国内PC出荷台数と金額が過去最低値を更新(by.JEITA)

2015年11月30日

JEITAが2015年10月のデータを公開。

9月から大手PCメーカーの秋冬モデルが出荷開始となった割に10月はタイトルの通り、JEITAが統計を開始した2007年以降の過去最低の台数と金額となっており、盛大に期待を裏切られた感。

いつも通り前年比から参りましょう。

国内パソコン出荷台数の前年比推移

ソースはこちら。

JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2015/

JEITAの10月分コメント。

個人・法人向けにおいて低い水準となり、台数・金額ともに17ヶ月連続で前年同月を下回った。

この調子では来月は18ヶ月連続になる予感。

前年比

昨年10月が多かったのかと言えば見ての通りそんなわけは無く、前年比の数値でいうと66.6%くらい。その66.6%の更に65.2%まで割れている為、一昨年のXP終了祭り前の10月と比較すると43%くらいまで落ちております。

カテゴリ別。

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復活の兆し有りかと思いきや再び落下。

モバイルノートだけが大きく落ちていない原因は2in1を出しているのか。あれは求められていないという結果は以前のアンケートで判明しております。

最近の若者はパソコン離れしているか?

source:スマホやPCなど必要と思う端末の調査結果(年代別編) - BTOパソコン.jp

しかも買うとするなら価格コムのランキングを見ると判る、ASUSのような台湾直送便による低価格帯が売れているわけで、東芝とかのクソ高い2in1に需要が有るとは思えない。

いっその事、開き直りセパレートのデスクトップPC(単体)を出して見た方が良いのでは無かろうかとさえ感じるところ。但し、BTOパソコン並の低価格を要すると思われ無理でしょうな。

 

もうダメかもわからんね的な2015年10月 

先月分の記事の見出し。

低調ながら復調の気配を感じる2015年9月分

気のせいだった件。

出荷台数と金額

冒頭で書いた通り、JEITAが集計を開始した2007年4月以降の出荷台数として最低。金額は見ていないけれど最低かそれに近い数値となっているかと。

7~8月と同程度と思えば大した事では無さそうに感じるものの、問題はこの後で、過去の年の11月は10月より落ちる月が多く、来月は過去最低を更に記録する月となるはず。

大手メディア「スマホがタブレットが~」

と言いたいだろうけれどもパソコンが売れていないのでは無く、間違い無くマイクロソフト、Windows 10のせい。MM総研の調査によるとMacの出荷台数は落ちておりません。

総出荷数の内7.8%がAppleらしいので37万台くらい。2014年上期のAppleの数値は分からなかった為、%が出ている2014年度全体を参考にすると、総出荷1260.9万台の内5.8%がAppleなので年間約73万台。単純に2で割ると36.6万台

source:2015年上期国内PC携帯タブレット出荷数(by.MM総研) - BTOパソコン.jp

もはや平均化する意味が無い気がするけれど一応。

平均化

先月の記事より。

今回の秋冬モデルから各社全てと言える勢いでWindows 10 Home仕様となっており、9月に出荷が間に合わず10月にずれた可能性が無いとは言えない。

無かった。

秋冬はWindows 10仕様でどの程度売れるか様子見しており、好調ならば12月に増産分を出荷とかするやも知れず。

もはやこれも無いと思う。

 

Windows PC市場の縮小で自作へ回帰しそう(まとめ)

パソコン市場を時系列で流れを書くと、だいたいこのような感じ。

  • 1980年台・・・NECや富士通、シャープ、日立などのPC春秋時代
  • 1990年台・・・NEC(とエプソン)によるダークネスイリュージョン
  • 2000年台・・・ソーテック乱入、自作などAT互換機が主流
  • 2010年台・・・そして伝説へ

価格やユーザの属性にすると、

  • 1980年台・・・PC本体60万、モニタ30万とかザラ(ほぼ業務用)
  • 1990年台・・・セットで40~50万(オッサンやPCオタク向け)
  • 2000年台・・・デスクトップ10万ノート30万(マルチメディア)
  • 2010年台・・・ノートでさえ10万円以下(一家に複数台)

