様に100%超え。デスク強し。

>8月から9月へ伸びる角度が過去6年で出荷&金額共に最低レベル。
2007年:プラス30万台
2008年:プラス12万台
2009年:プラス21万台
2010年:プラス23万台
2011年:プラス23万台
2012年:プラス29万台
2013年:プラス27万台
2014年:プラス27万台
2015年:プラス32万台
2016年:プラス20万台
確かにここ最近で見ると、伸び率は悪い方ですね。最悪と切って捨てる程ではありませんけれど。


普通は良く言えばスタンダードで無難、悪く言えば面白みの無いモデルを大手メーカが売りまくり、小さなメーカは個性で勝負するところ、ここ数年はBTOメーカが無難なモデルと少し奇抜なモデルを揃える一方、大手が最軽量やら薄っぺらやらモニタが外れるやらデザイン重視やらモバイルで4Kやらと滑稽なモデルをたくさん並べ、自爆している印象が強いですね。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

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初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

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部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

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デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

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部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

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2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

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自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。