国内PC出荷台数の低迷が終わる気配無し(by.JEITA)

2016年3月 2日

JEITAが2016年1月のデータを公開。

今回も前年割れは続いており20ヶ月のロングラン。19ヶ月連続と書いた記憶が無いので振り返ると、12月はどうやら忘れていたようで先月分の記事無し。というわけで2ヶ月分見て参りましょう。

いつも通り前年比から。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

ソースはこちら。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2015/

JEITA1月分のコメントは面白く無いので12月分。

2015暦年計(1~12月)の出荷台数は735万5千台(前年比67.8%)となった。

MM総研「2015年度の国内PC出荷台数は1016万台となった」

pc-shipment-2015-mmri

source:2015年国内パソコン出荷概要 - 株式会社 MM総研

なので、MM総研が全ての出荷数を取れているとは限らないけれど、MM総研基準で見るとJEITA統計は3/4弱の数しか見えていないという事に。抜けているDELLと日本HPが約2割、ASUS3%、その他8%の内数%なので妥当な比率。

全体の前年比。真面目に見ない方が良いと思う。

2016年1月国内PC出荷台数前年比

2016年1月は99.9%、ギリで前年割れ。

カテゴリ別の前年比。こちらも何と無くでどうぞ。

カテゴリ別

全体的に上がって下がって上がりつつ有るのか。これ以上書く事が無い。

 

1月の出荷台数と金額で今後復調と見るべきか?

さて、問題は実際の数。上は台数、下は金額。

出荷台数と金額

前年比で台数99.9%、金額110.5%というだけは有り、青の線とほぼ同じ位置に着けております。これで見ると1月に続き2月も上がるのかと思えそうだけれども、そうは行きそうも無い件を後ほど。

2013年のXP終了祭りと2014年の反動を2で割り平均したグラフ。

平均化

金額は110.5%とは言うものの、前年と一昨年を混ぜると総額では落ちて行っておりましょう。

出荷台数の前年比と実際の数を混ぜたグラフ。

台数と前年比を二軸で

青は当記事の2枚目、MM総研の次に貼った全体の前年比と同じ。オレンジは2013年4月以降の台数を並べた棒グラフ。

前年比の折れ線は上がって下がって上がり気味だけれども、棒グラフの方は上り調子とは言えない。

前年比の折れ線を抜き、線を3つ描いてみた。

台数のみと傾向

中央付近の濃い(新モデル出荷月)4本を基準とし、6~3月までの勢いおおよその線を描き、それをコピーして左右に当てはめてみた。

線を描かなくとも右へ下がっているのは分かるけれど、こうして見ると飛行機が着陸しそうな感じで推移。

今年の季節モデルは富士通と東芝がどう出るかに影響され、もし縮小するならば店頭でのパソコンの売上は厳しくなると思う。NECは変わらないとしても、選択肢が少なくなってしまうならば通販にする人が増えるかもという憶測または妄想。

 

10無償アップが終了しても低迷は終わらない(まとめ)

個人ブログは叩かない方針なのでソースは書かず意味を変えず編集すると、パソコンが売れない時期はWindows 10への無償アップグレードが終わる2016年7月まで、という意見が有ったけれどそれは違う。

パソコンが売れない理由を考えると分かる、10がクソだからという意味の見方を換えると、10仕様が良いパソコンと言えるような魅力が無い。

普通の人がパソコンを買い換えようと判断する動機やタイミングは主に以下のはず。買い足しは除く。

  1. 性能や容量不足を感じる
  2. パソコン本体そのものが故障した
  3. Windowsが古くなったので買い換えたい

1と2は10アップグレードとは無関係なので3のみ。

Windowsシェア

source:Windows 10普及率は月間2%増加ペース(2016年1月) - BTOパソコン.jp

9割くらいのパソコンが7以降で有り、サポートの切れたXP以前を利用しているPCは何らかの理由が有るのだろうから買い替えとの関連性無し。

となるとWindowsが古いからという理由で買い換える割合は当サイトの集計結果を基にするとWindows PC内の5%くらいとなり大した影響力は無し。また、Vistaでも良いので使い続けているわけで10へ乗り換えたいと感じる人がその5%の中でどのくらい居るかも疑問。

では7/8.1ユーザはどうかと言えば、マイクロソフトが2016年2月から10アップグレードを推奨する更新へと変更した為、10にしたい人は7月までにしてしまうでしょう。要するに7月末の時点で10したい人の10化はほぼ完了。

10アップの有料化を待つ人はまず居ないとすると、8月の時点でWindowsが古くなったという理由はほぼ消滅。ならば後は性能/容量不足か故障するなどの理由が出来るまで買い換えない、イコール10無償アップは関係無し。

出荷が増えるとするなら、7仕様PCを取り扱うBTOのような一部メーカーが駆け込み需要を狙い、10月終了前の7~8月頃から7PC終了祭りをやる程度。しかしJEITA統計ではパソコン工房くらいしか無いので影響力が小さすぎて見えないと思う。

2月に東芝、4月は富士通がPC事業を実質縮小。この様子では2016年度もPC出荷は低迷し続けるでしょう。マジならマイクロソフト最悪だな感半端無し。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>10仕様が良いパソコンと言えるような魅力が無い
思いつくのは「DirectX 12に対応」と「標準でセキュリティソフトを搭載」くらいですからね。新PCはWindows10を選ぶとしても、いま使っているWindows 7~8.1を捨ててまで買うほどの魅力は無し。

とはいえそれはXP時のVista、Vista時の7でも同じでしたが。

>10月終了前の7~8月頃から7PC終了祭りをやる
それでも値段が高いと売れなそうですね。ボーダーは「Core i3以上で5万円以下」でしょうか。駆け込み需要に飛び付くユーザが、高級機を欲しがるとは思えず。


私的には「PCに使わなくなった金は何に使っているのか」を、どこぞのサイトで大規模なアンケートをとって欲しい所。PCを買わない代わりに車や家を購入する貯金に回した、とでも言うなら悪い事ではありませんし。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。