マイクロソフト的にはWindows市場のデカさを維持出来るものとしてWindows 10でアプリやタブレットを流行らせようとしているのだろうけれども、国内主力メーカーの撤退や縮小が相次いでおり、このまんま進行すると一般的なWindowsユーザも少なくなりそうでMS商法が成り立たなくなりそう。

大手PCメーカーが撤退し続けると次は大手BTOメーカーが苦しくなり、DELLやHPまでやる気を無くせばマウスも危なく、パソコン工房も巻き添えになる可能性。ドスパラもPC事業が主体だろうから厳しいはず。

となると、何故か残るのがフロンティアやツクモのような家電屋の子会社、そしてサイコムのように細々と売り続けるBTOとなり、そういうところで買う人はアプリとかに金払わないと思う。

自作PCは10年前に終わったと10年前から言われているけれど、まさかの復活を遂げそう。そうなった後にWindowsを7風に戻しても遅いと思うけれど、現時点で既に遅いかも知れませんな。

大手が撤退しつつもWindowsユーザが減らなければ、逆にドスパラ級BTOメーカーやASUSなどが元気になるかも知れないとも思った。

来年の春でJEITA統計PC版が終わる可能性(おまけ)

過去最低と書いた原因として、確かに出荷数や金額が落ちているのだろうけれども、JEITAにも原因が有ると思う理由はこれ。

2015年の統計参加企業。

  • アップルジャパン(株)
  • NECパーソナルコンピュータ(株)
  • セイコーエプソン(株)
  • (株)東芝
  • パナソニック(株)
  • (株)日立製作所
  • 富士通(株)
  • (株)ユニットコム
  • レノボ・ジャパン(株)  計9社

2007年は13社有り、まだソニーやソーテックが息をしていた時代。現在は上記の内の日立は無いとして実質8社分のデータしか入っていない事に。

更に来年の春までには富士通がPC事業を子会社化、東芝は売り払う可能性が有り、これら2社が抜けてしまうとほぼNECレノボ、次いでアップルのような状態になってしまう。

いずれかが抜けた時点で前年比の意味が薄れ、台数や金額も国内PCを名乗れるレベルとは言えず、無駄に数値を掲載するだけのページと化してしまうはず。

前年比にこだわらずリセットし、VAIO株式会社や新生富士通とか東芝改を入れるか、2016年3月で統計を終了した方が良いと思う。続けると阿呆なメディアが「またもや前年割れ」とか騒ぎそう。

リンク用ソース

コメント(3)

ワイはラジカセの終末期とダブッとるイメージしかないんで
ブレっブレなベンダーの断末魔も予定調和やで。

スマホなんかはまんまウォークマンやしな。

CDに該当するもんがまだ形になっとらんで右往左往しとる感じかの。
クラウド(処理)が一番近そうやけどサーバが2世代くらい進まんと現実味ないし。

こんなんどっかからピョっと出てきよるもん待ちやで、やきもきはするけどな。
(現実では一向に関西弁ならへんのにな不思議やな~

>2015年の統計参加企業
少な過ぎて泣けてくるレベル。富士通より高額とも噂されるエプソンですが、大手メーカPCなのにBTOで電源を変更できたり、ミニタワーなのにHDDを3台も載せられたり、PCI-Ex接続のM.2タイプSSDを選択できたりと価格以外は実用的なため、こちらはPC事業を停止して欲しく無いですね。

>パナソニック(株)
Jコンセプトとやらを掲げ、なかなか面白いCMでアピールしているパナソニックですけれど、PC関連だとレッツノートが高価格帯で粘っていますね。価格も高いですが、それに見合うと思われるくらい性能も高いですから、見た目の良さも相まってある程度は売れるのが分かります。イノベーションのないMacなイメージ。


実質で6社分くらいしかデータを採れないとなれば、統計としては説得力に欠けますね。確かに通年として統計を続けるなら、どこかで一度は仕切りなおしが必要。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。